主水日記。
土曜の留守録を、一気に観た。
熱血教師SPドラマ、「夢の見つけ方教えたる!」は、
かなり、おそるおそる、観た。
浜ちゃんの主役教師に、吉本昌弘氏の脚本って、
どんなドラマになるんだろう・・・?と。
(そういえば、松ちゃんも以前、先生やってたような・・・の声)
小学校に転任してきた、熱血先生が、
最初の内こそ、過去の熱さを封印していたものの、
じきにあるきっかけで、元の熱さを取り戻し、
外国系男子の不登校や、
クラスのいじめっ子・ターゲット問題、
保護者会の過剰介入、教職上の閉塞感などにぶつかっては、
大奮戦にて、取り組んでゆく。
連続ドラマでもありそうな、わかりやすい定番の進行ながらも、
人間くさい台詞に、ストレートな展開。
なかなか、揺さぶられるものが、ある・・・。
「ずっと、お前を見ててやる!」「私だけを、見てて!」は、泣かせるなあ・・・と。
さすがにというか、子役達の力、大。
特に、つかみあいまでして対立する、
女子リーダー2人の存在感が、大きい。
ちょっと目立ったのは、森山未来のPC教師が、
会議を早退する際の、走り方・・・。
あれは、どうやって、考えたのだろう?
走る姿を頑張って見せる男、あなどれない。
後、女性教師の、踊り。
最近、こういう直球ドラマ、少なくなったかなあ・・・。
などと、この日も又、つぶやいてみるのだった。
以上。
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- 2008/03/09(日) 19:24:13|
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急報。
俳優の広川太一郎氏が、亡くなられたらしい・・・。
70年代を知る一部の人には、
まず、「モンティ・パイソン」シリーズの、自由奔放な、吹き替えの人だろう。
中学のときに、モンティ・ファンは周囲に1人居たが、
小生がその真価を知ったのは彼より遅く、80年代初頭頃だった。
高田馬場のパール座で、映画シリーズの、
「・・・アンド・ナウ」、
「・・・ホーリー・グレイル」、
「・・・ライフ・オブ・ブライアン」等を観た時の衝撃は、大きかった。
一字一句きちんと、正確に翻訳して読むよりも、
意訳とアドリブ入りのほうが、魅力的になるときがある、という驚き。
そういえばこの声で、TVで洋画の吹き替えしてる人が居るなあ、と。
当時の、学生向け英会話読本でいえば、
組み手と道場破り的な、松本道弘流よりも、
抑揚とパーティ-・ジョークの、トミー植松、みたいな新鮮さ。
(もうそれらも、とうの昔に、忘れちまったねえ・・・・の声)
浅田飴のCMで、黒柳徹子さん相手に、
ノリノリしゃべりな人、というのが、小生のイメージ。
後、NHKのSFアニメ、「キャプテン・フューチャー」の主役声優。
英国紳士役向きの声と立ち姿、という印象だった。
どんな下品な台詞を言っても、どこか品が良いように響く、という感じ。
一度だけ、「クイーン・コング」公開時のトークで、御本人を拝見したことがあった。
あまり、乗り気な吹き替えでは、無いご様子だったが。
でも、よく通る、上品ないい声だったな・・・と。
合掌。
- 2008/03/09(日) 18:18:05|
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鉄の、日記。
実は、金曜の夜にも観に行っていた、
ポレポレ東中野の、ピンク特集、2本立てレイトショー。
4月にも、別に特集やるみたいだから、ご注目。
1本目、加藤義一監督、「ヒロ子とヒロシ」。
営業タイトルは、書くのもちょっと気恥ずかしい、
「痴漢電車 びんかん指先案内人」・・・。
また例の、裁判映画が、浮かびそうだが。
そういうのでは、勿論ない。
ずっと以前、一般邦画で、
女性側と男性側のドラマを、交互かつ平行に綴るものがあったそうだが、
これはそのピンク版、と見ればいい。
女は、関東の田舎出身、
他人に何か頼まれると、嫌とはいえない、気弱で内気なタイプ。
高校時代、憧れの人への、告白時のトラブル(苦笑す・・・)で、
美少女アニメオタクの、押しの強い青年と、しばらくつきあう。
(押しが、激しく強すぎるよ、この人・・・の声)
卒業後は上京、
典型的東京ガール・デビューをしたが、どうも、ぱっとせず・・・。
男は、仕事でバリバリの、
デキる中年エリート・ビジネスマン。
女房持ちながら、会社のOLにモテモテ、
つきあう女を、とっかえひっかえ。
が、ある日、状況が一転、
孤独のどん底に落ちて、ヤケになり・・・。
そして、二人はある日、予期せぬ形で出会い、すれ違う・・・。
前半のコミカルさと悲劇とが、
