ゼルディアの、宇宙監視ステーション。
スケバルマンA「(眠そうに)う~ん、お、おはよう~ッ!」
ゼルディア「(かなり眠そうに)あ、姉さん、おはよう~」
ゲルゲーゲル「(相当眠そうに)よ、よう。おはようさん・・・だな」
スケ「結局、ゆうべの8時から、ほとんど全部、観ちゃったよね~。
BS2の、<とことん!石ノ森章太郎>最終夜」
ゼル「ぜ~んぶ、V3以降の、<仮面ライダー>特集ですもん。昭和から、平成まで・・・」
スケ「何しろ、V3様と555さんと、石ノ森魂・島本先生と、
男女熱烈コメンターの、解説付きだよ!」
ゼル「このメンバーが揃うだけで、もう、すごい・・・ですよね」
スケ「変身、ブイスリャ~ァ!!!ありがとうございます!ですよ」
ゲル「島本先生、原作の見開きページ解説、力入ってたよな~」
ゼル「絵のイメージとコマ割で、おおっ!て、言わせてたんですね~、原作も」
ゲル「アシスタントの眼鏡の子、どこまで、内容についてこれたのかな・・・?」
スケ「BLACKの頃、生まれてるんだっけ?もうそんな世代が・・・いるんだよなあァ」
スケ「V3が2本に、アマゾン、ストロンガー、BLACKが1本ずつ、
それからクウガの1話・2話分に、龍騎スペシャル・・・」
ゲル「しかも、当時電リク2択で、放送されなかったほうのオチ、だったよねえ」
ゼル「V3さん、龍騎は、納得いかないみたいですねえ」
ゲル「あれはライダー同士で、つぶし合う話だからな」
スケ「共に戦う仲間になるほうが、絶対いいよね、V3イズム的には・・・」
ゼル「ヒーロ-は教育番組、ってお話、やっぱり出ましたね!」
スケ「善悪をちゃんと教えよう、てことだよね」
ゲル「裏返しの反面教育なのかな、龍騎は・・・?」
ゼル「昭和は、ショッカーライダー以外の、例外的ライダー・スタイルって、
ライダーマンと、シャドームーンでしたよね」
スケ「ライダーマン、あの中では、大人っぽく見えたよなあ。
一番クールな、お兄さんって感じでさ」
ゼル「怪人が、上京娘に恩を売って、戦闘員に雇って利用してましたよ・・・。
デストロンはこういう作戦、したがるんですね」
ゲル「ライダーマンが、元幹部候補で、首領に恩義感じてたのと、相似形だな・・・」
スケ「しかも、城南警察署、乗っ取ってるよ。新宿の真ん中で。
デストロン、こわいな・・・」
ゼル「70年代の新宿東映周辺、貴重ですね。
看板の裏から、ヨロイ元帥が・・・」
スケ「デストロン基地だったんだ、あそこって・・・!」
ゲル「しかし、V3の手術に使ってる、
あの頭部修理装置だけは、間抜けだ!鍋釜みたいだなあ・・・」
ゼル「特攻作戦の後、ライダーマンはどうやって、Xの前に現れたんでしょうね・・・?
