旅人、覚書。
学園祭の、シーズン。
だが、今年は異変だらけで、若干、戸惑わされ続けている。
11月1日、土曜。
上智大学の門前へ行くと、前夜祭の準備中で、お触れ書きが。
新型インフルエンザ対策のため、マスクを着用して、参加してください・・・との事。
やれやれ、今年はどこでも、これだろうな・・・と、ぼやくのだった。
(10月以降、学園祭を中止したり、
外部入場者をストップした学校なども、
中学・高校の一部等には、あったらしい・・・の 声)
立教大学、およびすぐ横の喫茶店街、
夕刻訪問するも、
上映企画は、依然、無し・・・。
山内洋子監督他の、カフェ上映があった頃が、懐かしい・・・。
(新座キャンパスのみ、ボランティアで実施の模様。無念。)
2日夕刻・3日夕刻、
法政大学市ヶ谷キャンパス ・<自主法政祭>を連続訪問、
依然エネルギッシュなるも、昨今は何かと、規制がより厳しく?との声も。
今年の昼間は、押井守作品や、
ジョン・フォードのサイレント西部劇などを上映している、とか。
ああ、時間が空いてたら、観るのにな・・・。
ここで、<情熱実験つみつくり>メンバーズ他と、
3年連続で、対談す。
ユニークで意欲的、ナンセンス実験・冒険を試みる、不思議な人々。
学園祭中も、無重力実験ならぬ、無動実験?を試みていた。
結果はいずれ、ミニコミ誌 「つみほろぼし」誌上等で、明らかになることだろう。
2日の月曜は、
夜8時の、星空上映会まで、待っていると、
15分前より突如、冷風吹き荒れ、大雨。
ちゃんこの屋台等が一部、倒れかかる事態に。
やばい・・・。もしや中止か?と焦る。
興奮して、輪になって踊り出す竜巻男女達、2組も出現!
(これは、ここの名物で、たまに見られる・・・の声)
急遽、上映は会場を、校舎内3Fに移動。
約30分かけて、映写機移動とテストを行なって、
20時半より、恒例のパロ寸劇抜きで、上映スタート。
「みなしごハッチ」、OP抜きで、
16ミリフィルム本編、2回分を上映。
第一話の出発エピソードに、観客興奮、
名物のヤジ飛びも、快調。
いや~、待っていて、よかった、よかった!
ただし、2本目の、
老バイオリニスト(キリギリス?)と、オーケストラ演奏会の回が、
「人権上問題がある台詞を含むため、一部が無声になる」と、
上映会の司会者男性が、事前説明。
実際、2か所で、唐突に長めの、無声状態に・・・!
どうやら、名音楽家昆虫氏の、老人をののしるシーンが、ひっかかるらしい。
(オリジナリティーを考慮するMXテレビを、呼べ~!の声・・・)
でも、ミュージカル仕立ての幻想シーン、
夜空の下での演奏会で、意外な?指揮者の才能を見せるハッチ、
満足げに去ってゆく老人の後ろ姿など、
見どころは結構あって、面白い。
皆、曲に聞き入っていて、一時、やじが止まったほどだった。
上映終了後、翌日18時の、星空上映についての説明も、司会者男性からあった。
予定作品は、「あしたのジョー」・・・のはずが、
土壇場で、「日本むかしばなし」に変更!との説明。
「制作会社の都合により、16ミリの貸し出しが中止になった」旨・・・。
え~、それ観たかったのに・・・!
無念、無念。
盛り上がっていた観客達にも、やや失望の色、浮かぶ・・・。
こういうことも、あるんだなあ。
3日夜、
6時よりの星空上映会、
「日本むかしばなし」映画2本上映。
恒例の、学生寸劇(例によってデタラメ、ぐだぐだ、苦笑・・・!)が付くも、
「舌きりすずめ」以外は、まったく場内、盛り上がらず、
珍しく、退席者続出の事態に・・・。
1本目の「舌きりすずめ」だけは、
悪役の欲張りばあさんの、キャラが結構立っていたので、
皆、大いにヤジりがいが、あったようだが。
その後のが、皆・・・だめだった・・・。
桃太郎や浦島太郎、一寸法師をやっていても、
あんなにスカスカの、平たんなアニメ描写では、
勧善懲悪もののノリを求めている人達が、
ヤジで盛り上がれるはずもない。
とてもじゃないが、「あしたのジョー」の代替案には、ほど遠いものだった・・・。
結構楽しみにしていたので、この予期せぬ脱力状況には、ずっこけた。
「作品選定の失敗だ・・・!」との声も、多く聞かれた。
ついに小生も、この退屈さには耐えがたく、途中退席す・・・。
すまん、限界だ。
民話ネタならば、せめて、
「ウルトラマンタロウ」にでもしてくれれば・・・と、ぼやく小生。
昨日の「ハッチ」のほうが、よほど、歓声にあふれていた。
スタッフも毎年、準備がいろいろ、大変なようで、ご苦労さまである・・・が。
来年は、 予備作品もちゃんと、
皆さんが楽しめるものを、選んできてほしい・・・と。
スクリーンと反対側のタワーホールへ、移動。
・・・ん、なんだ、ザリガニ怪人か?と見まがう一団が、ステージに。
緑色に眼が光る、電子音で会話?する、
エビ仮面!6人の、インスト・ライブバンド、
ドラム、木琴、トランペットと、
おお、ユニーク、かつ、クール!
大いに盛り上がリ、伝説的センスと、人気なのであった・・・。
まさにこれこそが、祭りだ!
・・・とまあ、今年はいろいろと、予想外の事だらけで、
若干、不満も残ったものの、
やっぱり、学園祭の賑わいを体験することは、
なかなかに、楽しいものだった。
ここから又、新しい世代のエンタメやアートが、生まれてゆくのだろう・・・。
願わくば、来年以降も、
この活気と混沌の、祭典を・・・と。
以上。
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- 2009/11/03(火) 23:56:07|
- アート
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