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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

ゼルディア、ジェイの警告を聞く

ゼルディアの宇宙衛星基地、寝室。


ジェイの声「(闇夜にエコー)起きよ!ゼルディア!起きよ!」
ゼルディア「(寝ぼけたまま)ん、ん・・・?
      あっ、ジェイ姉さん!夢の中にまで、ご出張ですか?」

ジェイの声「え~い、何をのんきな事を申しておる!
      ・・・まあ、いい。
      ゼルディアよ、まずは昨年末の、
      ウルトラ&ライダー映画の報告、ご苦労だった。
      われらが母なる国、スケバル・ユートナ星系に里帰り中の、
      <みこんスケバルマン姉妹>たちからも、礼を申して居るぞよ」

ゼル「はっ、ありがとうございます!恐縮です」

ジェイ「だがの~、ゼルディア。
    お前の心を震え上がらせた、あのおそるべき番組世界は、
    まだ、滅びてはおらんぞよ~」

ゼル「・・・え?・・・ん?(ちょっと考えて)・・・
   ・・・あっ、ま、まさかっ!」
ジェイ「そうだ。年を越しても、まだ、続いておるぞよ~」
ゼル「そんな!まあ、何てことでしょう~!う、うわわわわ~っ!」


ゼルディア、目を覚ます。額に油汗・・・。

ゼル「これって、まさか、正夢では・・・?」

ただちに、メインルームで、
モニター記録のチェックを始める、ゼルディア。
後から起きてくる、スケバルマン・エース(A)こと、アスカル。
ガルス、ゼロ・エックスも、現れる。

スケA「(大あくび)ア、あ~あ~ア!
    お~い、こんな夜中に、どうしたんだ~?
    ・・・おい、どうした、ゼルディア?何か出たのか?」
ゼル「(がく然として)こ、これは・・・!ほんとに、やってる・・・!
   <レスキューファイアー>!!」
スケA「え、どれどれ・・・?あ、ほんとだ・・・」
ガルス「てっきり年末で、終わったかと思ってたっす・・・」
ゼロ「そりゃ、ア、ほら、フジの某企業ドラマも、続いてるしさあ・・・な?」

スケ「そういや、クリスマスから年末にかけては、
   世界中で、超火災起こして、地球に惑星大衝突?!までもくろんで、
   人類をおびやかしてたワル連中を、
   レスキューフォースの男性隊員2人と、共同作戦で、やっつけてたね~」
ゼル「あのときは、ほとんど特攻覚悟でしたからね。
   今度こそ全滅かと、はらはらでしたよ~」
ガルス「その前に、木更津港の、あの橋の上でも、戦ってましたね~」
ゼロ「ローカルなところ観てンな、お前・・・」

ゼル「で、年が明けたら・・・あれれ?
   悪の幹部達が、名古屋まで来て、水族館見物とかしてますよ?」
ゼロ「のんきな侵略者だな~、観光に来てるのかよ?」

ゼル「で、一人が、テレビのお天気ママさんにプロポーズして、
   見事に、断られてますね~」
ゼロ「何考えてんだよ、あいつは!恐がってるだろ、完全に!」
ガル「日頃の行ないの悪さを、忘れてるんすかね・・・まったく!」
ゼル「・・・で、余計に暴れて、
レスキューファイアー5人と、名古屋の消防隊に、追っ払われてる、と」
ゼロ「コミカル回でも、はた迷惑なやつだな~!」
スケ「あいつって・・・観てて少し・・・気の毒になってきたかも・・・な?」
一同「・・・え?!!」


ゼル「・・・あ、それから、<シンケンジャー>にも、びっくりの大異変が!」
スケ「え、そっちもか。何だ~?」
ゼル「シンケンレッドは・・・丈は・・・
   一家の当主じゃ、なかったんです!」

一同「・・・え~っ?!」
スケ「レッドは殿様じゃ、なかった、ってのかい~?」
ゼル「はい、実は影武者、だったんですよ・・・!」
ゼロ「まさか・・・影武者、だったの~?!」
ゼル「ええ、本者の当主は別にいて、お姫様のレッド、だったんですよ」
ガル「お姫様、って・・・。
   じゃ、今までブルー達にも隠して、殿様ぶってたのかよ~!」
ゼロ「さては家臣の、彦馬のじいやも、共犯だな・・・!」

ゼル「そんな、共犯だなんて・・・。事情があるんですよ。
   先代のレッド・リーダーが、戦死したころから、
   万一に備えて、家臣じいや達の間で、
   代理の<殿>を立てておく、という、ひそかな取り決めだったようです」
スケ「それで子供時代から、同レベルの修業を積ませて、表の<殿>に立てた・・・と」
ゼロ「道理で、当主なら知っているはずの、封印の大技を、知らないはずだよ・・・」
ゼル「そう。それがお正月に、
   突然、お姫様と家臣が、お屋敷に現れて、すべてが発覚して。
   お姫様が自分の意思で、ブルー達を<家臣>チームににして、
   スカートのレッドに変身して、参戦したんです!」
スケ「へえ~!珍しいねえ~、女性のレッドって!」
ゼロ「レッドの交代劇自体、<太陽戦隊サンバルカン>以来じゃないかい?」

