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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

刺客人マキ・八「矢は放たれた、いざ仕置」

秀の、ぼやき。



本日、非番にて、ほねやすみ。

で、時代劇2本と、昼ドラマ2本を、観る。
昼ドラの2本は、今日で最終回なのだ。

テレ朝、「三匹が斬る!」第一シリーズ。
杉田かおる随行版。
まだ、基本フォーマットが固まっていない頃なので、
殿様が紙をパッ、と撒き散らすシーンは、無い。

今回は、仇討ち実行に消極的な、ある人物を、
千石がけしかけて、助っ人稼ぎと仕官にあやかろうとするが、
すべて、裏目に出てしまう・・・えぐい・・・。

故郷からその人物の婚約者が、様子を見に来れば、
そこにはもう、竹井みどりの女将が居て・・・。

で、殿様たちが、その人物の縁者の仇討ちを、
珍しく正式に、お墨付きで、サポート。
夜とはいえ、表通りで堂々と、仇討ちの助っ人をしている。
あまり、爽快感は、無い話だなあ・・・。


テレ東「付き馬屋おえん事件帳」、残り後2回に。
正直言ってこのシリーズ、
話が入り込みすぎなのが災いしており、
アクションも平板、あまりスカッともせず、どうも面白くない。

最後は前後篇、助平なワル医師と、
おえんに対抗心を燃やす魔女(またしても、竹井みどり・・・)が手を組んで、
おえん一派を脅して、はめようとしている。
他の回よりは、多少見栄えが、あるようだが・・・。



TBS、「三代目のヨメ!」。
ダンスコンテストは逃したものの、
頑固父さんがようやく、母さんとのダンスに応じて、
ひとまず一軒落着。
わりと、普通のホームドラマのままで、円満に終わった。


TBS、「京都へおこしやす」。
ようやく、喧嘩していた両家が和解、
やっと想う者同士が、晴れて結ばれる、と思いきや・・・

大路恵美の芸妓、それを急遽、中止に。
弟子芸妓の一人が、ストレスで倒れ続け、
ついに女将より引導を渡され退職、故郷の青森へ帰る。
それで、先輩芸妓は残留を決意、婚約は解消。
そ、そんなあ~!

・・・で、結局、元・渋谷のコギャル?、三番弟子が、芸妓昇格に。
やれやれ・・・。カックン、なラストだった。


と、そんなところ。
以上。
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  1. 2008/02/29(金) 15:41:21|
  2. TV
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刺客人マキ・七「七転八倒、生きながらえば」

主水日記。


注目すべき監督の作品とはいえ、
観るべきかどうか、かなり迷った映画・その1が、ある・・・。

いまおかしんじ監督「たそがれ」、
別名「いくつになってもやりたい男と女」。
勿論、国映制作のれっきとした、ピンク映画である。
(またかよ~!の声・・・)

老年男女のセックスを描いた、と聞いていたので、
俺ら年代の、肌にあう映画か?
と、要らぬ心配をしていたのだが。

意外に人物たちの生活や心情は、真面目かつリアル。
それを、関西弁独特の響きと、
女性陣の、柔らかい物言いや物腰が、
ほんわかした雰囲気に、和らげられている。

夫と妻の静かなる対話、その寂しき別れ、
にわかなる三角関係騒動、
初恋?ぺアの再会、
元悪ガキ三人組の盛り上がり、などなどを、
老年ゆえに生じる、切なさや、おかしみとともに、
ユーモアたっぷりに描いており、
存外、おもしろく観れたのだった。

特に、中学時代の回想シーンでは、
普通なら、年齢相応の配役を用意するところを、
あえて、そうしなかった(!)のが、笑わせる。
しかも、中学生時代なのに、ありえない・・・空を、飛ぶものが・・・。
ここに、いまおか監督らしい?茶目っ気を、見て取れる。

とにかく、主役のおじいちゃん、全篇ハッスル。
色気、エロ気こそ、元気の源?
わかりやすい、男心・・・!
むきになったときが、一番面白い。

た、ただ、ただな・・・おじいちゃんよ。
職人技はともかく、
寝技やスカートめくりまで、
後進に伝承されて、ゆくんかい?
これから男は、大変な時代やぞ・・・
大丈夫、やろかな~?ほんまに。

