鉄の、日記。
・・・見てはいけないものを、見てしまった。
・・・爆笑ものの名シーンを、観てしまった。
・・・この面白さ、他人にはとても、語りにくいぞ~。
と、ほぼ誰しもが、証言することだろう。
この土日、BABACHOPで、
<シネマ愚連隊>・高橋亨監督作品の3本立て、
<愚連隊祭り2009>(入場料1000円)を、
特に、最初の1本を、観てしまった者は・・・!
「サソリ座の怪人」(30分):
主人公の中年サラリーマンと、同窓生の刑事が、
夜道で再会して、サスペンス・ドラマが始まる。
この中年男性、元銀行マンの、浄水器セールスマン。
家では女房と娘には、軽く扱われ、
あわよくば保険金を・・・などど、けなされてる始末。
ある日、趣味の銃刀紹介?サイト経由で見つけた、
写真入り、女性達とのお遊び相手募集サイトに、応答して、
デートに、こぎつけ、それはうまくいったのだが・・・。
別な日の昼間に、
若い不良たちのカツアゲを、食らったときから、
中年男性の中で、何かが弾けた・・・。
その夜から彼は、怪人と化して・・・。
他団体からの制作依頼で、撮影されたという。
が、そこらは高橋監督、普通のサスペンスでは終わらせない。
特に後半をしっかりと、
自分流に、激しく!料理してしまった。
街中へ普通に出てしまう、仮面男、
おびえまくるザンス氏の有り様も、かなり、おかしいのだが。
別の男に、家へ誘い込まれた女性達を、仰天させた、
あの男たちの、姿・・・。
何ゆえ、あのような・・・
すべてを捨てて、演じられるのだろうか・・・?
あれ一つで、エンタメ系自主映画ファンの記憶に、強烈に残るだろう。
男は爆笑、女は固まり・・・?
女優達の存在感が、すっとんでしまうほどだった・・・!
「豪快エロ坊主」(34分:再見):
・・・は、フィルム撮影の有名作?「痛快エロ坊主」が、
あまりにも好評だったため、
続編として制作された、DV版。
出来てから5年位たっているが、
今なお腐らない、面白さ。
温泉地が舞台のせいか、
割にのんびりしたテンポなのだが、
観直してみると、やはりというか、
見どころ、満載。
主演・松本航平(エロ坊主役)&赤星・ザンス両氏のからむ、
愉快豪快な、コメディ演技ぶり。
ボスの女役・正木佐和の、大人の色気、堂々たる女っぷり。
旅館おかみ役、星野佳世の、明るいコミカルさ。
大阪弁女子高生役の、慕情と切なさ・・・。
と、女優陣も充実。
住民や部下には理不尽で、
女には甘え上手な?ボス役の熱演、
やっぱりすごい・・・。
(で、あの衣装、たしかシネマキャバレーで、
宮川ひろみさんが、着てたような・・・?などと。)
とどめが、敵味方のとんでもない、
乱暴かつナンセンスな、必殺技シーン。
あれは、誰でも、勝てん・・・。爆笑、爆笑。
オチもしっかり付いて、エンタメ1本!お見事。
「令嬢探偵*モロボシアイ」(26分):
現時点での、公開最新作。
オール・広島市ロケ。
既に広島では公開され、今回は東京での初上映。
東京のお嬢様らしき娘・アイと、
お付きの執事(またしても、佐藤ザンス)が、広島を訪問。
偶然、チンピラ青年達にからまれていた女性(三坂知恵子)を、助ける。
(これ、定番ね・・・の声)
それが縁で、彼女がナースをしている、病院を訪れた2人は、
そこである入院患者から、人体実験の噂を、聞いてしまう・・・。
さらにそこへ、寅さんのごとく、
ぶらりと現れた、エロい、あの人!もからみ、
病院内でひと騒動が、起きてゆく。
(愚連隊シリーズでおなじみの、アンソニー・ベルモントも、
一時、出てきそうなBGMまで、流れたよな・・・の声)
なぜ、問題の重要ファイルが、あっさりと見つかるんだ?
なぜ、そこで彼女は、金髪や、チャイナ・ドレスになるんだ?
なぜ、医師が医療器具を投げて、アクションするんだ?
・・・など、
つっこみどころも、多々あるのだが。
むしろ、そういう演出こそが、おもしろさの鍵で。
この演出に、「なぜ?」は、無い!のだ・・・多分。
ただ一つ、はっきりと言えることは・・・
この病院は、あくまでもフィクション!であり、
実在する医療機関や医師とは、
いっさい関係が、なァ~いっ!!!
と、いう事で。
以上。
スポンサーサイト
- 2009/10/25(日) 11:50:12|
- インディーズムービー
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0