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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

ビーグル82・ファイル24「世界の裏で仕事人稼業を続けるのか?」

三味線屋の、ぼやき。


一本、観たよ。
ゆうべ眠る前に、テレビ東京で、アニメ版「ゴルゴ13」を。
なぜ今頃になって、アニメ化するのかな?
まあ、昔も、高倉健の実写版映画が、あったが。

とにかく、出てくる奴らは、
裏仕事の世界の、プロばかり。
いわゆる典型的善人は、ひとりも、いない。

パリ・ダカールの日本車を、ストップさせる妨害作戦に、
外国のライバル外車が、<産業的要請>から、
日本人?らしき、狙撃の名手・ゴルゴを呼ぶ。
皮肉な、もんだ・・・。
(今や、とんだ形で、タイムリーになるとは・・・の声)

レース妨害作戦の、そのまた裏では、
新式銃器を用意したワルボス商人が、
兵器市場で大いに売り込まんとする、PRのために、
スナイパー兄弟を雇って、
ダカールに仕事で来る、ゴルゴをターゲットに、
恐怖の生中継を、開始する・・・!

ゴルゴ自身のしゃべり(舘ひろし!)は、極力短く抑えられ、
状況経過を観察・分析する、周囲のゲスト的人物達の、
台詞とリアクションが、ドライで硬質なドラマの、肝となる。
なおかつ、世界情勢や武器の、ちょっとした知識も披露されて、
二倍以上のお得、というわけだ。

ワールドワイドな舞台、究極のプロ知識、究極のハードボイルド。
映画製作同様の、分業システムの確立が、つとに有名な原作。
いわゆる<劇画システム>は、既に、完成しきっている。

ゆえにこの原作シリーズ、ものすごい長寿なわけだが・・・。
全部を読んだわけでは、ないけれども・・・。

あれもいつかは、終わりが、来るんだろうな・・・?


その日は、従来の延長上で、なんとなく来るんだろうか?
ゴルゴの、隠されていた日常が、明かされて、そこで終わるのか?
それとも、<最後の大仕事>って形でか?
あるいはやはり、唐突なる、最期の・・・なのか?

理想的には、
物凄い強豪同士の、対決の果てに、突然・・・と、いきたいんだが。

<ゴルゴ13VSルパン・次元・五右衛門VSコブラ>・・・?
ありえん・・・・無理であろう・・・。
「必殺・主水死す」みたいになってしまったら、まずいかも・・・。
無いな、これは。


終わらせ方も、プロっぽく・・・
と、かっこよく、いくのか、どうか?
いつの日にか・・・。





以上。






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  1. 2008/04/26(土) 16:29:33|
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ビーグル82・ファイル23「助監の浮気は成功するか?」

主水日記。


25日、金曜夜、
仕事の後、ポレポレ東中野。
ピンク監督、デビュー作特集レイトショー、最終日。
20時半の開始にやや遅れて、入場。
1500円のところ、前回の半券で割引あり、1000円。

今回は、サトウトシキ監督の「獣」だけ、フィルムのプリントが無く、
やむなく同監督の「タンデム」(既に亀有で観た)に、差し替えられたそうだ。
「獣」も是非、未見の人々に見せてほしいものだが・・・。

この夜は、
いまおかしんじ監督の「彗星まち」が、前半。
途中より、入る。
スクリーンで観るのは、
何度目だろう、これで・・・?

死人発見、屋外の火葬、
朝の川遊び、
危険性をともなう、悪い性交法、などなど・・・。

当時で言う、<イケてない>(90年代用語?)、
どこかぱっとしない、日常を送る人物たちの、
半ばやけっぱちな、遊戯的言動が、
日常の、だらだらした延長上のままに、
すべて、奇妙なる光景に連なってゆく。

ぶっきらぼうに転がっている、
行き詰まり感や<死>のイメージと、
明るく広い青空と、海鳴りと、彗星?とが、
奇妙にも、しかしなおも日常的印象のまま、
すんなり?同居している、世界・・・。

ある意味、こわい事でもあるが。

そこらが、何度観ても、
あくまでも、<映画的には>だが・・、
確かなおもしろさを、放っている、
と、認められるのだった。

又、包帯男の立つ辺りで、客席、笑う・・・。


引き続き、休憩抜きでそのまま、
大西裕監督の「ゆーのーみー」(2007)に、突入。

原稿用紙で始まり、以後ゆるやかに続く、一連のドタバタ。

なかなか監督デビューできなくて、いささか焦りだしている、
主役の助監督青年をめぐる、女性2人との三角関係と、
アパートの隣の騒がしいロックバンドや、
ご近所のホームレス氏とのいざこざ、
いっこうに上手く書けない、ピンクらしき脚本の難航、
元監督の手伝いで足を突っ込む、おっかないアルバイト・・・。

<xxx大とにxxつ中退組>、の台詞には、
リアリティがありすぎ?苦笑。
一部業界方面?らしき人々、
「身につまされるよ・・・」の声も、ちらほら。

合間に、フラッシュバックで挟み込まれる、
妄想イメージが、ちょっと愉快。
某有名監督の名を挙げたり、
有名な作品を、まるまる真似て見せる辺りが、
いかにも・・・なり。

映画の飛翔力たる、妄想シーンは、
割に短く、こまぎれにされており、
全体に描写の力点は、
二股関係のこじれや、お引越し、
怪しいバイト、等のドタバタへと費やされる。

そういった、飛翔すべきイメージ部分の、こまぎれ状況に、
若干の不足感を、抱かないわけでもないが・・・。

それらのこじれとドタバタが、
無責任気味な主役男性の、
焦りながらも、同時にどこか、のほほんとしたキャラとあいまって、
淡々と、しかし確実におかしみを伴って、展開される。
まずまず堅実な、小品佳作、といえよう。


教訓。
つきあう女性は、できれば、一対一にすべし・・・?!
(「火宅の人」、って映画、そういえばあったよなあ・・・の声)



以上。




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  1. 2008/04/26(土) 01:22:43|
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