からくり屋の、日記。
昨日の土曜は、一日、パニックだった・・・。
朝、午前中の出勤前、
自宅の、テレビデオ式TVが、
一台、壊れかけているのに気づいたのだ。
(まだ、使ってたのかよ!の声)
受信TV画面は、普通に映る。
だが、録画部分が・・・テープがからみ、駄目になってる・・・。
まただ。今年に入って、これで2度目。
からんだテープはすぐ取り除いたが、
テープの挿入口が、まったく、動かない・・・。
いよいよ、いけないようだ。
セット直しの時間が、無くなったため、
この日のローカル局留守録、一時、全面ストップ安に。
(株価かよ・・・!の声)
2年後のデジタル放送切り替えまで、アナログのまま使って、
天寿を全うさせてやりたかったが、
ついに、もたなくなったようだ・・・。
(意地になってないか・・・?の声)
で、昼までの仕事と、弁当を終えて、
ただちにつなぎの機種を探しに、
思いつく限りの電器店を、回りまくったが、
さすがにもう、アナログの安いテレビデオは、どこにも売っていなかった・・・。
あるのは、6万円以上する、デジタル専用テレビばかりで・・・。
まだ、アンテナ設置費用のこととか、対策・準備が途中だというのに・・・。
いきなりオール・デジタル化するのは、10万単位で、予算がかかりすぎる。
生活プラン的にも、今、大きな予算は立てられない。
すでにある、空いてるDVDプレーヤー付き録画機(これもつなぎだけどね・・・)と、
容易につなげるTV本体に、サーチ目標変更。
かくて、旧式リサイクル引き取り費用を含めて、1万9千円程の、
本体のみのTV見本を、ようやく発見。
取り寄せに1週間位かかる、というので、
確実に自宅にいる、もう少し先の日を指定して、運んでもらう事に決めた。
届くまでは当分、調子の悪くなったテレビデオは、
観るのだけに使おう・・・と。
注文の後も、近辺の駅付近や、ショッピング・モール等で、
電器屋を可能な限り、あたってみたが、どこも似たり寄ったりの状況で。
やはり、ぴったりくる機種は、見当たらなかった・・・。
これのために、時間が半端になり、
この日は、すべての映画イベント参加を、断念した・・・。
とにかく、帰って、落ち着きたかった・・・。
実は、「チェ」の前篇を観てきた頃、
NHK教育放送で、
<革命50周年>を迎えた、その後のキュ-バの、
ルポルタ-ジュ番組を観たのだ。
それによると、80年代以降も、約10年ごとに、
白髪の、米国人らしき男性ジャーナリスト氏が、
この国の、さまざまな家族の行く末を、取材に行っているのだが。
革命成功後も、アメリカ側の経済封鎖が、長年にわたり厳しかったため、
国内からは特に80年代から、解消しない貧困の広がりが原因で、
亡命組や、アメリカ等他国への主婦出稼ぎ・仕送り組等が、
ずっと続出してきた、という。
90年代になると、日本がバブル絶頂の頃にも、
キューバでは、都会の夜の停電、
農村でのコーン略奪などが、頻発していたのだ。
今は、アメリカ以外から、貿易で外貨が入るものの、
その外貨で、野菜を多く買える者と、
外貨と縁が無くて、何も買えない者との格差が、
市民の間で拡大している、という。
住宅・住居を、国がとりあえず、
国民に保証・提供している(!)のは、救いなのだが。
店でトイレの便器を買うのにも、
3年分のサラリ-が必要な生活が、普通、というのは・・・。
「テレビは壊れたから、買ってない」という人も、いる・・・。
無論PCなど、どこの家にも、見当たらない・・・。
それらの状況ルポを、小生は皮肉にも、
TVで、ずっと観ていたのだ・・・。
ああいうルポを観てしまうと、
普段、日本の近郊都市に住む自分が、
いかに、生育条件的に贅沢だったか、と気づく。
子供の頃から、ああ、あれが無い、これが無い!と、
ぶつぶつ言い続けてきたのは、いったい、何だったんだ?!
と、しばし、呆然となってしまうのだった・・・。
それでも、無いと不便なものが、世の中には、いろいろとあるもの。
であるから、周波数帯移動、高画質云々、出費過大化などよりも、
まず、一般市民がちゃんと、普通にニュースや娯楽を観れる、
テレビ放送と、面白い番組を・・・と。
無論、支えるスポンサーとか、番組の質の事なども、
あれこれ、あるけれども。
それができなきゃ、ますます、
もう携帯サイトやネットニュース、動画配信で十分!てなことになりますぞ。
というか、既にそうなりかかってるし・・・。
<双方向通信>なんて、もうTVよりネットに、持っていかれてるし。
でも、あれの情報が必要だったり、
娯楽番組が楽しみだったりする人達が、
まだまだ大勢居るのも、また事実で。
情報集中時(緊急災害避難とか・・・)の、
回線パンク等への対処なども、考慮しつつ、
ネットとテレビが、うまく共存できて、
なおかつ、小生ら市民に、大きな負担を掛け過ぎない方法って、
無いんだろうかねえ・・・と。
と、結局またも、ぼやいてしまうのだった・・・。
この夜は、久しぶりの「銭ゲバ」で、
TV女優・ミムラの、思いっきりな力演(!!)を堪能したら、
やっと気分が、すっきりした・・・。
よくぞ、あそこまで、人間の本質論をぶちまけた。
偉いぞ、この脚本。
しかし、あのホームレス母ちゃん(奥貫!)、
気の毒すぎたな・・・と。
以上。
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- 2009/02/21(土) 22:57:15|
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小五郎の、日記。
途中からだったが、仕事人2009・<夫殺し>の回を観たら。
おや、鹿蔵元締時代の、初期仕事人並みに、いい話じゃないか。
南町同心・小五郎、
温厚な寺社役付き同心・藤五郎(西村和彦)に出会う。
妻・初枝(「あぐり」田中美里)が病弱で、看病のために借金漬け、
その知り合ったばかりの小五郎に、一両借りる有様だった。
だが、難病に効くという数珠を売る、
いかにも霊感商法くさい、陰陽師の百瀬(篠井英介)の屋敷に、
わらをもすがる思いで、出入りし始めていた、藤五郎。
この百瀬一味のせいで、だまされた数人の商人達が、
破産・自殺、あるいは斬殺の憂き目に遭っていた。
陰陽師らの、警護役になっていた彼は、
南町奉行所同心らの調べを、寺社奉行の管轄だ、とはねつける。
さらには、百瀬の依頼で、
初めての人殺しにも、手を出してしまい、浮気遊びも始める・・・。
その頃、息も絶え絶えになってきた、妻・初枝は、
自分の病のために無茶をしてきた、夫の異変に気づき、
小五郎に、ある依頼をする。
そして、二人の侍は、やむなく対峙する・・・。
「地獄まで、(女の)手を離すんじゃねえぞ!」の言葉に、
ニタリと笑いながら、果ててゆく男のシーン、
何か、泣かせやがるぜ・・・。
今まであまり、表面に出ていなかった、
小五郎の性格の一端が、かすかに伺えるのが、いい。
仕掛人の名作、「地獄花」の侍や、
仕事人・左門と竹光武士の話、などに連なる、
人間の内面から来る皮肉を、<必殺>らしい渋味で料理した、佳作。
この感じのドラマで、
折に触れて、やってほしいもの、なり。
以上。
- 2009/02/21(土) 01:16:09|
- 時代劇
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