ゼル「そして先祖の掟に従い、リーダーの座を奪われた、
   丈・レッドはお役御免、ひとりぼっちで、
   本部屋敷を、出て行きました・・・。可哀そうに」
スケ「あらら!お気の毒、だな~」

ガル「ブルーやイエロー達は、納得してないだろうな~」
ゼロ「そりゃ、ずっと大嘘、つかれてたわけだし、ショックだよな・・・」
ガル「今まであれこれ努力して、チームで一緒に戦ってきて、
   やっと仲間に、なってきてた、所だったっすからねえ・・・」
ゼル「ブルー・ピンク・イエロー・グリーンのみんなは、
   <外道衆>退治の使命があるので、
   いやいやですが、何とか自分達で納得させて、
   とりあえずは、姫レッドと組んで、戦ってました。
   新レッド姫は、同等以上にできるみたいで、
   今のところは、大事ないみたいなんですが・・・」

スケ「で、すし屋さんは~?」
ゼル「あの人だけ、侍ではなくてフリーなので、逃げました。
   ついてけない、俺は丈ちゃんと行く!って・・・」
ガル「・・・(涙)い、いい奴だな・・・!!すし屋の兄ちゃん」
スケ「恩を忘れない、幼なじみクン!だねえ~」
ゼロ「一時没落して逃げてた、源頼朝みたい、だな~。レッド・・・」

ゼル「で、今、一人になってる丈レッドさんは、
 永遠のライバル、
 半分人間・半分外道衆の、クールな剣の達人、十蔵クンと、
 決着をつけるべく、馬上で一騎討ち!やってます」
スケ「出たっ!武蔵と小次郎の、対決だね~」

ゲルゲーゲル「しかし、まあ、この十蔵クンってのも、むちゃくちゃな奴だねえ~」
ゼルディア「あ、ゲ、ゲルゲーゲルさんっ!いつの間に・・・?」
ゲル「そういう話を始めといて、このあたしを仲間外れにされちゃあ、困るよな~」
ゼロ・エックス「いつ仲間になったんだよ!あんたはうちらと一応、敵対組織の幹部だろ~!」
ゲル「だからさ、スパイ活動に来たんだよ。悪いか~?」
ゼロ「堂々と、スパイ活動しに来るなよ~!」
スケ「まっ、まあまあ・・・こいつの説を聞こうじゃないか、 な?」

ゲル「こほん、ま、ようするにだな・・・真剣勝負以外のことは、
みんな、そのための方法論なわけよ、こいつは」
ゼル「あ、それはありますね。いわゆる、フォッサマグナ計画?のときとか・・・」

ゲル「そう。去年の末に、
   お公家風妖怪幹部・アクマロが、
   200年スパンで計画、準備していた、
   恐怖の一大プロジェクトを、発動させようとした・・・」
ガルス「一大プロジェクト?」
ゲル「日本列島が、本州の真ん中で、ぱっくり割れると、
   そこからただちに天変地異、地獄の釜の蓋が開き、
   この世に地獄が現出、人間界を一気に征服、
   という、すばらしい大計画だった・・・」
ガル「ひええっ、こわ~!」
ゲル「<この世の地獄を見たい>、それがアクマロの、望みだった・・・」
ゼル「そのために、蓋の封印を解きやすい重要ポイントの街を選んでは、
   騒動を起こして、シンケンジャー達と戦っていた・・・ですね」

ゲル「そう。だが奴の計画では、後ひと押し、
   妖刀剣士・十蔵の力が、必要だった。
   だがそのとき、十蔵の妖刀は、戦いで折れていたので、
   アクマロの奴が、刀鍛冶のごとくに、妖刀を直してやったのだ。
   何百年も昔に死んだ、人間時代の十蔵の両親、
   そのさまよえる魂の成仏、という条件まで出して、な」
ガル「そこまで、するかよ・・・」
ゼロ「さすが、妖刀・・・だねえ」

ゲル「そのために、十蔵にも秘して、
   その両親の、魂のエネルギーまでも、注ぎこんだ妖刀。
   そいつでもって、十蔵に、地面を一突き!してもらいさえすれば、
   人間達を悲しませて集めた、マイナス・エネルギーと合わせて、
   すべてが発動する、はずだった・・・が」

スケ「でも、失敗だったんだよね~!残念でした~!」
ゲル「(くやしそうに)十蔵は、両親の魂を刀に使った事など、とうに知っていたし、
   お公家アクマロの、エネルギー収集計画の不備を、とっくに見越していた。
   ちゃっかり、直った刀だけゲットして、アクマロをたたき切ってしまい、
   自分でも、地に刀を刺して見せて、
   <ほら、どっちみちできないだろう?>と言って、
   唖然とするシンケンジャー達を置いて、
   現場を立ち去ってしまったのだ・・・!」

