ゼルディア、緊急速報!です。
本日、5月31日(日)朝放映の、「仮面ライダーディケイド」において、
ディケイドに続く、新・仮面ライダ-が、
今年は秋に登場予定!との予告が、放送されました!
ということは、「ディケイド」の放映は、9ヶ月以内までで、
当初よりネット・ワールドで噂されていた通り、
1年間はやらない、ということ・・・?なのでしょうか。
そして、もうすぐ発表される、新ライダーとは・・・?
夏の映画と合わせて、注目して、待つべし!ですね。
以上、ゼルディア速報、でした。
スケバルマンA「・・・な、なんだってえー!?」
ゲルゲーゲル「MMRみたいな、驚き方すんな!」
スケ「つーかディケイドの旅、今、どうなってんだっけ?」
ゼル「とうとう、回りきっちゃったんですよね。9つの平行世界を」
スケ「え、もう全部だっけ?」
ゼル「そう。残ってたカブト・ワールドと、響鬼ワールドで、
一応、すごろくは、上がり、ですね」
ガルス「でもまだ5月末だから、後3~4ヶ月、あるよね~。どうすんだろ?」
ゼロ・エックス「その前にまず、少し、おさらいしとこうな~」
ガル「いままでの話だと、たしかカブトと響鬼には、会えたんだよね?」
ゼル「まず、ディケイド・カブト世界です。
ここでは、ライダー・カブトは、
お尋ね者で、事件ニュースで世間に、恐れられていた・・・」
スケ「でたらめな情報流すなよ!テレxxさんよ!」
ガル「まあまあ・・・そういう世界の話なんスから」
ゼル「平行世界のカブトは、クロック・アップってベルト機能で、
ずっと、超時空間のはざまを、高速移動中だった・・・」
ゼロ「だから移動中、姿は見えないし、
治安組織ZECTのライダー・ザビーにも、捕まえられなかった・・・」
スケ「ホームメイト(CM)の、釈由美子みたいな奴だな・・・」
ゼル「この世界には、元祖世界では噂だけで登場しなかった、
<おばあちゃん>が、おでん屋として、居た・・・」
ガル「そして、実の兄をカブトに、殺されたと思っていた、
おでん屋手伝いの、妹がいた・・・」
スケ「おでん屋・・・左門は?」
ゲル「いねえよ!シンケンジャーに出てるよ!」
ゼロ「ある日、その妹は、ザビー・システムの装着者が、
死んだはずの兄に、そっくりな素顔と、気づいた・・・!」
ゼル「だが、カブト捕獲に執念を燃やすザビ-は、
彼女を捕らえて囮にし、クロックアップ停止装置で、
カブトを罠にはめ、超時空間から、引きずり出した!」
スケ「おお、やった、大物がかかったぜ~!
大漁大漁、今夜は上トロ三昧だぜ~!」
ゲル「マグロ漁じゃ、ねえのッ!」
ゲル「何のことはない、ゼビーの装着者こそが、
カブトを犯人に仕立て上げ、無実の罪を着せた、
人類に成り代わらんとする、ワーム怪人の、化身だったのだ!」
ゼル「そして、妹自身も、ワーム族だったと、知ってしまった・・・!」
ガル「カブトこそが、本物の、お兄ちゃんだった!」
スケ「陰ながら、兄貴は妹を、ずっと守ってやっていたんだ!」
ゼロ「やっぱり、そうなったか・・・だな~」
ゼル「で、ディケイド君が協力して、例によって、万事解決」
スケ「おばあちゃんが言っていた!まで、真似してたね~」
ゼロ「しかし、クロックアップ・システムの影響で、
2代目カブト君は再び、超時空移動の、かなたへと・・・」
ガル「また、兄弟はなればなれ、だね・・・クスン」
ゲル「まあ、大丈夫でしょ、あいつらは。
姿は見えなくても、結局、いつも近くにいるわけなんだし・・・ねえ?」
スケ「カンニングの手伝い、頼めるとか・・・?」
ゲル「だめでしょ、それは!反則!」
ゼル「さて、お次は響鬼世界です」
スケ「これ、驚いたよな~。感動もんだよ。
ヒビキさんと、弟子のアスム君以外、オリジナル・メンバー、
続々、再登場じゃん!!」
ガル「ザンキさん、イブキさん、トドロキさん、女子弟子アキラさん・・・びっくりしたなあ、もう」
スケ「サポートメンバーズはいないけど、こんなに出てくれてるの、電王篇以来だよね~!」
ガル「他の、シリーズ前後篇!監督不行き届きです!」
ゼル「まあまあ、新世代でも、2代目ライダーになれる人が、出れるんですから・・・ね?」
ゼロ「電王篇も、主役と大ハナだけ、欠席だったけどな」
ガル「なんで、今回、デビッド伊藤さんなの?ヒビキさんが・・・・」
ゲル「でも、元祖より軽い感じで行くのかと思ってたけど、
後半、ちゃんと盛り上げてたよね。悲劇の師匠・・・」
ゼロ「力を制御できなくなったら、牛鬼が・・・出るんだ・・・」
スケ「ディケイド君、オ~レ~!やってたね」
ゼロ「2代目アスム君、元祖より小柄な・・・だね。
女子弟子アキラさんより、小さめで」
スケ「でも、結構頑張って、活躍してたよね~、アスム君は」
ガル「3派に分かれて、内輪もめ状態の<音撃道>各派を、まとめようと大奔走」
スケ「まさか、トドロキ君と女子弟子アキラさんが、あの仲とは・・・!」
ゲル「ま、よくあるやつだな~」
ガル「それと今回、ディエンド君・海東クンが、珍しく・・・行ないが、さわやかなんだよね」
ゼロ「・・・まあ、いつもよりはな」
ゲル「お宝泥棒のために、アスムやザンキたちを、利用して振り回すのは、
いつものアレ、なんだけどね」
ゲル「天下の無責任男なのか、そうじゃないのか、気まぐれな奴だな~」
ガル「何か、いい話、だったよね~」
スケ「・・・それにひきかえ・・・・
あの、さわやさかに欠けまくってる、<レスキューファイア->!」
ガル「せっかく、前の<レスキューフォース>シリーズで活躍してた、
知能つきレスキューメカを、ゲスト扱いで出しといて、
ドカーン、ばらばら!大殉職・・・!」
ガル「で、子供のこわれたおもちゃと一緒に、弔うからって、
1号と子どもが、海に向かって、さよなら~ッ、て、何だよ、あれ!」
スケ「損失の重みが、全然違うだろ!
直したり、作り直せるかもしれない、子どものおもちゃと、
バラバラになってぶっ壊された、でかい、人命レスキューの乗り物とじゃ!」
ゲル「一応、そのおもちゃの、モデル・キャラクターなんだけどな・・・(苦笑)」
スケ「まるで<ケータイ捜査官7>の、最終回だな!ひどいもんだよ」
ゼロ「あれじゃ、前作からのファンは、引くよ。あきれたね、正直・・・」
ガル「男の子達、また、今頃泣いてるんだろうな・・・ほんと、かわいそうに・・・」
ゼロ「もう当分いいよね、愛着ある仲間メカの殉職話は・・・」
スケ「このシリーズ、人物もメカ・サポートキャラも、
前作のより、人が悪い!
あたしゃ、もう、ついてゆけ~ん!」
スケ「あ、ところで、シンケンジャーは?」
ゲル「キャラは大体、定着してきたねえ」
スケ「以前やってた、おんぶお化け妖怪、傑作だったね~」
ゼル「赤ちゃんあやしたり、苦労してる人が、考えて出したのかな?」
ガル「それと、ワル妖怪の化けた、
ニセモノ・グリーンの、いや~な表情!」
スケ「仲間割れ仕掛けて、ひでえ奴だったな~」
ゲル「イエローもニセモノが、な。技のスケールは、ルパン3世くらい、かな」
ゼロ「でも、水に映りし、姿は・・・ははは。さすが、妖怪だな~」
ゼル「黒子達のひそかなサポートにも、ちゃんと焦点を当ててるのは、いいですね」
ガル「和風な街並みのロケが、ぴったりだな~。
なんか、ほのぼのしてるっす」
ゲル「内向性でいじけ虫の、ダンゴ虫妖怪登場には、ちょっと参ったな・・・」
ゼロ「せめて悪行やめて、改心してほしかった気も・・・するな」
ゼル「もうすぐ、お約束の6人目レンジャー、出るそうですね」
ゼロ「すし屋で、侍・・・らしいね」
スケ「いや、それは町人だろ?どこが侍なんだ?」
ゲル「<七人の侍>なら、犬千代って手も・・・?」
スケ「じゃ、7人目も現れて、それは・・・座頭市とか」
一同「(ハモッて)ない、ない、ない~!!」
スケ「綾瀬はるかの、市・・・」
一同「出ねーよ!!」
スケ「サイボーグの、市・・・」
ゲル「・・・・出るかもな・・・T4近いから」
スケ「じゃ、皆さん、そのうちに、又ね~!」
一同「バイビ~!!」
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- 2009/05/31(日) 08:45:45|
- 特撮
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主水日記。
ついに、来た。
かつての秀が、そして主水が、巻き込まれた種類の、
あの、揉め事が・・・。
そう、あれだ、あれ。
普段から、仕事人の掟にうるさい、小五郎が・・・
<的>に、指定される日が・・・来たんだよ、な。(注1)
川べりの寺島村で、7年前から行方不明だったが、
最近、白骨死体で発見された、茶屋の娘・お志津。
演ずるは、「人間椅子」「まんてん」「エゴイスト」・宮地真緒!(注2)
彼女はかつて、小五郎と、
淡い恋仲?になりそうな雰囲気が、一時あったのだが、
小五郎が、結局その恋心を受け止めずに、
去ってしまった・・・という、過去があったのだ。
彼女が行方不明になったのは、
小五郎に「良ければもう一度、会ってください・・・」と、待ち合わせをお願いした、
その待ち合わせの、指定日だった・・・。
小五郎殺しの依頼人は、その娘の、妹・お春。
小五郎こそは、「姉の仇!」なのだ。
かくて、仕事仲間の仕立て屋・レンに、
こう・ふくの家まで、庭から見張られ、
お菊にも「何のことだい?」と、とぼけられる、
孤独な、小五郎・・・。
(ここぞとばかりに、日頃の説教くささへの、逆襲か?と、苦笑の声も・・・)
主水は、ほぼ静観だったが、
涼次と、小五郎自身の調べにより、事件の真相が、徐々に判明する。
今は作事奉行に出世している、
小五郎のかつての学友・左兵衛(哀川翔)と、
その義母(北原佐和子)と、一家の手下達。
左兵衛の態度から、怪しいとにらむ、小五郎。
で、この義母が、とんでもない女だった・・・!
