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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

ビーグル82・ファイル21「去る者を独り見送るは主水か?」

主水日記。


火曜で、チバテレ「必殺仕事人V 風雲竜虎篇」、
最終回、「主水ひとりぼっち」に、到達。
大奥がらみの、江戸城内潜入、大仕事。
しかし、玉すだれ組から足がつき、一同、散り散りに・・・。
玉すだれと、お玉まで・・・。
あれは当時、ちょっと驚いたな。

さて、次週からは・・・え、「旅人 第三部」?
知らないなあ・・・それって、何なの?


一方、初期「必殺仕事人」は、
「主水は葵の御紋を斬れるのか?」の巻まで、来た。

今回の標的は、
目黒祐樹(後のテレビ東京系「鞍馬天狗」!)扮する、
将軍様の弟、松平姓の侍!

この男が従者2人を引き連れ、江戸を歩くと、
皆、大慌てで、平伏するか、逃げてゆく。

なにしろ、葵の御紋提灯を、かざして悪行の数々・・・。
ひどい奴なのだが、同心達も当然、手が出せない。
主水など、従者の股下を、くぐらされたのだ・・・。

道場破り、大金せびりは朝飯前。
大商人の娘であろうが、花嫁行列であろうが、
通りがかりの女性に、片っ端から手を出して、
いたぶり回し、死に追いやる。
いやあ、まったく、ひどいもんだ・・・。

さらには、勘定奉行の甥っ子まで、
平然と、斬り殺してしまい・・・。
尼僧になっている、実の生みの親が、
御乱行を諌めても、
まるで、聞く耳持たぬ有様。

あまりの傍若無人ぶりに、皆、大迷惑、怒り心頭に・・・。
ついに勘定奉行より、直々に、
老元締に対し、「始末!」の依頼が来る。

当初は、「相手が悪すぎる」とか、
「情に流されるなと言ったのは、元締じゃないか!」と言って、
尻込みしていた、仕事人達も、
ようやく、重い腰を上げて、立つ・・・。

だが、この標的自身、誰かに殺されるのを、待っていたフシも・・・。
主水とのやりとり、ゾクゾクさせられるシーン。

で、唐突にこの回をもって、将棋会館の老元締が、
「尾張へ出掛ける」と言って、後を主水に託して、退場す。
(当時、体調不良、だったそうだね・・・の声)

この辺から、男のハードボイルド路線だった<必殺>が、
予期せぬメンバーチェンジの、頻繁さとともに、
徐々に、変質してゆくのだ・・・。


以上。

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  1. 2008/04/23(水) 23:57:33|
  2. 時代劇
  3. | トラックバック:0
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ビーグル82・ファイル20「あの未来都市は夢の中だったのか?」

参の、日記。


水曜の夜、20時は、
またも、御茶の水。

小川町の一角にある、ミニイベント会場、<スペースneo>。
通称、<neoneo坐>。
かつてのACTミニシアターや、新宿の<月光>スペースを思わせる、
小規模なスペースだが、
貴重、かつ、くつろげる上映会が、時折、行われる。

この夜は、<短編調査団>シリーズ、<万博の巻>。


1970年・大阪万博と、いえば・・・?
あの当時、TVで式典を観ていた人達は、
果たして、何を思い出すのだろうか?

大阪から遠いところに、住んでいて、
所詮ははるかかなたの、よそ事・・・だったか?

あるいは、すぐ近くにすんでいて、
1年かかった、建設工事の、騒音のやかましさや、
土地の立ち退き等で、参らされた事か?

あるいは、人垣の洪水と、
月の石や、アポロの着陸船を観る、行列のものすごさと、
斬新で奇抜な、未来都市イメージの豊かさに、
飲み込まれつつ、素直に感銘を受けたのか?

その頃はちょうど、小学3年位だった。
両親と、新幹線ひかり号で、
初めて大阪にやってきて、
終始、わくわくしていた、小生・・・!
(愛知万博こと、<愛・地球博>の章を、検索されたし・・・著者談)

そして、21世紀の今、
こうして、16ミリフィルム映写で観ているのは、
69・70年に撮影されたという、ピンク色に褪せた、
万博会場、各パビリオン建設現場の、
鉄骨だらけの、貴重な映像・・・。

大きなプレハブの、工程管理事務所、作業員達の群れ・・・。
屋根を地上で組み上げて、持ち上げる装置、
締められるボルト、ナット・・・。
さまざまの工夫を凝らしたデザインと、
おそらくは画期的だった、新工法の数々に・・・圧倒される。

大半が、企業向け記録のせいか、
現場の音声は少なく、
よくわからないところも、あったが。
おそらく、夏は相当暑く、かつ、騒々しかった事だろう。

そして、見る見るうちに、あの懐かしい、
UFO状や、多重塔、広場の屋根、などなどが完成してゆき、
モノレールが走り出し、<動く歩道>が現れてくる。

やがて風船舞う式典、各国コンパ二オンの挨拶、
思い思いの姿で、入り混じる、観客や大使、老若男女・・・!

骨組みの段階を、当時は観ていなかったし、
TVや雑誌で観ていたとしても、忘れているはずなので、
何だか、とても不可思議な感じが、する・・・。

これらを開催期終了後に、
又、み~んな、取り壊したのか・・・と思うと。
いかに大掛かりな、お祭りだったことか・・・!
解体の記録は・・・?いや、もういい・・・。


こうして、ささやかなタイム・トラベルは、終わったのだった。
帰り道、心はほんのひととき、
昭和40年代の、小学生?だった・・・。



以上。


  1. 2008/04/23(水) 23:55:32|
  2. インディーズムービー
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