さて、小生も、
年とった後のこと、ぼちぼち、考えとかんとなあ・・・。



以上。
  1. 2008/02/29(金) 02:24:47|
  2. 劇場用映画
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刺客人マキ・六「ろくでなしだぜ、この世では」

壱の、ぼやき。

BS2。
「マッシュ」は、何度観ても、ええなあ。
学生時代の最後に、
早稲田のACTミニシアターまで行って、
しっかと見据えてきた映画が、これだった・・・。

ガチガチ・軍規をひやかし、おちょくる、
ノンシャラン・戦地軍医チーム。

連日血だらけの縫合・手術、
新米医師のお別れ?儀式や、
命令絶対な女性上官をキリキリ舞いさせ、
出張手術で、邪魔する上官を、眠らせ・・・。
掛け金付きフットボールも、インチキだらけ。

この、血なまぐいグロさと、エロさと、
あきれる程の悪知恵、その能天気さの、
同居具合が、たまらないねえ・・・。

ひょっとして、今、
こういうのをやったほうが、いいんでないの・・・?
できればイギリスか、ハリウッドで・・・。


以上。
  1. 2008/02/27(水) 22:50:22|
  2. 劇場用映画
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刺客人マキ・五「五臓六腑に、しみわたり」

竜の、つぶやき。


25日、月曜夜、19時半過ぎ。
仕事の後、新宿経由で、阿佐ヶ谷ロフトAへ。

トークイベントは、19時より既に、始まっていた。
<こやま山>なる謎の人物が贈る、
<特盛り!SFホラー映画つっこみフェスタ vol.1>。

トークの語り手に、アングラ評論家・江戸某氏、
ゲストが、
OE・伊藤かんふー・EMU・酒徳ごうわく&若めの女性、
という、<韓国まんがまつり>色が濃い、メンバー。

曲者揃い?
これはやはり、何かがある・・・とにらんだ。

その予感は、概ねいいほうに、当たった・・・!
酒が入らなくても十分、いい気分で酔えるイベントなのだ。
一部の司会者・ゲスト諸氏は、
参考映像等を観るのに、
酒が必要な?様子にも、見えたが・・・。
かなり、イカレた、シーンの解説だらけ、だからなあ。


詳細を語る力を、今、持たないのが、残念だが・・・。
断片的にのみ、言うと・・・

<アメリカの田舎以外には、なかなか着陸しないUFO>、
<ショッカー怪人にしか見えない、宇宙人>
<ガンマンに網で、生け捕られる宇宙人>
<むやみに崖から落ちる、被害者達>
<あっさり消される、事態解説科学者>
<本筋と無関係に出てくる、フルスウィング・バットおばちゃん>
などが、ヒットだった!

その他にも、
<頭部だけの美女と、延々会話する科学者>
<砂漠の真ん中で研究する、やたらにメキシカンな科学者>
<メスグモの本能を、身に着けた美女達を操る科学者>
<カルメン・ダンスが、長すぎる美女>
<子供の相手にと、サンタクロースを誘拐する火星人>
<サンタになる火星人>
<シベリア超特急に乗る、エイリアン>
<滅ぼすと人類が滅びるのに、人類に滅ぼされたエイリアン>
<胴体がまるきりゴリラの、ロボ・エイリアン>
<美女よりも、子供を先にぶっ倒す、卑怯なエイリアン>
<トカゲやワニに、ヒレを付けただけの恐竜>
<子供の思いつきで、エイリアンから人類を救おうとする父親>
・・・などなど。

B級・C級、チープ、おおらか、デタラメ・・・
笑わされっぱなしの、一夜だった。
それに、尽きる・・・。


以上。

  1. 2008/02/26(火) 20:05:34|
  2. トークイベント
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刺客人マキ・四「屍、拾う者も無く」

主水日記。


24日、日曜午後、16時以降。
前日に引き続き、<東宝アクション>特集、2本。

谷口千吉監督、「遥かなる男」
・・・は、牧場で流れ者の男(池部良)と、
移動中の養蜂家(田崎潤)親娘と、牧場主親子と、
定住者の牧童頭らの間で、いざこざが起こる、
いささか、かったるい白黒映画。

