秀の、日記。
又、大雨だよ・・・。
JRの中央線は、変電所火災で止まるし、
まったく、予定が、おかしくなるばかりだな・・・。
ところで。
こんな日でも、シネコンの客席には、
女性3人を含む、15人ほど入っていた。
まず、予告編コーナーを観る。
相変わらずというか、
コンサート妨害、爆弾事件、予告殺人、マラソン妨害、云々・・・。
楽しくない、観ていて痛ましい、
世の中がいやになる、人間不信助長の、芝居のものばかり。
TVニュースで朝から、
いやというほど、見せられている、
痛ましい事件の延長強化ものを、
なぜ劇場で、有料で、不快な思いで、観なきゃならんのだ?
と・・・つぶやきたくもなろう。ぶつぶつ。
知人関係の、関与のあるなしを問わず、
こういう、自分の精神的にきつくなりそうで、
劇場で怒りがこみあげそうな、内容とわかるものに関しては、
近年は一切、積極的に観るのを、やめている・・・。
で、本編では、何を観たか?
あれだよ、あれ・・・。
「ナッシュビル」、
「仁義なき戦い」、
「ジェラシック・パーク」、
「コリン・マッケンジー」、
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」、
「BANBI*BONE」、
「くりいむレモン・旅の終わり」・・・。
それらの映画で、使われた表現法の、
実質的延長上にある、パニック映画、
「クローバーフィールド/HAKAISHA」。
観てしまったのだ。とうとう。
まるで、ホームビデオ撮影そのもの、画面展開だが。
次第にフリージャーナリストの、報道ビデオのごとくに、なってゆく・・・。
かなり、めまぐるしい。
かなりグロいシーンも、多々ある。
入り口の張り紙に、注意書きで、
「観る人によっては、船酔いに似た症状が、
現れる場合がありますので・・・」等のあるのも、
無理はないだろう。
だが、この映画は、
人物達の動きと、画面の勢いに乗せられて、
観客としての気分は、まったく滞ることなく、
引っ張られて、一気に、観てしまったのだ・・・。
とうとう、
リアル表現の究極、末端までに、
劇映画の表現は、到達してしまった・・・。
これが、フェイクであることを、
一時、忘れてしまう程の、臨場感。
<真実>?の映像って、一体何なのだろう、などと、
逆に、考えさせられてしまう・・・。
設定状況が、状況ゆえに、
荒っぽい、下手な撮り方のシーンも、相当に目立つわけだが、
このキャメラの、縦横無尽な動きっぷりは、ただ事ではない。
映画それ自体の、大きな魅力になっている。
と同時に、これは立派な、メロドラマだ・・・。
大スター出演不在でも成立した、という意味では、
ハリウッドの映画製作慣習に、
一つの風穴を、空けた。
かなりグロい、痛いシーンもあるので、
すべての人には、おススメできないが、
映画ファンは必ず、一度は観ておくべし。
相当な、傑作。
とだけ、今は言っとく。
これから観る人のために、これ以上は、書かない。
以上。
[ビーグル82・ファイル9「人類は三途の川を避けられるのか?」]の続きを読む
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- 2008/04/10(木) 22:45:03|
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