シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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カムバック、安らかなる日々よ・・・!

主水、急告。


管理者用のおしらせを見て、びっくり。
これは、何だ?
何が、起こってるんだ?

7/2(水)から、FC2のブログ管理のインフォメーションが、統合される。
しかも。
ブログモバイルの簡単ログインが、FC2ID、というのに、統合されるらしい・・・。
正直、よくわからない。
そっちのほうが、いいのか?
ブログのアドレスも、それに合わせて、変えたほうがいいんだろうか?
もしそうなら、アドレスの一部を、皆さんに知らせ直さなければ・・・いけないのか?

ここ、2日以降、どうなるんだろう・・・?と、こわごわ待機中、です・・・。

委細、次号。
もし、ここがあったら・・・ね。


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  1. 2008/06/30(月) 20:35:41|
  2. 日記
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カムバック、元気!

主水日記。


日曜で非番なのに、
外は朝から、大雨。

体調も、気分も、いまいち。
どうも、よくない。
気づかぬうちに、一週間の疲れが、たまっていたようだ。
こういう時は、自分でも、すぐわかる。
かくて今日、無理をやめて、休むことにした。

飯野歩監督流?でいえば、
まさに、「ガソリンゼロ」状態。

万事、空回りで、ぐるぐる、ぐ~るぐる・・・。
脱したいのだが、先がさっぱり見えてこない、じれったさ・・・。
あるんだ、こういう時が。
一時、立ち止まって、考えてみるしかない時。
どっち方向へ、一歩を踏み出せばいいのか・・・?
踏みだせば、新しい何かが、見えてくるのかもしれないが。

いつもなら、とっくに出かけて、
どこかのイベントに、行っているところなのだが・・・。
今頃みんな、
上映やライブを観て、
打ち上げとか、やってるんだろうなあ・・・。


さっき、又起きてから、
ちょっと、ブレイク中、なり。

さあ、今、できそうなことを
何か少しだけでも、やっておくとするか・・・。


以上。


付記:6/30(月)


その後は、屋内の一部整理、片付けなどを、行なってみた。
劇的に、というほどでもなかったが、多少は具合がよくなった。

夕方、多分正月以来の、「笑点」(日テレ系)を観る。

・・・あれ、降板した円楽どころか、
司会の桂歌丸も、居ないじゃないか・・・!
え、腰の手術で、一ヶ月休演・・・。それでは、仕方ないな・・・。

で、急遽、「さあ今週は、誰が司会でしょう!?」というネタ込みで、とりあえず開始。

さすがに昭和の頃とは、メンバーが随分、入れ替わったなあ。
もう、「うちの池の錦鯉が・・・」などと、ブルジョア発言していた小円遊も、
「ちゃらーん!!」の、こん平も、居ない。
旧名・木久蔵も、たしか襲名披露で、
違う名前(木久扇)に、代わってるし。

座布団運びは・・・
アラシ・フルハシこと毒蝮三太夫に、「横断歩道」の松崎真に・・・
今の人、何代目だっけ?

まず今週の、大喜利の司会席には、たい平さんが。
・・・あらら、進行表見ながらで、もう、バタバタ。
順番、あちこち、すっとばっしてる。

しょっぱなから、1枚も座布団の無い楽太郎は、
「1枚出して!」とせびる。
たい平、「あなたのとこからしか、座布団取れませんから!」と、
眼鏡の昇太さんに、お断りを入れている。
いつもどおり、メンバーに軽くクサされつつ、
運ぶは半吉、いや、山田隆夫。

勿論プロだから、楽屋である程度の事は、折り込み済みだろうが・・・
何だか、皆さん、互いのフォローに、ちょっと大変そう。
老練の歴代司会者が、いかに大切なキャッチャーだったか、
ピッチャーたちにも、ひしひしと、感じ取れてる様子、なり。
代打司会は、明らかに、いっぱいいっぱいだ・・・。

まあ、これはこれで面白い眺めなんだが。
毎週観ている、お年寄りやご家族には、
ちょっと、落ち着かない眺めかも・・・。

さて、何とか、やりおおせたようだが。
来週は、誰がやるんだだろう?

たい平で、そのまま行くのか?
他のレギュラーの人?
それとも・・・

誰か外から、呼ぶの?
初代司会の、談志師匠とか?
それとも、円丈?鶴光?
「ちりとてちん」の草々、とか?

こんなに、はらはらさせられる「笑点」は、珍しい。
三波伸介の、急逝以来かも・・・?
さあ、ふんばれ、レギュラー一同!
ここが、正念場だ。


以上。





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  1. 2008/06/29(日) 16:15:39|
  2. 日記
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カムバック、あの自主映画!

秀の、日記。


今週、いやもう先週か。
全然、劇場用映画を、観なかった・・・。

このところ、フィルムセンター地下の小ホールで、
PFFアワードの回顧上映が、連日行われているのだが、
平日が、14時と18時の回のみ、
しかも途中入場は基本的に、不可なのだ。

非番の日以外は、昼間は仕事中だし、
夕方の回には、時間的に間に合わない。
どうしても、15分から20分、遅れる。

ゆえに、土日の12時と15時の回で、
ずっと又観たかったものと、未見作のみを、観に行くことに決めた。
前売り800円、当日1000円。
大ホールの上映が大半、500円なのを考えると、シビアにならざるを得ない・・・。


ここの地下、小ホールで、
土曜の昼間に、
自主映画2本の、再映を観たのみ・・・。
2本とも、約二十数年ぶりの、再会だった・・・。


1本目、松岡錠司監督、「田舎の法則」。(注1)
1983年制作、翌84年、PFF入選。

おそらくは、80年代に池袋西武の<スタジオ2000>で、観て以来。
もう何度、再見のチャンスを、逃してきたことか・・・!
(他の作品だって、殆どがみんな、観たいんだあ~!!の声)

これはタイトルどおり、上京中の青年が、
地方の田舎に一時帰郷して、旧友達や、幼馴染の女の子に再会した歳に、
よくありがちなパターンを、白黒フィルム画面と、洋楽BGM入りで(注2)、
コンパクトに、かつ比較的さわやかに、まとめてある作品。

このなんといってもヒロインの1人・西村むつみの、
ほわっとした存在感と、魅力に負うところが、大きい。
「かっこつけんといてよ!」等の台詞も、
いやみにならず、むしろ気持ちが良い。好感。
こういうのが今、映画もドラマも、いかに少なくなったことか・・・と、感慨。

ボウリングと、泥だらけの川原、
バス停等のロケシーンは、いまだにわがツボ、なり。


2本目、島田元監督、「リトル・ウィング」。
1981年制作、翌82年PFF入選。

つげ義春のような漫画家になりたい、と夢見ている、
写真部部員の、長髪大学生が、
時折、大多喜・安房鴨川・太海(ふとみ)などの、
房総半島各地へ出かけては、
風景を撮影して、回っている。

それと平行して、神戸出身の彼女とのセックスや、人工的なタッチでの対話、
実質7年生で、旅人同然の写真部先輩とその死、
ロックバンドや、そのファン達との交流、
ゆきずりに一夜、接しあった女などの想い出が、
次々と描かれ、語られてゆく。
そして、外房の海岸で出会った、謎の白い服の女・・・。

冒頭で出てくる、崩れた家屋?の訳が、終盤にわかるようになっている。
おそらくは、「田園に死す」・・・?

ちょっと長いのだが、
70年代と80年代の境目らしい、あの頃の風景を、
フィルムで観るのは、オツなもの。
この時期ならではの、
新宿の光景などが、なつかしい。

大多喜館って、映画館があったんだね・・・。
ポスターが、何と、「狂い咲きサンダーロード」!
こんな遠くでも、やってたの?

