主水日記。
10月18日、日曜。
ほぼ快晴、いい天気。
今日は都内で、とある集まりに、行かねばならない・・・。
またしても、あの、BABACHOPで!
午前9時半過ぎ、千葉方向へ、出発。
ちょっと、広々とした海が、見たくなったので、
又、内房線。
時間があれば、もっと南の館山にも寄って、
<南総里見まつり>(里見八犬伝にちなむ山車祭り)にも、
1時間位寄れないか?とも考えたが、
ちょっと、無理なようだ・・・。
ゆえに、浜金谷経由で、東京湾フェリーを渡り、
バスで京浜久里浜駅下車、近くのJR久里浜駅から横須賀線、
品川より山手線で新宿経由、山手線で高田馬場、
そして、BABACHOPへ・・・というルートを、計画。
だが。
出発が諸事で、10時過ぎに遅れたのが、痛かった。
浜金谷着が、昼飯時になってしまった・・・。
それでも、風が多少あったものの、
フェリー横断までは、概ね、順調に進んだ。
空はからっと晴れ渡り、カモメやトンビがすぐ前を飛び交い、
眺めているだけでも、実に、気分がスカッ!とする。
が、さらに予想外の事態が。
当日は、横須賀線と山手線で、ダブルに事故による遅延が発生、
予定が、かなり、狂ってしまった・・・。
よって、新川崎から、埼京ライン、新宿乗り換えに急遽変更。
高田馬場に着いたころには・・・。
故・マシュー監督(小生にとってはライト・コメディ「誘うっP」等の人)の、
「夏の終わり3」上映は、既に終わっており、
2本目、小菅光晴監督の最新作、「BLACK WINGS」の上映が、
終盤に差し掛かっていた・・・。
無念!諸君、御免!
配信されていた、予告編は観ている。
終盤を一目見ただけでも、主演・星野佳世とわかる、ハード・アクション系列映画のようだ。
全篇観れた人達の話では、今回はギャグじゃなくてマジ、だそうな。
「探偵麻生よう子」から、おちゃらけ要素を抜いた感じ、なのだろうか?
ハードさとコミカルさとのギャップ、両者の往来にこそ、
星野女史の魅力は、より映える、と、勝手に思ってはいるのだが・・・。
後は、一度全篇を観てから、判断したい・・・。やむなく、保留とする・・・。
で、交代で別な団体の上映も、あるようだったが、
今回はずっと気にかけていた、マシュー氏を偲ぶ会、という性格上もあって、
そのまま、昼間上映の常連メンバーズとの打ち上げ会に残ることにした。
後から思い返すと、この一日の小生は、
「お前、テンジョン高くないか?」と、周囲からも心配されるような、
そんな、突発的心理状況だったように、自分でも思う・・・のだった。
この頃は、仕事現場方面での状況変化対応、大改造作業等が進行中で、
前週末には、とりあえず一段落し、
それらと並行・重複して、
秋の連続行事準備期にも、移行していた時期だったので、
連日の煩雑さに精神が高揚し、大分テンぱって?きていたので、
合間に、やや大きめの、解放感が必要になっていたのだろうと、自覚している・・・。
こういうテンぱッた時期は、
わが人生にそうそう、あるものではない・・・だろう、と。
そろそろ、ゆっくりした心の休暇が、欲しいのだった・・・。
以上。
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- 2009/10/21(水) 22:18:17|
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主水日記。
17日、土曜、夜。
21時前より、渋谷、ユーロスペース2Fへ。
当日券にて、入場。
<ドロップ・シネマ・パーティー2009秋>。
そういえば随分、ご無沙汰であった・・・。
この夜は、高橋泉監督のクラスの、卒業メンバー、
大集合で、わいわいと、舞台挨拶。
青竹のごとく、男女とも若々しさに、あふれている・・・。
が、しかし、お披露目された中編作品、
「雨宮さわらの華奢(きゃしゃ)なイマジン」は、
「ある朝スウプは」の監督にふさわしく、
かなり内容が暗い、観ているこちらが泣けてくるような、
現代的でシビアな、群像ドラマであった・・・。
「ある朝スウプ」では、
主な登場人物は、一組の同居カップルであり、
他にはわずかな脇役が、顔を見せるのみである。
新興宗教らしき団体に所属する男と、同居女性との、
心のゆきちがう様が、ドラマを形成する。
一方、「雨宮・・・」では、主人公が複数おり、
複数の男女ペアにおける、心理的ゆきちがいが、
1個10万円で、「幸福を売っている!」などと主張する、
いかにも怪しげな、ペンダント・セールス商売から、発生している。
そう、登場人物男性のうち、数名は、
そのねずみ講まがいの、ペンダントのセールスマンたちなのだ。
それぞれに、始めから金しか信じてなかったり、
結婚するからもうやめて、転業しようか?と悩んだり、
自分を無理やり、幸せの使者?と信じ込ませて、
親族や知人達に、営業強化したり・・・の、日々。
当然、「詐欺じゃねえか!」と、どつかれる者も、いたりする。
(そんなんで、幸せが買える位なら、誰しも苦労はすまいよ・・・の声)
なぜか、そんな彼らに惹かれて、
ついには同居してしまう女性も、2人出てくる・・・!
