半兵衛の、日記。
8月9日、土曜。
昼までで、仕事を終えた。
しばらくは、夏期の休暇・休養に、入る。
とにかく、予定や時間に追われずに、
猛暑をなるべく避けて、
ゆっくり、過ごしたい。
自宅で暫時、涼んだ後、
夕方より、一時、外出。
高田馬場、BABACHOPシアターへと、向かう。
18時より、<SUPER B・DASH>。
<どんぱちプロダクション>・小原茂樹監督の、
主催・作品セレクションによる、
期間限定・全6回、
<自主映画の名画座>、というコンセプトで、
この夜より、開始の運びとなった、名作特集シリーズ。
場内DVDプレーヤーにて、スクリーン上映。
現在、あちらのサイトで発表されている、
今後の上映予定作品名を、ざっと眺めてみただけでも、
小生との好みの違いこそ、若干あれども、
はずれの少ない、
良作・珍作・佳作・秀作・傑作が、ひしめいている事を、
十分に伺い知れる、充実のラインアップ、なり。
(しかも、1日で、入場料1000円!
これは、安い!の声・・・)
自主映画的世界の、幅の広さ、懐の深さを、
コンパクトに知るのには、
間違いなく、格好のシリーズになるだろう。
通常のTVドラマや、商業映画とは一味違った味わいのある、
ものによっては、それらの一部よりも、
自由表現だったり、面白かったり・・・、
そうした、手作り感あふれる、映画の世界を知りたければ、
まとめて観れるこの機会を、逃す手は、無い。
ただし、前もって言っておくと、
一部ホラー作品・凶悪犯罪系ドラマ作品の中には、
かなり、一般的感覚からして、エグい作品もあるので。
多様性とともに、観るあなたの許容限度、耐性をも、
試される場合があるので、
事前に確認の上、そこんとこは、お覚悟!の程を・・・と。
じきに免疫がついて、慣れていく人達も、いるし。
(まあその辺は、TVや一般映画でも同じだし、
主催者も、心得てるからね・・・の声)
幸いにも、初見客らしき人も含めて、
男女ほぼ半々位、14~15人程度の人々が、集まってきた。
しかし、初回特集から、いきなり、
きわめて内容的に濃ゆい、やや重い感じの4本ラインアップで。
ちょっと初心者には、ボリュームが、ありすぎるのではないか?
と、はらはら、気をもまされたのだった。
ゲストが特に無く、作品と短い解説だけ、というのも、
かなり思い切りが良いが、
果たして、吉と出るか、どうか・・・?
何しろ、1本目が・・・
以前、予告編が頻繁に、
池袋の<シネマキャバレー>でかかっていた、あの問題作なのだ・・・。
自殺志願者達の、DV映像を撮っては、
商業用に加工している、やり手のビジネスウーマンに、
徐々に訪れる不安と困惑を、
クールに、かつ薄気味悪く描く、
佐藤智也監督の「L`llya ~イリヤ~」。
死ぬのに理由って、要るの?という、
自問自答めいた会話が、
今日ではリアルになりすぎていて、少しコワい。
ラストには、ちょっと、ほっとするが。
2本目は、以前、<なかのムービーラブソティー>でも上映された、
あの、大ウケ作品・・・。
わずか3人ほどの男女が、理髪店で、
互いにきまりの悪そうな、変な<間>とともに、
交差し繰り広げる、シュール・ドタバタ喜劇、
高崎哲治監督の「バーバーライノ」。
どうしてこんなに、変で、面白いんだろう・・・。
3本目が、かなり、どぎつく、つらい眺め・・・・。
夜中に閉所で、一人では観たくない、
恐怖のTV罰ゲーム・ショー・ホラー、
山口洋輝監督の力作、「深夜臓器」。
痛い、痛みが、ありすぎる・・・。
やはりというか、気分が悪くなる人も、一部、出た。
小生もこれだけは、ちと、つらかった・・・。
あの容赦無いどぎつさ、えぐさでは、当然だろう。
これは、ダイエット向き、と、ぼやいた。
雁首並べての、学生時代らしい?スタッフロールでの遊び方は、
実はちょっとだけ、笑えたのだが。
ラスト、4本目が、福島拓哉監督の「自由」。
これも、シネマ下北沢で、初めて観た。
字幕のメール通信、ナチュラルな、対話シーン。
スーツ姿の福島氏を、女優・吉田鼓を、ここで発見した。
今でも、時にハードな、人生旅の途中で、
ふと、「俺は、自由・・・」「私は、自由・・・」とつぶやきたくなる、
そんな、ちょっといい、作品。
さて、次回は、
9月6日、土曜、18時より、
同所にて第2回、開催の予定、との事。
配られたチラシによると、次回は、
山内洋子監督の「ラブハンターチャンス」や、
オー・ナサポン監督の「自転車とラジオ」、
酒徳ごうわく監督の、笑いの手作り花火、
「クビレンジャー」「戦火を逃れた幻の百フィート」「リアルxxxドックス」、
TOYOKI監督の「ランディングゾーン」等を、掛ける予定だそうだ。
こちらは、比較的に楽しめる、
エンタメ色が強い、ラインアップになりそうなので、
初めての方、未見作品のある方は、
これは、是非一度!
