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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

探偵、雨に震える

秀の、日記。


チバテレ「必殺仕事人」(初期シリーズ)。

とうとう、その時が、来た・・・。
伝令役・半吉(「サンバルカン」&「笑点」・山田隆夫)の、退場。


元締が居ない、仕事人チーム4人組は、
完全に、主水の元締状態。

先週は、なんと伝説の怪盗の娘が、
「初代の父を殺して、店の人を皆殺しして盗んでる、
二代目怪盗一党を、消してほしいんだ!」と、
夜道で自ら直接、主水に仕事の依頼を持ってきた。

してみると、仕事人・主水の存在は既に、
多くの盗っ人達に、ばれている、ということに・・・!
(駄目じゃねえか・・・主水・・・の声)

案の定、仕事人の攻撃を警戒した盗っ人一味は、
初代の娘を返り討ちにした上、
たちまち、仕事人達の居所を突き止め、
秀・左門の家にまで斬り込み、左門の幼い娘をさらう。
同心達は左門を、盗っ人の一味と勘違いし、逮捕・留置する。
誤認逮捕したのが上司なので、手が出せない主水。
(駄目じゃねえか・・・主水・・・の声)

「あいつら、見捨てるのか!人間じゃねえ!」と、責める秀に、
「仕事人になった以上、俺たちは、
もう、人間じゃねえんだ・・・」と冷たく諭す、主水。
(こええぞ、主水・・・の声)

しかしさすがは主水、蛇(じゃ)の道は蛇、といおうか、
半吉を伝令に使って、
表の同心仕事で知り合いの、古株の盗っ人のツテをフル活用、
あっという間に、敵の隠れ家を留守に急襲、左門の娘を救出。
留置所内の左門まで、一時抜け出させ、
秀と3人で、一味を某商店内で、きれいに始末した。

かくて、翌朝左門は、あっさりと、釈放された。
(やっぱり鬼やわ、主水・・・の声)


そして今週(第26話)、ついに・・・。

ボリューム恋人・おふくが死んで以来、
いまだにふさいでいる、半吉。

ある日、往来で、
寺子屋時代の、隣の娘と、ばったり再会。
今は、薩摩藩のお女中に忠義を尽くす、
腰元姿の美人になっていた。

遣えているお女中が、別な年上お女中(日活ロマン・絵沢!)にいびられて、
とても気の毒なんだ、とこぼす彼女。
屋敷内では、「誰がこの五寸釘を!?」騒動まで、起きていた・・・。

「どこも、みんな、大変なんだなあ・・・」
自分でよければ、と愚痴を聞いてやる、気のいい半吉。
うきうき、浮かれ顔、
ようやく訪れた、この世の春。

腰元娘は、
お女中に、せめてもの慰めをと、
こっそり半吉を屋敷に忍ばせ、その話し相手にさせる。
3人で夜中に、市中の世間話などで盛り上がり、談笑する。
だが、これが半吉の、命取りになった・・・。

例の年上女中(お中廊)に見つかり、やばい空気になったため、
腰元の指示で退散、籠で門外へ出た、半吉だが・・・
門番の薩摩侍(ピラニア軍団・志賀勝)に追われ、斬られてしまう。

仕事での殉職では、なかったのだ・・・。
死体を一瞥し、「自分勝手に、死にやがって・・・」とつぶやく、主水。

やがて、薩摩屋敷からは、
<女忠臣蔵>ともいうべき、騒動の顛末が、
瓦版を通じて、江戸市中に広まり始めた・・・。

残った三人の内で、比較的に親しかった秀が、
その真相を、探っていくと・・・。

「女は、恐いよなあ・・・」と嘆息した、主水。
半吉の仇を討ちたい秀は、
「俺が頼み人だ」と、二両を自腹で、出す。
受け取る左門と、主水。


降りしきる雨の中、
門番侍と、主犯の女を、
討ち取る、三人・・・。

傘のシルエットが、ニクい・・・。



ここまでで、仕事人・第一部が、実質的に終わった。
いや、正確には、元締抜きの回が、
後、2回分あるのだが。

既に秀の衣装も、フラメンコ風に変わっている。
武器もノミから、かんざしに移りつつあった。
まもなく、さらなる大きな変化が、現れる・・・。


以上。














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  1. 2008/10/01(水) 20:48:16|
  2. 時代劇
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