どうにも、間延びしていて、
活劇シーンも鈍重、弾まない。
東宝青春映画と、日活高原アクション路線を、
一緒にしたような感じ。

田崎潤と、憎々しげな牧童頭が、
目立つ演技を見せて、全体を支える。
当時新人の家田佳子、
泣き方が、吉永小百合に見えてくる。

状況が変わると、
ころっと態度が変わる牧場主に、場内大笑い。
追っ手の悪役・平田昭彦らは、
あまりにも、見せ場が無かった・・・。


福田純監督、「血とダイヤモンド」
・・・は、これぞシビアなる、宝塚映画版ハードボールド。
神戸の研磨所から、高額のダイヤを強奪したギャング四人組。
主犯格が脇腹に被弾したまま、一同逃亡。
彼らを追う、別のギャング一派と、警察捜査チーム。

犯人一同は、
遠くへ動けないまま、夜中の某所に隠れる。
仲間の2人は、近所の医師親娘を、
リーダーの治療のために、取り押さえてくる。
そこへ更に、海外系保険屋の下請け契約を取っている、
クールかつドライな、探偵が割り込み、状況は錯綜する・・・。

とにかく、犯人もギャングも、ブローカーも保険屋も探偵も、
出る奴出る奴、人間不信がひどく、打算的で、ルール無用、
人格が、最低な奴らばかり。

互いに、あいつなんか信用できねえ、と始終警戒、ころころ裏切る。
皆、自分の利得ばかりを勘定しており、
いけ好かない奴らばっかりで、全く、へきえきする。
当時新人・石立鉄男の青年など、まだしもましな方。

医者親娘がいなかったら、まるっきり、
後世の「レザボア・ドッグス」や「SCORE」、そのものになる。

そのあげくに・・・
あのむごたらしいラストは、皆、天罰であろう!
やけっぱち度の描写は、
深作欣二監督の「白昼の無頼漢」などより、やや落ちるが。

筋と出来は、きわめて良いのだが、
やはりいい気分には、なれない。
ちょいと、胸くそ悪い気分で、劇場を後にした・・・。




以上。





  1. 2008/02/26(火) 00:54:36|
  2. 劇場用映画
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刺客人マキ・参「笹の葉陰を、追い求め」

閑話休題。


まさか、今頃、蒸し返されるとは。

<ロス疑惑>の人、といえば・・・
映画「コミック雑誌なんかいらない!」に、出演。
メディアって何だろう?と考えてみたい人には、おすすめ。

あと、TBS系のアクションドラマ「スーパーポリス」の、
第1話が、<ロス疑惑>と<ロス五輪>の、ネタ入り。

え、どんなドラマか、って?
まあ、あれですね、80年代版「キイハンター」ってところでしょうか。
あんまり人気、出なかったんですけどね。
当時、土曜の21時台。

丹波哲郎、三浦友和の刑事、かとうかずこのTVレポーター・・・。
そういえば、大柄警官役のウガンダ、あれからどうしたかなあ?


以上。
  1. 2008/02/24(日) 23:00:56|
  2. TV
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刺客人マキ・弐「煮え湯の浮世を、たたっ斬り」

ゼルディア、通信。


特報、です!
映画「仮面ライダー電王&キバ/クライマックス刑事」が、
4月公開、決定しました!
今、CM観ましたよ。

そういえばずっと、無かったですよね?
平成ライダー・シリーズどうしの共演映画は。

クウガは劇場版無いし、
アギト以降は、映画があるけれども、
本編つながり、平行世界もの、タイムトリップものがあるのに、
なぜか戦隊レンジャー式の、前後共演ソフトは出なかった・・・。
まあ、戦隊同士でも、出てない時期が、長くありましたが。

世界観が違いすぎて、つなぎにくいというのは、あるだろうけれども。
だからこれは、快挙!ですよ。
今度はレギュラーの皆さん、体調は万全かな?

というわけで、又一つ、楽しみが増えました。
両者は、どのように、からんでくるのか・・・?
出るか、ダブル電車斬り?
公開、待つべし!


なお、「キバ」世界の中では、バンパイアに相当する怪人達を、
ファンガイア、と呼称している模様です・・・。

本編には、元・斬鬼さんが、ガルル?なる役で、登場しました。
空とぶお屋敷から出てくると、
キバを、青い眼のガルル・フォームに変える模様。
単独変身も、あるかも?