と、自主映画界探検の、ナビ・マップとして、
まずは、大いに、おすすめしておこう。
以上。
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- 2008/08/10(日) 08:56:46|
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政の、日記。
金曜夜、21時前頃まで、「刺客請負人」2時間ペシャル。
例によって、例のごとく、
某藩のお家騒動が勃発、
大名貸しの若き商人が、狙われる。
大名側、商人側、双方で疑いあい、
ライバル?同士から、刺客人の元締達に、
「あいつを、消してくれ!」の依頼が来る。
(やれやれ、おたがいさん、ですネ・・・の声)
「とっくに武士やめて、市井に出た俺には、
そんなの、関係ねえ!」と突っ張る主人公も、
事件関係者の一人、お城の側室らしき女(吉本多香美)が、
亡き妻と同じ名前だった事から、
余儀なく、用心棒の仕事を、引き受ける。
(あっしには、関わりのねえこって、とはいかなかったな、の声)
で、からんでくるのが、いつもの若村刺客一派・・・と。
大体、パターンが、完成しているので、
観るのは割と、楽。
ああ、しかしながら、この日は・・・
珍しく、チャンネル・ザッピング状態に陥り、
ついに、21時過ぎ頃より、
NHK地上波(無論まだ、アナログ・・・)にて、
北京五輪開会式中継を、平行して、観始めてしまう。
(すまん、正邪請負人諸君・・・!
やっぱり、気になっちまったんだ!の声)
で、結局、生中継のほうは、
続けて午前1時頃まで、観るはめに。
いや~、長い、引っ張りだったな。
しかし、あれだけ鉄拳修行?な大集団と、
ダンスする美女達を、
どっ、と目にすると、さすがに、壮観。
光る地球儀?から側面に吊られて、
ぐるぐる回る、人々。
(以前も、似たようなのが、あったような・・・?の声も)
聖火の点火といい、今夜は、正に、
ワイヤー・アクションの、祭典。
観始めた時点で、観客席では、
盛りだくさんで、長い、舞踊・アトラクションの連続に、
さすがに皆さん、お疲れ気味?の色が、浮かんでいたが。
各国選手団が入場を始めるや、
ぱっ、と場内の雰囲気が、陽気になった様子が、ありありと見えた。
(やっぱり、あれは、そういうもんだよなあ!の声)
スタジアムに入ってからの聖火ランナーが、
あんなに大勢、居たとは。
やっと聖火台目前まで、たどり着いた頃には、
東北で又も地震、の速報テロップが。
それを見つつも、同時に、
華々しき空中点火と、歓声とを、
目の当たりにする、我等・・・。
そして、式典とは無関係に、
外の世界では、今だ、戦乱が続き、
否応無しに、いろんな騒動があって、常に動いているのだった・・・。
ああ、わかっちゃいるけれど、
懲りない、人類よのう・・・。
と、開会式のにぎにぎしさを祝いつつ、
一方で、又、嘆息す。
以上。
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- 2008/08/10(日) 08:07:23|
- 時代劇
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