あれだけだと、よくわかりませんよね」
ゲル「あの後の、アマゾンが・・・ターザンみたいな野生児で。
キャラが、子供そのものだよなあ。すごいギャップだよ・・・」
スケ「大好きなんだけどね~!ああいうタイプもさァ。観ていて楽しいよ」
ゼル「改造人間ではないライダー、クウガより早いですよね」
ゲル「こっちでは、夜の新宿じゅう、あの野生児姿で突っ走って、
そのまんま、海へ、行っちゃってるよなあ・・・」
スケ「大胆すぎる!」
ゼル「ショック度が、小学生姿の、サソード君クラスですよね・・・」
ゼル「しかもアマゾン、V3が捕まったのと、同じ城南警察署に、引っ張られてますよね。
逃亡犯、捕まえたのに・・・」
ゲル「見るからに住所不定じゃ、しょうがないよ!森に住んでるし」
スケ「おやっさんって、ライダーの身元引受人なんだね・・・」
ゼル「十面鬼、まるっきり妖怪変化ですよ。
ねずみ男やぬらりひょんが、近くに居そうで・・・
モグラ怪人も、なまなましいですよ」
スケ「ちょっと、デザインかわゆいじゃん?あいつ・・・」
後で、レギュラー化するんだよな」
ゲル「部下戦闘員が、皆、女っていうのも、珍しいよな。
途中で、まるで別な組織と、代わっちゃうんだけど」
スケ「でも、昭和のライダーって、
どれも熱っぽさと人間くささと、勢いが、すごくあるよね~」
ゼル「この前の<キカイダー>や<イナズマン>も、
アニメより実写のほうが、画面が熱い感じですよね」
ゲル「<01>あたりになると、ちょっとアレだけどな・・・」
スケ「後世のほうへいくほど、だんだん、クールになってくる感じで・・・さ」
ゲル「こないだの、平成アニメ版<スカルマン>も、
原作よりも、印象がひんやり、してるよなあ・・・」
スケ「それにしても・・・いや~、特にものすごいね~、
BLACKの<ライダー死す!>の回は。絶句もん」
ゼル「タイトル通り、ですもんね・・・」
ゲル「ゴルゴム組織が、東京から太陽さえぎって、政治家あわてさせて・・・」
スケ「抵抗するパルチザン・グループが、少年兵なんて、あのシリーズだけだよね・・・」
ゼル「幼なじみで宿敵幹部の、シャドームーンと、
BLACKことブラック・サンが、組織の王の後継者候補で・・・」
スケ「でもブラックは、人間界支配は反対だから。
それでシャドームーンと、タイマン対決」
ゼル「で・・・やられちゃって・・・とどめを、さされて、
川へ、流されて・・・・(うるうる)」
ゲル「泣くなよ、おめえよ・・・ショックなのは、わかるけど・・・」
スケ「<BLACK>は後、4回分ありますから!って、司会がなだめてました・・・。
ちょっと、笑えたな~」
ゲル「ライダーも、平成の<クウガ>からは、
フィルムでなく、ビデオ式になって、
組織も必要なくなって、戦闘員も居なくなって、
連続ドラマで引っ張ってて・・・」
スケ「グロンギ怪人の暴れる現場で、なんとなく、
発掘ベルトと同化して、なっちゃったヒーロー・・・だね~」
ゼル「助監督世代が監督になってて、昭和とは一応つながってるけど、
平成シリーズで、内容はがらりと、変わってますね」
ゲル「ライダー・ブランドで、違う変身ヒーローをやろう、という感じでな」
スケ「昭和だったら、みんな、
<シルバー仮面>や、<ギャバン>や、<怪傑ズバット>みたいな、
独自のヒーローになってたかも・・・な」
ゼル「X・スカイ・スーパー1・アギトと、555(ファイズ)以降が、
映像無くて、ちょっとだけでしたね・・・」
スケ「せっかく555さんもゲストなんだから、もう少し出してほしかったな・・・
現場の話、結構してくれてたし」
ゼル「でも555は、1話の出演シーンと主題歌、出してくれましたね」
スケ「できれば、全部のシリーズの、1本30分を!フルで、やってくれ!」
ゲル「おいおい、それじゃあ解説含めたら、
とても7時間じゃ、収まらないぜ~!<朝まで生テレビ>になるよ」
ゲル「しかし、好みとはいえ、よくまあ、夜中の3時まで・・・な」
スケ「ぶっ通しで観てたみんな、本当に、ごくろうさまでしたァ・・・!ねえ?」
ゲル「これから、留守録で7時間分全部、一気観する人達も、いるのかな・・・?」
ゼル「いると思いますよ・・・きっと。休み休みで、チェックできますから」
スケ「あ、途中トイレ休憩無いから、そのほうがよかったかも・・・」
ゲル「お前な、今頃言うなよ・・・!