さて、新戦隊、ゴーオンジャーが始まりました。
既に、2話目。

デカレンジャーの初回みたいな、宇宙カーチェイス・シーンから、スタート。
バードメカは、ジェットマン風。

最初より3人が、前置きなしで変身、
ヘルメット・デザインと、車両メカがあるのは、カーレンジャーを思い出させる。
1話から合体メカも、早々と登場。

3人が移動に使っているバンは、カクレンジャーを思わせるし。
敵集団の基地内は、ギアが目立ち、
なんとなく、オーレンジャーの敵に似ている。

で、4人目と5人目が、メンバー志願。
メカ達との出会い・由来は、2話で大体、語られてます。
元レーサーと客?と、バイト女性、
たまたま現場に居た3人から、すべてがその場で、始まっている。
決断、早い。

かなり、過去シリーズのパターン再生方向に、忠実に行ってる様子ですね。
このまま、スタンダードに、進むのでしょう。


・・・あ、ミラーマン、見逃がした・・・!


以上。
  1. 2008/02/24(日) 08:40:34|
  2. 特撮
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刺客人マキ・壱「石の街、風吹きさらし」

鉄の、つぶやき。


土曜の午後は、新宿周辺に居た。
ものすげえ風が、吹き荒れた。
あきらかに黄砂が、混じってた・・・。

早めにきた、この春一番の影響で、
この日は交通が、乱れまくっていた。
埼京線、川越線が止まり、
総武快速線も、夜まで遅れていた・・・。

で、午後はシネマヴェーラ渋谷へ、一時避難。
おりしも、<東宝アクション>特集中。
大井武蔵野館で観覚えのある2本が、最初のプログラムになっていた。

ベトナム戦争の時代、
戦後をひきずった、アジア某国のクーデター騒動を背景に、
射撃名手2人、男同士のクールな、ハードボールド対決、
「豹(ジャガー)は走った」。

加山雄三の顔は、若大将だけじゃないぜ!
ここじゃ、シェパードだ。
安全牌として、田宮二郎のジャガーに、
あんな仕事を頼む、大会社の幹部も、ひでえもんだなあ・・・。
後半は、ビジネスの枠すら越えた、男の世界・・・
泣かせるぜ。フッ。
さすがは、故・西村潔監督。わかってらっしゃる。


一方、
お間抜けな、007もどきのドタバタ・スパイ紙芝居、
「国際秘密警察 火薬の樽」。

一体、どこが、秘密警察なの?
人前で思いきり、名乗りまくってるのに・・・。
その自動鉄格子、すぐ開けてやれ!とか、
どうしてそんなに、敵も隠し武器のチェックが、甘いんだ!とか、
なんでそいつが、都合よく?その列車に乗ってるんだ!とか・・・
つっこみどころだらけ。

すごく大掛かりな、危機的状況のはずなのに、
星由里子のシーン以外は、切迫感が全然無い。
敵も味方も、まるで、無責任男。
ゆるゆるすぎて、失笑もの。こら、どうにもなりまへん。

ほぼ近しい時期の<東宝アクション>でも、
まるで、両極端なのだ、これは・・・。



夜は、新宿へ戻り、
前田弘二監督「くりいむレモン 旅の終わり」、初日レイトショーへ。

しかし、1週間中、何で木曜だけ、公開が休みなの?試写会かな?
ともあれ、まずまず、良好な入りの、初日客席。

舞台挨拶一同、やや緊張気味?の中、
皆、「今日は、強風の中、ようこそ・・・」が混じる。
「この監督の前で、嘘はつけない。演じたら、すぐわかってしまう・・・」
という、主演女優の挨拶。

さもありなん、ドキュメンタリー・タッチで、
<女>をじ~っと、長廻し撮りする、俊英監督なのだ。
前田弘二という監督は。

実際、仕上がったDV映画を観ると、
冒頭の上野ロケ・シーン、
女子高生達が、軽くしゃべべりながら移動する所から、
既に、過去作品「遊泳禁止区域」、そのままの応用型。
次第に彼女らが、遠くの学校から、
修学旅行で上京中らしい、とわかってくる。

やがて、その中の一人が、道の向こう側で、
彼氏と2人で外出の打ち合わせ。
こうして、主役が判明。
彼氏は、できればこの東京で、
愛するヒロインと初体験を、と機会を伺っている模様。

だが、このヒロイン、
彼氏との自由時間デートもそっちのけで、
東京に居る兄に会うから、と、
そちらを優先したがり、
たびたび、エクスキューズだらけ。
困らされ、怪しむ、彼氏・・・。

