また、急報。
川内康範氏、死去・・・。
世間的には今、
「月光仮面」(小生のリアルタイムは、70年代版のカラーアニメと、月刊誌漫画だった)の原作者、
そして、森進一の、「おふくろさん」封印騒動の、作詞家。
映画ファン的には、
小林旭の日活アクション「南国土佐を後にして」
(歌はペギー葉山、後のウルトラの母役)や、
渡哲也主演・鈴木清順監督のミュージカル・アクション、
「東京流れ者」
(なぜOLはオバQ読んで笑ってる?あの木のシーンは何?)
・・・などの、脚本家。
また、TV特撮ドラマ的には、
東宝の「愛の戦士レインボーマン」
(死ね死ね団!油撒く悪女が、恐かった)、
「ダイヤモンド・アイ」(牛頭人!悩む女幹部!)、
東映の「コンドールマン」
(悪人・ゼニクレージーの、ぎらぎら衣装!ゴミ戦争の博士!)、
・・・などの、原作者。
偽札事件とか、人間爆弾とか、
戦後日本社会の、平和な生活を脅かす奴らが、ひどい悪人!
という色彩が、すごく強かったので、
大半があんまり、楽しくなかった気がする・・・。
あの辺の悪役設定に、原作者の本音が相当、込められていた気がする。
子供心にも、今で言うトラウマ、だったな・・・。
未見だが、澤田幸弘監督の実写版「月光仮面」は、
あまり、評判がよくなかったそうな・・・。
「ウルトラマン」・「仮面ライダー」両シリーズの変遷を経て、
見る目が<進化>していた我々には、
80年代にはもう、白タイツにマフラーの「月光仮面」は、時代遅れの感があった。
割と近年、テレビ東京系で、
月光仮面と悪玉・サタンの爪を、ちびっ子風キャラにした、アニメをやっていたが、
もはや、小生世代にとっての、勇ましいヒーローたる「月光仮面」では、なかった・・・。
大人が大人の悪を裁き正す、「月光仮面」はそういうヒーローであるべき。
でも、あれはやはり、70年代までのヒーロー・イメージだったのだ・・・と、痛感した。
享年、88歳。
合掌。
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- 2008/04/07(月) 23:26:57|
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