小五郎の、日記。
2月27日、金曜。
本日、早朝から雨、気温3.2度。
やがて、雪に変わった。
帰ってから、エアコン・フィルターの掃除をしつつ、
フジテレビ開局50周年企画、「ぼくらの心に流れる歌」を、
だら~っと、観て過ごす。
まあ、こんなにいっぱいいたんですね、
自称&他称の、男女歌手が。
つくづく自分が、70&80年代のテレビっ子育ちであることを、
思い出し、再認識させられましたよ。
夜21時台のみ、1時間弱、
「必殺仕事人2009」に、チャンネルを変える。
(サガよのう・・・の声)
筋は、必殺では毎度おなじみ、米相場騒動。
今夜のターゲットは、米相場を操り、物価高騰で江戸市民を困らせ、
反対派の親分には、刺客(福本さん!)を差し向けて消し、
その上、10年前の命の恩人である、田舎藩の武士(渡辺いっけい!)ですら、
詐欺まがいの事までして、追い詰めてしまう、豪商(津田寛治!)。
そして寺社には、多額の寄進。
花街では、紀伊国屋よろしく、
芸者を呼んでは、派手にお大尽遊び・・・!
ご丁寧に、みかんまで、巻き散らしている。
飛ぶ鳥落とす、勢い。
かつて彼は、武士だった親父の借金で苦しめられ、
それ以来、あらゆる武士を恨み、
逆に武士層から、金を巻き上げる立場に、鞍替え。
いまや彼は、貧乏藩の借金と、手付かずの海産物情報等を入手しては、
藩自体を、次々に実質買収して、食いつぶしているのだ。
かくて、彼は主水・涼次ら仕事人の、的となった・・・。
渡辺いっけいのコミカル田舎侍VS津田寛治の江戸豪商、
という演技合戦が、今宵の見所。
お調子者の如月(やっと出たよ!)と、ぷりぷり怒ってる涼次を前に、
侍ゆえの哀しみと喜びを力演、見せ付けてくれる、渡辺いっけい。
津田寛治の豪商、いかにも世渡り上手の、ビジネスマンというか、
ダーク植木等?といった趣向のイケイケぶりで、大いに<善戦>している。
「い、一両で・・・!」には、ウケたぜ!いいぞ。
なお、福本さんは、主水との対決で、
やってくれました、時代劇ファンならご存知の、
あの<のけぞり>を!
いい人だな~。ありがとう。
しかしこの二人、夢の対決で、
「あやしい奴!」って、そりゃ、お互い様でしょう・・・!
仕事人チームの、「しくじんなよ!」台詞といい、
こう・ふくが五両に、笑い泣きのシーンといい、
今週は、ファンへの細かいサービスが、よかったなあ。
大分、調子出てきたな。うれしいぜ。
以上。
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- 2009/02/27(金) 23:33:39|
- 時代劇
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鉄の、報告。
やれやれ、やっと観れたよ、「おくりびと」を。
もう一度行ったんだ、有楽町。
しかしまあ、最近は、都内の大手チェーンでも、
み~んな、シネコン式の座席指定に、なっちゃったねえ!
近くの丸の内東映も、7日から、自由席じゃなくなってるし。
ついに、マリオンの日劇東宝と、後2館も、
シネコン化して、
TOHOシアター・NICHIGEKI、なんて名前に、変わっちまったよ・・・。
長年通ってる映画ファンにとっては、
何だか、思い入れが感じられなくて、味気ないよねえ・・・。
それに、複数の映画館を、はしごするのに、
受付で席を決める時間を、数分、含まなきゃいけなくなったよ。
やれやれ・・・だな。
この夜は、そのNICHIGEKIと、
向かい側の、松竹のピカデリー3館との間にある、
マリオンの中央通路に、カーペットを敷く用意がされ、
テレビ・新聞・雑誌のカメラやら、
誘導要員やらが、大結集して、騒がしかった。
どうやら、東宝側で、「オーストラリア」のジャパン・プレミアと、
主演女優二コール・キッドマンの、レッド・カーペット・ショーがあるらしい。
それを横目で見ながら、受付で1800円を払い、
少しはなれた、ピカデリー3へと、上がった。
ごめんな、二コール。
19時の上映の、50分前位。
凱旋上映で、英語字幕版。
老若男女で、ほとんど、満員に近かった。
前の回から出てくる、お客さん達の様子を、ロビーで見るに、
年配の婦人層は、まるで親戚の葬儀からでも帰ってきたような、
神妙な面持ちの人が、多いように見受けられた。
一方、若年層は全般に、
男女とも、比較的に明るい顔をしていたように、見えた。
こういう職業でも、日々ちゃんとやっていれば、
いいことも、あるんじゃないか?と、感じた模様で。
この不況下、就職選択肢としての興味も、大きいのだろうか?
それらの様子から、
「もしやこの映画・・・主要人物のxxかxxが、死ぬのか?!」
などと、いぶかっていたが・・・深読みしすぎで。
観たらば、ちと、違っているようだった。
で、結論から言うと、「おくりびと」は・・・相当、いい映画。
全体に、日本人向き(松竹好み?)の繊細さ、デリカシーに富んだ、
人情味ある、優しい雰囲気の一方で、
滝田監督の、ピンク時代を忘れない?一部夫婦シーンのエロさ(!)や、
主人公と社長の、お食事シーン等にほのめかされる、ブラック・ユーモアをも、
さりげなく、かつ、したたかに含み込んだ、
なかなか面白い、お葬式映画に仕上がっている。
わかりやすすぎる、<解説ビデオ>シーン、
同じ山崎努出演の「お葬式」が浮かんで、余計に可笑しい。
ユーモア・シーンでは、大笑い。周囲も、笑いの渦に。
ただ、さすがにお食事中の方が、TVで観たら、良くないかも・・・?な、
グロいシーンや台詞も、一部にあることは、言っておかないと。
それと、ラスト・エピソードへの、つなぎ芝居部分が、
脚本上のネックで、
やや強引な、プッシュの印象に、なっているのだが。
こことて、アメリカ映画だったら、ある決断を促すシーンだからして、
むしろ普通に好ましい印象に、なるのではあるまいか?
と、いう位のものだった。
それにしても、じつにいいんだよ。
本木と広末が。ほんとに。
石のシーンなんか、二人の表情が、とてもよくって。
いやあ、観といてよかったよ・・・。
おススメしとくよ、ひとまず。
いいんだよ。困ったことにな・・・。
以上。
- 2009/02/27(金) 00:47:48|
- 劇場用映画
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