(まるで、昼メロだ・・・の声)
誤解は解けたものの、定番どおり、
茶屋娘の妹は殺され、小五郎、涙・・・。
皆に仕事料を渡すとき、
涼次に、素直に礼を言う、小五郎。
め、珍しい・・・。
一方、ずっと見張ってたレンには、
「今度家へ入ってきたら、殺すぞ!」と一喝。
まあ当然なんだが、小生も後で、苦笑・・・。
若き日の、かなわぬ恋・・・切ないねえ。
内気で哀しき雰囲気、似合いすぎだぜ、宮地さん・・・。
以上。
[ザ・マーキュロ!*23「俺たち、自由な監視者・・・?」]の続きを読む
- 2009/05/29(金) 23:32:25|
- 時代劇
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政の、日記。
27(水)と28(木)、フィルムセンター。
水曜、晴れ。
「吸血鬼ゴケミドロ」。
東映の佐藤肇監督と、脚本家・高久進が、
松竹に出張って撮った、異色のパニックSF映画。(注1)
これも、大井武蔵野館(注2)で、初見だった。
高英男氏の、追悼を兼ねての、再見となった。
額が裂けて、ドロドロドロ・・・。
ごうわく監督の、「恐怖の未知無知生物X」(注3)が浮かぶ・・・フッ。
パニック映画だから、当然のように、登場人物は皆、パニクる。
政治家も、兵器会社社長も、宇宙生物学者(サンプルはあるのか?)も・・・。
社長の妻は、最初から、少しおかしいのだが・・・。
皆、彼らのあまりな言動に、場内、苦笑漏れる。
わざとらしく、落石が起きたり。
絶海の孤島?かと思ったら、案外、だったり・・・
このB・C級チープ感も、なかなか、悪くないね~。
ラストの台詞のインパクトは、ある意味、
「日本沈没」の、「何もせんほうが・・・」に匹敵する、かも。
60年代、ベトナム戦争時代の制作とはいえ、
この時代と今と、なんだか又、似てきてないだろうか・・・?と。
木曜、本降りの、雨。
とうとう、梅雨の季節に。
SF特集の、最終回は・・・「宇宙からのメッセージ」。
ロビ-も、座席も、大賑わい。
やはりというか、映画ファン方面での知人の姿も、数人見かけた。
松田寛夫脚本、深作欣二監督。
出演俳優・スタッフとも、仁義無き!東映京都カラーで、
近未来宇宙戦争ワールド(!)を、
「里見八犬伝」プラス「スター・ウォーズ」的イメージ含みで描いた、大作。(注4)
「惑星大戦争」よりは、翌年公開された元祖?SWに、
かなり近づいた、造形と画面。
クリアーなセット撮影、派手で一直線な展開、
テンポのよさ、編集のキレ。
ロクセーラ(成田三樹夫)の、堂々たる悪役ぶり、
ビッグ・モローの騎士道的決闘に、
JAC集団アクション、
盛り上げる音楽、
もう、すべてが・・・サイコー!ブラボーっ!
しかしまあ、ばあちゃん役2人が、男!
天本英世(注5)と、三谷昇(注6)ですぜ。
あれは、シュールだ・・・何度観ても・・・。
アレの配役に比べれば、ハンス王子は、まともだ・・・。
まあ、でもあのカンカン帽子の兄ちゃんが、
<勇者>な世界、だから・・・ありなんだ・・・ね?(注7)
それと宇宙空間遊泳では、ちゃんとヘルメットしろよ~!と。
エンドマーク、一同、拍手喝采す。
以上。
[ザ・マーキュロ!*22「俺たち、自由な戦闘者!」]の続きを読む
- 2009/05/28(木) 23:27:25|
- 劇場用映画
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秀の、日記。
5月23日、土曜午後、
15時より、neoneo坐。
3プログラム拝見、各回1000円。
各回とも、20数名の訪問者・観客が集まり、
結構、にぎわっていた。
懐かしき70~80年代自主映画から、90年代の逸品まで、
思い返しつつ、堪能す。
まずは、<8ミリ駄菓子映画/幻活のリョーキの世界>。
幻活「特報!幻活映画予告編特集」:
洋画風なロゴマークから、すでに大いに遊んでいて、じつに楽しい。
みんな、本編を観てみたい作品ばかり。
でかい乾電池を背負ったヒーロー?などには、笑った・・・!
赤土輪監督「実録猟奇娘・激突!蛇婆ァ」:
ナンセンス劇画の絵を、基にしたとおぼしき、切り絵アニメ版。
夜中に、黒いコスプレ衣装のヒロインが、猟奇を求めて徘徊するが、
警官がまるで怪しまないのが、すでに変。
東京コミックショーが混じった、怪人蛇婆、それなりに薄気味悪い。
ここぞ、というときに、憧れの男性先輩仮面?が助けに来るなど、
アクション・ヒロインものとしてのツボは、
しっかり押さえているのが、律儀というべきか。
やや成人枠向きの、紙芝居として見れば、面白い。
同・監督「走れロマンよ!実録猟奇娘」:
オール実写版、黒いワンピース衣装のヒロインが、
偏平足マスクの水虫仮面と、
たわいもないギャグをやりながら、無邪気に戦う!
4人の水虫手下男に取り囲まれたり、まるで女仮面ライダー。
ヒロインが突っ走るすぐ横を、小学生の列が通るので、なんとも可笑しい。
これらに加え、今回は、8ミリではないが、
実写版「猟奇娘」シリーズ・主演女優女史が、
その後、海外滞在時に撮影した、周辺記録映像が、おまけ上映された。
「実録・リオの子供たち」。
貧しく、犯罪も暴動も頻発する、という街で、
しかも周囲の住民は皆、不法建築住まい、という地域でありながらも、
何なのだろう、あのひたすら前向きな、活気にあふれた雰囲気の世界は・・・?
青年達は、木材を仕入れては、観光販売用の楽器を作り、
子供たちは年中、サンバの延長で、歌ったり、踊ったり。
何だか、ものすごく明るい、陽気な、たくましい子供たちだな~、と。
なお、なぜか日本のマXX大使(!?)が突然、登場する一幕もあって、笑えた。
次は、17時より、
<幽閉された女の怨念・岩瀬美穂VS内向王子・太田智丈>。
岩瀬美穂監督「でたら女連歌」:
もしも故郷の、桜の木の化身が、あなたの母親だったら・・・?
という、和服で和風な、ひと時のおとぎ話。
同・監督「九十九里浜の女」:
夕陽にきらめく海、漁師の地引き網、波の音。
もしも、かつて男に裏切られた女の怨念が、
魚のいわしに乗り移って、その男の元にやってきたら・・・という、
ちょっぴり、こわいナレーション入り。
さばかれてゆく魚まで映す、丁寧さ。
昔話に、ぴったり?
太田智丈監督「シオマネキ」(再見):
アテネ・フランセ?だったか、初見時には、
あまりの内容に、ちょっとたじろいだもの。
TVやエンタメ系映画に慣れきった目には、
落ち葉や水や、草木を映してゆく画面は、ある種近視眼的で
テンポがのろく、ナレーションも無く、
男の身体部位接写?等もあって、
かなり、しんどい映画なのだ・・・。
だが、しばらく辛抱して、じーっと眺めていると、
バラバラのピースだった、場面の数々が、
徐々に、ある共通の光景へと、つながってゆく事に気づく。
一例を挙げれば・・・
最初のほうで、
この霧で曇ったような景色は、何だ?と、いぶかって見るうちに、
やがて、それがどうやら、窓ガラス越しの風景だった事がわかってきて、
あ、なるほど、と思う。
また、やはり最初、よくわからないラベル表示付きの箱が出てきて、
人体のヘソを、指でしつこくいじるシーンが頻発し、
それらの、よくわからなかったシーンが、
ヘソの尾と写真で、ようやく、無言のストーリーに、つながっていく。
木の枝になる、柿の実と皮の変貌は、
小さな連続ドラマのようにも、見えてくる。
(あたかも「鴨川ホルモー」の、栗山千明の変化のごとく・・・?の声も)
50分間、<局部~周囲視野~全景>という、キャメラ視点のとり方によって、
しんどさ・脱力感と、異例の面白さとが、同時にじわじわとやってくる、
不思議な味わいの、アート・フィルム。
その次が、19時よりの、<眼差しと、その力>。
竹平時夫監督「デッドエンドレス」:(おそらく・・・再見)
工場前?で遊んでる、普通の子供たちを、なんとなく?撮っている、初めと終わり、
都電の往来を、短いカットで編集したシーンなどが、印象に残る。
そして、キャメラに向かって、ガラスを割る・・・度胸、というのか、驚いたものだ。
この時代(‘83)の自主映画は、BGM選曲のセンスが、いいのが多い・・・。
山川直人監督「自己と他者」:(確実に・・・再見)
トリウッドで観て以来。
気がついたら、折に触れ、10年に1度は?上映を観ているような。
中盤の音声が機材の関係が、若干聴きにくかったが、
映像はそれほど、劣化していない。
この映画で、真っ赤な上着の室井滋は、
あれからもずっと、若い・・・。
<起承転結>や、赤文字の英文等の字幕も、
男女関係を問う台詞の、理屈っぽさと青臭さも、
今や、懐かしい感じが・・・。
独白劇する白塗り青年は、寺山修司映画のよう。
でもあちらよりはもっと、アメリカンな洋画・洋楽寄りの、
当時としては洗練されたイメージが、ある映画。
自転車のスローモーション・シーンに、ドラム音楽がかかる辺りは、
今観ても、驚き!なり。
NG集?も音声入りで、楽しめる。
上映終了後、十数名と残り、1000円、
交流会にて、食事あり。
皆で大いに、語らうのだった。
以上。
- 2009/05/26(火) 07:26:23|
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主水日記。
テレ朝、午前の再放送枠は、今、
渋~い魅力の、北大路欣也アワー。
娘もちの人情奉行「大岡越前」に続き、
「八州廻り桑山十兵衛」、再放映中!
