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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

主水、相互交流を希望する

主水日記。


28日、日曜。
午後より大雨になり、電車に遅れが出た。

14時半頃より、新宿。
ロフトプラスワンを、訪問。

<全日本ミニコミサミットin新宿2>。


司会は、シネマ秘宝館・斉藤館長&林広報部長。
ミニコミ誌・各編集部&営業PRイベント、CM?上映、即売会等あり。

以前より、ミニコミ専門書店や、デザイン・フェスタ等で出会った、
雑誌のシリーズ関係者も、多数参加している。

あまりにも、その種類が多岐にわたるため、
1、2冊につき、約10分程の、解説・アピールタイムが、設けられ、
次から次へと、紹介されていった。

場内では、熱心な読者と、編集者・営業者との、
直接的対話と、相互購入が、盛んに行なわれていた。
無料配布しているところも、一部にあった。

しかし、まあ、いやはや、
まだまだ、まるで知らなかったミニコミ誌も、結構あるぞよ・・・。

まじめな映画人紹介本や、社会派取材記事集は勿論、
80年代のTVドラマや、ゲーム等の個人的遊戯記録、
オリジナル漫画雑誌に、
南米旅行の解説書シリーズ、
お葬式準備のミニコミ誌まで、あったんだね・・・。

大半が、1冊、300円から500円、
高くても1200円程度で、リーズナブル。

約20年、続いているミニコミ誌も、あった。
「車掌」。

<編集部編集!>という、よく考えたら当たり前の事を、
表紙に書いている号があるので、
なぜだ!と、ずっと、いぶかっていたのだが。
この日、それについての詳しい説明が、
女性編集部員より、あった。

長期間に、さながら大河ドラマのような、
編集方針の、ナンセンス(?)なまでの、紆余曲折があったため、
一時期、大半の編集部員が、販促のための営業部員と化し、
その間、自己編集がほとんど、できなくなっていた(!?)ためらしい・・・。

その次の号でようやく、編集部の編集状況にもどった、
という事だそうで。いやはや・・・。

全員が、同じ氏名で、記事に署名している号が、あったり。
(誰の記事やら、さっぱりわからんぞ~!の声)

「絵と写真のスペースは、抜けたままだから、
もし必要なら、編集部まで直接おいでください・・・」なんていう号まで、ある。
(手抜きじゃないのか?!どこまでが冗談なんだ?の声・・・)

ともあれ、ここには、今なおも、
真に<表現の自由>というものが、
横溢(おういつ)していたのだった・・・。



以上。
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  1. 2009/06/28(日) 21:40:02|
  2. トークイベント
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主水、父と子の仲を想う

政の、日記。


27日、土曜、その後。
夜は、渋谷へ移動。
ユーロスペース、レイトショー。

<GEIDAI#3>初日上映&トーク。

東京藝術大学大学院映像研究科、映画専攻第三期生、修了制作展。
院生を作っている、HD撮影の5本を、日替わりで金曜まで上映中。
2作品のみ、2夜上映もあり。
昨年も、同様の上映企画に伺っているので、
進行の要領は、大体、わかっている・・・。


今宵の1本は、
十文字香菜子監督、「セジと少年合唱団」。

タイトルを見て、PRチラシの解説文を読んで、
まさか、「独立少年合唱団」(注1)みたいな、いたましい話じゃ、ないだろうな!?
と、観始めるまでは、大いに警戒もしていたが、
幸い、杞憂だったようだ・・・。

幼少時に父母が離縁したため、東京で母と暮らし、
成長した青年が、31歳の音楽書籍営業マンに。

ある手紙の存在がきっかけで、
会社の営業拡張と、里帰りを兼ねて、
ずっと会っていなかった父との、3週間同居を始め、
徐々に、母との思い出話を、語り合ってゆく。
やがてそこへ、青年の彼女が、やってきて・・・。

・・という設定なのだが、
東京のシーンが、明らかに、横浜周辺ロケ入り。
ドラマ上、それほど気にはならないのだが。
(大学院が、横浜にあるためだろう・・・の声)

お父さん役が、とても、いい。
柔らかな表情の良さ、徐々に聞き取れてくる東北弁等、
なかなか魅力的存在感。
近距離でで密度の高い、親と子の関係性とは又違った、
不思議な心地よさすら、垣間見えて感じられ、おもしろい。

ロイストン・タン(Royston Tan)監督の短編「Sons」(注2)で、
何も語り合わないが、何となくお互いを理解しているような、
父と子の関係性の話を、観たことがあるが、あれをちょっと思い出した。

主人公と交流を持った、地元少年の一人がつぶやく、
「大人の都合・・・」「大人の、わがままだよな・・・」には、
一瞬どきっ、とさせられる。

言いたいことは、親にもちゃんと言おう、という教え、
まさに、その通り!なり。
父・息子・少年と、三世代の関係性が、
老師・師匠・弟子、みたいで、ちょいと微笑ましい・・・のだった。


