壱の、日記。
5月14日、木曜。フィルムセンター。
「メカゴジラの逆襲」。
前作の、続編。見過ごすわけには・・・いかない。
よく出来ている。
侵略者のリベンジと、追放科学者親娘のリベンジがクロスする、ハードなストーリー。
前作よりも、重厚な印象。
潜水艦、海底恐竜の操作、(尾ヒレで、風が!)
メカゴジラ改造、再生サイボーグ手術、
(作り物だが、胸出してる、まるでショッカー・・・の声)
国際警察・IPOメンバーの活躍、
(あの赤いビルに故・中丸忠雄がいたらGメンだ!の声)
超音波作戦、
悲劇の令嬢と海洋学者のロマンス、
(「レオ」&日活ロマン出演・藍とも子!好演・・・)
頃合のいい?ゴジラの出現、
(いきなり出て、ウルトラマンかよ!の声)
派手なビーム、ドリルミサイル攻撃、大爆発・・・と、盛りだくさん。
SF・アクションとして、これだけよく出来ていながらも、
ゴジラの唐突な登場など、
途中の説明部分が、ところどころ、編集ですっ飛ばされているのが、気にかかる。
シリーズ・ファンには、わかりきった段取り部分は、省略してしまったのだろうか?
それと、前作とだぶるキャストが、似た役や、違う役で、
続々と出てくるので、理解するのが少しばかり、ややこしい。
一番謎なのが、前作で主役だった、大門正明の再登場。
どう見ても、海底で大勢と共に、死んでいる!はずなのに、
その後再度現れ、もう一度、死ぬ。
サイボーグに、されたのか?
(007と大門は、2度死ぬ・・・の声)
この作品までで、昭和のゴジラ・シリーズは一度、終わる。
細部に、上記のごとき疑問は残るものの、
一応の締めとしては、上出来の部類、なり。
以上。
[ザ・マーキュロ!*13「俺たち、自由な出没者!」]の続きを読む
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- 2009/05/14(木) 22:54:23|
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竜の、日記。
13日、水曜午後、フィルムセンター。
福田純監督「ゴジラ対メカゴジラ」。
意外にも、通しでちゃんと観るのは、初めてだった。
海洋博準備中の沖縄が舞台。
大人の事情?により、米軍や自衛隊を一切出さずに、
火薬量の多さ、工学処理の派手さ、メカゴジラのデザインと動き、
キング・シーサーの像と伝説、陰影のあるアクション・シーン、電磁力作戦等、
引っ張りと見せ場とを、上手く織り込んで、
怪獣たちの格闘戦と平行して、なかなか面白く見せてくれる。
大門正明・岸田森・平田昭彦のそろい踏み、
いかにも東宝映画らしい、スパイ・アクションが、ちょっといい。
同じ福田監督の「エスパイ」や、松本正志監督の「狼の紋章」、
加山雄三のハードボイルド映画、宝田明のスパイもの等を、知っている人なら、
一粒で、二度おいしい出来。
あの岸田森の黒ずくめ衣装は、沖縄だと、暑くないか・・・?とも思うが。
大門が夜走るシーンとか、メカゴジラを見上げるシーンで、
カットを細かく割っているのが、良い。
「ガイガン」のよりは頭のいい、準備周到な侵略宇宙人で、妙に感心す。
キングシーサーを呼び出す歌が、民謡ではなく、
ムード歌謡曲調なのが・・・ちょっと、違うような気が。
ともあれ、結構楽しめる出来だった。
以上。
- 2009/05/14(木) 01:15:12|
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政の、日記。
12日、火曜、ラピュタ阿佐ヶ谷。
中平康監督特集より、「混血児リカ」。
場内でも説明があったが、古いフィルムゆえ、かなり退色し、
画面が、ピンク色がかっていた。
(お色気映画だから、ではない!の声)
派手そうな見せ場シーンが1箇所、切れていたのは残念。
ベトナム戦争時の、横浜周辺を背景に、
主演・青木リカの、長身と若い色気を前面に出した、
いわゆるズベ公、スケバン・アクションもの。
ヒロインが、とにかく悲惨な生まれ育ちで、
昼間の地上波放送は、まず無理。
いきなり、友人女性がもだえるシーンから入り、生臭い話になる。
男性との喧嘩のあげく、とんだ不運で、鑑別所行きになるのだが、
結構、出入りが自由?な鑑別所で、ややのんきな感じもある。
人身売買商人やギャング、脱走兵事件もからんだ、危険な話の割に、
全体のテンポはゆるく、緊張感もやや薄く、
アクションが少しばかり、かったるい。
まあ、面白いには面白いんだが。
日活出身監督が、東映ズベ公映画を、
東宝枠で、マンガチックに出すと、こうなるのか・・・といった感じ。
ナイフ投げ(!)のシーンなど、皆、笑っていた。
ビキニ姿で歌うなんて、最近の歌番組でもやらないよなあ・・・サービス。
ラストのあんまりな、いや、前向きな字幕に、
全員、爆笑起きる。
以上。
- 2009/05/14(木) 01:13:04|
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