最近のチバテレビ、平日14時は、
「闇を斬る 大江戸犯科帖」を、放映中。
日テレ系で放映された、現時点で最後となっている、
里見浩太朗主演の、連続時代劇ドラマ。
闇奉行・一色由良之介役。
共演は、西郷輝彦。表の奉行役。
由良之介の妻が、スーちゃん、こと田中好子。
探り役の女性助手が、
「まんがはじめて物語」でモグタンとお友達の、岡まゆみ。
両手に花、里見御大、なんたる役得・・・。
裏・表、それぞれの助手役は、常連・火野正平と、桜金造。
ただし、火野は、途中回で唐突に、消えてしまう・・・。
なぜなんだろう?交代したあの人、誰?
・・・・って、前にも書いたような。
(後にその人は、故・鈴木ヒロミツさんと、わかった・・・の声)
さて金曜夜は、テレ朝で「必殺仕事人2009」。
22日は、留守録で、ゴミ屋敷の回。
(先週の留守録も、残ってるかな?・・・の声)
ゲスト・加賀まり子は、江戸のゴミ屋敷で、
無断住人の、死体<始末人>稼業。
主水の、古い知りあいだった。
今や、その屋敷内は、高齢者の姥捨て山と化し、
彼女は完全に、老人介護施設の管理者状態。
いつのまにか、仕立て屋のレンまでが、車椅子を作って、手伝っていた。
施設運営の資金は・・・屋敷内で見つかった、千両箱の山!
だがそれは、かつて押し込み強盗一味と、その陰の後援者が、
逃亡前に隠しておいた、活動資金だったため、
加賀と老人達は、その強盗たちに襲われ、全滅・・・。
かくて小五郎・主水らが、仇討ちに出陣。
ちとわびしい話ではあるのだが、
加賀と老人達が、火事を消すときの騒ぎ、
彼らが皆、妙にサッパリして、生き生きしていて、
むしろ、ほほえましくすら、ある・・・。
不思議な印象を残す、一本なり。
以上。
- 2009/05/26(火) 06:56:58|
- 時代劇
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竜の、日記。
このところ、フィルムセンターで、和製特撮映画の上映が多いのは?
<日本映画史横断(4) 怪獣・SF映画特集 Part2>の最中だから、なのだ。
22日、金曜の夜は、「怪獣大奮戦 ダイゴロウ対ゴリアス」。
バルタン星人の初登場回を、「ウルトラマン」で演出、
劇場版「ウルトラマンコスモス」にも再登場させた、飯島敏宏監督の作品。(注1)
TBSでタロウ初放映の頃、円谷プロ・10周年記念企画。
85分の、堂々たる劇場向け本編。
内容は、まあ、当時のTBS明朗系ドラマ風、である。
<ケンちゃん>シリーズとか、ああいう感じ。
怪獣登場以外のシーンでは、主役が、
てんぷくトリオのコメディアン・三波伸介(注2)&クレ-ジーキャッツ・犬塚弘、なのだ。
その周りを、大勢の子ども達が、にぎやかにはしゃぎまわる。
喜劇とはいえ、いきなり、犬塚博士の鳥人間挑戦と、
怪獣のトイレ設備が出るので、のけぞった・・・。
擬人化の極地、絶句、呆然・・・。
川島雄三の、映画みたいだ。
一方、別な怪獣2頭(内1匹は・・・親怪獣)の出現シーンだけ、
コンビナート炎上が、マジだった。
このギャップが、ものすごい。
大きなお相撲さんみたいな、のんびりした動き。
飼育係(小坂一也)付き、
環境省役人(科特隊キャップ&おやっさん・小林昭二)付きの、ダイゴロウ。
餌代が国税では限界なため、人間達は皆、
募金に、懸賞金挑戦に、成長ストップ薬に、と対策に四苦八苦。
で、募金に協力?しているのが、
大工の熊五郎、三波伸介と、犬塚の発明王博士、というわけ。
三波は、落語に出てくる粗忽者の大工が、
建設現場に来た、という姿そのもの。
半分は、この重量級おじさんのドタバタを、観るための芝居。
ご近所の仲間で、人見きよしも出る。
(みんな、いなくなったなあ・・・の声)
かなり、ゆる~いギャグだらけだが、
結構、笑いが起きていた。
小生は、砂塚秀夫に殺到する、子供達の大群に笑った・・・。
後半は、ペギラみたいな冷凍効果を持った、ゴリアスとの対戦だが、
ここでも、三波・犬塚・人見のトリオが、あたふた、ドタバタ。
危険な作戦の割には、まあ、見かけはのんきですぞ。
ロケ地の中に、70年代の、下北沢周辺らしき風景が。
今よりも、古くて懐かしい感じの街並みだな、と。
ちょっと貴重。
エンドマークが出ると、突然、場内に大きな拍手が。
明かりが付くと、あれれ、客席やロビーは、
円谷プロ関係者とおぼしき人々で、いっぱいだった。
何だか、昭和の完成試写会に来たような、
不思議な気分で、ちょっといい気持ちだった。
以上。
[ザ・マーキュロ!*19「俺たち、自由な発明者!」]の続きを読む
- 2009/05/24(日) 19:10:20|
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政の、日記。
新宿で、ようやく、公開終了前をつかまえた。
例によって、原作も未読のまま、いきなり観ることになった。
「鴨川ホルモー」・・・きわめて、おもしろい・・!!
これ、明らかに、
全国から京都の大学へ、受験で来て、
仕送り住まいや、部活中心生活だった人達向けの、内容だよね。
神事とか、祇園祭りとか、
怪しげな?寮生だらけの学生寮とか・・・。
あいにくと小生には、そういう、
遠方よりの上京や、寮生活の経験は、無いもので、
生活実感的には、よくはわからないところも、あるのだが・・・。
ほとんどの日常が、東京・千葉・神奈川・埼玉近辺で、済んでしまう生活だったから。
上京経験者だと、この映画、もっと実感が沸くのではないか?と。
でも、そういう経験が全く無くても、
大風呂敷なまでの、フィクションでふくらませた、
異例の、京都学生歳時記&ドタバタ・アクション映画として観れば、
これは相当に、おもしろい。
大体、「普通の部だから・・・」と誘われると、
大抵の人はまず、本当か~?と、一度いぶかって、
模様眺めして、よ~く、見極めてから・・・というのが、常識なのだが。
美男・美女につられて、ついつい・・・というのも又、
同時にありがちな、パターンなわけで。
初めのほうで早速、ドキドキの展開が、あったが。
「何であいつが泣いてたのか、ちゃんと訊いとけよ!」と、
主人公に、つっこみたくなった・・・。
(ちょっと訊きにくいのは、わかるけどさ・・・の声)
(予感です、予感がします!の声)
予感?は当たり、案の定・・・ほら、見ろ!
狭い世界の中で、ああいう事情のこじれは、こわ~いものだ・・・。
これは、それがお約束の、喜劇の源になってはいるけれど、ね。
和服姿が日常的に見かけられる、街並みだからだろうか、
鴨川周辺で、変な練習をやっていても、
そんなに不自然な印象を、与えていない模様。
現に、謎のスーツ男性は、あまり驚いていない・・・。
(もしかして、OBなのか?の声も)
部活の思いきった伝統行事(?)に、なぜ、
昭和の有名CMソングが、使用されるのかは、
まったくの謎だが、笑う。
まあ、男子の多い部活だったら、ありそうな感じではあるが。
多分、ここの酔狂な神様は、地上波TVがお好きなのだろう。
一回観ただけで、すべての<用語>解説を覚えるのは、
小生などには、まず不可能だが。
あの京大メンバ-ならば、外国語同様に習得するのは、
ごくごく、たやすいことだろう。
羞恥心さえ、いったん外してしまえば・・・?と。
前半活躍の部長・荒川良々が、
問答無用だ!の、力強い先導(船頭?)役に。
「釣りバカ日誌」シリーズの本木監督、よくぞ、この人を呼んでくれた。
勇猛果敢、戦国武将風に・・・ジャイアン化してゆく、芦屋クン。
バトル指揮中、一瞬、
ライダー響鬼さんに見えたのは、小生だけか・・・?
名ライバル役、熱演、貫徹!
囲碁・将棋よりも、荒っぽい印象のバトルゲーム、
真剣な指揮系統動作の、傍から眺めた可笑しさ、
後半で勃発する、分裂&リング場外バトル!の数々。
なんというか、戦国リーダー養成所、の感あり。
一見かわいらしい式神も、
いざとなれば、大いなる兵力に。
良くも悪くも、リーダー次第なのが、
何だか、気の毒な気もするが・・・。
(<鬼>には、見えんぞ!と、モモタロスも云いそう・・・の声)
信長登場(!?)など、大いに笑う。
予告編にも少し出ていたが、
こういう意味があったのか・・・なるほど、と納得。
帰国子女青年、ちょっとだけど、成長したんだな・・・と、微笑。
しかし、その後の暴言は、いただけないぞ~!
登場人物たちの、抜き差しならぬ状況切迫、心理的対立は、
観客をいやが上にも、興奮へと高め、
「更なる喜劇へ!」と、駆り立ててゆく。
問答無用だ!のイメージ飛翔、空間的広がりをも見せつけて、
傑作な展開へと、われらを導いてくれる。
特に、あの女子部員達の・・・。
あれは、反則だろ~!!こわいね~。
爆笑と同時に、
ミリタリー系だったら、余計まずいよな・・・とも思わされ、ひやひやさせられた。
特筆すべきは、ヒロイン・栗山千明の、スタイル・チェンジ進行。
いやあ、なんというか・・・
徐々に、変わってゆくんだな。おもしろい。
ここ、見どころですよ。
結論。
DVDを待ってでも、絶対、観るべし!