彼女が、優先していたのは、
子連れ結婚したらしい、両親の離婚後、
別々に生活していた、
<元兄妹>としての、兄貴との再会タイム、だった。
昔、一緒に暮らしていた、バーやアパートで。

しかも彼女は、今や明らかに、懐かしさだけではなく、
元兄上を、男として、意識し始めていたのだった・・・。

それにダイレクトに(!)気づいてしまった、
ヒロインの彼氏は、気が動転。
友達として話をしていた、別な同行女子と、
はずみでわりない仲に、なりかけるが・・・。

という、男女間でこじれ寸前、寸止め状況での展開が、
長回し、ドキュメンタリー・タッチの連続で、
都内を往来する者ならば、見慣れた風景の中、
ごく自然な感じに、なまなましい印象とともに、見せられ続けてゆく。

普通に考えれば、
きわめて不自然に、見えるはずであろうはずの、その状況が、
最後の最後まで、
リアルな、日常的風景のもとで展開され、
対人関係上の緊張感、
心理的じれったさ等の感情を、引っ張り続けている・・・。
テーマ曲登場のほうが、唐突に思えるくらい、だった。

題材が題材だから、
濡れ場の回数が、少なくないか?との批判が、
あるいは一部から、出るかもしれないが。
じらしのシーンやラストの、余韻を考えると、
この映画に関しては、あれ位が丁度いいのではないか、と。

まさか元兄上と、例の同行女子が・・・
なんてのも一瞬、考えかけたが、
そりゃ、ちょいと、無理あるよな・・・、などと、つぶやきつつ。
小生は、1本のすぐれた<映画>として、じつに、面白く観れた。



さて、特報。

3月8日(土)~21日(金)には、
渋谷の<UPLINK X>を会場に、
前田監督の自主映画特集レイトショーが、スタート。
「鵜野」「誰とでも寝る女」「恋の裸」、
「古奈子は男選びが悪い」「女」、
「ラーメン」&特別上映作品・・・の、ラインアップ。
7本?みんな観ると、「旅の終わり」の構造が、もっとよくわかるかもよ!


以上。
  1. 2008/02/24(日) 08:21:57|
  2. 劇場用映画
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ハナコス・19(終)「ほな、ごめんやす・・・」

急報。


70年代のTV歌番組で、よく生で楽団指揮をしていた、
ダン池田、
去年の12月に、亡くなってたのか・・・。

「紅白歌合戦」はまだしも、
もう、「夜ヒット」(フジ系)とか、
「オールスター家族対抗歌合戦」(フジ系)とか、
「ひるのプレゼント」(NHK)とか言っても、
何の感慨も無い世代が、台頭してるよなあ・・・。

今、ああいう楽団生伴奏付きの、
ポップスも演歌も、人気歌手が、
ジャンル超えて一緒に出演する、
(五木ひろしと、西城秀樹、とか・・・)
歌番組の中継自体が、少なくなったよね・・・。


さらば、俺達の昭和。

合掌。



  1. 2008/02/22(金) 19:26:19|
  2. TV
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ハナコス・18「そしたら、いきましょか」

主水日記。


本日、仕事は非番。
午前中より、
ブログ書きの定番?伝統ネタ、
部屋の掃除、片付けに熱中。

棚の奥から、
今のより角ばった、「ぴあ」2003年3月24日号が、出てきた。

オフシアター欄には、
なつかしい作品名が、あちこちに。

トリウッドには、
「演じ屋 最終幕 前編/後編」、
日向朝子監督版「COPY」、
<ベルトの穴>シリーズ、

シネマキャバレーには、「狂華」、

すみだリバーサイドホールの、<アクション映画大会>には、
四国・原爆組の「零式プロジェクト<特報バージョン>」、
シネマ愚連隊の「痛快エロ坊主」、
南宝企画の「A・N・G・E・L」、
B級映画ランダムの「ヒットガールヒトミ」、

中野光座の、<インディペンデントなCinemaカーニバル>には、
「夢の祭」、
「39-19」、
「なつふく」、
「えてがみ」、
「ラブハンターチャンス」・・・。
「ロングロングタイム」や「店長は不在中!」は、
観れなかったかも・・・?


