主水日記。
8月29日から、今月(9月)の25日まで、
渋谷ユーロスペースのレイトショーでは、
デジタル自主映画の中編特集、
<真夏の夜の万華鏡>を、やっている。
(季節はもう、秋なんだけどね・・・の声)
プログラムによると、
過去にシネマ・アンジェリカ等で、観れた作品群 が、
前半期のラインアップに、多い。
南洋ハード・アクション劇「忘却の楽園」、
サスペンス仕立ての「隣人観察日記」、「死亡時刻」、
親子再会劇「いくつもの、ひとりの朝」、
のどかな中につぶやく、アーチスト帰郷篇「僕は一日で駄目になる」、
わびしきSFホーム短編「地球の魅力」、
燃える週刊漫画調・将棋対決エンタメ「イッテ!」など・・・。
肉体派?男とくの一・時空アクション、
「極道忍法帖(通称GOKUNIN)」(シネマ愚連隊・高橋亨監督)!や、
近未来ラブコメ?調ドタバタSFの2本、
「緋音(あかね)町怪絵巻」と、
「代々木ブルース最終回・地図とミサイル」などは、
特に、わがお好み!路線であったものだ。
これらの再上映が、今回なされた事は、まことに喜ばしい。
結構、魅力的なラインアップだ。
時間の都合等で、なかなか、うかがえなかったのだが、
(こればっかだよ、最近・・・!の声)
先週の土曜、12日の夜には、
「ハッピーエンド」という自主映画を、
幸いにも、観れた。
山田篤宏監督 、菜葉菜(女優)主演。
山形の都市部で、オール・ロケされた、
もしも、恋の劇映画で、よくあるパターンの出来事が、
レンタル屋や名画座の常連にして、ホラー・オタクの、
とある女性観客の身に、次々と、起こったら・・・?という、
いわゆる二重構造の、メタ映画。
見え見えの展開なんて・・・!と、
普段から批判してきた、その当人が、
自らの幸運(不運?)な状況に、戸惑いつつも、
周囲の者たちのアドバイスに乗っかって、
おっかなびっくり行動してゆく、
その眺めの、ほほえましさ。
恋のキューピットが、これまた、
映画にありがちな?状況に、あっさりと・・・。
いや、もう、わかっちゃいるけど、ほほえましい。
主人公達の、半ばやけっぱち気味な、対応につきあいつつ、
映画を観ている観客の、<劇映画的パターン>熟知度をも、
試されてゆくのが、なかなか面白い。
観ながら、もし、ラン・ローラ・ラン!などと、叫びたくなってきたら、
それは、あなたも、もう・・・
すでに、相当なものなのだ。多分。
ともかく、脇目も振らずに、
ゆけ!走れ!
猛烈なる、赤毛(?)ヒロインよ。
勝利は、目の前だ・・・?!
以上。
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- 2009/09/20(日) 01:01:29|
- 劇場用映画
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