怪人マーキュロ・クロームの、記録。
忘年会の後で何だが、クリスマス会に相当する、
これを見なけりゃ、笑って年は越せない!というイベントが、ある。
そう、新宿ロフトプラスワンの、
<シネマ秘宝館45>。
サブタイトルは、
<祝!ご在位20周年記念&年忘れ・輝けニッポンの紅白歌合戦まつり>。
勿論司会は、斎藤館長&林広報部長。
今回、<チョップ少女Tシャツ>を多数持って現れた。
壇上に、ソーシキ博士のドクロ帽子姿が無い(解説待ってるぜ!の声)のと、
いつもよりこじんまり?したような客席状況が、ちょっと気にはなったが、
上映企画の面白さは、まったく衰えを知らぬ!有りようで、
笑いの密度は、高い。
新規参加の人々や、ちらほら見える女性客も、
笑いに満ちたイベントの濃厚さを、たっぷりと楽しんでいる模様だった。
当然、小生も、又・・・例によって、ゲラゲラ。
「SF・コンピュータラヴ」:初見
スターギルドの沙汰青豆監督、新作。
・・・初恋PCクン、オーナー美女のため、とばかりに、
気を利かせ続けたら、やりすぎで・・・。
女性の表情が不変なのが、余計に可笑しく、吹き出す。
ああ、追放・・・いと哀れ。
「ファイナルファンタジー」:
謎の<カカフカカ>、奇策作品。
ゲームはやらないので、十分にはわからないのだが。
・・・あ、なるほど、横断歩道が、
CG合成と<寝てる人>達で、ゲーム盤になってゆくのね。
面白い発想。
オール実写だと、早朝ロケでも危なくて、難しいかもなあ・・・。
いやあ、イイ時代になりました。
「サイxーグ009&ゲッxーロボ」:作者不詳(ともに再見)
ケロケロ9、かわゆい。
ロボと操縦者、OPアングル、学んでるねえ!
「ミラクルロマンス」:再見
これも、カカフカカ作品。
某OP研究?の成果。
女装なんだが、スタイルは結構、はまってる?
「春の小川」:初見
童謡の歌に付けられた、アニメPV。
八王子でアニメ作りを学んだ、ご高齢の方、
荻野信夫監督が、作られたとか。
ぺたーっとした動きと、のどかさが、平和だなあ~。
「マツケンさんサンバ」:再見?
kayoppe監督。
・・・ゲイパレ-ドらしい、貴重映像。
どこでいつ、撮ったんだろ?
なぜパンツにこだわって、撮ってる?
でも何だか、楽しそうだね。
「子供たちをせめないで」:作者不詳
出た、名作!これも持ちがいい。
子供の身勝手さを、大人が怒る!
「ヤマト復活篇」公開記念には、ぴったりだな~。
「チョップ少女」:再見
竹澤健志監督、学生時代の部活作品。
線画アニメ&実写。
今流しても、おそるべき毒性・習慣性、
まったく腐らず・・・!
やっぱり、徐々に、爆笑へと誘導されてしまう。
術中に堕ちた新参者、増殖中・・・。
なお今回上映後に、場内にて観客協力により、
DV再現撮影!挙行さる。
そのためだったのね、あのTシャツ用意してたのは。
チョップ時間が結構長いので、
終わりには腕が、ちょっとこってしまった・・・。歳か。
「シーモンキー」:
今や、シネ秘の石川遼&浅田真央?となってきた感もある、
内田清輝監督&miu嬢、
ライトなSF、ひっさげて登場。
飲むなよ~、シーモンキーを!
流すなよ~、あぶない物質を!
と突っ込む間もなく、あれよあれよで、駆け抜ける可笑しさ。
ダンボール、手作りのセットや、
小道具の珍兵器が、キュート。
使うから避難して、って、ご町内を自転車で回ってるのが、楽しげで。
住民信じるのか?あれで・・・!
明るくカラフル、漫画的に楽しい、SFアート・エンタメ。
ばればれの2役が、愉快、愉快。
なお、このDV映画は、ダン・オノバンに捧げられていた。
観たぜ、封切り時に!「バタリアン」!
映画と違うぞ、に小生も、笑ってたよ・・・!
上映後に、監督実演による、特殊紙芝居の上演あり。
宇宙人の力で変身、悪い奴らと戦う、「魔法少女ミュウちゃん」。
間近であの、明るい手作り感を観るのも、また一興。
発表の場があって、よかった、よかった!
「国防挺身隊」:再見
云わずと知れた、安原伸監督の、名作。
誰しも容易には、あの、
論理性とテンジョンの大胆さを、越えられはすまい・・・!と。
平成5年の記念パレード・シーン、
今やそれ自体が、貴重な記録に。
そして~!
「ワルシャワ鉄道博物館の秘密」:初見
安原監督、最新作。静止画像集。
日本のような、鉄道ファンも見当たらず、
あまり賑わっていないようだ。
その展示写真の美女達が、場内でコスプレでもしてれば・・・?などと。
(コミケかよ!の声)
戦闘用車両って、レールの上だから、
戦車ほど小回りは、利かなそうだけど。
残ってるのは、珍しいんだろうな。
「銀河鉄道999」なら、使いでがありそうな・・・。
何だか、もったいない感じ、なり。
「マスオネバーダイ」:
作者名称・killzonebull。
・・・いや、これ、ありえないって!
大爆笑。
アクション洋画風に処理すると、こうなるのだった。
「カミキリ」:(初登場、小生は再見)
慶応大学・SF研究会作品。
監督は、映画をテーマで観る事への反発、
テーマ主義の破壊、という意味の事を、熱く語っていた。
その成果が、このむちゃくちゃな、
ハイ・テンジョンなキャラだらけの、ナンセンス世界に・・・!
なるほど~。
結構、客席の反応が良いので、うれしかった。
ようこそ、シネ秘へ。次回作も待ってます。
*ここで、リミックス名人・VJコミックカット氏による、
大喜利&実演トークあり。
とうとう、円楽師匠追悼記念に、なってしまったなあ・・・。
小生は、三波伸介の印象がまず、強いのだけど。
なにげない音声を、編集の工夫等で、
リズミカルな楽曲調に整えてゆく手腕は、健在なり。
「生ジョーカー」:
あの、強引さで際立っていた、「鈴木マン」などの・・・
ハイテンジョン劇集団(今回目立つな、の声)の、お蔵出し作。
小尾信生監督。
旧作で出演の、村田氏も登場。
当然、端から端まで、でかい台詞音声。
不況でバイトの来ぬ、食い詰め寸前の二人が、
いわば「カイジ」状態の、心理的対立に陥る劇。
み、みにくい争いだ・・・。
途中より、トランプ札の神?が実体化?して、
無邪気な悪さをするのが、ちょっと笑える。
オチ、唖然・・・。そこまでなぜ、気付かない!
「蛍の光」:
前述の、八王子じっちゃん・荻野信夫監督版。
自ら歌も。
これまたシンプルな、軽~い横移動アニメが、いい。
やっぱりのどか、でした。
斎藤館長によると、お仲間や弟子が、地元に、大勢いるらしい。
まさに、新興アニメ虎の穴・・・!なのだ。
是非一度、八王子荻野元締の、ご尊顔を拝したいものだが。
さて、これで今年は、大いに笑いおさめが、できた。
年越しまで、後、わずか。
そろそろ、年賀状の、最後の追い込みに、いきますか・・・。
以上。
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- 2009/12/24(木) 23:43:47|
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