秀の、日記。
20日、土曜夜、18時。
高田馬場、BABACHOP。
年内最後の、<B-DASH>上映会。
ごくかいつまんで、挙げておくと・・・。
新津東二監督「土曜日は部長に恋をする」:
まるで男のような?星野佳世女史の言動、
60~70年代?なアメリカン討ち入り?など、
でたらめな勢いが、乗せてくれる怪作。
(再見、既述)
同・監督「喋る人」:(再見)
植木鉢の植物と、会話は出来るのか?
SF出演、河野亜紀ただ一人。
樋永真一郎監督「ゴミの話」:
妄想漫才コメディ。
(野方で公開済み・再映、既述)
中村幸一監督「katami」:(再見)
主役の越坂奈月、突然、チャイナドレスに!
ナンパな刑事との、林でのアクション・シーン、
動作のぎこちなさに、苦笑す。
菅野重保監督「港の刑事3 自家製ライフル」:(再見?かも)
約30年前、<アダルト映研>(のちのxxxxxx)作品。
ドタバタだが、ロケ魂だけは、マジな?刑事アクション。
血糊が、結構派手。
背中に人生・・・ネタに、皆、笑う。
高橋コウジ監督「ZZZ」:(できたて新作)
ハードボイルド、痛~い、話。
ある日突然、下宿に逃亡犯が乱入。
再会した同郷の青年が、都会で、
今は、悪の組織の道に、足を踏み入れていたら・・・?
ワル達の演技が、迫力。
ラストが、ちと甘いが・・・ま、それもいいか。
井上たかし監督「LIVE SHOW」:
佳作サスペンス・ホラー。
全く、とんでもねえ、商売だよな。
今見ても、かなり、恐いぞ・・・。
「それと、XXXちゃ~ん」!には、ちょいと微笑。
(再見、シネマ下北沢で映写さる)
入り、今までで最高。
新作「ZZZ」関係の人が、多かったためだろう。
他の作品も、観ていただけて、よかった。
例によって、打ち上げに、しばらく残るのだった・・・。
さて、年越し前に、
恒例の<シネマ秘宝館>は、観れるか否か?
以上。
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- 2008/12/21(日) 14:06:04|
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政の、日記。
年末の片付け、年賀状。
そしてこの、ブログ記述・・・?
暮れは、何かと用事が多くて、
どうも、気ぜわしくなる・・・。
いったい、いつになったら、
観たい映画を、観れるんだ・・・?!
と、そんな中、
土曜の午後が、空いたので、
ようやく、公開中の劇映画に、ありついたのだった。
そして、日比谷のシャンテシネ3に、小生めは居た・・・。
「ハッピーフライト」!
これだけはどうしても、
年内にスクリーンで、観ておきたかった。
田辺誠一&時任三郎の、というよりも、
綾瀬はるかの、というよりも、
<PFF観客>育ちの小生にとっては、何よりもまず、
矢口史靖監督の!「ハッピーフライト」、なのである。
しかも、雑誌の予告によれば、
この日は上映後に、監督トーク付き、という。
新宿ロフトプラスワンでの、
サックス演奏付き「スウィングガールズ」トーク以来、
随分長いこと、監督の生トークを聞いていないので、
もし入場可能ならば、見逃す手は、ない。
幸いにして、前売り券で、席が取れた。
ロビーにあった、黄色いチラシで、
今回の企画が、
<矢口監督映画講座>シリーズの一環であり、
この日のゲストが、映画音楽を担当した、
ミッキー吉野氏(!)、と知って、又、びっくり。
あの、ザ・ゴールデン・カップスにして、
<モンキーマジック>ゴダイゴの、ミッキー吉野氏。
何て、ラッキーなんだ・・・!と、上映前から、内心、わくわく。
場内、5分前にはほぼ、満席に近くなった。
カップルや女性客も多いが、
主婦・ファミリー層も、結構多い。
おそらく、口コミ評判が、いいのだろう。
既に、都内では正月初めまでの、
一部劇場でのムーブオーバー続映が、決まっている模様。
ここの上映は、そのムーブオーバー初日なのだ。