関わっていた皆さん、その後、元気かなあ・・・?
と、しばし、感慨。

昼、小春日和の中、弁当を食す。
そろそろ、花粉症が気になってくる・・・。


以上。
  1. 2008/02/21(木) 13:24:56|
  2. インディーズムービー
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ハナコス・17「あら~、ええひとでんなあ」

政の、日記。


夜、最終回のみ、シネマヴェーラ渋谷。

<特殊学園Q>特集。
「ベンヤメンタ学院」(未見)と、特別活弁上映「世界の心」以外は、
すべて、邦画の学園青春映画。

チラシのラインアップを観ただけで、
すざまじく、ひねたプログラムだなあ、とほくそ笑む。

「男組」
「タリラリラン高校生」
「魁!!クロマティ高校」*
「女教師 私生活」
「嗚呼!!花の応援団 男涙の親衛隊」
「台風クラブ」*
「1999年の夏休み」*
「暴力教室」
「死者の学園祭」
「ハレンチ学園」
「女番長 タイマン勝負」
「あなた好みの」
「愛と誠」
「偽大学生」
「花のあすか組!」*
「夢野久作の少女地獄」
「青春賛歌 暴力学園大革命」・・・。

恐ろしい・・・。
未見作が、今回観た1本を除くと、3本だけ。
しかも、封切りで観たのが、4本ある(*印)。


で、今回選んだ1本とは、

内藤誠監督、東映映画、「青春賛歌 暴力学園大革命」!だった。

主役の番長は、当時新人の長髪ハンサム、星正人。
のちに「影の軍団2」に、途中まで伊賀忍者役で出る男。
若き日の真田広之に、立ち姿が似ている。

1975年、
どうみても、隅田川・荒川周辺の街が舞台なのだが、
フットボールのシーンだけ、なぜか、
どこかで見たような、景色・・・。
荒川?それとも・・・
もしや、江戸川の、河川敷では・・・。
複々線化工事で架け替え中の、総武線鉄橋のようだが。
どっちだろう。
ロケの都合?

さて、卒業する先輩達に、後継者の誓いとともに、
彼ら流の<儀式>として、殴られている、青年。

新番長を継ぐや、
なんと、生徒会と共同?で、
他校番長グループからの学園防衛を自ら任ずる、と宣言、
周囲を唖然とさせる。
当然、教師や生徒会からは、一部に反発も出るが、
校庭に来た他校のバイク・グループを見事撃退、喝采を浴びる。

ちゃんと飲み食い代も払うし、
親父の工場不振を知っていて、バイトもしている。
三度笠ボクサーそっくりの、精悍なボクサー(当人特別出演!)にも、
運動神経を認められ、プロの誘いが来る男。
生徒会長を小突いた、他校の万引き野郎をも、やっつける。

番長にしては、随分、品行方正である。
線は細いが、決めるところは、しっかりと、キメる。

だが、定番どおりというか、
ヒロイン2人をめぐる悲劇から、
ついに、学園間抗争の犠牲者が。
生徒会長の自主的協力(!)をも得て、
バイク軍団のライバル番長と、タイマン勝負へ。

これが、「暴走の季節」の、岩城兄貴その人で・・・
強烈なる悪役、デビュー作。
しかし、勝負どころで、
その脅し方は、完全に、反則だぞ!

バーの歌手役で、林寛子が歌う。
星自身も、番長絶対服従の仲間達と語りつつ、
同時進行で、バンドのエレキを弾く。
(器用な・・・の声)

日活ニューアクション期、最後の主役コンビだった、
村野武範、テレサ野田の、その後?の姿が見えるのも、
移りゆく時代を、感じさせるのだった・・・。

この頃はもう、番長の時代じゃ、なくなってきてたのかもな・・・と。
男・岩城が、泣いてるぜ・・・!
(そっちの岩城じゃ、ないッ!の声)


以上。
  1. 2008/02/20(水) 23:52:12|
  2. 劇場用映画
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ハナコス・16「こら、どないなってますのやろ」

閑話休題。


一言だけ、

「亡国のイージス」・・・


と、つぶやいてみる。


以上。 [ハナコス・16「こら、どないなってますのやろ」]の続きを読む
  1. 2008/02/19(火) 23:19:45|
  2. ニュース
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ハナコス・15「いや~、はなやかでんなあ」

