主水日記。
土曜以降の、連休中の動き。
いやはや、行きたい所と、観る作品が多くて、
しぼるのが、大変だった。
連日、もう、うれしい悲鳴だった・・・!
記していない分を、以下に記す。
23日、日曜。
朝、新宿でザ・タイガース映画。
軽い昼食の後、JR山手線。
慶応義塾大・三田祭へ。
売店・占いブース等、入りは相当、いい様子。
南校舎の落研公演が、<満員御礼>・札止め状態で、
落語を聴けなかったのが、心残り。
おりしも学内は、
学生自主映画上映会の、ラッシュ。
3箇所を回り、計9作品を拝見。
<シネマクラブ>では、
<シネマ秘宝館>で出品経験のある、
天野力A監督の、
人を食った、ブラックな笑いを得意とする、
傑作全集が、上映中。
3本を観る。
ひねくれてるが、それゆえに、愉快な内容。
別の団体では、3本を観る。
のどかというか、全体にカットが平坦で、テンポが悪く、
動きと変化に乏しい、という印象は否めなかった・・・。
さらに夕方は、西側のホールに移動。
[KEIO SHORT MOVIE FESTIVAL]。
16時半より、開始。
意外なほどに?客席の埋まりが、いい。
待ち時間から、繰り返し強く、
「前のほうへ、詰めて座ってくだfさい!」を連呼する、
司会の女子学生。
進行が、半ば、プロはだしである・・・。
講演者兼ゲスト審査員・堤幸彦監督列席の下、
学生達により、応募作17作から選び抜かれた、
3本の学生作品が上映され、
ここからグランプリ1作が、選ばれた・・・。
[候補作]
家谷直嗣監督「トビウオ」:
主演女優が、語り手の男子学生に、
はっきり大声で、ものを言う役。
学生から社会人になる前の心構えと不安と、
競争の多い世間によって変わりたくない、
という気持ちとのせめぎあい、
この年頃の気分を、端的に、
さわやかに明るく、表現。
堤氏も「女優賞あげたいね」と、太鼓判。
三原x悟監督(字が出ない・・・)、
「俺たち、グリーンラインだろ?」:
慶応日吉キャンパスの、入り口前には、
東急電鉄の日吉駅と、
まだできたての地下鉄・グリーンラインの駅がある。
当然、帰りの足は、東急側が大多数であるため・・・
比較的に少ない、グリーンライン通学組は、
いささか、肩身が狭い?模様で・・・。
という、着眼点がまず、ユニーク。
「たかがそれだけで?」の話が、
主役学生女優や、
ひやかす学生役らのコミカル演技、
駅員や乗客らの、
好意的(のようだね、あれは・・・)協力ロケ、等により、
ちょっとした、泣き笑いの<ドラマ>になる、
この痛快さと妙味、じつに愉快。
監督自身が、
この地下鉄の、通学者である事がきっかけで、
生まれた映画、との事。
こっちのルートだって、こんなにいい事が、あるんだぞ~!と、
ユーモラスな語り口で、コミカルに示して見せるのが、たのしい。
小生、この作品が3本中で一番、好みなり。
「このロケ、俺たちなら断わられるかな・・・」
と、うらやましがる、堤氏だった。
岡田拓也&関友太郎製作「wood nymph」:
静かな森の中、謎の女性が一人、
ずっと立って、人間世界を眺めている・・・。
一見、幽霊のようだが、
なぜか、惹かれるものがあるようで。
ニンフ、と呼ばれる、その女性の姿を求めて、
知人からポラロイド・カメラを受け取った、ある青年が、
その森へと、分け入ってゆく・・・・という話。
森の中の女性を、丁寧な撮り様で、
神秘的、幻想的に、見せている。
撮影技術が、見るからにすぐれており、
まさに文字通り、プロはだし。
グランプリ、受賞。
終了後、新宿に戻り、「GSワンダーランド」鑑賞。
23日分、以上。
24日(月)分、次号にて報告。
スポンサーサイト
- 2008/11/25(火) 19:16:00|
- インディーズムービー
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0