主水日記。
3日・土曜、14時より、17時半ごろまで、
京成佐倉駅前・ミレニアムセンター佐倉大ホールにて、
<電丼上映会’08>。
司会は例により、TAT監督。
アットホームな雰囲気の中、
DV映画4本、上映す。
舞台挨拶も、2回あり。
比較的にスムーズに、進行す。
全般に、こじんまりした印象の作品群だが、
出演女優陣が、まずまず、注目株に値する。
小野勝監督、千葉竜吾&越坂奈月主演、
「ぷろぽーず?」(27分)。
市原・袖ヶ浦ロケ。
同居カップルの3年目に、ありがちそうな、
ちょっとした心境変化と、
PCと音楽、ドライブ、
内輪喧嘩と和解、
タイムカプセル、記念発掘などを、
軽くゆったりと、スケッチ。
いや、3年目の喧嘩ってのも、
結構、バトルらしいからねえ・・・と。
リアル感はそれなりに、ありそうな。
用意した予定が、食い違ってくると、
一時は、慌てるよねえ・・・と。
でも、割に心の余裕ある、ほのぼのとした2人、
なかなか、いい感じで。
随所で、あれは3年前・・・という唄を、つい思い出してしまう。
公園管理人役、味ある出演。
正に、ミニミニ・パークな映画。
気分がほっとする、小品。
TAT監督、宮田愛理主演、
「凪呼人」(20分)。
(再見、<怪奇劇場>検索参照されたし)
暗闇、雷光、BGM効果等、
<定番>をきっちり、踏まえている。
3大ヒロイン、堅実に好演。
おそらく、チームワークが良いのだろう。
一種の平行世界もの、CG特撮がハマってる。
「虹色ロケット」にも?通じうるラスト、泣かせるものがある。
林和也監督・宮田愛理主演、
「いろえんぴつ」(20分)。
天涯孤独、万事絶不調の派遣OL。
(ボス、なりきってるぜ!の声・・・)
カレンダーを黒く、塗りつぶす日々。
ある日、帰宅路で、
にわかミュージシャン青年との、ふとした対話から、
内心ぼやきつつも、ちょっとした心境変化、ようやく笑顔を見せ始める。
しかし、またも試練が・・・?
静かなるヒロインの、垣間見せる表情、に尽きる。
哀しい話だが、救いもある。
歌いだすヒロインに、ちょい驚く。
内容に合ったテーマソング使用、かくあるべし。
宮崎英輝監督・加藤めぐみ&関周央主演、
「ペンギンの跳躍」(47分)。
台詞トーン抑え目、
過去に何かあったらしい、影ある理科系ヒロインが、
終始、落ち着いた雰囲気作りで、しっかり通しきる。
恋人らしき文芸派青年との、
理系&文系、たとえ話会話。
恐竜と、走馬灯の小説とか、
砂の城と、生物身体の分子とか。
よく知らない人の、話も・・・。
うん、たとえの意味は、なんとなく、わかるんだけれど、
だんだんわかってくるまでに、時間がかかって、
聴いてるこちらは、なんとも、もどかしい!気分に。
上野・台場ロケ、
明るめの夕日、水面反射が美しい。
恐竜に、宇宙衛星解説に、魚に、ペンギン出演(!)と、
どんどん、教育テレビのような・・・?印象に。
風景はきれいなんだが、画面と人物があまり動かない、
なかなかジャンプ・アクションしない、もどかしさも感じた。
(アクションしてるのは、やっぱり、ペンギン・・・?の声もあり)
真ん中、インタ-バルで出てくる星野佳世が、インパクトある演じっぷり、
ローギア・トーン続きの劇中では、ちょうどいい、息継ぎブレイクに。
まさかここで、時代劇ファン向けの話題が出ようとは。
予想だにせぬプレゼント、ナイス。
ラスト近くで、ようやく、待ちに待ったアクション。
地味に?抑えて、溜まっていた心の動きが、
ヒロインなりの形で、一気に。
そう、こうでなくちゃ、いけない!
ヒロインよ、そこでもっと走れ!もっと動け!
そこまでの思いのたけを、爆発させるんだ!
と、静かなる好演を大いに認めつつも、
更なる応援を、しておこう。
秋山羊子氏の曲が、心地よかった事は、言うまでもない・・・。
以上。
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- 2008/05/04(日) 00:59:01|
- インディーズムービー
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