映画の仕上がりは、なかなか良好だ。
何よりも、画面が明るいのが、いい。
最初は、専門用語等が、
若干、とっつきにくいのが、気にはなったが。
プロ職業の厳しさを伺わせて、ちょい泣かせながらも、
あくまでも基本は、ドタバタ・タッチの、ハラハラ含み。
地上と機内の、同時進行、
軽快で、明るく楽しい、
<グランド・ホテル>式のエンタメ映画に、仕上がっていた。
世間の空気が、ぱっとしない昨今に、
この明るさ、軽快さは、あっぱれ、であろう。
「有頂天ホテル」に乗れた人ならば、
この映画も十分、イケるのではないか。
場内のお客さん達、特にお子様の反応がダイレクトで、
とても良かったのが、うれしい。
おかげで、ユーモア・シーンで2倍、笑わせてもらった。
「これはTVドラマの、世界じゃないのか?」とか、
「もっと大人っぽく、できないのか?」との前評判も、
一部で、聞いてはいたのだが。
そのTVで、かつてやっていた<大映ドラマ>で、
パッションの高い、航空機ものを観て、
いちいち、そんな事で水をさす者が、どれだけいただろうか?
(竹内義和氏じゃ、ないんだからさ・・・の声)
(故・増村保造監督だって、きっと、観てくれると思うぜ・・・?の声)
大人の、プロ職種ならではの、
いかにもありそうな?エピソードで、いっぱいだし。
時任三郎の機長や、寺島しのぶのCAリーダーが、
状況変化にも余裕を持って、<大人らしく>対応してゆく様に、
感銘しなかったのだろうか?
それらと同時に、地上や機内の、CA達のコミカルな動きや、
スタッフ達の、余裕?を含んだ言動の可笑しさに、
感銘しなかっただろうか?
子どもも楽しめる、大人の映画、ということで、
まずは、よろしいのではないか。
あまり肩肘張らずに、
ひとつの<職業テーマパーク>映画として、観ればいいのだ。
なお、眼鏡の整備士役が、劇中で、
なんとなく、矢口監督と重なって?見えたのは、
小生だけ・・・だろうか?
(そうかもよ・・・の声)
上映終了、拍手起こる。
明かりが付くと、スタッフが、
ローランドの黒いキーボードを、セット。
ブーツを履いた、女性プロデューサー(注1)の司会により、
ミッキー&矢口監督トーク。
「打ち合わせの時間が、短かったので、アドリブでいきます・・・」
とのたまう監督に、場内一同、笑う。
そのトークによると、この映画の音楽は、
ミッキー宅に監督が通いつめ、
各場面の心情・風景を、具体的に説明しながら、
その場面に合った曲を、注文。
「最初に格納庫から、ジェットが出てくるときの感じ」、
「ヒロインが、一人泣くときの哀しみ」、
「地上スタッフが異変に気づき、緊張感が走るとき」という具合に。
その一部を、ミッキー氏が説明しながら、
キーボードで、弾いてみせていた。
矢口監督は、これまでの青春ものより、
やや重厚なイメージの音楽を、要望していた様子。
ミッキー氏が、まず曲を作り、
矢口監督が「いいんだけど、違うんです・・・」とやっては、
両者の間で直接、イメージを細かくやりとりしながら、
作っていった、という。
各部分の尺数に合わせて、デモテープ送りでやりとりする、
他の映画監督からの注文とは、
違うやり方で、面白かった、とミッキー氏は語っていた。
矢口監督は現場でも、衣装担当やメイク係に、
出演者達の衣装や、ほくろの位置などまで、
かなり細かく、指示していたそうだ。
それほど、イメージ作りに手間暇を、かけていたのだ。
なかなか面白い、映画講座だった。
昭和版「西遊記」ファンでもある、小生には、
これは嬉しい、クリスマス・プレゼントだった。
ロビーで土産に、サントラCDを、買った。
今回は、御祝儀、という気持ちで。
以上。
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- 2008/12/21(日) 14:04:24|
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