やたらに、色っぽい女と出くわすのは、
ちょっと、御都合主義ではあるが、いい趣味かと。
漫画のとり・みき風?らしき人物(なぜここに?)目撃シーン、
「世って紀末だ~!」とつぶやく主役に、つい微笑。
(だってもう、21世紀だもん・・・の声)

旅先のテレビに、神戸っ子の彼女の語りが入るシーンが、好み。
あれ、とても、いい。


以上。


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  1. 2008/06/29(日) 00:27:42|
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戻ってくるな!オイル・ショック

左門の、日記。


水曜、例のごとく、初期「仕事人」。

この時期、おとわが元締になった頃から、夏なので、
秀が、毎週、素足を出して、走っている。

で、今回、接触してきた依頼主は・・・
え、南町奉行所?!
そんな馬鹿な、いつも仕事人を、厳しく取り締まってるくせに・・・!?

原因は、標的になった、三人の大手油問屋。
帯刀を許されるほどの、大商人なのをいいことに、
三人で、やりたい放題。
江戸庶民の迷惑もかえりみず、
仕入れた油の品薄状態をでっちあげ、
値をつり上げて、お上にゆさぶりをかけ始める・・・。

おかげで江戸中、灯油不足。
ロウソクも、ろくに買えなくなり、
極度の省エネを強いられる、秀、左門、主水一家・・・。


これには、幕閣も手を焼き、
いっそ、うわさに聞く仕事人に、
三人を消させよう、と画策。
(なぜ、お庭番を呼ばない?の声も・・・。)

奉行からの依頼により、
与力・伊沢を通じて、
接触の探りを、主水に頼んでくる・・・。

受けるか、知らん顔するか、
おとわ組一同に、相談する主水。
標的三人の警護は固く、簡単にはゆかないのだ・・・。

その頃、首謀商人の一人に雇われ、
いつもいたぶられていた女が、逃亡。
一時、秀の元にかくまわれ、田舎へ帰れ、と諭されるも、
油隠しの真相をネタに、油商人にゆすりをかけようとし、
あっさりと、消されてしまう・・・。

かくして一同、五十両(!)の仕事を、了承。
情報屋・半吉が、伊沢を通じて、
手数料一両をせしめる。

前代未聞、
奉行所と仕事人、
異例の見えざる共同作戦?が、展開。
主水も奉行所で、上司や油屋担当役人相手に、うまく立ち回って、
不足気味の家庭用灯油を、ちゃっかり入手。
(油売ってばかりじゃ、ないんだな、の声)

そして一同、
見事、仕事を遂行。

だが・・・
奉行所が元締に届けてきた、後払いの仕事料が、
なんと・・・くだんの、油、だった。
(あ、やられた~!の声・・・)

五十両分あっても、
出所を外で言えず、売って金にもできない。
しかも、事を成した後なので、
油の市場放出で、一気に、値崩れしているのだった・・・。

仕事人達に残ったのは、現金の一両のみ・・・。
主水シリーズではお約束の、
とんだくたびれ儲け、だった。

パワー・バランスと、原油高と、荒れる投機マネーの昨今、
何とも、身につまされる、話だった・・・。


以上。






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  1. 2008/06/26(木) 21:11:33|
  2. 時代劇
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カムバック、加代!

主水日記。


又、必殺スペシャル、
チバテレにて、鑑賞。

火曜放映の、平成2年スペシャル版、
「必殺スペシャル・秋! 仕事人VSオール江戸警察」は、
現在のところ、<何でも屋の加代>にとって、
実質的に、最後の出演作となっている・・・。(注1)

何しろ、主水ら仕事人達に、
最大の危機が、迫ってくるのだ・・・。

老中・水野忠邦の下、
闇商売の仕事人達を、目の敵にし、
次々と、居場所を突き止めては捕らえ、
尋問・拷問・処刑してゆく、冷酷非情。
その指揮を執るのは・・・。

「必殺からくり人」では、狙撃さえされかけた、
プライドも、悪名も高き、
南町奉行所内でも、失脚した前任者と比較され、
同心達にも、嫌われ者のお奉行、
鳥居耀蔵こと甲斐守忠耀(注2)。

どうも、実在の人物らしいのだが・・・
殺るのか!?と、初放送時は、ハラハラ。
だって、歴史が変わっちゃうじゃん!と・・・。
(ドラえもんじゃ、ないって・・・の声)
心配御無用、その辺はちゃんと?フォローしている。

このスペシャル、次の展開が読みにくい筋なので、
かなり、面白い部類に入る。

生真面目な仇討ち派の、新之介(田村亮)と、
現実的にいさめる主水の対比が、明確なのが良い。
からくり仕掛けを扱う、再登場仕事人・鶴の仕事ぶりが、ユニーク。

無頼の助っ人は、酒豪にして剣豪、
前作・千葉周作の元門下、平田深喜。
演ずるはまたしても、滝田栄。
さすがに、張りの在る殺陣で、
シュパッ!と斬る。
北辰一刀流は、一体何人、臨時仕事人を輩出してるんだろう・・・?
(しかも、同じ顔・・・の声)

BGMも、「新仕置人」寄りに、ハード。
加代の<締めくくり>?にふさわしい、
歴代「必殺」最終回的テイストを思わせる、
SP中ではかなり、いい出来、なり・・・。
ファンならば、必見作。


以上。

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  1. 2008/06/24(火) 22:59:42|
  2. 時代劇
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ゼルディアが帰ってきた!

帰ってきたゼルディア、通信。

ただいま!です。
(早いよ!の声)


毎週月曜23時より、MXテレビ・<円谷劇場>枠で、
全話終了した「ミラーマン」に引き続き、
あの「帰ってきたウルトラマン」が、スタートしてます!

DVDも、有料放送もある時代に、なってますけれども、
また、地上波で、観れる日が来るなんて・・・。(注1)
まさに、お久しぶり。
感激です。


で、早速、第1話、観ましたよ!

忘れもしない、あの、70年代、
力の入った、東京湾の工場街セット。
あの、海草の塊そのものの、ヘドロ怪獣・ザザーン!
そのザザーンに組み付き、海に大波蹴立てつつ倒す、オイル怪獣・タッコング!
フィルム画面の上に、オーケストラ的音楽の重厚感、
迫力が、違う。(注2)

今回あらためて観て、印象が強烈なのは、
やはり、主役・郷秀樹(配役・団次郎:注3)の、
いきなりな、献身的、事故死・・・。

これは、初代ウルトラマン(以下、初代マン)の、
ハヤタ隊員復活を観た人にも、
かなり異例なスタートとして、印象付けられたことでしょう。
子供や犬や、伝書鳩も、救っているし・・・。

勤め先の自動車工場で、
坂田アニキ(岸田森)と、初期ヒロイン・アキ(榊原ルミ)と、次郎少年が、
葬式よりも先に、即、郷の車を・・・追悼で・・・!

