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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

探偵、曲芸を観る

錠の、日記。


舞台の殿堂・新宿コマ劇場が、12月限りで閉館なんだけども。
おかげですぐ隣の映画館、新宿プラザ劇場も、
11/7までで、先に閉館だってな。
地下の方は、もう少し後に閉じるみたいだ。

でかいスクリーンと、広い客席、
しかもほぼ、オール自由席。
こんな映画館、新宿でもシネコン流行りで、
段々少なくなってきたよなあ・・・。

「ゴッドファーザー」や「べン・ハー」や、
「アラビアのロレンス」、「スター・ウォ-ズ」みたいな、
大作観るには、ぴったりの映画館だ。
洋画のアクション系、最近はあまり観に行ってないから、
随分、ごぶさただったんだよな・・・。

10/31までは、最後の封切作品「WANTED」やってて、
その後は、名作再上映やって、終わりだって。
ラスト・プログラムはどうやら、「タイタニック」になりそうだ。

さて、「WANTED」だ。

ロシアで「ナイト・ウォッチ」ヒットさせた監督が、
ハリウッドに出張って、撮ったんだが。
なるほどいかにも、ハリウッドB級アクション、って感じの出来だったな。

オフィスでぱっとしない男が、
殺されたという実父の、敵をとらされるべく、
無理やり、親譲り?の素質を伸ばすための、
殺し屋組織修行に、駆り出されるお話。

いきなりスッと現れて、派手にのけぞって、
曲芸アクション!する、ジョリー姉さんに、主人公、オロオロ。
そりゃ、度胆を抜くわな。

殺し屋修行で、やたらにボコボコ殴られる主人公、痛そうだ。
本部が、割としょぼい建物で、ちょっとがっくり。
全体にどこかオカルトチックで、嘘くさい感じも、
見え隠れするんだけれどねえ。
でも、ケガが回復する、あの液体治療風呂、
一家に一台欲しいよね・・・。


ただな、面白いには、面白いんだけどな・・・。
やっぱりというか、弾丸で「マトリックス」ごっこ、やりすぎ。
また、それかよ~!てな感じで。
みんなやりたがるんだよな、それを。

まあ、日活アクションみたいな、
無茶な弾道射撃技は、笑えるけどな。
「それは、意思の力で・・・」って、
できるわけないって!曲芸だよ。

それと、多分原作のせいだろうけど、
設定に時代的ズレを、感じてしまう。

暗号の伝達方法、凝り過ぎ、かつ、古すぎ。
いつの時代のだよ!それ。
オフィスにはグーグル検索がある時代に。

そんなシステムのせいで、おかしくなる世界的組織って、
一体どんな、組織なの?
体制が、脆弱すぎるよ・・・。
ゆえに終盤は、
もう、どうにでもなっちゃえ!気分で眺めていたよ・・・。

大画面で観るのは、ややスケ-ル感に乏しい印象だったが。
憂き世の、軽い気晴らしには、いいかもな・・・と。


以上。
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  1. 2008/10/26(日) 22:54:37|
  2. 劇場用映画
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探偵、爆走女を追う

鉄の、日記。


ピンク映画でデビューの、城定秀夫監督による、
成人向けDVD作品・「デコトラ・ギャル 奈美」、
ポレポレ東中野レイトショーにて、1週間、スクリーン公開。
土曜夜の初日に、行ってきた。

いくつかの予告編の後、添え物で、
<刑事まつり>シリーズ(外部で検索せよ!)の一本、
城定監督の「刑事ローグ」が、まず映写された。

いや~、思い出し笑い、しちまったぜ~!

デジタル・カメラを覗きながら、容疑者の女を張り込んでいる男性刑事。
その色っぽさにときめいて、今や興奮しきっている刑事は、
女が殺したらしい、男の死体を発見するや、
ただちに、容疑者確保へと、ダッシュ!

そ、そして・・・衝撃の結末が!
ま、間抜けすぎる。
この刑事、アホすぎる・・・!ぎゃははは。


これが前説で、次のデコトラ長篇が、トリ。

「窓辺のほんきーとんく」の自主女優やら、
<スパイガールズ>モノで、キンキラ宇宙人?やら演じてた、
例のAV&ピンク女優、吉沢明歩が、
なんと男勝りの、トラッカー姉ちゃんに。

それ聞いた時にゃ、
「え、本気でやんのか!?」って、仰天したけどな・・・。
おお、ちゃんと、だんだんそれらしく、見えてくる!
やるじゃねえか、吉沢。半端じゃないね。

生真面目で、ちょいとスケバン風で、怒らすとコワ~い、独走派。
半端なお付き合いは、しにくそうな姉ちゃんだけどな。
キンキラ宇宙人役で、鉄パイプ持って暴れたときの根性は、ダテじゃないね。

さっきまで刑事だった?吉岡睦雄が、
彼女に恋する、純なトラッカーを熱演してるのも、好ましい光景。
周囲のコメディ・キャラ達も、にぎやかでいいね。
いかにもなギャング達が、間抜けなトラブルに慌てるシーンは、大笑い。

トラッカー相手に、風俗営業していた、
病みがちだが能天気?な、にわか女性助手?が、
風呂場で<神様の伝記>を話す下り。

あれが後半の展開と、ラスト・シーンまで、
ちゃんと引っ張られているのが、泣かせるぜ。
嘘でもいい、前向きな気持ちで、
何か<夢>を、見たかったんだろうな、あいつは。

お約束のエロいシーンも、しっかり入れながら、
いい台詞で、しっかり泣かす、
心憎いまでの、JOJO(城定)流映画だったぜ。フッ。


以上。
  1. 2008/10/26(日) 02:22:48|
  2. 映画(全般)
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