しかし、彼らのあやふやで不確かな関係性には、
すでに心理的亀裂が、生じはじめており、
カップルの1組は離別寸前、一組は泥沼の真っ只中・・・という有り様なのだ。
都会に住む者同士の、互いの孤独感を、
大分無理な形で、きっちり埋めようとするうちに、
そういう心の歪みが、表面化してきたのだろう。
ペンダント商売がからまなくても、ある程度起こりうる事とはいえ、
いと、哀れ・・・なり。
又、彼ら2組とは別に、
ジャージ姿で昼間からゴロゴロ、
ホームレス同然に、何とか食いつないで生きている、
さいはての?男女カップルも登場。
男は、政治の理屈などに詳しく、それなりに論が立つ一方で、
飯食いたきゃ働けよ!と言っては、女を小突いている。
(そういうの、昔も、結構居たような・・・?の声)
女は、例の若手セールスマンの一人から、
なぜかただで、ペンダントを貰うが、
男は、そんなものの<効力>などよりも、
質屋を、信じているようだ・・・。
さらに、女性の一人の知り合いらしい、若手漫才コンビも、
部屋に寝転がってのネタ作り、
コンビ解消の危機?などの、中途シーンで、
それなりに、見せ場を持っている。
こいつも相棒がいないと、寂しいんだな、
というのが、じんわり、伝わってくる。
その分、映画・ストーリー全体の暗さもあって、
その彼らの本業たる、漫才自体の可笑しさ?が、
かなり削がれてしまったのが、何とも、惜しいのだが・・・。
(せめて終わりのほうで、ちゃんと笑わせてほしい気も、する・・・の声)
これらの人物達がそれぞれに、心を通わせたり、すれ違わせたりしつつ、
それぞれの暫定的結論を、見い出そうとするドラマとともに、
更にもう一つ、ある女性の同郷友人男性が自殺し、
彼の旧友ら一同が、故郷に集合、再会するドラマが、同時に進行する。
今の彼女が、死んだ彼の気持ちを、量りかねているシーンは、
胸に、迫ってくる・・・。
・・・と、いう具合に、結構つらい話が、
監督得意のワンシーン・ワンカット対話の連続で、
次々と描かれるので、さらに、しんどい・・・。
ただ、その表現法ゆえの、心理的切迫感というものが、
あまりにも適切すぎる、台詞の数々とともに連打され、
否応なしに、こちらの眼と心に、しみてくるのだ・・・。
各自バラバラに動いていた登場人物達が、
某無料ライブ会場で一同に会し、盛り上がるシーンでは、
ジャージ組の男が、持ち前のセコさを発揮したので、つい、笑ってしまった。
延々と続いた、映画の闇の中で、唯一笑えたのは、ここのみだった・・・。
気分的にはあまり、楽しい作品ではないが、
都会の片隅にいて、ちょっと泣きたくなったね、
という人には、いいかもしれない・・・と。
この作品の直後に、休憩時間なしで、
森田和樹監督の珍作「ガール・ガール」を、プログラムに置いたのは、
気分晴らしの効果があって、あるいは正解、だったかもしれない。
オール、青梅ロケ。
ある理由で、周囲に理解されない孤独感を抱いている、
眼鏡OL女史が、ある日、仕事をさぼって、ローカル線でエスケープ。
途中下車した駅で、いきなり、
別離を切り出した青年と、いやがってすがる女性に出くわす・・・。
この豹柄服の女と、男女恋愛興味度ゼロ!のOLが、
川で遊んだり、男に逆襲したりと、つかの間、にわか交流。
が、しかし・・・
という、軽妙で呑気な、ドタバタ。
豹柄女性が、男を追っかけて、組み伏せるシーンには、爆笑した。
以上。
- 2009/10/21(水) 00:50:01|
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