あれは、アア、もったいない、というか、ショックですよね・・・。
「待て~!坂田早まるな~!」と思った人、
「サイボーグ009」のジョーが浮かんだ人など、
自分同様、かなり、いたはずです・・・。
しかも、ずっと後で、真逆のあれが・・・待っているなんて・・・哀。

それと、特に気になるのが、
登場人物の行動の速さと、
基本的状況を、紹介するがゆえの、
あれよあれよな、展開の素早さ。

「誰かが俺を呼んでいる!」は、
なつかしパターンで、ちょっと笑いました。
車で、足で、
事件現場へダッ、と走る郷、かっこいいぞ!
「太陽にほえろ!」の例を、挙げるまでもなく、
青春ものの、定番!ですよね。

殆ど主役本人の希望云々にかかわらず、
なしくずしに?決定されてゆく、MAT就職。
なんてまあ、早い・・・。

後、「必殺」後期の鬼塚様、こと岸田隊員(西田健)が、
この頃は若くて、クール!ですよね。

よくあるのが、つい独走したがる郷さんを、
隊長や岸田が叱って、
南隊員(注3)が郷をなだめる、てパターンですね。
で、隊長が事実解明したり、父親代わり風になったり・・・という、役割分担で。

3匹目(大盤振る舞い!)、アーストロン退治で、
MATとウルトラマンが、一仕事の後、
チームで「さあ、おにぎり食おうか!」って。
遠足みたいですね。
河原で、鬼塚様が、おにぎりを・・・。
フフフ、楽しい。
(・・・大丈夫か?の声)

よく観るとやっぱり、ツッコミたくなるところも、ありますけどね。
甦った郷を、坂田さんが驚きもせず、対応していたり、
(多分、尺数の関係だよ・・・の声)
ラストで、いきなり着替えて?いたり、と。

でも、あの逆光のカットは、すごくいい!
これは、捨てがたいですよ。やっぱり。


というわけで、若干?ノスタルジーも、混じりつつですが、
きわめて充実感の、地上波第1話でした。

今回初めて観る人って、どのくらい、いるのかな・・・?
どうなんだろう、その人達の感想は?
そしてその中に、子どもの視聴者って、何人、いるのかな・・・?


次回、逃げたタッコング、退治作戦です。


以上。

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  1. 2008/06/23(月) 23:53:51|
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とかくこの世は美人薄命・・・

ゼルディア、急報。


又、おくやみです・・・。

お昼過ぎに、ニュースサイトで知りました。

「仮面ライダー響鬼」・立花日菜佳役で出演の、
女優・神戸みゆきさんが、
18日に心不全で、急逝されたそうです・・・。
24歳の、若さで・・・。


だんご屋のシーンで出てくると、
雰囲気が明るくなるので、
ライダーガールとしては、なかなか、良かったんですが。

とても、残念です。

合掌。


以上。 [とかくこの世は美人薄命・・・]の続きを読む
  1. 2008/06/22(日) 22:23:10|
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とかくこの世は御神輿祭

政の、日記。


21日、土曜の夕方。曇り。
外はこれから、雨になってくる模様・・・。

しかし、こちらでは、
ああ愉快、気分爽快。
なぜか?

シネマート六本木の地下で、
週末の気晴らしに丁度いい、組み合わせ上映をやっていたから。
そう、以前、「新スパイガールズ・・・」を観に行った、
あの複合映画館の、中である。

前売り、1300円。
なぜか六本木で、
浅草ロケ作品の、番組カップリング・・・。
こういう2本立ての同時上映、というか、
実質中篇1本と、DV短編3本の組み合わせ自体が、今や珍しい。
しかもその中に、松田彰監督の新作があると聞けば、
行かない手はない!のだ。

この日の観客、約30数名。
自主映画関係者以外にも、中高年男女が、目立つ。
なぜならば・・・

メインの中篇は、
香川秀之監督、哀川翔主演の、
「火の国熊本親子特急便 デコトラの鷲(しゅう) 其の五」だから。

ひとことで言えば、レンタルシネマ向けの、人気シリーズもの。
<トラック野郎>と<寅さん>の2大シリーズを、ミックスした、
割にのんきな、ドタバタ・人情コメディー。

浅草のデコトラ兄ちゃんが、助手を連れて、トラックで熊本へ。
もうすぐ嫁に行く妹のためにと、
熊本にて、生き別れの父を探す旅路で、
とある牧場に立ち寄る。

水前寺清子、仲村みうの親子の関係を、
アニキ流になだめた後、
根城の浅草に帰る、はずだったのだが、
そちらでは、別件での騒動が、持ち上がっていた・・・。

熊本、および浅草の、オールロケ、たっぷり。
少々、ゆっくりな進行なのだが、
手軽な観光旅行気分で、くつろいで楽しめる。

現地タイアップ宣伝も、いっぱいな中、
つぼを押さえた、のどかな笑いの手に、くすぐられる。
随所で、わかっちゃいるけど、の爆笑。

ラーメン屋前での漫才、
阿蘇山でハッスルする柳沢慎吾、
怪しげな薬草を進める男と、その効用?などなど、
とてもわかりやすい、笑いの手が、
コロコロと軽やかに、転がされていく。
そして後半には、とんでもなくナンセンスな展開が、待っていた・・・。

いや~、気分のクサるニュースばかり多い昨今、
実際、丁度いい気晴らしに、なった。
その後、十数名が、同時上映の席に残る。


さて、同時上映の、オムニバス短編集3本。
タイトルは、
「えんこえれじ~ 浅草哀歌」。


無論、3本とも、オール浅草ロケ。
いずれも、DV撮影の小品ながら、
キャラをはっきりさせて、話の筋をきっちり通していて、
なかなかよく撮れた、ミニドラマに仕上がっている。
浅草ではおなじみの名所などを、映画内で、観て回れる。

しかも、ゲスト出演者の顔ぶれが、ちょっとすごい・・・。
中篇と続いて観ると、ちょっとお得、
一粒で二度、おいしいのだった。


第一話、松田彰監督、<ばかの街>。

お祭りあらばどこへでも行く、という
お祭り大好きヒロインの、のめりこみぶりに引っ張られつつ、
彼氏たる、浅草生まれのお祭り青年が、
勢いでじたばた、どたばたしつつ、
ともに御神輿祭に、興じる。

その青年の、じたばたする様は、
松田監督の過去作品、「餓鬼の季節」「鍋の中」「夢の祭」などの、
あの走り回る主役男性達を、ふと思い起こさせる。
ゆえにこの1本が、一番、松田監督らしい味、と感じた。
こういう松田作品を、ずっと、待っていた・・・。


第二話、須藤為五郎監督、<走る街>。

「自由」の女優・吉田鼓(つづみ)、
再就職して1年、人力車の車夫、
というちょっと意外な役で、主演。

彼女を取材し撮影する、女性カメラマンの追随や、
さまざまな乗客達の、要望や反応に、
いささかやきもき?しつつも、
生真面目に、一日中、車を引く・・・。

主役、困惑したときの表情が、なかなか、いい。
ようやく笑顔が垣間見えると、何だか、ほっとする。


第三話、再び松田監督で、<粧いの街>。

こちらは、正に美的世界、
どちらかというと、女性寄りの内容。
ある事情で、京都から離れ、
浅草へやってきて、<振袖さん>の研修にいそしむ、女の子の話。

主役が、先輩姉さん達に対しても、
きびきびしていて、元気系なのは、松田映画らしいというか。
対話シーンは丁寧に、かつ適度のリズムで、
概ね、平坦な進行に。
格好の、現代版<お座敷修行>解説に、なっている。

化粧の乗り、京との母との電話、父との再会など、
ちょっとだけ、泣きも、入る。

昔とは大分違うやり方、というのも、まあ、時代だろう。
伝統芸とともにある者の生活も、又、
<進化>してきているのであった・・・。



以上。
  1. 2008/06/22(日) 00:42:39|
  2. インディーズムービー
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とかくこの世は体力消耗・・・

只今、著者の都合により、

シネマ旅を暫時、休憩中です。

次週を、お待ちください・・・。


付記:

ピンク界の長老、「四畳半 色の濡衣」(美保純主演)等の、
向井寛監督が、9日に亡くなられたらしい・・・。
合掌。

なお、この映画、
あの亀有名画座でも、1週間だけ、かかっておりました。
出演されていた、アンヌ隊員こと、ひし美ゆり子さんの特集上映で、
初日は、ひし美さんの、陽気なる舞台挨拶が、ございました。
思い出すと、懐かしいです・・・。


