主水日記。
ずっと続くのかな?と思っていた、テレ朝系「はぐれ刑事純情派」も、
この間の最終回SPで、
あまりいつもの地方ロケと、それほど変わらない感じのままで、終わった。
久しぶりに観たら、ぼんちおさむ(ザ・ぼんち)の刑事が居ないのと、
岡本麗の女性刑事が、転職?してたのには、ちょっと驚いたが。
だから、もしやもう、やらないのでは?と案じていた、
フジ系の、「剣客商売」スペシャルだったが。
秋頃の設定で、もう1本、撮ってあったようだ・・・。
今日、放送があった。
秋山小兵衛、大分、老けてるなあ・・・。
以前なら、腰の事とか、あまり言わなかっただろうに・・・。
歳は、争えない。
あまり動かさないように、撮ってるようだったな。
その分、はぐれ刑事上司課長氏の扮する、世話好きご老人役や、
鬼平殉職・伊三次氏や、元・田中様の岡っ引き氏、
などの出番が、いつもより長めに、取られていたような。
実質的主役は、中村梅雀の流れ者剣豪と、
星野真理の、若妻。
この二人が、とても、いい。
え、あの梅雀のおっさんが、
小兵衛と手合わせしたい、道場破りの剣豪役?
・・・できるの?と、最初は正直、いぶかったが。
う~ん、やるときゃやるぜ、おっさん!
なかなか、早い動きに見えるじゃないか。刀さばき。
一見、飄々とした奴が、ああやって迫ってくると、
結構ビビるぜ。うん。
「こいつ、油断大敵!」って、思わせてくれるよな。
そんな人物にも、人知れず、
ある寂しさを見せる逸話が、あったのだ・・・。
四十八歳・・・アラ・フィフティー。
もう若くはない、迫り来る老年をしみじみ、感じさせる話が入ると、
つい、じんわりとしてしまう・・・。
この剣豪、妻子を江戸に置いたまま、武者修行の旅に出っぱなし。
帰ってきたら、待ち焦がれていた妻は、とうに病死していた。
幼かった娘は、母を捨てた父を恨みつつ、成長。
奉公経由で、結婚、一児をもうけるも、
最近、旦那が、急な病に。
不幸な境遇の、若妻が、
そう、星野真理。
彼女の貧困につけこんで、非合法の借金漬けにした上、
高額な薬と引き換えに、
薬問屋への貢物にと、お約束のエロい罠を、
お膳立てする人物が、温水洋一・・・。
そちらは、ちょっと気の利いた、いいエピソードで、
割にあっさりと、決着するのだが。
そこですっきりとは、話は終わらない・・・。
そちらの涙話が、じんわりくる、いい話なのに比べて、
道場破りへの、えぐい報復を挙行する、ワル人物の出番が、
あまりにも、空きすぎてしまったのが、今回の欠点か。
そりゃ、すぐには標的の人物は、見つからないとは思うのだが・・・。
その分、秋山家道場二代目氏が、
張りのある台詞、迫力ある殺陣で、大暴れ、
女房の優しき気遣いシーンとともに、
引っ張って、もたせてくれた。
この「剣客商売」シリーズも、
一部レギュラー交代、EP曲交代、
登場人物の年月変遷とともに、
寅さんシリーズのように?続いてきているが。
シリーズとしての幕引きは、来てしまうのだろうか?
それとも・・・?
以上。
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- 2010/02/05(金) 23:32:42|
- 時代劇
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