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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

ビーグル82・ファイル27「竜巻ライブは節目を迎えるのか?」

竜の、日記。


新宿の公園で昼寝の後、中央線。

ラピュタ阿佐ヶ谷にて、
日活ロマン、「ラブハンター 熱い肌」(再見)鑑賞。


日曜夜19時、JR高円寺駅、南口下車、
朗読詩人・PARAさんのミニミニイベントへ、到着す。
ゲストは、テルミン奏者の、<賃貸人格>女史。


実は・・・
PARA氏は現在、夫人との結婚生活をされており、
その夫人は、ご懐妊中。
それによって当分の間、
ライブ活動は、一応の区切りを付けて、
休止予定・・・・だそうである。
年月の経過を、つくづく感じる。

その夫人の産科通院ライフを、
亭主PARA氏自ら、DV撮影し、
その一部をここに、プロジェクター上映にて、公開していた。

愛すべき、憎まれ口混じり?の夫婦会話、
既に息も、ぴったり・・・。
完全なる、ホームビデオの会である。
出産の準備は、かなり大変そうな模様だが、
ともあれ今は、順調な経過と出産を、願うばかりである。


引き続き、<賃貸人格>さんの、テルミン・ライブ。
以前、アテネフランセの自主上映で、
演奏の様子を映した、DV記録映画を、観たことがある。

機械に手をかざして、パントマイム風に動かしつつ、
クラシック曲の節に、適当な?歌詞を付けて、歌う。

途中から、後ろを向いてかがんだまま、
無言で、演奏。
機械の調整でもしてるのか?と思って、2、3分観ていたら、
後ろ向きのまま立ち上がって、地団駄を踏む、動作を始める。
なんとも、前衛的・・・。

遠い、ロシアか東欧圏あたりの、
ノイズの入った、短波ラジオ放送を聴いている様な、
不思議な演奏。

やがて、奇声を発しつつ、荒れ狂うがごとく、歌いこむ女史。
異様なる、迫力。
もう一曲、癒しの唄とともに、ミニライブは終了。

ここから、PARA氏の定番、朗読ライブ。
やはり、かなり力が入った、パッションの高い朗読になり、
かつ、夫人への愛情にも満ちた内容の、パフォーマンスだった。

さて今回は、当日の要望により特に、
氏のデジカメにて、そのライブを約40分間操作し、撮影す。


過去のイベントから、朗読の進行は大体、知っていたが。
何しろ小生、ビデオカメラなどを普段は持たず、
ファミリ-・ホームビデオを撮ったことも、ろくにないのだ・・・。
果たして、大丈夫だろうか?といささか案じつつも、
ズーム等、簡単な操作のみ伺い、
後は、感じたままに、動かしてみる。

腕が結構、疲れてくるのが難儀だったが、
どうにか、やりおおせた・・・。
DV映画のキャメラマンというのは、
相当なタフなんだな、と、今頃やっと、わかってきた・・・。
三脚なしで撮るのは、やっぱり大変だ。

客席に向けて、歌舞伎座のごとく平伏し、
PARA氏のライブは、無事終了す。
熱っぽく語り倒す、PARA氏の迫力は、
うまく、記録されたであろうか?


夜22時半ごろ、万事が終了、
暫時一同と大いに対話、
絵画や映画について、楽しく談義の後、
帰宅の途に、付く。


以上。
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  1. 2008/04/28(月) 01:27:09|
  2. トークイベント
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ビーグル82・ファイル26「刑事達は太陽と月にほえるのか?」

ゼルディア、日記。


新文芸坐、オールナイトの翌朝、
27日、日曜。
小雨が降ったらしく、アスファルトの路上が、濡れている。

早朝の池袋を、しばし徘徊の後、
何はなくとも、まず、JR山手線で、新宿へと向かう。

駅周辺でいったん仮眠の後、
旧・新宿東映跡地に建っている、
例の、丸井ビル9Fのシネコン、
新宿バルト9のロビーまで、エレベータで昇る。

以前クサした分、ちょっと気後れがしていたのだが、
この地域で朝から、あれを観るためだったら、
やむをえまい・・・・・と、自らに言いきかせて、行くのだった。

あれ、とは・・・そう・・・あれだ。
劇場版「仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」!なのだ。

劇場版「名探偵コナン」と並んで、朝から親子ファミリー層を、目立って集客していたが、
「仮面ライダー・・・」サイドの客層には、
大人通人層や子供連れも勿論いるのだが、
中2くらいの、女子生徒達が、特に目立って多かった。

良太郎・ゼロノス・キバらイケメン・ボーイだけではなく、
モモタロスらイマジン達のキャラも、大人気。

皆が、携帯のカメラ機能で、撮影しまくっていたのは
イマジンたちの絵が入った、<ゴミ捨てるな!>等の張り紙。
キャラ・シール等のグッズも、飛ぶように売れ、
一部は既に、売り切れていた・・・。