以上。
- 2009/05/23(土) 01:29:56|
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秀の、日記。
19日、火曜。
シネヴェーラ渋谷・緑魔子特集。2本立て、1400円。
時間の都合で、「非行少女ヨーコ」のみを、再見す。
白黒。
抵抗の意思で、ラリってるね・・・ヨーコ。
チンピラな荒木一郎が、唸り、吠える。
ロマンス男・岡田英次が、牙をむく。
「バーディー大作戦」谷隼人が、関西弁でボンボン絵描きする。
東野孝彦(英心)が、青春ボクサーする。
大原麗子が、皆と共に騒ぎ、遊び、暴れ、
仲間の死に、泣く。
突然、寺山修司が、バーの騒乱中に、ぼやく・・・。
筋自体は定番・家出少女の東京徘徊記だが、
バーの乱痴気騒ぎ、キャメラの転回、
ヨーコの幻覚等のシーンに、異様な迫真性あり。
ラストは大甘!だけど、晴れやかな旅立ちに、
なんだかちょっと、ほっ、とするのだった・・・。
以上。
- 2009/05/20(水) 23:55:01|
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主水日記。
4~5月の未記録分、追記。
十数年ぶりに観たものから、完全初見!のものまで・・・。
4/23(木) フィルムセンター・<バン・コレクション2>
「赤尾の林蔵」「杉狂の催眠術」2本立て。
アメリカで個人所蔵されていた、フィルム・コレクションから、
日本へ寄贈されたものの、一部。ともに白黒。
「赤尾の林蔵」は、サイレントの侠客時代劇。
十年ぶりで、かつて、親分の敵たる男と斬りあった人物が、
年老いて、ひっそりと、その町へ里帰り。
そのときの生き残りの、組の者達を虐げ、
死んだ親分の息子らを、金銭がらみで悪用していたのは、
今やのさばっている、かつての敵一派の子分連中だった・・・。
筋を語る部分では、主役が涙もろく、
かったるいほど、テンポがのろいのだが、
斬り合いが始まり、チャンチャンバラバラになるや、
途端に、すさまじいハイスピード!バッサ、バッサ!
ギャップが、物凄い。
これぞ、戦前サイレントの豪快さ。堪能。
「杉狂の催眠術」は、
日活多摩川で撮られた、杉狂児主演の、歌謡喜劇。
まあ、たわいもないといえば、そうなんだが・・・。
かつてのちょっと抜けた学生達、
後に歌手や俳優、文学作家になって大ヒット、
没落した恩師親娘と再会、何とか元気付けて助けようと、奔走する。
杉が、ユーモラスな歌を歌い、
恩師が、杉にかけようとする催眠術に、
杉が、かかったふりをする芝居を、見せる。
肩のこらない、軽い人情喜劇。
4/26(日) 神保町シアター・「明日は月給日」
・・・奇才・川島雄三監督、松竹在籍時代の、白黒喜劇作品。
老経理課長一家と周辺人物達の、ホームドラマが中心。
サラリーマンの兄が、学生の弟に、
金を借りてて、返してない!とは、あきれる・・・。
タイトルどおり、明日が某社会社員、
全員の給料日というときに、トラブル発生。
社長と会社幹部が、他社へのライバル意識から、
怪しげな外資系会社に、給料用意分を、
すぐ大量投資しよう、などと言い出したため、
みんなの給料支払いが、遅れるはめに・・・!
(そりゃ、無茶だろ~!の声)
老経理課長も、解任の危機に。
で、皆、大慌て。
若手サラリーマンの恋人らも、とばっちりで、やきもき。
一同、新聞社の先輩とも協力して、
その投資相手会社の、裏を取りに奔走する話。やれやれ・・・。
随所で、ミュージカル・ソングシーンになるのが、楽しい。
4/29(水) 神保町シアター・「適齢三人娘」
・・・これも、松竹時代の川島雄三監督作品。白黒。
いわゆる旧家が戦後、斜陽族といわれ出し、
新しい仕事探しや商売を、始めていた時代のお話。
すれちがい、勘違いの連続で起きる、状況の喜劇。
可笑しいシーンは、本当に笑える!のだが、
お見合いで2度もトラブル、一番上のお姉さんが、
あまりにも、気の毒で・・・涙。
いい加減な奴やの~、最初の見合い相手!
やりすぎじゃ、カフェのやきもち屋女!
お前らのせいだ、お前らの!ばっかもん!
ああ、こわいこわい・・・。
でも、妹の津島恵子があわてる光景は、正直、笑える・・・。
大坂志郎のカメラマンが、取材相手を前にして、
「没落貴族の・・・」云々、物言いがちょっと不愉快!だったが、
ラストでいいところをさらったので、一応、許す。
4/30(木) フィルムセンター「ママの新婚旅行」
・・・戦後の新東宝封切作品だが、
長年、フィルムが行方不明だった、白黒映画。
最近、個人所蔵で発見された、唯一のフィルムを元に、
復元された、貴重な発掘品。
しかし、その古いフィルム状態のために、
上映中ずっと、画面が上下に揺れて、かなり観づらい・・・。
仕事人兼からくり人・山田五十鈴と、仕掛人・山村聡が、貧しい夫婦。
家庭教師や映画宣伝バイトをする、長男学生。
つきあってる彼女は、教えている女の子の、姉さん。
デート先が、クラシック・コンサート。結構カタい。
踊り師匠一家に引け目を感じ、別れようか、と悩む。
ああ、格差社会・・・。
まあ、「サザエさん」みたいな、
きわめて普通の、昭和調ホームドラマ。
一番下の坊やが、トニー谷の真似や、たわいもない替え歌をするシーンが、
初老男性中心の客層に、結構、受けていた。
5/9(土) ラピュタ阿佐ヶ谷「悲器」
・・・60年代白黒ピンクフィルム、
当時のオールスター女優、豪華総出演映画、だとか。
茨城県ロケ?とおぼしき、漁港の夜の色街宿に、
今で言う風俗嬢・キャバクラ嬢が、いっぱい。
漁船のエロ親父達や、ヒモ男相手に、皆、奮闘。
その中にいる、逃げた夫の借金を抱えた、子持ちのホステスが、主役。
うぶで真面目な若手の漁船員と、砂浜でつかの間のロマンス、
そして別れの日、という、ありがちなお話。
男女とも、演技派が揃っていて、芝居に何がしかの、迫力がある。
とにかく可愛い子を並べときゃ、という時代では無かったことが、伺えて貴重かも。
5/16(土) ラピュタ阿佐ヶ谷・中平康監督「光る海」
・・・といっても、「エイトマン」の歌の映画化、ではない。
1962~63年頃には、日活映画で、
中平監督作品封切りが、多かったようだが、
これはその当時の、オールスター映画。
主演・吉永小百合が、眼鏡をかけた、大学卒業したての女子大生。
速射砲のごとく、独自の男女関係概論を、陽気に近代文学的表現で、語り倒す!
その溌溂(はつらつ)ぶり、度胸があるというべきか。
高峰三枝子と田中絹代が、
同じ人物(森雅之)の、2号さんと正妻、というのもすごいが、
この2人が、まったく喧嘩しないというのも、驚きの設定・・・。
大女優2人の、重厚なる芝居を前にして、
乗馬姿で来た若き吉永が、まったく、動じていないように・・・見えている。
この3ショット自体、すごい貴重・・・。
吉永と出演コンビの浜田光夫は、結ばれる相手が、違うのが珍しい。
ラストの演説は、挑戦状なのか?それとも・・・?
同日同所・「混血児リカ さすらいひとり旅」
・・・シリーズ2作目、舞台は横浜から、東北某市へ。
こいつが、格段に出来が、いい!
1作目の、テンポのゆるさが、嘘のよう。
同じ主役&スタッフでも、こんなに違うんだな・・・と、驚く。
カラーフィルムの状態も、良い。
愉快、愉快。
編集のキレがよく、アクション・シーンがまるで、仮面ライダー。
ここぞ、という所で、主役が、そして画面が、弾んで動く。
黒眼鏡連中の目が光る、刺客襲撃、
ジャンプ、足上げキック!
こういうのを、待っていたよ。
唐突なベリー歌謡ショーも、目の保養。
改名前の峰岸徹、若いな・・・。
東北一帯をシメる、曲者の悪ボス。
その声が、明らかに・・・ムーミン・パパ!
あれの声優が、外人刺客や、組長代理姉御をも翻弄する、
商魂たくましい悪役を、さらっと怪演。見ものなり。
5/17(日) ラピュタ阿佐ヶ谷・中平康監督特集「俺の背中に陽が当る」
・・・窓拭きバイト人の浜田光夫主演、恋人役の吉永は出番が少なめ。
内田良平の兄貴が出所、ギャングの経理幹部をやめて帰ってくるも、
前歴が邪魔をして、思うに任せず、
古巣の事務所で、他の幹部にハメられ、
ボス殺しの汚名を着せられた上、
学生服ギャング(!)に仇討ちされて、死ぬ。
警察への再捜査要望も通らず、窓拭き仕事も追放された弟・浜田、
兄の無実の証拠をつかむため、なんと、
新ボスの元で配下に、転職してしまう・・・。無茶。
東京五輪がらみのホテル地上げまで、手伝わされる彼。
時代というか、この辺、痛ましいものがある・・・。
半年もたたぬうちに浜田は、漫才師?のような子分もでき、
内田の後釜候補として、一端の遊び人風兄貴に、変わるのだが・・・。
最後の最後まで、組織内のワルなりに、
中堅的印象ながらも、人心把握術には長けていて、
ワルの主義を貫き通す真犯人(誰かはすぐ判る・・・)が、
呆れるほどに頑固というか、際立っているのに注目。
子供の扱い方など、実に手馴れたもので、ゾッとする程。
ワルぶっても、どこかやんちゃ坊主風な浜田との対比が、それなりに出ている。
裕次郎・宍戸錠らのギャングものより、経済活動描写がリアル風?な分、
日活アクション・ファン向けの、迫力とダッシュには、やや欠けるきらいがあるが・・・。
浜田・吉永ファンの青春路線客層を意識して、薄めにしたのだろう。
半年間で闇商売人ツアー・ガイド、という印象も。
同日同所・同監督「現代悪党仁義」
・・・宍戸錠が、全篇大阪弁で、主演。白黒。
大阪の詐欺師ならぬ、詐話師(さわし)一味の、
実話エピソード含みの、ドライで軽妙なコメディー。
オープニングのナレーション、ハイスピード回しのドタバタ、
怪しい金融業者・二谷英明一味との、
せこい腹の探りあい、対決作戦と、
パキパキ進行、ユーモアたっぷり、気の利いた展開。
初めと終盤の、反復話法が、なかなか傑作。
愉快、痛快!とても、笑える。
山本陽子、若き日には気の毒な、泣かされ役だったのだ。
宍戸・二谷の大喧嘩、
妙に楽しそうにも見えてしまうのは、なぜ?