後半、強引ながらも、ちょっといい話になる、
脚本のバランス具合が、ナイス。
押しの強い青年役、とにかく目立つ。
居場所の無さに悩む、ヒロインもいいが、
涙もろくなる主人と、けなげな女房役が、特に印象深い。
ちなみにこの映画、
今年のピンク大賞、ベストワンに決まったそうなり。
2本目、竹洞哲也監督、「再会迷宮」。
営業タイトルは、「不倫同窓会 しざかり熟女」。
地方在住の、中年婦人達のぼやきと、ときめき探しがメイン・テーマ。
母校の先生の意向で、5年ごとに、同窓会で呑み会。
中には、相手の男をゲットすべく、合コン・3Pで、奮闘するつわ者達も・・・。
「田舎じゃ、人の噂って、75日どころか、75年よ・・・」
「あ~あ、若いって、サルってことよね~」
などなど、離婚女性や主婦の台詞がなまなましく、リアルすぎる・・・。
主役女優が、桃井かおりや、根岸季江風な、いい味が出ていて、
いきいきと、全体を引っ張っている。
ゲイになった元同級生のバーマダム役は、
1本目の、押しの強い青年役俳優。
バツイチ女性に、元彼との呑み会をセッティングしたり、結構いい奴。
しかしながら、本筋以外で、
おいしいシーンを、食っていたのは、
鷹匠の弟子、という若い男役。
いつも、その腕に鷹(?)を従え、
甲高い声で荒っぽく、<求道>しまくる。
彼の出るシーンは、空腹絶倒の、見物なり。
それにしても。
このところ、こってりした映画を、観すぎてるかもしれない・・・。
しばらくは又、アクション系列方面に、戻ろうかな?などと。
旅は、続くのだった。
以上。
- 2008/03/09(日) 01:33:48|
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竜の、つぶやき。
また、行ってしまった。
土曜昼間の、神保町花月、短編2本立て1週間興行。
ちょっと、気になる作品名を、プログラムに見つけたので。
今回は、人気漫才師(すまん、よく知らない人で・・・)による、
舞台挨拶があるので、
10~20代女性客で行列が出来ており、
上の階、客席はほぼ、一杯になった。
先週のガラガラぶりが、うそのよう・・・仰天。
やはり当人が来るとなると、入りは、すごい。
上映前に舞台挨拶、ファン一同の熱狂的歓声が飛ぶ。
「まだこれからなので、内容に触れられませんが・・・」云々。
さあ、反応はどうかな?と。
実は、今回の2本立ての1本というのが、なんと・・・
「スターブレーザー大作戦!<劇場版>」。
おおなりてつや監督自身による、
「スターブレイザー大作戦」の、リメイク版(!)。
ほぼ、元のと同じ四幕展開とギャグ、および衣装だが、
ヒロイン乗員以外のメンバーが、皆、
博多華丸氏をはじめとする、吉本系列の人気芸人とか。
副官の呼び名あたりから、ぼちぼちウケはじめ、その後は・・・
ウケまくりだった。快挙!
思わず、ニンマリ。
よかった、よかった。
もう1本は、ライセンス・藤原監督、「ジブンレース」。
舞台コントを、基本構造に忠実なまま、
ロケ映像空間に広げてみた、という感じ。
ささいな事から始めた、地味な自己目標制覇?レースが、
だんだん、大げさになってきて・・・
これまた、ナンセンスで、軽~く笑える。
途中から、缶や石の話が、
別な?方面へとつながるのに、ちょっと戸惑うが、
主役の勢い、思い込みの強さと、
周囲の困り顔キャラなどに引っ張られて、
細かいことなどは、それこそ、ささいな事になってしまい、
もう、どうでもよくなってくる。
新作落語でもできそうな、愉快なお話。
いずれも、説明するより、直接観るほうが早い。
このユニークなカップリングで、1000円ならば、安い買い物。
いわば本領発揮の、ミニ・エンタメ2本、おススメ、なり。
しかし、ロビーの人気者関連グッズ・コーナーには
さすがにもう、よく知らん芸人さんの名前が、一杯だ・・・。
世代交代も、してきてるんだろうなあ・・・。
ぽかぽか陽気の中、都内をしばし散策の後、
再び、神保町に戻る。
今度は、地下階の神保町シアターで、
稲垣浩監督、モノクロ版「出世太閤記」。
こちらの入りは、中年風男性12人に、女性1人。
とにかく、子供達のいくさごっこから、
主人公の走り、馬の走り、合戦シーン、
斜面をすべる材木、川を下るいかだ、などなど、
いちいち全ての移動シーンに、勢いと躍動感が、みなぎる。
母や義弟の涙とあいまって、全篇に、心弾むものがある・・・。
これぞ、映画ならではのアクション。
さすが、なり。
以上。
[刺客人マキ・拾参「お父さん、四角四面な頑固肌」]の続きを読む
- 2008/03/09(日) 01:15:52|
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