旅人、覚書。
18日、夜18時。
高田馬場、BABACHOP。
自主映画合同上映企画、<B-DASH>。
今回は新作・未公開作が入っているためだろう、
客席の入りが、かなり良い。
関係者らしき、若年女子層の姿も、目立つ。
男女混声、20数名。
上映中も更に、来場す。
以下、若干紹介。
(注:以前、小生めは観ている作品も、一部に含まれます)
久保田実希監督「10minutes ago」(13分)
音楽系の学校らしき、ミニスタジオで、
先輩男子と後輩女子が、
たわいもない会話をするだけの、のどかな眺め。
まあ、のんきな先輩だな・・・という位の、小さな話。
須刀匠監督「港の刑事外伝 お嫁に行くまで死ねない」(13分)
(注*「たくみ」の正しい漢字が、うまく出ない・・・!
本来は、「匠」の中が、「王」の字なり)
刑事ドラマのパロで、
一同がひたすら、はしゃぎまくり、撃ちまくり、
ミサイル?を飛ばして、
血だらけになっても?遊びまくるだけの、8ミリフィルム。
撃たれまくっても、なお死なない、
うそだろ~!なしぶどさと、その強引な理由に、苦笑。
ナレーションの理屈が・・・変。
もう端から端まで、むちゃくちゃ。
しかも、何の事件解決にも、なっていない・・・!
あっけにとられる、一同であった。
中村幸一監督「港の刑事外伝 まだお嫁に行けない」(15分)
・・・林久子女史が、親友の結婚を知って激怒、
キャットウーマン?になって大暴れ、
人生の何かを捨ててる?役に。
そしてまたしても、死の商人登場。
大魔神&平成ゴジラ・パロまで登場、なぜか途中から等身大に。
もはや、刑事ドラマではない・・・ふざけすぎて、めちゃめちゃ。
一同、爆笑の渦に。
石田アキラ監督・爆笑短編数編、
「一条XXX」アニメ2本+実写「雨坊主」
濃ゆい。もろに、関西芸人ワールド。
何なんだ、いかにも関西風な、
あの<腸人間>おばちゃんは!?
ベンチで、まあ、延々と・・・。
なぜああやって、尻をくずかごにツッ込んでるんだ、
あの、坊主男は・・・?
ナンパの手、なのか?ようわからん・・・。
もう、どうしようもないほどに、
シュール、かつ下品な、
熱の出るような、お笑いコント群だが、
確かに・・・お客を笑わせている。
笑わされた、こっちの負け。参った。
大澤大輔監督「golem」(18分)
タイトルから、なんだ、石像の巨人でも出てくるのか?
と思っていたが、大分違ったようだ・・・。
同居?しながら、心がすれ違いかけている男女が、
女性の妊娠を機に、どうしようか?と話し合う。
戦後の小津安二郎映画のごとく、
ゆっくりゆっくり、間をおいた会話をしている。
画面が美しく、落ち着いているのが、まずまず効果をあげている。
意外にリラックス、ちょっと、ほっとさせられる話。
kenG監督「RIBBON」(20分)
いきなり、洋画風。
日本から英語圏の街(アメリカ?)へ来たらしい、女性留学生。
キャンパスの英語授業では、アジアの文化・風習等を学んでいる。
順調に見えた、留学生ライフだったが・・・
ステイ先の家の、ホーム・ママは、なんだか様子がおかしい。
やがて、滞在メイトの男性が、
ホームの<何か>を気味悪がって、逃げ出してしまう。
ホームを紹介した人物から、彼女が聞き出した、
その原因は、きわめて、ホラーじみたものだった・・・!
畳み掛けるようなラスト、
スタッフ・ロールをまたがなければ、
もっと効果的、かも・・・?
本来は、この手の薄気味悪い話は、
あまり好みじゃ、ないんだが・・・。
夏場だったが、納涼にちょうどいいんだけど、ね。
(もう、冬場にやるなよ!と、
某所に一言、くぎを刺しとこう・・・・・の声)
飯田紗子監督「自転車泥棒」(12分)
タイトルも、デ・シーカの名作そのままに、
キャンパス周辺での、ちょっとした騒動と、
出会いのロマンスが展開。
海岸の景など、なかなかきれいに撮れている。
買いたてで盗まれた、40万円!?の高級自転車奪還と、
その自転車に、愛着を持った女の子と、どっちを取るか・・・?
かなり、難しい問題だぞ、うーむ・・・。
宮田愛理嬢を出したのは、なかなか御目が高い。
めげるな、青年。
自転車でもって、僕らも知らない、
もっと広~い世界を、たっぷり、ツーリングしてこいッ!!と。
以上。
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- 2008/10/20(月) 22:15:58|
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