又、ヒロインと青年が、言いたいことを互いに言い放ちつつ、
夜の小川を走るあたりのシーンが、泣かせてくれる・・・。
父母世代のトラブルから、今の自分が抱く心配、
他人事ならず?心にしみてくる・・・。

手紙文の内容を、後に回して出したところと、
トンネルの前で止まって、振り返るシーンが、
ああ、一つ山を越えた、という気持ちにさせてくれて、よろしい。
いい余韻を、残す作品。


上映後、筒井広志監督の司会、諏訪監督のコメントにより、
5作品監督との、作品批評トークに。
しかし、こちらはまだ、1本目しか観ていないので、
どうも、わかりにくいのだった・・・。
これは、やむなしか。

と、ここで、またしても、仰天す。
院生修了製作監督の、5人の中に、真利子哲也監督が、いるではないか。
既に、「刑事まつり」シリーズまでやった、
あの監督が、なぜ、ここに?

何でも、ドキュメンタリー調の作品を、多く撮ってきたので、
今度は、ドラマ(劇映画、という意味らしい)を撮りたいから、
学びに来ていた、というのだ。
感心なことであるが、さて、成果は、どうだったのだろうか・・・?


もしかすると、次回に・・・つづく。

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  1. 2009/06/28(日) 02:45:06|
  2. インディーズムービー
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主水、天文方と星空を見上げる

竜の、日記。


6月27日、土曜。
昼までの仕事が、終わった。

さすがに少し日差しが強いが、天気はいいので、
しばらくごぶさただった、下北沢へ。
ゆっくり、散歩して過ごすことにした。
チャンベビ・ライブのとき、来れなかったので。

シネマ下北沢、ほんとに看板が、劇場に変わってるな。
あれ、ラ・カメラの看板、無いな・・・?
バーのスペースに、なったのかな・・・?
・・・あ、角のグッズ屋が一軒、取り壊されてるよ・・・。
また、知らない新しい店が、出来てるね・・・。

街は、日々変わってゆく。
ここも、例外ではないようだ。


夕方、18時前より、北沢タウンホール。

宮澤賢治原作・音楽劇「銀河鉄道の夜」、舞台公演。

(「999」の、そのまた元祖だな・・・の声)

暴れん坊自主映画集団、<シネマ愚連隊>作品楽曲でもおなじみの、
桃井聖司氏が、脚本・音楽・演出を担当。
しかも、同隊・常連俳優の、佐藤ザンス氏が出演!するというので、
両方のブログを見てから、寄ってみた。

あの桃井音楽で、ジョバンニとカンパネルラの舞台を・・・。
どんな宮澤ワールドに、なるんだろう?
(「餓鬼ハンター」の曲、聴いてきちゃったよ・・・の声)

幸い、当日券があった。3500円。
こういう、時間が空いたときに、席があって、
フラッと寄れる芝居があるのは、ありがたい。
会場には、題材の事もあって、
親子連れや婦人層が、演劇関係者と並んで多い。


いや、思っていた以上に、叙情性があって、すがすがしい、
テンポよき進行の、声の通りも良い、マイルドなミュージカル。
クロスする照明、星空の衣装なども、なかなか楽しい。
いかに自分が普段、ギタギタした映画やドラマを、
一杯観ていたのかが、これで逆に、よくわかった・・・。

夜空の親友二人旅、どこまでも行く旅。
本当の幸せを、求める旅。
それは、ある寂しさをも、含みもっていて、
たとえその結末が、わかっていたとしても、
やっぱり、ほんの一時、夢紀行の気分になれるのは、確か。

鳥捕りとインディアン(同じ人がやってる)が、コミカルにはしゃぐあたりなど、
東海道中膝栗毛みたいな感じで、ついつい、笑ってしまった。

ザンス氏は、愚連隊出演時のビクビク、ハイテンジョン!役とは一転、
こちらでは、星の授業をする学校の先生、車掌などを、
大人の落ち着いたムードで、しっかりと好演していた。
(アンド、にぎやかしキラキラ・メンバーズ?等にも、いたような・・・?の声)

お客さんたちの反応も上々、
カーテンコール(カーテン無いけどね・・・)は、都合3回、行なわれた。
やっぱり、これがあると、気持ちがいい。

休憩をはさみ約2時間、あっという間だった。
もうちょっと、観ていたかったな・・・と。

通しで観てみると、「銀河鉄道の夜」というお話の中には
良いドラマの、ありとあらゆる要素が、しっかり含まれているんだな、
と、あらためて、知ることが出来た。

この調子で、次は是非、忠臣蔵あたりを?
などと、望んでしまうのだった。


たまには、雲のない夜に、
星空でも、ゆっくり、眺めてみるかな・・・。


以上。 [主水、天文方と星空を見上げる]の続きを読む
  1. 2009/06/28(日) 02:41:28|
  2. 演劇
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