以上。
- 2009/05/17(日) 23:13:16|
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錠の、日記。
フッ。また、行っちまったぜ。フィルムセンター。
福田純監督、最後の東宝映画・・・「惑星大戦争」。
スクリーンで観るのは、大井武蔵野館以来か?
(今や、千葉県知事主演作!になってしまった・・・の声)
「スターウォーズ」(以下SW)の、日本公開を前に、
写真や雑誌記事等の、断片的情報を参考にして、
国産SF映画で、一足先に国内を、盛り上げとこう!との狙いがあった模様。
その点では、深作欣二監督の東映映画「宇宙からのメッセージ」と、双璧の存在。
70年代中期には、既にSFアニメのブームが来ていたが、
まだ、インターネットも無かったし、
洋画の公開は大抵、半年から1年待ちだったからなあ・・・。
おおらかだった、というべきか。
概ね、「宇宙戦艦ヤマト」の実写版、といった趣向で、
生真面目、ストイックな登場人物たちが、連続殉職。
特に艦長、いまだに初代「ゴジラ」を、引きずってるような心情吐露。
乗組員のヒロインは、結構、立ち直りが早い・・・。
オープニングの雲海と、回転するスタッフ表示、
金星でのゆったりした探査船移動、洞窟内のはしょり編集カットなど、
観ていて結構、楽しいシーンも多い。
画面は明るくクリーン、音楽もリズミカル、
ミニチェア特撮やビーム合成は悪くないし、
ゴジラ映画でもおなじみの変装術も、お、やってるね!で、楽しい。
だ、だが・・・。
敵の本拠内が、宇宙船のテレビ・スクリーンに映った途端・・・
案じたとおり、場内には、
くぐもった失笑の、さざ波が。
ローマ船デザイン、までは、百歩譲ってもいい。
だが。
敵軍の大将、マスクと衣装が・・・
シルバー仮面のコスプレみたいで、ちょっと変だし。
その横にいる、SWの宇宙人?を意識したとおぼしき、
大きな強力(ごうりき)野郎の、まずい造形が・・・ぶちこわし。
ごめん、やっぱり、笑っちまった・・・。シンプルすぎるぞ・・・。
あれでは、幼児教育番組の、優しいキャラクターそのものに・・・見える。
そして、つかまってるヒロインの、
SW、いやSMクラブっぽい衣装・・・!
こっちは、狙いすぎ。
もしかして、あれを着てたのか?出動スーツの下に・・・?
それともこれは、敵大将の趣味・・・?
こうして、折角そこまで積み上げられて来た、
超近代的宇宙冒険戦記SFの世界が・・・
ガラガラと音をたてて、観客一同の脳内から、崩れ去ったのだった・・・。
強力野郎が再登場すると、失笑の声量は、倍加した。当然だろう。
これでは、戦闘員までツヤツヤ甲冑装備の、
本家?SWのトータル・イメージに、対抗すべくもなかった・・・。
(「2001年宇宙の旅」の、強固で色気抜きな、SFイメージに比べると、
まだ、いいんだけど、ね?・・・の声)
なお、TV時代劇ファンにとっては、
必殺からくり人・天平と、仕置人・錠と、助け人・龍の映画でも、ある・・・。
ちなみに、「暗闇仕留人」・印玄も、気の毒な役で出てる・・・。
以上。
- 2009/05/16(土) 00:55:48|
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壱の、日記。
5月14日、木曜。フィルムセンター。
「メカゴジラの逆襲」。
前作の、続編。見過ごすわけには・・・いかない。
よく出来ている。
侵略者のリベンジと、追放科学者親娘のリベンジがクロスする、ハードなストーリー。
前作よりも、重厚な印象。
潜水艦、海底恐竜の操作、(尾ヒレで、風が!)
メカゴジラ改造、再生サイボーグ手術、
(作り物だが、胸出してる、まるでショッカー・・・の声)
国際警察・IPOメンバーの活躍、
(あの赤いビルに故・中丸忠雄がいたらGメンだ!の声)
超音波作戦、
悲劇の令嬢と海洋学者のロマンス、
(「レオ」&日活ロマン出演・藍とも子!好演・・・)
頃合のいい?ゴジラの出現、
(いきなり出て、ウルトラマンかよ!の声)
派手なビーム、ドリルミサイル攻撃、大爆発・・・と、盛りだくさん。
SF・アクションとして、これだけよく出来ていながらも、
ゴジラの唐突な登場など、
途中の説明部分が、ところどころ、編集ですっ飛ばされているのが、気にかかる。
シリーズ・ファンには、わかりきった段取り部分は、省略してしまったのだろうか?
それと、前作とだぶるキャストが、似た役や、違う役で、
続々と出てくるので、理解するのが少しばかり、ややこしい。
一番謎なのが、前作で主役だった、大門正明の再登場。
どう見ても、海底で大勢と共に、死んでいる!はずなのに、
その後再度現れ、もう一度、死ぬ。
サイボーグに、されたのか?
(007と大門は、2度死ぬ・・・の声)
この作品までで、昭和のゴジラ・シリーズは一度、終わる。
細部に、上記のごとき疑問は残るものの、
一応の締めとしては、上出来の部類、なり。
以上。
[ザ・マーキュロ!*13「俺たち、自由な出没者!」]の続きを読む
- 2009/05/14(木) 22:54:23|
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竜の、日記。
13日、水曜午後、フィルムセンター。
福田純監督「ゴジラ対メカゴジラ」。
意外にも、通しでちゃんと観るのは、初めてだった。
海洋博準備中の沖縄が舞台。
大人の事情?により、米軍や自衛隊を一切出さずに、
火薬量の多さ、工学処理の派手さ、メカゴジラのデザインと動き、
キング・シーサーの像と伝説、陰影のあるアクション・シーン、電磁力作戦等、
引っ張りと見せ場とを、上手く織り込んで、
怪獣たちの格闘戦と平行して、なかなか面白く見せてくれる。
大門正明・岸田森・平田昭彦のそろい踏み、
いかにも東宝映画らしい、スパイ・アクションが、ちょっといい。
同じ福田監督の「エスパイ」や、松本正志監督の「狼の紋章」、
加山雄三のハードボイルド映画、宝田明のスパイもの等を、知っている人なら、
一粒で、二度おいしい出来。
あの岸田森の黒ずくめ衣装は、沖縄だと、暑くないか・・・?とも思うが。
大門が夜走るシーンとか、メカゴジラを見上げるシーンで、
カットを細かく割っているのが、良い。
「ガイガン」のよりは頭のいい、準備周到な侵略宇宙人で、妙に感心す。
キングシーサーを呼び出す歌が、民謡ではなく、
ムード歌謡曲調なのが・・・ちょっと、違うような気が。
ともあれ、結構楽しめる出来だった。
以上。
- 2009/05/14(木) 01:15:12|
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政の、日記。
12日、火曜、ラピュタ阿佐ヶ谷。
中平康監督特集より、「混血児リカ」。
場内でも説明があったが、古いフィルムゆえ、かなり退色し、
画面が、ピンク色がかっていた。
(お色気映画だから、ではない!の声)
派手そうな見せ場シーンが1箇所、切れていたのは残念。
ベトナム戦争時の、横浜周辺を背景に、
主演・青木リカの、長身と若い色気を前面に出した、
いわゆるズベ公、スケバン・アクションもの。
ヒロインが、とにかく悲惨な生まれ育ちで、
昼間の地上波放送は、まず無理。
いきなり、友人女性がもだえるシーンから入り、生臭い話になる。
男性との喧嘩のあげく、とんだ不運で、鑑別所行きになるのだが、
結構、出入りが自由?な鑑別所で、ややのんきな感じもある。
人身売買商人やギャング、脱走兵事件もからんだ、危険な話の割に、
全体のテンポはゆるく、緊張感もやや薄く、
アクションが少しばかり、かったるい。
まあ、面白いには面白いんだが。
日活出身監督が、東映ズベ公映画を、
東宝枠で、マンガチックに出すと、こうなるのか・・・といった感じ。
ナイフ投げ(!)のシーンなど、皆、笑っていた。
ビキニ姿で歌うなんて、最近の歌番組でもやらないよなあ・・・サービス。
ラストのあんまりな、いや、前向きな字幕に、
全員、爆笑起きる。
以上。
- 2009/05/14(木) 01:13:04|
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参の、日記。
5月9日、午後、フィルムセンター。
「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」。
プレイガール風に現れる、菱見百合子女史を、見るための映画。
福田純監督の東宝映画としては、あまり、出来のいいほうではない・・・。
侵略者側の、設備と作戦が、
高度な科学力と生命力の割に、あまりにも粗雑。
見切り発車的、守りを固めていないし、
基地の内部も手抜きだらけで、お寒い限り。
都心部のビル内には、目立ちすぎの監視カメラを置きながら、
本拠地が、工事中とはいえ、あんなに出入り自由?で、いいのか。
穴だらけのセキュリティー、あれでは・・・負けるに決まっている。
人類相手に、お粗末な、やられっぷりだ。
ガイガンの飛び道具のみが、冴えていた・・・。
怪獣の台詞(!)を、マンガの吹き出しに書いていたり、
<ぼくらのゴジラ>なんて歌まで、付いていたり・・・。
ゴジラとアンギラスが初めから、ヒーロー義兄弟扱いでは、
いささか、なじめないものがあった・・・。
そこまでやるなら、せめて、ミニラを呼んでおいてほしい・・・と。
以上。
- 2009/05/10(日) 15:32:27|
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ゼルディアの、宇宙衛星基地。
ゼルディア「はいっ!というわけで、特撮トーク、いきま~す!」
スケバルマンA「来た!それ、それ!わ~いっ!」
ガルス「おかえり~、ゲルさん!」
ゲルゲ-ゲル「やあ、ただいま・・・って、アタシの本部はここじゃないってば!