以上。
  1. 2008/06/20(金) 22:13:16|
  2. 劇場用映画
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とかくこの世は真っ暗闇よ

主水日記。


祭りは、ひとまず、終わり。
あれから・・・
とことん、脱力して、暮らしている・・・。

今週は、あえて生活見直し週間、とした。
実質、整頓・休養等を兼ねて、
平日は、映画断ち状態。
しかし、なかなか思惑通り、すっきり、とは参らない。


TVドラマも、ニュースも、いちいちどれとはいわないが、
ご時勢からか、不快なものが目立ち、げんなりしている・・・。


チバテレ水曜の「仕事人」も、
かなり、わびしい話だった。

かつての同郷だった侍と、江戸で再会した左門。
一杯呑みかわす、二人。

だが侍は、仕官もままならず、
上京後の貧困により、妻を病で失い、
土方仕事でも、孤独をかこち、
今や、落ちぶれきっていた。

侍は、左門の金のにおいに気付き、稼ぎの元を訊くのだが、
裏仕事だとは明かせず、
門付け(芸能・芸事)のあがり、と言い張る左門。
彼とて、故郷の藩で上司を斬り、江戸へ逃れ、
妻や娘との暮らしを守る為、仕事人になっていたのだ・・・。

ついに二人は、喧嘩別れしてしまう。

やがて、その侍、
竹光でもズバッ!と人を斬れる(痛そう!の声・・・)強引な技から、
小判偽造の悪人達に、腕を買われて雇われ、
関わった職人達を、斬る役目に。

その斬られた中に、秀と共に逃げようとした、
秀の飾り職の、師匠が居た・・・。

「皆に勝手で、動くな!」
「二人がかりで来られたら、やられるぞ!」
「決まり破ったら、消すよ!」と、
主水達に散々どつかれる、若き秀・・・。厳しい。

かくて一同が、おとわからの仕事料で、敵地へ討ち入ると、
そこには左門を知る、あの竹光男が・・・。
善悪に分かれ、斬り合う二人・・・哀。
観ていて、身につまされる人も、多かろう・・・。
わびしい、実にわびしい。

こんな中でも、主水は裏の仕事を片付けるや、
表の手柄(偽造疑惑の情報)を、
しっかり、直属上司への手土産にして、
その分、足りないお中元代を、浮かせている・・・。
この知恵袋ゆえに、彼は、しぶどく生き延びてきた・・・?


日テレ系「ホカベン」、最終回だけ観たが、
まるで、ナシつけてない終わり方に、呆然。
あれだけ問題意識の台詞を、皆でぶちまけまくっといて、
それじゃ、カタルシスがないだろ~!と。


やれやれ、どうも気分が、すぐれない・・・。
やっぱり映画館、行ったほうが、いいかも。


黒雲に、暗闇ばかりじゃ、
いやだ、いやだ。

もっと、光を・・・。



以上。


附:

火曜にチバテレでやっていた、
「必殺スペシャル・春 勢ぞろい仕事人!春雨じゃ、悪人退治」だけ、面白かった・・・。
バブル景気頂点期の、平成2年4月に、観たもの。
なぜかこの作から、政が、居ない・・・。

天文方が、米相場操作の陰謀に、巻き込まれる話。
今日の、株などの状況と、似てますなあ。

鉄や勇次の<応用系>仕事人、登場。
ローラー・スケートボードで、お江戸を走る仕事人には、びっくりしたものだ。
当時は、それ、いいのか?!の声も・・・。
あれは、画期的だったなあ~!

あ、後、「逃亡者おりん」、
テレビ東京系で、火曜昼間だけ、再放送始まりましたね?
次週は、12時半枠の予定で。

このところずっと、平日の昼間は、
「CSI」やら、記憶喪失の女スパイもの「エイリアス3」やらの、アメリカン・サスペンスに、
「天国の階段」に、「冬のソナタ」と、チェ・ジウ連ドラ特集に、の状況でしたが。
ずっと前、「新スーパ-マン」(何とロイスと入籍!する話・・・)をやってたっけなあ。
次、どこの何が、来るのかな?



では、又。







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  1. 2008/06/18(水) 19:22:17|
  2. 時代劇
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とかくこの世は再生希望

半兵衛の、日記。


15日、日曜。
土曜に続き、晴れ。
日中、少し暑い。

午前11時頃より、一日中、下北沢に居た。
特に・・・この日までで実質、閉館になる、
シネマアートン下北沢に、長居。

表には、さよなら&再開希望・応援メッセージ用の、大きな紙が張られていた。
後で小生も、一筆、入れさせていただいた。
ここが、中途半端な形で閉じるなど、到底、承服しがたかった。

夕方5時頃まで、各団体トークを含めて、
<オカシネマ>同様、自主上映可能なプログラムのみを、行なっていた。
自主的シティマラソンのようだが、
夕方までなら、体力は何とか、もつだろう。


まず、11時より、 当日券1800円で、
<天野天街監督・全映像作品上映>第一部・追加上映。

短編集:4本。

「オレンジ」は、子供天使?役の頭部が、
いろんな方向から、ほいほい現れるのが、ちょっと面白い。
逆さ撮り、あるいは吊りか?

「百二十秒伝」は、昭和の兄弟?の伝記が、
でたらめな編集つなぎで、でっちあげられるのが楽しい。
かなり、笑えた。

「ペダル」と「チカチカ」は、いわゆるPV調。
歌詞や一部擬音が、文字化するので、軽くユーモラス。


中篇:「トワイライツ」。

オール・フィルム撮影のファンタジー映画、「トワイライツ」では、
地方の古き町並みと、漁村らしき海岸を背景に、
一人の少年(女優が演じている)が、幽霊となり、
自分の急死を、納得するまでを、
ほとんどサイレント・ムービー調で、描きあげている。

人物や棺桶、帽子等がちょこまかと動き、
画面上を駆け回る手法、その集大成。
少年が歩き回るすぐ後ろに、麦わら帽子が次々と、並んでゆく。
まるで、アニメのよう。
おそらく逆回し撮りなのだろうが、丁寧なものである。

ラスト近く、すべての演技と撮影を、
エキストラも小道具も、なにもかもノンストップ、一続きで処理してしまう、
その工夫と見事さに、心揺さぶられるものがあった。
同時に、さまざまなる8ミリ・16ミリ映画の、
いろいろなシーンを、回想させられて、懐かしさを感じる。

13時少し前、第一部終了。
いったん外に出て、軽い昼食す。


14時より第二部、
特別追加上映、1800円。
この回、超満員、補助席が出た。


坪川拓史監督、「美的天然」。

スクリーンに写るは、年代ものの、映画館。
いかにも昭和初期風な観客一同が、拍手。
楽士達が演奏し、弁士が熱く語る。
サイレント・悲恋ムービーの、始まり・・・。

あ、もうちょっと見せて、と思う間もなく、
シネマ・シーンは、中断。

場面転換、緑色がかった、モノクロに近い画面に。
現代の町の、喫茶店やバーの常連客、
母子や、尋ねてきた老人らの、
ゆったりゆったりした、対話シーンが、延々とつづく。
娘が老人に薦められて、
苦手な自転車に、乗れるようになるまでの話、など。

ン・・・?といぶかしげに眺めているうちに、
今度はフルカラーで、
昭和の映画館の、外の世界に、転換。
屋外で移動中の楽隊や、
映写技師、フィルム運び人達のミニドラマが。

ここにいたってようやく、先ほどの老人の一人が、
若き日の、この映画館青年の一人らしい、とわかってくる。

先程のメロ・シネマの後半も、ようやく観れる。
さらに、浜辺での、にわか緞帳と客席が現れ、楽士達が揃って、演奏・・・。

メロ・シネマ前半の後、
ここに至るまでの過程が、ゆっくりすぎて、
テンポがややだるいのが、難点だった。
しかし、衣装等、レトロな雰囲気はよく出ているし、
キャスティングについては、かなり豪華かも・・・?と。