ゼロ「200年、骨折り損の、くたびれもうけ・・・だったんだな~」
ガル「結局、お公家怪人をうまく利用したのは、十蔵のほうだったんすねえ~。
ゼル「つわもの達との真剣勝負しか、基本、頭にないんですよね。
   ほんと、クールなんだな~、十蔵は!」


スケバルマンA「ところでさ、<仮面ライダーW>の世界は、どうなってるの~?」
ゼルディア「はい、実はそちらでも、異変が2つ、ありました・・・」
ゼロ・エックス「うわ、こっちもかよ!2つも?」

ゼル「まず、いつのも変身シーンでは、左翔太郎探偵がチェンジし、
   その間フィリップ君の魂は合流し、身体は眠って待っている、
   というのがこれまでの、パターンなんですが。
   今度は、フィリップ君が変身して、翔太郎クンが寝てる、というパターンが、
   映画だけでなく、TVシリーズでも、出始めました」
スケ「あ、あの白と黒の、キカイダーみたいなモードね」
ガルス「そろそろ、逆あってもいいんじゃないか?と思ってたっすよ~」


ゼル「次に、敵役・園咲ファミリーの幹部セールスマン、霧彦氏が・・・
   風都のビルの屋上で、事故死した、と報道されています」
ゲル「事故死?ファミリーの入り婿で、ブルーボディが、より強化した、
   ドーパントの有力怪人幹部の、あいつが?なぜだ?」
ゼル「・・・というのは表向きのメディア報道で、
   実はですね・・・これ、裏があるみたいなんです」
スケ「ほう・・・裏ねえ?」

ゼル「発端は、風都の街中で、未成年者が無断で、
   横流しされた変身用ガイアメモリーを、
   又貸しで乱用して、鳥型ドーパントに交互に変身して、
   日頃の憂さ晴らしにと、飛び回って暴れる事件が、頻発し始めた事です」
ゲル「あれの刺激はシンナーや、習慣性の薬物みたいなもんなんだろうな。
   刺激が強すぎると、やみつきになるんだろう・・・」

ゼル「でも、ガイアメモリーの販売は、霧彦氏の言葉によると、
   実は人体の強化・進化をうながす一方で、
   副作用の症例も多いので、
   原則、未成年への売買は禁止のはず、なんだそうです」
ゲル「闇で流してるやつが、いるんだろうな・・・」

ゼル「それともう一つ、不審な点があります。
   ガイアメモリーの使用にあたっては、人体の腕などに、
   特殊なタトュー状の、プラグを埋めておく必要があるんです。
   それがないと、変身はできない仕組み、だそうです
   腕にプラグが無ければ、又貸しでの使用は不可能なわけです」
ゲル「では、少年少女達の腕にも、闇でプラグを提供・埋設している奴がいる・・・と?」

ゼル「おそらく・・・。それで今、モニター映像を調べてみたんですが、やっぱり、でした」
ゲル「あ~、大体察しがついたよ。
   主犯は、園咲家の社長親父と、ビジネス長女だろ!」
ゼル「あ、はい、その通りです。
   メーカーのトップクラスの当人達が、
   人体への影響を詳しく調べるために、
   人体実験のデータ取りで、やっていたのです!」

ガル「ひでえ奴らだな!自分達で未成年者に売るな、と言っておきながら・・・」
ゼル「そのトップ方針に気付いた霧彦氏は、義理の父と対決、
   未成年者の副作用を消して、元に戻す方法を、ソードで脅して聞きだすも、
   返り討ちに遭った上、
   自分も人体強化の副作用で、寿命が残り少ないことを、知らされた・・・」
ゲル「当人も、人体実験の対象だったわけか・・・むなしいものだな」
ゼル「で、例のラジオDJ二女に会った後、
   この街を愛してる、後を頼む、と、
   すべてを、ライダー探偵達に託して、消えた・・・のですが」
ゲル「・・・ですが?」
ゼル「その日の夕方、現場の屋上に、霧彦氏が最後に現れるのですが。
  その残存映像の中には、もう一人の人物の姿が・・・」

ゲル「・・・嫁の、ビジネス長女だな?あいつが、やったんだな?」
ゼル「(うなずく)一緒にどこかへ逃げよう、と勧められて断り、
もうあなたは要らない、と変身、蹴りで引導を渡した、模様です・・・」
スケ「それが最後か・・・何か、さすがに哀れだな~」
ゲル「フ、よくわかるさ。やんなる程にね。
   それが悪のファミリーの、掟よ・・・(鼻でため息)」

 

ゼル「え~、それじゃ、皆さん・・・」
一同「まったね~っ!!」
スケ「セイムタイム・セイム・チャンネルっ!」
ゲル「いつもバラバラじゃ、ねえかよっ!スケバルマン!」
ゼル「あ、来週から新ライダーが、<W>に登場するようですよ~!」


つづく?

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  1. 2010/01/17(日) 09:02:21|
  2. 特撮
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