敵組織の、ゲルゲラスなの! 忘れるなよ!もう」
ゼロ・エックス「最近向こうよりも、居ついてないか?この人・・・」
ゼル「さて、他の番組はさておき、今週はあれを、トップで扱わないと、いけませんね~」
スケ「(手を上げて)あ、わかった~!あれね!あれ!」
ゲル「おいおい、ほんとにわかってんのか~?じゃ言ってみろよ、何だ?」
スケ「房総名産、鯛せんべい~ッ!」
ゲル「(ずるっ、となって)いつまで鋸山観光の話してんだっ!そっちの話じゃないっ!」
スケ「あれ、じゃあ何?」
ゲル「わからいでか!劇場版・仮面ライダー映画に、決まってるだろ~!」
スケ「・・・あ、<超・電王&ディケイド>ね!それそれ!
観たよ~、連休中に早速。わくわくの楽しさで、良かったよ~!」
ゼロ「まったく、調子いいんだからな、もう・・・」
スケ「じゃ、これから観る人たちも多いだろうから、ほんの要点だけ、ね~・・・」
ゼル「電王放映時の要領で、見事に、
ディケイドのTVシリーズと、リンクさせてましたね~」
ゼロ「白い高貴なるイマジンが、出たあたりから、ね」
ガル「時空移動と時間移動のダブルって、ほとんど、万能っすよねえ・・・」
スケ「OPでもCMタイムでも、かなり頻繁に、PRしてるよねえ」
ゲル「<レッドクリフ>か、ライダーか?って感じだなあ」
ゼル「でも、劇場で本編観ると、
まるで違う感じのところから、始めてますよね・・・」
ガル「新登場の、男の子役2人が、いいなあ」
スケ「大冒険の王道!男の子の心、ぐっとつかむ導入部、だね」
ゼロ「あれなら電王メンバーズが、まるで、
初登場!みたいな印象を、与えられるよね。うまい手だよ」
スケ「つ~か、とうとう元祖電王青年、出なくなったじゃん!」
ゼル「チラシやHP見たときから、予感はしてましたけど、ね・・・?」
ゲル「大人の事情、ってやつだな・・・フッ」
ゼロ「スケジュール&イメージ的に、今、無理なんだろうな・・・?」
スケ「ユウスケ君の姿も、見えないじゃん!どうして?」
ガル「先週やっと、TV本編の電王篇で、クウガに変身!してたよ・・・!
でもこっちでは・・・くすん」
ゼロ「ゼロノス君やディエンド君は、何とか、出れたけどね~」
ゲル「筋つながるようにするの、今回も、大変だったろうなあ」
ゼル「バトルはもっぱら、超・電王クン!ですね~」
スケ「今回からは完全に、超・電王クンが、ヒーロー!だしねえ」
ゼロ「ディケイド・門矢クンは、あくまでも助っ人、って位置だね~」
ガル「イマジンとの合体では、なりきってたっすね~!ノリいいっすよ」
スケ「例によって、レギュラー・イマジン達が、
縦横無尽に、活躍してるからね~!」
ゼル「もう、各人がファンに向けて、何やればいいか、
みんな、ツボをわかってますからね~」
ガル「モモタロスも、ナオミも、コハナも、相変わらず、だよね~!」
ゼロ「デネブが今回は、特に功労者なんじゃない?」
スケ「オーナー・・・!またまた、おいしいところ、さらってますねえ」
ゲル「まさか、キバの怪物ランド・トリオまで、出るとはね・・・!」
ゼロ「なぜ、あそこにいるんだろう?また逃亡中なの?」
ゼル「新登場キャラでは、村の弓姫と、少年の交流が、大きなポイント、ですね」
スケ「泣かせるんだ、これが・・・お子様も、つい、どきどきっ!の、ニクい展開」
ガル「ワル鬼側には、柳沢慎吾さん、出てるっすねえ」
スケ「どこで例のフレーズ言うの?って、気になって、気になって」
ゼロ「抑えてたんだろうね、ずっと・・・」
スケ「しかァし!予告篇にも出てたけど、あの戦艦は・・・・・」
ゲル「どう見ても、ヤマトだろ?!」
スケ「元は宇宙戦艦のほうだな~、おそらく」
ゼル「よく見ると空中に、水面?見えますしね。
ディンギル惑星の、水かも?」
スケ「前のほうだけ、こしらえたみたいな感じもあるけど、
やっぱ、でかいよな~!」
ゲル「試写会のとき、大人はみんな絶対、
あ~ヤマトだ!って、叫んだだろうな~」
ガル「あれは、反則な位の、強敵っすよね・・・」
スケ「どう倒すかは・・・劇場で、目撃すべし!」
ゲル「さて、次は夏の、ディケイド・メイン映画だな」
ゼル「これが、又・・・昭和ライダーズと、ショッカー!まで、出るんですって!」
スケ「おお、ついに、来たね~!」
ゼロ「例によって、人間姿は、どうなるのか?だけどな」
ゲル「ウルトラも、昭和&平成共演やったから、こちらも・・・だな~、と」
ガル「でも、ああ、過ぎたる幸せ・・・もう、クラクラしそう・・・!」
スケ「秋も、ハリー・ポッターより、ライダー映画だ?!かもね」
つづく?
- 2009/05/08(金) 23:32:07|
- 特撮
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関東、某所。
アスカル、ことスケバルマンAが、
アWorker博士に、インタビュー中。
スケ「で、どうだったんですか~?ゴールデン・ウィーク中は?」
博士「いや、もうね・・・例によって、メインは自宅内のお片付け。
2~3日は、集中出来るからね。まあ、大分はかどったかな。
終盤の雨降りは、予定外だったけど。
都内で映画も少し、観れたからね」
スケ「房総半島の浜金谷、行ったんですよね?電車で」
博士「鋸山(のこぎりやま)、上りたくなったんだ、久しぶりに」
スケ「あそこ、景色いいですからねえ。トンビが、下飛んで見えたりして」
博士「総武快速線と直通だから、横須賀線の久里浜経由で。
京急の駅前から、バスでフェリー乗り場まで行って、そのまま渡った。
天気はいいし、海は広いし。いいもんだよ、たまにはね」
スケ「今なら、海賊に気をつけてね~!って、貨物船に叫ぶ人とか、いそう・・・?」
博士「でも、鋸山まで行ってみたら、
ロープウェイの山麓駅を頭に、ものすごい渋滞でね・・・。
千葉方向からの、有料道路からの車の列が、動かないの。
その頭のパーキングも、満杯で」
スケ「ああ、連休中ですからね~」
博士「そこへ途中から、雨予報、出ちゃいましたからねえ」
スケ「晴れのうちに急いで、って事かな?」
博士「海ほたる側もETCで、景気対策にって、値下げあったし」
スケ「ファミリー層が、集中する時期ですしねえ~」
博士「昼過ぎ頃に着いたら、もう車の列が、ずら~っと、できててね。
ロ-プウェイ、夕方の5時までなんだ。(注1)
どう考えても、とても車で来た人たち全員は、乗れないんだよ。
はるばる来てて、気の毒に思った・・・」
スケ「そりゃ~、ついてませんでしたねえ・・・。
この時期はどこの観光地も、いつもより混雑しますよねえ」
博士「できればGWははずして、普段の土日とかに行くほうが、
楽みたいですね、あすこは」
スケ「リアル・ゲーム慣れしてる子どもにも、
あのロープウェイは、評判、いいんですよね~!」
博士「あの反応を見るのが、結構面白いんだ・・・!」
スケ「あの上にある、有料で入る、 石切り場跡や石仏が、
面白いんですよね~。西遊記みたいで」
博士「ふもとから歩いて上る、ハイキング・コースもあるんだけど、
結構、急な階段や坂道、多いんだよね・・・。
朝から出て、ゆっくり登らないとねえ」
スケ「あそこら辺は、雨降りの後だと、足元がすべって泥んこだから、
よく晴れた日の翌日くらいからが、いいですよね~」
博士「頂上の見晴台で、<天地人>オープニングの、
妻夫木気分になれるぞ・・・!と」
博士「で、じゃあ、無理して疲れるよりは、ゆっくり過ごそう、ってね。
上るのはあきらめて、海岸周辺とみやげ物屋だけ、散歩してきた。
ピーナツ菓子とか、鯛せんべいとか、いろいろ試食して、
釣りに興じてる太公望たちと、フェリーと、海岸の花を眺めながら、
日差しでぽかぽかの漁港で、昼寝・・・。のんびりできたよ」
スケ「あ、それが正解ですよね~、GWは。くつろいだほうがいいし」
博士「関東から近距離でも、長い自動車旅行は、
できれば、やめたほうがいいね、この時期は・・・。
各駅停車でも電車のほうが、まだラクだよ、ほんとに」
スケ「待ち時間が30分とか、1時間とかだから、
その間に、町の見物や買い物も、できますしねえ」
博士「ま、又、別な時期に、出直すさ・・・と」
スケ「頂上で<天地人>ポ-ズをやりに、ね・・・!?」
スケ「え~、以上でインタビューを、終わります。
・・・では、引き続き、次回は特撮系のトークやります!お楽しみに~」
[ザ・マーキュロ!*8「俺たち、自由な観光者!」]の続きを読む
- 2009/05/08(金) 23:30:22|
- トーク
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秀の、日記。
5月8日、夕方。
天気雨。
空に見事な、虹かかるも、
それからまもなく、雷鳴、
一時、虹のすぐ脇に、横向きの稲妻、走る。
春雨とはいえ、変な天気だ。
「仕事人2009」。
経師屋・涼次、昔の女・お雪と、ばったり再会。
かつて、抜け忍で逃げていた頃、助けられた、命の恩人。
大棚の娘だったが、店を乗っ取られて没落、小料理屋をしていた。
その後苦労して、岡場所から、這い上がってきて、
ついには、ある老舗料亭の息子に見初められ、玉の輿に・・・。
昔の恩返しも兼ねて、お祝いに、
立派な襖絵を描いてやる、涼次。
だが、年月は涼次同様、
お雪をも、すっかり変えてしまっていた・・・。
今や、たくましくなった彼女こそが、
新しい番頭や、地回り達と組んで、
老舗をじわじわと、乗っ取りにかかっていたのだった・・・。
お菊の、見立て通り。
「泥水をすすった女は、こわいからねえ・・・」。
こ、こわいぜ・・・実際。
乗っ取られた一族の娘からの訴えで、仕事料が来る。
となれば、後は・・・、言わずもがな。
すべては、完成した地獄絵が、見ていた。
ああ、無常・・・。
今週の一言、「画竜点睛」・・・。
連休中と、前後の事などについては、後日。
以上。
- 2009/05/08(金) 20:34:17|
- 時代劇
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左門の、日記。
読者の方?のご推薦にもとづき、昨晩、
未知の深夜TVアニメ・「けいおん!」(TBS系)を、おやすみ録画し、
今朝、初めて観た。
京都の、アニメ制作らしい。
・・・ああ、なるほど、
女子高生4人組の、音楽部活の話だったのか。
できたて学園バンドの、結成話。
それで、「軽音部」の「けいおん」、ね。
「リンダ リンダ リンダ」の線、だな。
学園祭デビュー、初ライブ・ステージ。
先生の夜なべした衣装、凝ってるねえ。
当初予定のボーカルが、声をガラガラになっていて(風邪か?)、
急遽、長髪の子が、ボーカルの代打に。
しかし、当人あがりまくって、ガタガタ・・・大丈夫か?