上映終了、直後より、
映画に出演していた、7人組楽団中の5人(監督を含む)が、
上海バンスキング?よろしく、正面舞台で生演奏。
いや、もう、十分すぎる程の、サービス精神なり・・・。


第三部、当映画館ゆかりの、人々による、事情説明&トーク。
居残りで、無料。20数名、残っていた。

大体、P-kraft等、数箇所の関連サイト等にて、
前もって、伺っていた通りの、状況で・・・。
ほんとうに、ナンセンスの極みな上での、
まことにあわただしい、閉館である・・・。

きょうで閉館、というのをここに来るまで知らなかった人も、かなり居た。
一部で、「行政は知ってるのか?」等の問いも。
少なくともあの場においては、おそらく、皆、誰しもが、
その閉館を惜しみ、
できれば再開してほしい!と、願っているのだった。
小生もまた、これはあくまでも、
一時的休館、と、思いたいのだ・・・。

17時、昼の部のイベント・メンバーズ、撤収。


時は、若干空いて・・・。


夜20時半より、
ひょっとしたら、最後の?商業系公開作品、レイトショー。

世志男監督、「四畳半革命 白夜に死す」。
この日は、夜の部にて、2回の上映が行なわれた。
本来ならば、当館にてロングラン上映される予定だった、新作。
当然、こちらも超満員に近くなる。


理屈と理想と集団行動、学生運動盛えたる、
かつての時代の、青春物語。

それを、今の青年達が、いきいきと演じて、撮っているのだが、
今の人達にも、基本的状況が、
比較的にわかりやすい、ドラマになっている。
脚本が、テーマをコンパクトに、よくまとめているためだろう。

凶器に拳、の武闘派青年が主人公。
理屈はいい、とにかく、ただ、暴れたい、という、
若さゆえの、暴走・・・。

彼の暴力を、買っているのが、
大学構内で学生運動中、有力集団の長髪リーダー青年。
暴力をなくすためには、暴力を・・・という、矛盾を自ら抱えつつ、
中間達に組織リーダーとしての、冷徹なる指示を与える。

そのリーダーに惹かれ、交わりつつも、
暴力行使には疑問を抱き、
生真面目さと反発心を、あらわにする、
眼鏡の、女子学生メンバー。
常に自己矛盾に悩む姿がいじらしく、また、恐くもある・・・。
ある物を、たたくフリをするシーンなど、ユニークな表現。

この状況下で、武闘派青年が、
ある事件から、潜行せざるを得なくなり、
かくまわれた、とある無学少女と、
その親代わりのマダムの元に、隠れ住むことになる。

そこで思い知った、己の世間知らずな有様、
革命の理想と、現実的生活との、大きなギャップ・・・。

やがて、彼の中に、
大きな心情の変化が起きるのだが、
その結果としての、ある行動は、
リーダーや眼鏡女子学生との、
決別の日が来る事を、意味していた・・・。

ショーケン・ドラマの描く、白茶けた心情にも繋がりうる、
挫折の美学、ともいうべき、青春哀話。
加わった者も、傍観していた者も・・・・
あの世界を生き延びた人々は、
あれからの人生、果たして、どうなったのだろう・・・?
という思いを、馳せたくなる、
ラストに、ちと涙が・・・。


もう少しだけ、映画館ゆかりの、皆さんすべてと、
共に夜通しででも、語らいたい所なれど、
こちらにも、明日よりの生活が、ある・・・・。
後ろ髪を引かれる思いで、
シネマアートン下北沢を、一人ひっそりと、去るのだった。

ここに又、皆と集う日は、来るのだろうか・・・?



以上。
  1. 2008/06/16(月) 00:20:55|
  2. インディーズムービー
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とかくこの世は意気消沈

政の、日記。


14日、土曜。


午前の仕事中に、東北地方、震度6のニュースを知った。
週末のニュースが、これになるとは・・・。


珍しい事だが、今日(14日)の午後は、
すべての映画鑑賞を、休んだ。

昔通っていた学校に、フラッと行ってみたが、
当然というか、やっぱり誰も、知人がいない・・・。

で、
半日間、なるべく、
行く先を定めず、適当に出歩き、
ぼ~っと、過ごすように、心がけてみた。
どうやら、そういう時間が、
小生には少しだけ、必要だったようだ・・・。


思えば今週は、あまりにも、いろいろな事件が、ありすぎた。
小生も、やや多忙で、少し、疲れていたようだ・・・。

ちょっとの間、気分を落ち着けて、ゆったり、過ごしたいので。


シネマ旅は、明日から(というか、明朝から)に、する。



以上。
  1. 2008/06/15(日) 01:02:47|
  2. 日記
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とかくこの世は悪党揃い

主水日記。

今週のチバテレ、初期「仕事人」の話を、忘れていた・・・。



おとわは、どうしても後のおりくと、同一人物に見えるのは、ともかくとして。
ライバルの、外道仕事人元締(中野誠也)が、登場。

「江戸に仕事人組織は、二ツはいらねえ・・・」
「仲間の身元も家も、全部わかってるんだ」
「八丁堀がこっちに加われば、鬼に金棒だ」
「こっちで仲間は引き受けるから、おとわ組は退け!」
と、押しの強い要求。
こいつら消さなきゃ、まずい・・・。
仕事人、大ピンチ!

だが、
矢で的を射る、外道側の女仕事人が、
非道すぎる元締を、ひそかに裏切り、
秀に、元締殺しを依頼・・・。

おとわ達と、敵を倒す相談をしながら、
「ばばあやかああは、居なくなってもいいが、
同心で暮らせなくなるのは、困る・・・」
と、真顔でのたまう主水、こわいぞ。
ついこの間の回では、出張先の木曽で、
妻・せんと、仲むつまじく神社参りして、
せんをクサらせていただけに、余計こわい。


かくて、真っ昼間の丘の上、最終交渉の場で、
おとわ・主水・左門・秀と、外道一派が対決。
女仕事人自身も、あえて、秀と対決の道を・・・哀。

そのとき、女仕事人の横に、
なんと、同じ格好をした、子供の仕事人が!
どうも、女仕事人の子らしい・・・。

外道一派は全滅したが、
子供仕事人だけは、逃げた。
誰も、この子を討とうとはせず、
結局、見逃したのだった・・・。

本来ならば、仕事人の掟で、消されているはずなのだが・・・。
一人成長して、後で仕返しに来そうだ・・・。
珍しく、甘いのだが。
(「荒野の少年イサム」の悪役・レットーの奴なら、
ためらいもなく、消してるだろうな・・・ゾゾッ!の声)

これが、徐々にファミリー視聴化が始まっていた、
「仕事人」枠の、限界だったようだ・・・。





以上。




  1. 2008/06/14(土) 00:36:16|
  2. 時代劇
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とかくこの世は食い倒れ

順之助の、日記。


水曜夜、渋谷。


映画評論家にして、迷作?「シベリア超特急」シリーズの監督、
水野晴郎氏の逝去を、某駅前のタブロイド誌で、知った。
合掌・・・。

後で知ったんだけど、この御方、晩年は改名してたんだってね。
「シベ超」の主役・山下将軍と、似た名前に・・・。
平和祈願などの理由で、思い入れがあった、という人物とはいえ、
まさかそこまで、するとは。

そうすると、小生も役所へ届けりゃ、改名はできる、ってことか?
野口英世とか、中村雅俊とか、
ルパン3世とか、バビル2世とか・・・?
電王・・・いや、それはやめとこ・・・。
(なぜだよ!の声)


