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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

探偵、タブガイを悼む

錠の、日記。


う、うそだろ・・・!連チャンかよ!
と、呆然としている・・・。

「必殺仕掛人」「鬼畜」他の名優・緒形拳、
現役のまま、がん死。

「コミック雑誌なんかいらない!」出演の、
ロス疑惑・三浦和義元社長、留置施設内で、幕引き?自殺。
(自伝準備までしていたのに?
最期まで、不可解だらけだった・・・の声)

そこへ、また・・・訃報が。


俳優・峰岸徹、肺がんで11日死去。
享年65歳。

そんな・・・・・ついこの間まで、トライアスロンの雄だった人が・・・。

デビュー作「高校生と女教師 非情の青春」は観ていないが、
「ニッポン無責任時代」(62年、東宝)のギター坊ちゃんは、そつなくこなしている。

「タリラリラン高校生」(71年、大映)は、ラピュタ阿佐ヶ谷で観たが、
裕福ながら父親に反抗、主役とともに受験塾をへこまそうとする高校生役で、
割と真面目な、締め方だった。

「鬼輪番」(74年東宝)の、若手御庭番忍者役は、
シビアでエロい修行を師匠に要求されたり、罠にはめられたり、気の毒な役だった・・・。

「動脈列島」「人間の証明」などの社会派サスペンスに出る一方で、
「ねらわれた学園」(81年東宝・角川)では、
京極に相当する悪玉を、あの衣装で・・・!
あれは、強烈過ぎた。
大林宣彦監督の映画では、常連。

「ゴジラVSビオランテ」の射撃隊員・権藤役は、ゴジラファンに好評だったようで、
自主制作映画「G」にも、彼をモチーフにした自衛隊員が出てくる。
劇場版「セイザーX」(2005年東宝)では、轟天号とともに登場する。

そういえば、奥さんの藍ともこさん(日活ロマン「春画」あり)は、
「ウルトラマンレオ」のMACで一時期、隊員だったなあ・・・。
(ああ、シルバーブルーメが!の声・・・)

TVドラマも必殺・Gメン・ハングマン等、無数に出演だが。
やはり、故・岡田有希子主演の超能力者ドラマ、「禁じられたマリ子」の印象が強い。
それと「必殺忠臣蔵」の、撃っても死なない(!)吉良側悪役、など。


まあ、いろいろあったけれども・・・
やっぱり、タフな印象の、人だったなあ・・・。
がんにだけは、勝てなかったか・・・無念。


合掌。


人生の最期の、迎え方って奴を、
ちょっと考えたくなった、連休だったな・・・。


以上。





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  1. 2008/10/13(月) 17:03:45|
  2. 劇場用映画
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探偵、旅情を募らせる

新・はみだしシネマぼやき旅、その弐。


旅人、覚書。



10月12日、日曜。
3連休の、真ん中。

きょうは、地元でも、秋祭り。
小さな御神輿が、
ピンクのはっぴの、商店街集団とともに、駅前を練り歩いている。

眺めながら、ふと、東京近辺を、離れてみたくなった。
千葉県内の、他のところの祭りは、どうなってるんだろう・・・?と。


かくて、昼下がりより、
JR快速に、乗る。

千葉経由、成田乗り換え、
成田線でのんびりと、佐原駅へ。
成田以遠は、SUICAもPASMOも使えないので、
切符か、清算になる。

そう、今日は<佐原の大祭>のメインイベント、
山車行列の日なのだ。
以前から、JRのチラシを見ていたのだ。
一度、行って見たいと思っていた。


佐原駅に着いた頃には、15時半過ぎだった。
既に駅前は、祭り目当ての観光客や、地元の老若男女で、にぎわっていた。

暖簾のかかった駅から出て、何度か角を曲がり、
人混みをかき分け、商店街を歩く。

やがて、人だかりに気づき、人々の目線の先を、眺めてみると・・・
向こうから、武者人形の乗った山車が、やってきた。

お囃子を載せて、電線の下をかいくぐり、どんどん近づいてくる、山車。
人形の横には名札が・・・「大楠公」。楠木正成だ。
角を曲がるとき、アスファルトに、振動が伝わってくる。
後には、円形の、車輪の跡が残る。

丁稚小僧のような姿の、子供達が、
山車を写メールで、嬉しそうに撮っている。
昭和と平成の入り混じった、ちょい不思議な光景。

暗くなってからも、
川越市内にも似た、蔵の多い川岸周辺では、人通りが絶えない。
さすがに和風の良き風情、
水郷の小江戸、というだけのことはある。
伊能忠敬記念館も、ちょっとだけ入って、測量地図等を観てきた。
(このような景色のもとで、
シネマ愚連隊の「痛快エロ坊主」も、撮影されたのだろうな・・・の声)

街中、あちらこちらで、浦島太郎や義経、
ヤマトタケルや平安貴族?らしき人形の載った山車が、
祭り姿の若い男女衆や、子供達に引っ張られて、
後ろからは押されて、
ゆっくりと、しかし力強く、進んでいた。

駅で置いていた案内によれば、
神社の鏡の乗った1台(あった!)を含めて、
十四台の山車が、練り歩いているはずなのだが、
歩き回って直接、確認できたのは、九台だった。
後の五台は、どの辺にいたのだろう?

近くの郷土資料館は、移転前の元銀行。
金庫室跡まで、展示室に使用しているのが、面白い。
商店街の、大理石?の元銀行支店も、今は、そば屋。

江戸・明治風の街並みを、ヨーロッパの街並み同様、
観光もあって、可能な限り保存・保持しようとしている、佐原。
なかなかに、見所の多い訪問となった。


帰り道に、JR佐倉で下車。
ここの秋祭りにも、ちょっとだけ、寄ってみた。

がら~んとした、通行止めになった、
ゆるやかな夜の坂道を、ゆっくりと上る。
徐々に、提灯と人通りが増えてゆき、ようやく昇りきると、
旧佐倉市街は、既に、子供神輿と、
大人の引っ張る、複数の山車とで、大渋滞になっていた。
ここだけ、別世界のようだった・・・。

どうにか、京成線側への下り坂へ出ると、
こちらにも、正面から大きな山車が、せまり来る。
胴体の腰が、ぐるっと回せる仕組みのあるのが、特徴。
お辞儀をするように、道の両側の各商店に上半身ごと向いて、
丁寧に、お神楽を鳴らして見せていた。

なぜか、近辺の知人には、誰一人会わぬまま、
京成線の急行で、佐倉を後にしたのだった・・・。



以上。
  1. 2008/10/13(月) 16:22:14|
  2. 小旅行
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