ああ、見事に、やりおおせたねえ。
いや~、明るいな~。
途中で画面が、ウエスタンPV調とは、びっくり。予想せんかったのう。
ついでに、ずっこけて、とんだ余禄も・・・ははは。
思いの他、正統派の青春部活篇で。
ささやかながら、何かを自分達で始める、
不安と楽しさと、わくわく感に、あふれている。
さわやかな一陣の風が、吹いていたのでした・・・マル。
以上。
- 2009/05/08(金) 20:30:14|
- TV
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壱の、日記。
ピンク映画3本を観た後、土曜の夜、
ひそやかに伺ったのは・・・
またしても、表現自由の砦・新宿ロフトプラスワン。
おそるべき?<冷蔵庫マン>・ライブショーに、途中より参加す。
ヒエヒエ・ライブと銘打ってるが、さて。
救援信号、「また来たぺギラ」、となるのか・・・?
いやはや~、奇抜なる仮装の数々、
ちゃんとフタが開き、野菜が転げだす!冷蔵庫マン、
アイアンマンならぬ、赤いアイロンマン、
ダークナxトマンなど、ネタいっぺんにやってる。
これだけの仮装をやれる人といったら、小生の周囲では、
芸社方面のごうわく監督や、伊勢田監督の姿が、浮かぶのだが。
・・・あ、納得。あっさりと。
思いっきりなダジャレと、思いっきりな下ネタと、
思いっきりな演者怒号?!の連打、連打で、
頭が、頭が、もう、クラクラ・・・!
場内の客席は、冷えるどころか、最早温まりきってヒートアップ、
皆、ゲラゲラの嵐。
初めから居た、多くの知人たちも、既にかなり毒され、
めでたく?サノ・ヨイヨイ状態に、陥っていた・・・。
後続の、ゲスト芸人男女も、
良くも悪くも?この人の影響を、大なり小なり、受けている感じで。
玉袋?の人達とか、赤塚不二夫漫画みたいで、
ほんまに、ばかばかしいぞ・・・!
女子芸人の「地デジを争う」(血で血を・・・)に一番大笑いしたのは、小生か?
以前も一度観たような、ロフトプラスワン常連らしい、
十数年前のとんねるずみたいな、うごめく生物電気を発した2人組が、
ノリ的には、ちょっと良かったかな・・・と。
新宿というよりは、なつかしの浅草芸人集団、といった印象だった。
早野凡平さん周辺、とか・・・。わかるかな?
まあ、そういう意味では、なかなか面白いショーを、見せていただきましたぞ。
以上。
- 2009/05/05(火) 15:23:33|
- トークイベント
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*代表者(著者)注:
以下、未成年の方には、大人の事情により、
ダイレクトには、映像をお見せできない(!)であろう内容・シーンが、
一部含まれる映画につきましても、記述・報告をいたしております。
作品のオリジナリティーと、制作意義を考慮し、
映像アップ等、一切抜きで、
ほぼそのまま、記述・解説させていただいております。
あらかじめ、ご了承ください。
筆者も常日頃より、何かと、気にかけておりますので、
一応表現上の配慮を、致してはおりますのですが、
なにとぞ、読者諸氏のご理解をたまわりますよう、
よろしく、お願い申し上げます。
(つ~か、以前からあるじゃん!そういう記事も・・・の声)
(もともと映像、アップしてないじゃん、ここ!の声・・・)
(想像していただくしか、ないんだろうな・・・の声)
(まさに、大人の事情、だな・・・の声)
(いつもの代行秘書、何か言えって!オフ中か?の声)
鉄の、日記。
ふう、やっと、GW前後の映画紹介に、かかれるぜ・・・。
先週観たやつも、数本あるんだが、ちょいと後回し、な。
さて、と。
5月2日午後、
陽気、きわめて天気良好なり。
このような晴れやかな日に、なぜか、行った場所とは・・・。
ピンク映画館・上野オークラ。
GW特別企画・<OP映画まつり>、初日を訪問。
3本立て。
久しぶりに行ってみたら、
すぐ隣の上野スタームービーが、取り壊し中だ!ちょっとショック・・・。
ここで、石井輝男監督の、晩年公開作「地獄」(丹波哲郎出演)、観たんだよね・・・。
ただいま、建て直し工事中。
たしか上の階に、ゲイ・シネマ専用シアターが、あったはず。
入ったことは、無いんだけど。
あれは、どうなるんだろう?
正面入り口には、上映作3本の、
カラー毛筆(手書き)案内が、貼り出されている。
<事件はXXXで起きてるんじゃない!XXXで起きてるんだ!>の宣伝文字に、
通行中の、行楽客親娘たちが、読んで笑って、横切ってゆく。
15時頃より、エンタメ系ピンク映画の王道・池島ゆたか監督組の、
舞台挨拶&トークあり。
ここの客席は、50代以上の中高年・壮年男性層が主流。
女優が一人、無念の欠席するも、なんと、6人も登場。
支配人と監督の司会で、約30分進行。
やはり時代というか、舞台・AV・テレビ方面と、兼業の人が多いそうだ。
現場でバタバタとか、映画に写ると他と違った良さがあるね、とか、
誰と誰はオフでお買い物とか、業界仲良し話、
夏の新作PRなどにも、大いに花が咲く。
にぎやかで明るい、挨拶とあいなった。
また、この場にて、
今年の<ピンク大賞>(前年度作品より表彰・授賞式・オールナイト複数作上映等)が、
6月中に、テアトル新宿にて、
今年も執り行われることが、正式に発表された。
例年、春先から4月中に行なわれてきた、この恒例企画、
今年は発表が遅かったので、気にかけていたのだ。
以前より、上板東映~亀有名画坐~新宿ロフトプラスワン~池袋の新文芸坐と、
流浪、漂流のイベント?だったのだが、
又、会場が移動していたのね・・・。
(これも、大人の事情、だね?の声・・・)
以下、ごく簡単に、作品内容を。
(注:タイトルはあくまでも、公開する配給会社の名付けた、営業タイトルであり、
脚本家のシナリオ段階でのタイトルは、大抵は、もっと地味なものです。
今回はそれが不明のため、営業タイトルのみ書きます・・・念のため。)
「不倫ファミリー 昼から生飲み」:
オープニングが手作りアニメで、ちょいと驚いた。
理科系の教授と、いい仲だった女性大学院生。
もしや、ご懐妊?と悩んでいたある日、
出入りの植木屋男性と、予期せぬ出会いが。
そこへさらに、
大阪に10年単身赴任していたはずの、一家の父親が、
男の子連れで、帰ってきた。
母親は、仰天して・・・。
院生の投げた納豆巻きが、植木屋との縁をとりもつのが、ユーモラス。
困った父親が、ブランコとすべり台で、アクション!してしまうシーン、笑わせる。
比較的にまじめで、昼ドラな?話を、
ユーモアたっぷりに、明るい印象にまとめきった、
家族再生の、ホームドラマ。
「未亡人民宿 美熟乳しっぽり」:
爆笑ものの、艶笑ホラー・コメディー。
女将も仲居も、色っぽくたくましい、美人の未亡人、という、噂の民宿。
喜び勇んでやってきた、男性客3人組だったが、
男の快楽の、その後には、
とんでもない結末が、待っていた・・・!
自殺を止めさせるときの、投げ縄や包丁の使い方が、
忍者か必殺みたいで、ちょっと笑える。
なぜいつも持ってるんだ、女将が・・・。状況に慣れすぎ。
ラストを見る限りでは、被害はまだまだ出そうな・・・?こええ~。
「超いんらん やればやるほどいい気持ち」:
臨終寸前、老いたる映画監督の観た、
女優たちの夢と、人生回想。
映画製作に情熱を賭けた男の、涙、涙の半生を描く。
一番落ち着いた、叙情的描写。
既に今年のピンク大賞で、ベストワン作品に決定。
以上、控えめに、お伝えいたしました。
じゃ、又な!
- 2009/05/05(火) 09:11:08|
- 劇場用映画
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主水日記。
「必殺仕事人2009」、1日(金)放送分は、
ひとことでいえば、印象がむごかった・・・。
小五郎の同僚同心が、
唐辛子屋の娘(「吉原炎上」で、つぼ抱えて泣きわめいてた女優・・・!)に、
しつっこく、迫るストーカー男を、追い払ううちに、
自分もストーカーに、なってゆく話で。
その同心役が、あの「剣客商売」シリーズで、
途中から、息子剣客役だった、あの人とは・・・。
町人女に惚れ込みすぎて、嫉妬に狂った力演すると、
こんなに不気味で、卑怯で、こわかったんだな・・・。ぶるる。
当然、彼は小五郎の標的に。
間合いの対決、いつものBGMが一曲済んでから、というのが、
ちょっとフェイントで、いい。
そのストーカー同心の、事件現場偽装を手伝うのが、
大男の、乱暴な岡っ引き親分と、その手下。
この親分・権造、とにかく、目立つでかさ。
そして、用心深い・・・。
「仕掛人」の、針が通らねえ!標的(三国連太郎)の線か。
かなり、手ごわそうなので、
お菊と涼次と仕立て屋レンの、三人がかりで、仕掛ける。
涼次とレン、普段何かと、張り合っているので、
お菊と組んでの、大男退治は、もうちょい苦戦するかに思われたが。
・・・ハイッ、針仕事に糸仕事!