さて、シアターコクーンの前に寄ったら、
<コクーン歌舞伎>の、受付のすぐ隣に、
あの・・・スラッとした、くいだおれ人形が!立っていた。

噂は、本当だった。
とんがり帽子に丸眼鏡、
赤白の縞シャツに、背中のドラム・・・。

10年程前に、道頓堀に立ってるのを観てきたが。
ほんまに大阪から、出張してきてたんだ・・・。
周囲が大分ハイソな?雰囲気の、ホールなので、
赤白ストライプ柄の、くいだおれ人形が、
すっくと立っているさまは、
余計に、不思議な眺めだった。


そのまま、アップリンクへと、向かう。

着くと、いきなり劇場係りの人に、
「<おいしいコーヒーの・・・>ですか?」と、尋ねられた。
ああそうか、あのチラシの、ドキュメンタリー・・・今、1階で上映中だっけ。
「<うずもれ>、ですが・・・」と答えると、エレベーターで2階へ、と案内された。
入場料、1000円。

永野敏監督が、16ミリフィルムにこだわって、
手間暇をかけて制作した、
101分、伝説の自主長編映画、「うずもれ」。
実は以前、たしかビデオ上映で、一度観た覚えがある・・・。

主役ヒロイン(小林愛)と、彼氏青年(平野けんじ)の、
ちょっとしたすれ違いから起きた、ドタバタな状況。
2人の、行き当たりばったりな行動を軸にした、定番ドラマ。

途中から、青年の友人男性(小林顕作)と、
街のゴシップ屋たる一女性(内藤久美・快演)が、
あいついで、ドラマに乱入するや、
回想としてさかのぼっての、それぞれのいわく話が、
さらにヒロインと青年の状況を、ややこしいものにしてゆく・・・。

やがて、小さな伏線の数々が、
ヒロインをめぐる、一つの物語へと、徐々にまとまってゆく。
この脚本が、よく出来ていて、
展開に、くいッ、くいッ、と引っ張られる。
汽車のエピソードなど、ちょっと泣かせるものがある。

やや血なまぐさいシーンもあるのだが、
画面が全体的に明るい色調なので、
コミカルな印象は保たれ続け、
後味もかなり、よろしい。

なお、20数名の客層は、
例によって殆どが、監督の知人中心だったため、
里帰りの集まりのような、明るさがあった事を、付記しておく。


以上。
  1. 2008/06/12(木) 01:45:11|
  2. インディーズムービー
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<おしらせ>

秀、続報。


6日、シネマアートン下北沢の、急な閉館。

以前も、改名休館?があったとはいえ、
正直、気づいてからは戸惑い、慌てている・・・。

しかしながら、一部のレイトショー上映企画は、やっている模様なので、
ここに、その一部を、記しておく。


<おかしな監督映画祭>の作品群セレクション上映企画の、
<オカシネマ イン シネマアートン>、
7日(土)より連日、13日(金)まで、
自主上映の形で、予定通り、シネマアートン下北沢にて、
20時半より、レイトショー上映中、との事。


同じく、シネマアートン下北沢でレイトショー公開予定だった、
「四畳半革命」(未見)は、
6/14(土)・6/15(日)の2日間については、同所にての上映があるそう。
その後は、池ノ上シネマボカンや、トリウッドに移って、
夜21時台のレイトショーが、行われる模様、なり。
日時により、会場が替わる模様なので、各所のHP等をチェックされたし。


又、<裸over8>再上映・プラス・日替わり特集上映企画は、
11日(水)~15日(日)まで、
平日18時半、および土日の12時45分より、
渋谷アップリンク・ファクトリーにて、開催中との事。


現在、シネマアートンHPでは、確認ができないので、
委細、各作品・企画関係のHP等にて、
会場と日時を確認の上、行くべし・・・!


以上。

  1. 2008/06/10(火) 23:36:19|
  2. インディーズムービー
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とかくこの世は絶句の闇夜

主水、急報。

とにかく、土日の2日間で、
いろいろな事があったので、まとめて記す。


6/7、土曜の午後より、日曜一杯まで、
この2日間は、オフだった。


梅雨の合間に、雨があがったので、
午後はゆっくり、横浜周辺散策。
たまには外で、時間を気にせず、
ゆっくりと過ごしたい日が、ある。

赤レンガ倉庫近辺を、見物す。
エコ・カー展示会を、やっていた。
遠くに見える建物が、ビッグサイトそっくりで、ちょっと笑う・・・。

周辺の一部映画館も、入り口のみ、見学す。
とあるシネコンの受付に、映画の宣伝用らしき、
目玉おやじ人形が、数体並んでいて、ユーモラスだった・・。

みなとみらい付近には、ショートショート専用の、
<ブリリア>なるミニシアターも、オープンしていた。
周囲に新築マンションが多く、
川口のNHKアーカイブ周辺と、ちょっと似ている。

時間が半端だったので、この日は特に観ずに、
夕方より、暫時<演者>経由で、移動。


深夜は新宿で、<シネマ秘宝館>オールナイト。
明け方5時まで、参加す。

斉藤館長・ソーシキ博士・林広報部長の、
冴えた突っ込みだらけのトークは、もうファンの常識。
なつかしの、再映作品が、目白押しだった。

「宇宙人の旅日記」&「・・・夢日記」、またしても登場。
館長いわく、アンケートで再上映を、拒否反応するファンが、
誰一人いない!という。
さもありなん。
幾たびもの、繰り返し鑑賞に堪えうる作品というのは、
そうめったに、ない。
あれは、はまるとクセになる、傑作なのだ・・・。

旧・<アダルト映画研究会>(!)こと<B級ランダム>メンバーズや、
<ときめきチーム>他、長寿自主制作組の協力により、
70年代、80年代の、貴重な8ミリフィルム上映も、挙行された。

あの館長出演作「マイムマイム」も、
久しぶりに完全フィルム上映、しっかりウケていた。
DVDのような頭だし、スキップ等の出来ない上映会は、
初めからデジカメ撮影の、ソーシキ博士氏世代には、珍しい眺めの上映法だろう。

セピア色がかった、別の記録フィルム映像の中には、
屋外まで学生文化祭風の、70年代中期の、自主映画祭の風景が、開けている。
その男女参加者とも、和気藹々とした雰囲気は、
何だかとても、ほのぼのとしていて、うらやましくもある・・・。


恒例の、募集作予選たるゴングショーは、
ゴングが、まったく鳴らぬほど、
発端部のおもしろい作品群が、粒揃い。

サワリのみの紹介だったが、SFドラマものを含めて、
常連客、プラス若干の新観客の拍手が、もう、いっぱい。
次のシーン展開が、観てみたくなるものばかり、なのだ。
皆、もれなく、館長より「合格!」のお墨付きとなった。


この夜、「クライシス北の国から」の、大分後でかかったのだが、
前篇のリアルすぎる血生臭さが、やや気にかかっていた、
同じ田口清隆監督の、噂の課題作?「G」を、
ようやく後編まで、一通り観ることができた。

実写版「鉄人28号」も顔負けの、
そのCG合成の上出来ぶりと、
ナンセンス・ユーモア挿入のさじ加減に、いたく感銘した。

リアルな生真面目さと、ナンセンスの同居が、
いともあっさりと、実現されている・・・。
これは、そのおもしろさを、認めないわけにはいかない!