でも結構楽しかったな。名画座でオールナイト観てるみたいで」
スケ「あの後さ、いったん寝てさ、
今朝の8時は<仮面ライダーキバ>まで、リアルタイムで、起きて観ちまったよ。
<ゴーオンジャー>だけ、後で留守録、観ようっと・・・」
ゲル「・・・で、今朝の最新作、<仮面ライダーキバ>って、
今、どうなってるんだ?」
スケ「そうそう、あたしも、ちょっと気になってきてたんだ。
たしか、ファンガイアっていう、バンパイアみたいな怪人達と、戦ってるんだよね?」
ゼル「はい、でもキバも、ファンガイア族も、ハンター側も、普段は人間的生活です。
<555>のオルフェノクに、近いですね」
スケ「人間姿では外見が、22年たっても、ほとんど同じなんだよね」
ゲル「父親世代と息子世代と、両方と戦ってる奴も、いるってことだな」
スケ「それに、狼男も、いるんだって?」
ゼル「はい、斬鬼さんに似た人ですね。
22年前は、普通に出歩いていたんですけれど、
今は、キバ・チーム専用のお城に住んで、
モードチェンジの手伝い役を、他の2人の術者と3人で、してます」
ゲル「多分、何か先代キバに罰でも、喰らったんだな・・・?」
スケ「で、キバ君は、あいかわらず、あんな調子なの?」
ゼル「はい、あいかわらず、です・・・
80年代のバイオリンお父さんの、一方的な恋も、
現代のキバ君の、おどおどした、自信なさげな調子も、
ほとんど、そのままですね」
スケ「やれやれ、進歩が無いなァ・・・」
ゲル「そうすぐに、有言実行型には、変われないよなあ」
スケ「恒例の、2号ライダーも、出たんだろ?」
ゼル「ファンガイア退治人、ライダー・イクサです。
名護という人が、なるんですが。
この人、強引な捜査や、退治ぶりで。
キバ君の正体は、知らないようですが、
彼とも、だんだん、そりが合わなくなってきてる、といいますか・・・」
ゲル「強引突破型と、優柔不断型のコンビじゃ、ねえ・・・」
ゼル「ただ、キバ君が最近出会った、年上のファンガイア怪人男性が、
実は本業が、キバ君と同じ、バイオリン作りの職人で」
ゲル「ほ、ほお・・・」
ゼル「で、ファンガイアと知りつつも、バイオリン作りの相談を、していたのですね。
それでハンター・ライダーから、彼をキバ君が、かばっていたんです」
スケ「いいじゃん、それ!悪いファンガイアじゃなさそうだし・・・」
ゼル「で、そのバイオリン職人は、
かつては他のファンガイア同様、人食いでエネルギーを得ていたんですね。
でも昔、キバのお父さんに諭されて、ずっと、人食いをやめてたんです」
ゲル「どうやって、説得したんだ?」
ゼル「その頃、そのファンガイア氏が作った、
黒いバイオリンの名器があって。
ブラック・スター、という名前の」
ゲル「(思わず苦笑)わははは!円盤生物の星の名前かよ!」
ゼル「それを、キバのお父さんに、
ゆずるつもりだったんですけど、
自分を呼んでいるバイオリンではないから、と、固辞されていて」
スケ「あ、そういえば父親、天才バイオリニストだったよな・・・」
ゼル「お父さんの弾く、バイオリンの音色を聴くと、
職人ファンガイアさんは、気持ちが落ち着いて、
人を襲いたくなる衝動が、抑えられるんです」
ゲル「でも、常に弾いてるわけには・・・?」
ゼル「だから、その音色を録音して、22年も、聴き続けていたんです・・・」
スケ「あ、なるほど!桑田次郎の漫画にも、そういうヒーローがいたっけなあ!」
ゼル「と、ところが・・・今になって・・・」
ゲル「・・・その音色が、とぎれたんだな?」
ゼル「はい、通りがかりの、ビル工事の雑音と、レコーダー再生の故障で・・・
しかもそれを、ハンター・イクサさんが、踏みつけてしまって・・・」
スケ「あ、あちゃ~・・・!すると、そのまま又、暴れて・・・」
ゼル「はい、退治されちゃいました・・・。
キバ君の見ている前で、消えてゆきました・・・」
スケ「悲劇だな・・・普段、いいやつそうなのに・・・」
ゲル「ブラック・スターは、どうなったんだ?」
スケ「レオがビームで焼いた・・・わけないよな」
ゼル「22年前に、そのファンガイア氏が池に沈めて、
黒いバイオリンは今も、池の底、だそうです・・・」
スケ「・・・・・70年代なら、それ、<ウルトラマンA>の、
<ギーコン>になってるな・・・」
ゲル「弾く人や子どもの、生命力を吸って・・・
空を飛んで・・・でかくなって・・・稲妻出して」
スケ「で、北斗星司隊員が、言うんだ・・・
<お母さん、あれがただのバイオリンに見えますか?>って」
ゲル「見えたら、変だって!」
スケ「というわけで。また、語り倒しちゃったね~」
ゲル「性(さが)よのう・・・フッ・・・」
ゼル「さて・・・と。ちょっと春休み、行ってきま~す!」
つづく?
[スケバルマンA「春だぜ!スーパーヒーロー列伝SP」]の続きを読む
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- 2008/03/30(日) 09:20:34|
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