意外な位に、息がぴったり合っていた。ダブル・ライダーみたい。
割にあっさり片付く、の感あり。
用心深い割には、お菊の色香作戦には、もろかった・・・。
もうちょっと、ピンチで苦戦してみせてほしかったのだが。
そういや、秀と勇次で一人仕置、って回も、
「新必殺仕事人」の初期に、あったっけな・・・。
勇次がつるし上げて、秀がピュッ!てのがな。
さて、そっちが終わってからすぐ、
江口洋介主演・「木枯らし紋次郎」二時間スペシャルの後半に、かかる。
放送時間が1時間弱、重なったため、
後から、前半の録画を観よう、という変則的視聴に、ならざるを得なかったが・・・。
「必殺」因縁のライバル、ここに堂々復活!うれしいじゃないか。
「仕事人2007」と「2009」が、過去を踏まえつつ、
BGM流用以外では、エンディング等、
一部に新しい印象の表現をも、試しているのに対して、
「木枯らし紋次郎」SPは、二代目の主役を、きっちり盛り立てつつ、
過去のシリーズの印象を、なるべくそのまま再現しよう、
という趣向が、より強まっている。
旧作2シリーズを、少なくとも2度観ている小生など、
観ながら、「おお、それ、それだよ!」と、思わず手をたたいた程、よく出来ている。
河毛俊作監督、DV込みでよくぞこれだけ、見事にあの画面と雰囲気を、再現してみせきった。
というか、あの元祖・市川監督流の、あの画面表現が、
とても、やりたかったんだろうなあ・・・と。
ストーリーも、以前のTVシリーズで、やった話が入っているような。
ただもう、感服。
屋内の陰影、闇夜の暗さ、
紋次郎の動作を、一瞬BGMに合わせて、細かい編集でハッ!とさせるテクニック。
敵味方とも、生まれた家庭の事情や貧しさから、
渡世人になった人物達の、やるせなさ。
つかの間の人情と、その結末。
悪人を一掃しても、なお根強く残る、むなしさ、切なさ、哀しみ。
旅先の街道、山林の荒涼・・・。
これで、じわっと来なかったら、男じゃないぜ。
おなじみのテーマソングが、懐かしさと、ひとときの旅情をそそる・・・。
(「男はつらいよ」って、この旅路の寂しさの、
裏っ返しの話、なんだろうな・・・の声)
(寅さんはとりあえず、帰る家庭があるけれど、
紋次郎には、帰っても、無いんだよな・・・の声)
マカロニ・ウエスタン調のテレビ時代劇は、いっぱいあるのだが、
このドラマは、それらの中でも、かなり異色、といっていいだろう。
画面が暗すぎて、時折、斬りあいがよく見えない、という欠点もあるのだが・・・。
江口洋介、立ち姿、歩く姿が、なかなかのもの。
心配した殺陣も、旅先の渡世人と親分・手下たちの喧嘩で、
暗闇での斬りあいは、やはり見えずらいものの、
結構荒っぽさが出ていて、悪くない。
戦国自衛隊映画の自衛官より、こちらのほうが、合っている気がする。
これなら、連続シリーズも、いける!のではないか。
今回は、敵か味方か?の、とある人物が、興味を引っ張る。
こういう人物、ウエスタンでいうところのグレイ・ハットが、一人いるだけで、
展開の面白さが、断然違う。
かなりの、好演。
若村麻由美の屋敷妻、ともさかりえの人妻も素晴らしい。
渡辺いっけい、やりすぎな位の、不気味な力演が際立ち、
ぞくぞくっ!とさせる。
そして、あの、ありえない!因果応報決着シーンは、
宍戸錠&鈴木清順監督の日活アクション映画、
「野獣の青春」のラストをも、想起させる恐さ・・・。
やっぱり、観ておいて、よかった。
再現・再生という形ではあるが、
こういうマカロニ・タイプの新作時代劇は、今少ないから、
新世代の人々には、結構、新鮮に映るかもしれない。
連続シリーズ、希望。
(又、時間重ねられるかも・・・?の声)
以上。
- 2009/05/03(日) 13:26:19|
- 時代劇
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三味線屋の、日記。
閑話休題・・・で、いいのか?
いきなり、こういう話でいいんだろうか、と戸惑いながらも、
やはり、書いておかねばならん・・・。
ミュージシャン・忌野清志郎が、2日に、
とうとう、亡くなってしまった・・・。
なんてこった、である。
自由闊達、エロネタ・ヤバネタ・タブーネタありの、
生ける自由表現の、冒険者が・・・この世から、みまかった。
昔、ラジオの「ビートたけしのオールナイトニッポン」で、
2時間まるまる、忌野清志郎ライブの深夜生中継で、
合い間に、番組のたけし&高田文夫コンビのしゃべりが入る、という回があって、
たまたま、リアルで聴いた事があったな・・・と。
ホテルのルームナンバーの歌を、
独特のくにゃくにゃ、ねばりが入った声でやっていたのが、
耳にこびりついて、長年、離れなかった。
同じ人が、やや後に、
昼間のパパは・・・という、パパ応援歌をも歌うとは、
当時はとても、思えなかった・・・。
音楽関係には、つたなき知識しかない、小生などの知る限りでも、
TVバラエティのありがちな光景をも批判し、
瀬々隆久監督のピンク成人映画等に、曲を提供した、
PANTAぐらいのものだろう。
80年代、あの世代周辺の、ライブ・パフォーマ-で、
他に、ああいう事を、どこの表舞台メディアでも、
あそこまで思いっきり、容赦なく、やれただろう人というのは・・・。
おちょくりズムの才人、とでもいうべき人だろう。
ロック音楽、という枠を、はみ出した何かが、
この人の行状には、確実に、あった。
その後もそのまま、バリバリ現役で、突っ走って行った。
その業績の詳細は、影響を受けた(喰らった、というべきか?)、
多くの有名・無名の人々が、こと細かに、語り倒してくれる事だろう・・・。
小市民の小生などは、それらのほんの一部と、
一瞬だけ、すれ違ったにすぎないのだった・・・。
享年、58歳。
ここに、敬意と、若干の羨望をこめて、合掌。
以上。
[ザ・マーキュロ!*2「俺たち、自由な表現者!」]の続きを読む
- 2009/05/03(日) 01:18:19|
- 音楽
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小五郎の、日記。
関東では、桜の季節も終わり、新緑映える。
早や、GW期間。
とはいえ、この期間も当番で、仕事に出ている人々が、
多く存在する事を、承知してもいるので、
申し訳ないな、と心に留めながら、
貴重な非番の日々を、
せわしない日常を一時忘れて、
できるだけ、焦らずゆるりと、過ごそうかと思っている・・・。
電車の広告によると、ドコモのみで観れるという、
新型放送{BeeTV}というのが、1日から始まったそうだ。
日頃は生活上、いまだにアナログの旧式ミニテレビを、
ニュ-ス試聴用に携帯して歩き、
ケ-タイ連絡は不要!な小生でも、
これは、気にかかっている。
ワンセグ画像のほうは、まだ安定感がアレかもしれないし、
採算性も未知数だが、
そもそも、テレビ放送のスタート自体が、そういうものだったはず。
初めから、すべての見通しができるものでもない。
しかし、ケータイ会社が専用TVチャンネルを開局、
人気タレント・解説者出演、というだけなら、
従来の地上波ミニTVに、HP等がついたのと、あまり変わらない気もする・・・。
「高くてでかいTVなど、もう買わない!」
「BSも、WOWWOWも、スカパーも、もういい!」
「通信料含めても、小さい画面のTVで、十分!」
「出かけた先で観れる、番組や情報は、見逃さない!」
という人達には、大いに朗報?なのかもしれないが。
どうせやるなら、新メディアとして、
今やれることは、片端から、やってみたらどうか?
(勿論フィルタリングとか、多少の放送制限は、出るんだろうが・・・の声)
ショーウインドウ的発展が硬直化し、限度に達している感もある地上派TVでは、
スポンサー的にやりにくかった、新ドラマ企画(これはやれそうだな、の声)や、
中間雑誌的プロ・ジャーナリズム硬派批評(裁判員制度の話とかも・・・の声)、
インディーズ・アーティスト(映像を含む)等の放送、などなどを。
かつてペイテレビでやっていた、番組の多くが、これで再生可能かもしれない。
とりあえず、良い反応が出るかどうかは、わからなくても、
半年くらいは、どしどしやってみて、
そこから真のフロンティア・メディアを、形成していっていただきたいものだ。
さて、どうなるか・・・?模様眺め、お手並み拝見といこう。
そちらはともかく。
5月1日、金曜夜、21時。
この夜は、TV時代劇ファンにとっては、
大変悩ましい!事態になった。
「必殺仕事人2009」通常放送枠、VS、「木枯らし紋次郎」新作2時間スペシャル、
という、他局どうし、因縁の対決!となってしまったのだ・・・。
そもそも、中村敦夫主演・「木枯らし紋次郎」人気に対抗する形で、
「必殺」シリーズがぶつかって、独自の発展をとげ、
その又後には、必殺シリーズ中に、中村敦夫氏が出演、という歴史があるから。
そして今、小五郎の新生「必殺」が復活し、
ついに、江口洋介主演の、二代目「紋次郎」が、出現!
ゆえに、どっちも、観たい!!すごく・・・。
一応、裏番組どうしでも、留守録は可能だが、
さてリアルタイム試聴では、どちらを先にすれば、いいんだ・・・?
時間ぎりぎりまで悩んだあげく、
とりあえず、いつもの「必殺」から先に・・となった。
つづく。
[(新)ザ・マーキュロ!「神出鬼没、俺たち自由な冒険者!」]の続きを読む
- 2009/05/02(土) 01:26:09|
- TV
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