いやあ、電車で攻撃!シーンまでは、予想しなかった。
平成ゴジラ(ビオランテ)・平成ガメラ・ウルトラマンレオ等のファンも、
バズーカシーン等、それらのオマージュ含有量には、大いに、喜ぶことであろう。

もし<ガンコン>で掛けたら、どんな面白い反応が、来るだろうか・・・?と。
やっぱり、通しで観に来て、よかった。



翌朝、8日は、非番。
終日、ゆっくりと過ごせる。

軽い朝食の後、日曜の午前中は、
新宿バルトで映画を、1本観た。
「少林少女」。

現在、午前のみの上映だが、
客層は20代男女が多く、30人位入っていた。

柴咲コウも、仲村トオルも、
スタイルはすこぶるかっこよくて、いい。
コメディアン達の脱力シーンが、ややゆるいものの、
劇場版「仮面ライダー」や「スケバン刑事」を、観るがごとくで、結構楽しめる。
(いよっ、スケバルマン!の声・・・)

いささかオカルトチックな、水技や、空中回想技?なども、
あれは変だ、と笑っている人達も、当然ながら多かったが。
カンフー漫画の、デフォルメ表現流と思えば、
それも十分あり!で、むしろ、ご愛嬌。

だが・・・
いかんせん、前後の脚本つながりが、ひどいので、
終盤が、ガタッと腰砕け、失笑ものになってしまう。
これじゃ、何のために、
前半で仲村を、極悪非道の悪役にしたのか・・・?と。

ラクロス試合と、リベンジ・アクションの2本立てを、
1本の話でそのままつなぐのは、
やはりというか、無理があった。
突っ込みどころ、満載で。
少林バトルの途中で、
人質の人物をほっぽらかしているのは、明らかにおかしいし!

ちょっとした小道具(ワッパとか・・・)などを、一つ用意しておけば、
2つの筋がとりあえずは、ちゃんと?つなげる上に、
ラストでちゃんと笑わせるネタが、一つ出来るだろうに、と。

個別の訓練や、アクション・シーンは、
なかなか見せ場が多くて、結構面白く観れるだけに、
筋の不徹底ぶりが、実に、もったいない。
これがために、「DEVILMAN」に次ぐ?珍作に、とどまっているのだ・・・。


昼からしばらく、
新宿御苑(環境デーにて、200円の入場料が無料だった)にて、昼寝。
行ったことがある人はわかるだろうが、
ここには、カンフー使いが出てきそうなデザインの建物が、一箇所あって、
思わず、さっきの少林拳が、浮かんでしまうのだ・・・。


午後、ポレポレ東中野にて、小沢昭一特集2本を見物。

市川コン(昆プラス山ヘン、の字の・・・)監督、晩年の作品、
岸恵子主演の江戸市民時代劇、「かあちゃん」。

原田龍二が、長屋へ泥棒に入るも、上手くいかない青年役。
小沢昭一は、近所の白髪の大家役。

人工的セピア色に、すべてがくすんだ、
かさかさに、乾ききった感じの、動きの極度に少ない画面。
水野忠邦時代の、不景気風が吹きまくった時期の話とはいえ、
あまりにも活気に乏しい、寒々とした印象あるのみ。
人物のアップが、やたら多いのも、TV寄りの感じで、どうも良くない。

これでは、本来どっとウケるべき台詞があっても、しれっ、となるのみ。
互助的発想も若干含まれた、いい人情話なんだが、
描写がこれでは、笑うべきところで笑えない。
困った・・・。


中平康監督の日活白黒喜劇、「牛乳屋フランキー」。

主演の若きフランキー堺は、
薩摩から上京して、
東京のおかみさんの牛乳屋を立て直すべく、
大車輪で奮闘する青年と、その祖父の2役。

牛乳風呂まみれになったり、
独自の配達方法を編み出したり、
サイド・ビジネスを始めたり、と大活躍。

小沢昭一は、
調子よく、居場所をすぐ鞍替えする、
せこい先輩配達人役を、いきいきと好演。

フランキーと小沢の自転車競争、大喧嘩など、
くるくる、はつらつと動き回る2人。
実にエネルギッシュ、スピーディー、
かつ、ユーモラスで、笑わせる。

太陽族映画「狂った果実」等の中平監督が、
自ら、そのパロディ・シーンを、
劇中で学生作家役の市村俊幸に、演じさせているのが、なんとも可笑しい。
宍戸錠が、ハンサム青年助監督役なのも、
今観ると、不思議な感じなり。



ここまでの間、ニュースなどは観ておらず、
昼の秋葉原の、痛ましい事件については、
夕方の読売号外を見るまで、まったく知らずに居た・・・。

なぜ、犯人は通りすがりの人々に、そんな、ひどい事を・・・。
以前より、仮面ライダーグッズの物色などに、訪れたこともある地域なので、
大変、残念に思い、かつ、憤りを感じるのだった・・・。


さらに今、<P-Kraft>のHPにて、
シネマアートン下北沢の、
あまりにも急な、6日(金)閉館!の報に接し、
早く気づいていれば当日、行ったのに・・・!
と、呆然としているのだ・・・・。

ついこの間も、ショーケン特集や、
「The hiding」レイトショーに、伺ったばかりだというのに。
今週末は何で、こんな事が、続くんだ・・・?

運営会社の経営悪化が、からんでいる模様だが、
実質的休館は、無念なり・・・。

道路計画・都市計画などの問題も、
ここ数年の下北沢地域では、何かと取り沙汰されてはいたし。
しかし、今回の閉館理由はあくまでも、親会社の不祥事が原因であり、
映画館側の責任では、まったく無い模様である・・・。

ノーゲストの時の集客が厳しくなるのは、
どこのミニシアターでも、よくあることではあるが・・・。
前名称・<シネマ下北沢>時代よりも、
入りは全般に、良かった印象なのだが。

なんとか、復帰させられないものだろうか・・・?
制作中の<女子女子over8>シリーズなど、
予定されていた公開企画は、どうなるのだろうか・・・?


ショックなニュースが、相次いだので、
この他の、映画群関連については、
次回以降、落ち着いてから、
あらためて別記の、予定なり。



以上。





[とかくこの世は絶句の闇夜]の続きを読む
  1. 2008/06/08(日) 22:21:54|
  2. 映画(全般)
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とかくこの世は万物流転

錠の、日記。


木曜の、夕方。

この季節。
どこで上演されるのか、大体、知っているし。
展開されるパタ-ンは、既に大体、わかっている。

にもかかわらず、またしても・・・
・・・行って、しまったぜ。
水族館劇場。

また、はまっちまったよ。
あの、めくるめく、ゆがんだ迷宮世界に・・・。フッ。


3年前、独特の存在感を持っていた、
劇団中堅俳優・高明哲氏、逝去。
あれ以来の、大きな動きが、今年はあった。

常連女優・X嬢の、不在・・・。

案内のチラシやポスターから、
名前が消えているのを知ったときには、
何とも、寂しいものを感じた。
長年、この人の登場を観るために、
来ていた部分が大きかったのだ・・・。

それでもなお、
あの立体的な舞台装置と、演出の魅力には、
抗しがたいものがあるし、
今年は一体、どうするんだろう?と、
やっぱりあれこれと気になって、仕様が無い。
そして、またしても・・・
例年通り、観に来てしまった。

映画のキャメラと、トロッコのレールが、
今回のいわば、土台。

戦時中・戦後にかけての、炭鉱島を舞台に、映画が撮影されている。
時空を越える鍵は、2枚の鏡・・・。
舞台は地上に、あるいは地下の坑道にと流転し、
次第に虚実が混乱してゆき、
これは一体、映画の中か、外か?となる仕掛け。


千代女、風兄宇内ら、常連組の健在も、
勿論、喜ばしいのだが、
順次、抜擢されてきたとおぼしき、
若手メンバー達の、フレッシュな存在感も、
まず、大いに目立つこととなった。