映画は、添え物のTVドラマ・パロ短編から 、
既に相当、ウケ始めていた。

本編では、
モモタロス刑事(!?)達の、ワルノリ・ポージング、
デンライナー署内の他愛ないドタバタや、
漫才のごとき、会話の軽妙さ、
新人派遣刑事と、主犯の取っ組み合い、
デネブ達のみえみえな潜入、などなどを、
手持ちキャメラとおぼしき、画面の揺らぎとともに、アクティブに捉えきる。

リズミカルに、弾みのついたコミカル・アクション映画に仕上げた、
金田治監督の手腕、なかなかのもんである。

キバ・サイドの出演者は、3人程と少ないのだが、
ある人物(この出し方があったか!の声・・・)の、
お気楽な登場シーンは、場内で特に、大ウケだった。

この人気、当分、続きそう・・・。
よし、よし。


昼、晴天の新宿御苑にて、
昼食に、<スシ王子弁当>を食した後、しばし、昼寝す。
ぽかぽか陽気の下、たっぷり、眠れた・・・。


以上。



  1. 2008/04/28(月) 01:12:42|
  2. 劇場用映画
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ビーグル82・ファイル25「桃色の夢幻世界は健在か?」

鉄の、日記。


春の連休、スタート。
この土日は、充実した週末を、過ごせた。

土曜夕方から、日曜深夜にかけて、
まったく帰宅しないで、過ごした。

池袋・新文芸坐にて、
ピンク映画界、年に一度の祭典、
<ピンク大賞>オ-ルナイトで、夜明かしするためであった。

司会はおなじみ松島氏&池島ゆたか監督、
アンド、女優の日高ゆりあ嬢&イ幸田(こうだ)李梨嬢。

当然に池島氏が、撮影エピソ-ドを長く語ろうとし、
松島氏が短く縮めるべく、
<巻いてる!さくさく!>式に、進行。
このせめぎあいが、作品自体とは別な、見所に・・・。
これ、例年、この会のパターン、常識。

さて、本年度の各賞は、
ピンク映画情報の<PG Website>方面にも、既に出ているのだが。

製作本数の減少、大宮オークラの閉館、
日活系直営館の撤退(池袋・高松)など、
相変わらず、どうも、ぱっとしないニュースが、多い昨今。

授賞式ではなぜか、
ベストワン作品賞作品の、主演・荒川美姫嬢が、欠席に・・・。
そんな中・・・。

今回、特別賞として、
そこの本誌にあたる、情報誌「PG」の編集長、
林田義行氏が表彰された事は、
特筆に値する、うれしき出来事だった。

何しろ、この人が、今は無き亀有名画座で、
ピンク大賞イベントを企画、スタートしてから、
新宿ロフトプラスワン、新文芸坐と会場も移り、
平成年度とともに、いつしか20年も、経つのである・・・!

節目の年に、これを喜んで祝わずして、何を祝うのか!と。
マイペ-スでもいい、これを励みに、
更に頑張ってほしいものなり。


この夜の、上映作品は・・・


1・「痴漢電車 びんかん指先案内人」
(加藤義一監督。脚本・城定秀夫)

(東中野にて上映、再見。
脚本のバランス性の、勝利。)


2・「不倫中毒 官能のまどろみ」
(吉行由実監督。脚本は樫原辰郎と共同)

・・・文芸誌の若手編集部員女性と、
今はそばを打つ、元作家男性。
運命の、出会い、そして接触・・・。
しかし、2人の間には、かつて彼の担当だった、編集部長女史が・・・。
台詞が文学作品群からの引用に満ち、
いかにも文芸関係者らしい対話が、ユニークな味に。
国沢実監督が、ナンパな編集部員役で、リリーフ。



3・「うずく人妻たち 連続不倫」(福原彰監督・脚本)

相性が最高?にもかかわらず、
2人で外出時に、不幸な事件があったため、
一度は別れた不倫カップルが、
十年後に突如、再会する(!)話。

とにかく、イケメン男と、人妻達(複数)のベッドシーンが、
かなり、濃密・・・。
この男には、女の人生のすべてを背負う事は、重すぎたようだ・・・。


4・「奴隷」(佐藤吏監督・福原彰脚本)
(東中野で上映、再見。
<求道、いまだ止まじ>の項、参照・・・)


5・「痴漢電車 いやらしい行為」(脚本タイトル:誕生日)
(幡寿一監督、五代暁子脚本)

1995年ベストテン2位作品。
主演、ピンクイベントの常連だった、林由実香嬢。
没後3年目のメモリアルとして、特別に再上映された。

3年ぶりに観るが、やっぱり、いい味わいの作品。
色気よりも、
都市部の世界を、バラバラに生きる者達の寂しさと、
気持ちの再生とが、じんわりとくる。
何度、この映画の台詞に、気分回復させてもらえた事だろう・・・。
テントと海の風景、今もどこか、いとおしい・・・。



以上。
じゃ、又な!




  1. 2008/04/28(月) 00:34:12|
  2. 劇場用映画
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