特に、新人女優兼ナース役の、姫草ユリ、
やや硬さが残るものの、全体を支えきり、
まずまずの好演で、通した。
水族館劇場のニュースターには、ふさわしいだろう。

若き炭鉱夫達や、ボタ山青年役等の、
ユーモラスなキャラクターも、目立った。

そして、例のごとく、スペクタクルな、
あの立体的カタルシスが、心地よく、襲い来るのだった・・・。



以上。
  1. 2008/06/06(金) 00:37:03|
  2. 演劇
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とかくこの世は捕物帖

虎の、おくやみ。


元祖・巨漢タレント、ウガンダ・トラさん、死去・・・。

「見ごろ!食べごろ!笑いごろ!!」(NET系)だったかな、
コミック・バンドの<いそがしバンド>こと<ビジーフォー>が、
ツイストのアレンジをやってるのを、初めて観たのは・・・?
キンキン・ケロンパの、
「シャボン玉こんにちわ」(お昼のTBS系)でも、よく観たような・・・?
TBS系「スーパーポリス」のアメリカンな警官が、最も記憶に鮮明なり。
合掌。


それにしても、
仕事人のつもりで・・・などとうそぶいている、
某事件の犯人、
人様の、迷惑よのう・・・。
まったく、やれやれ・・・。


短いが、以上。
  1. 2008/06/04(水) 21:32:33|
  2. TV
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とかくこの世は曲者揃い

主水日記。


6/9、月曜夜、20時半少し前。
買い物の後、シネマアートン下北沢、レイトショーへ。

半ば、おそるおそるだが。
あの、80&90年代、自主映画界で暴れまくった、
福居ショウジン監督の最近作、
「出れない」と「the hiding 潜伏」を、観るために・・・。

2本とも、フィルムではなく、DV撮影。
しかし、手だれの福居監督、
メディアや画質の違いなど、軽々と勢いよく、あっさり飛び越えて、
しっかりと恐い、サイコ・ホラーを、生み出してしまった。
(そりゃ、こわくなけりゃ、ホラーじゃねえや!の声・・・)

結論からいえば、2本ともサイコ・ホラーとして、
十分、上出来の部類に入る。
心配したゲロゲロ・シーンも、
今回は比較的に抑え目で、正直ほっとした・・・。

2作とも、
それぞれの理由で、閉所にひきこもっている人物達の、
不本意に味わってしまう恐怖を、
思いっきりなおびえ方を見せつける、主役の演技と、
やや大きめな、しつこい位の、効果音やBGMの断続的連打によって、
つとに強化している事、
時制すら越えた反則技?な場面展開へと、観客を導く事、などで、
題材と手法が、概ね、共通している。

「出れない」では、
主役がひきこもっている室内と、外部世界との関係性が、
サイバー妨害、毒ガス等の介在で、寸断されたことにより、
わずかなる外部とのつながり具合が、
幻聴らしき状況とあいまって、サスペンスを生む。

終盤は、
なぜ誰も、それまでそのビデオの存在に、気づかずにいたのか?
という疑問も、若干残るが・・・。
貴方はひとりじゃない、という外部からの呼びかけと対の、
関係性寸断の象徴として、とらえておこう。


「the hiding 潜伏」では、
乱暴な、「マトリックス」風の女逃亡犯が、
脳波直接読み取り、らしき能力を、主役に対し発揮する。

キャメラ自体を、全方向大回転させた撮影シーンを、
めまぐるしく細かいカットつなぎで、要所要所に効果的に配し、
めくるめく迷宮シーンを、超ハイスピードで、
竜巻化してみせる手腕は、文句なく、見事なり。

そうそう、80年代のPFFなどには、
こういう編集の物凄さがもたらす、
超ハイスピードな見せ場を含んだ作品が、
一体、いくつあったことだろう!
とついつい、登場人物の脳裏のごとく、ハイスピード回想してしまう。

「出れない」の、比較的セオリー通り?なラストに比べ、
「the hiding」のあまりにも、ぶっきらぼうなラストには、
正直、唖然とさせられるが。
あの超ハイ!な迷宮の果てとなれば、
最早、整合性すらどうでもいい、
酔えれば、ええんじゃ!状態と、なるのであった・・・。

とにもかくにも、<映画>として、
すこぶる面白い事は、保証しておきたい。


以上。

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  1. 2008/06/03(火) 01:39:18|
  2. 劇場用映画
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とかくこの世は一天地六

半兵衛の、日記。


土曜午後、
仕事と昼食の後、ポレポレ東中野へ。

この日より特集上映、<小沢昭一 僕の映画史>、開始。
プログラムには、
「エロ事師たちより 人類学入門」、「競輪上人行状記」、
「にあんちゃん」「大当たり百発百中」などが並んでいるが、
未見の「競輪上人行状記」と、
夜の舞台挨拶のある「大当たり・・・」(再見)のみを、観ることにした。

今でこそ、NHKの「サラリーマン川柳」とか、
夕方のラジオで世俗の話をしゃべる、白髪の人、という印象だが、
映画ファン的には、
60年代、日活・松竹・東宝映画のコメディ・シーンで、
物凄い怪演をしてきた俳優、の位置づけ。

物凄さと勢いと、軽い身のこなしが同居する、という意味では、
同時期のフランキー堺などに、近いライン、なのだ。

モノクロ劇映画「競輪上人行状記」を、小沢主演で撮ったのは、
後に日活ロマンポルノ路線のトップバッターとなる、西村昭五郎監督。

元学校教師の小沢が、
兄の急死で余儀なく、実家の寺を父から継がされて、
寺の維持費用捻出策に、奔走しつつも、
競輪にはまったのが高じて、身を持ち崩してしまう、悲喜劇。
味方は、かつての教え子のみ・・・。

寺の運営でやり手なのは、小沢よりもむしろ、
兄嫁役の、南田洋子。
坊主の手配から、近所の犬の葬式、後のいろんな処理(!)まで、
もろもろ、たくましく引き受けてしまうのだ・・・!爆笑もん。
(今あんな事やったら、確実に、立ち入り調査もんだぜ・・・の声)

終盤、最大の勝負をめぐる、ある人物との出会いなどから、
彼なりの悟り?を経て、
大衆を前に説教、熱弁をふるう小沢は、天下一品、絶品。
渥美清が本格的にブレイクする、少しばかり前、である・・・。


夕方の回、「大当たり百発百中」上映前に、
ゲストの小沢昭一氏本人による、舞台挨拶。

白い長めの髪でスーツ姿、
落ち着いた感じの紳士が、壇上にあがる。
映画だと、猫背で小柄?な印象があったが、
当人は結構、背が高いので、ちょっと不思議な感じ。
何となくだが、今村昌平監督の弟?のようにも、見えてくる・・・。

「今日、何かかってるの?」と司会に、上映プログラムを確認、
「にあんちゃん」の長崎ロケや、
日活のSP(本編2本の添え物、ショートピクチャー)時代のお話などをされた。
北林谷栄女史の、演技への熱意を評価した上で、
「演技賞って、あくまでも、まず監督あってだから・・・」
と、強調されていたのが、印象的なり。

そして、春原政久監督のモノクロSP、
「大当たり百発百中」が、始まる。

若き日の小沢昭一氏が、アイドル歌手の作詞家役。
趣味の競馬予想に、勘が働くばっかりに、
加藤武のギャングに追っかけ回され、
やむなく、大勝負レースの予想を手掛けさせられるが・・・。

新人(!)・松原智恵子の新妻をほっぽらかして、
芸能社長の由利徹、エロ写真家の南利明らを尻目に、
大車輪で、大ドタバタ。

たわいもない、といえば、たわいもないのだが。
客席の温まった、この状況下ではもう、
ウケるに、決まっている・・・のだ!
それ、みんな、笑え!笑え!

・・・と、これでいいのだ。


以上。











  1. 2008/06/01(日) 10:07:14|
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