秀の、つぶやき。


今、BS2で市川監督版「細雪」を放送している。
以前、フィルムセンターでも、観た映画。

フォーカスずらしも混ぜた、桜の景色・・・美学。

吉永小百合が、陰影入りの中、
ちょっと意味ありげに微笑むカットに、<女>を垣間見た・・・。

姉妹や伊丹十三が、
「船場の吉兆」の話をするところで、つい、笑ってしまう・・・。
弁当、ちょっと食べてみたくなるけど、
でも、高いんだろうなあ・・・。

いかにもな勘当ぼんぼんも、出てくるし。
一番、それらしい人やな~。

伊丹十三の銀行員旦那、エネルギッシュやなあ~。
妻(岸恵子)のお堅い本家が、どう言ってこようと、
通すものは通す、実行性。

石坂浩二の養子、全編、よく働いてるなあ・・・。
分家の有能な、経理兼トラブル処理係。
ラストで、目立ったな。




と、今は、それだけ。
  1. 2008/02/18(月) 21:55:55|
  2. 劇場用映画
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ハナコス・14「まいど、おおきに」

鉄の、ぼやき。


17日、朝より京浜東北線にて、再び北上す。
都心部はシティマラソン中だが、今、それどころじゃない。

ついに、大宮オークラ、最後の日が、来てしまったのだ・・・。

3本立てで、入場料1500円。
この日は、女性客のみ1000円に。

ラスト・プログラムは、女流ピンク&文芸監督の登場。
「こおろぎ嬢」浜野佐知監督の、3本立て。

15時のトークショーを前にして、
場内は、閉館を惜しむ人々が、
男性オールド・ファン以外にも、続々来場。

浜野監督組のスタッフ・関係者・ファンとおぼしき、
20代から年配までの、女性客で、
向かって右側の席が、ほぼ埋まってしまった。
特別に女性席を、黄色い紐で区切ってあったのだが、
だんだんと人が、あふれ出してきた。

やむを得ず、14時台の上映中に、
常連らしき年配男性客達が、劇場スタッフの指示で、
後ろの席へと、徐々に移動して詰める一幕も。
普段は、右側の中央部あたりが、<自己定席>なのだろう。
ちょっと、気の毒だった・・・。
こういう場所では、まず異例だろう。



上映作品。

「巨乳DOLL わいせつ飼育」:

マッドな、ロボット研究者の研究所。
その男性博士の元には、美女が2人居る。

一人は、
男運が無く、自殺しかけていた所を、養女として引き取られ、
人体実験にまで協力した、助手。
もう一人は、
博士が、最高のロボット技術で開発した、
データ・インプットでテクニックが進化する、セックス・アンドロイド。

博士は、政府系外交組織の要人男性には、
任務の助けになる生身女性を、
クライアントのミリタリー系トレーナーには、
戦地兵士の慰安用訓練向きに、アンドロイドを派遣。
両者にそれぞれ、高額の報酬を請求して、売り込んでゆく。

だが、博士の与えた任務に、当初は従順だった美人2人が、
次第に、プログラムに無いはずの、自立心を覚え始め、
やがて、予期せぬトラブルが、発生する・・・。

男の思惑を越えて、女はいつしか、その先へと、旅立ってゆく・・・
という、ある種の真理?を図示してみせた、SF。


「SEX診断 やわらかな快感」?:

現時点での、最新作の模様。

ジャーナリストが発見した、謎の会費制サイト。
カリスマ的人気を持つといわれる、主催者の女性は、
セックスを含めた、初対面男女会員間のパートナー探しを、推進中だった。
さて、2組の男女の、相性は・・・?

男性の考えがちなものとは、女性の求めるセックスは大分違う、
だから、すぐあきらめないで、とりあえず・・・
という、ありがたい?お話。


「桃尻姉妹 恥毛の香り」:

新宿のホテルに宿泊している姉は、怒っていた・・。
19歳の妹が、70代の老人と同居し、結婚をすると聞いて、
「救い出しに!!」東京へ来たのである。
姉の恋人らしき男性も、後からサポートにやってくる。

だが会ってみると、姉が思っていたのとは、事情が違っていた。
妹の最初の引き取られ先で、理不尽なトラブルがあり、
横暴な義兄のもとから、妹は老人に救い出され、同居していたのだった。
だが、支配欲の強い義兄は、執拗に、追いかけてきた・・・。

途中、男優青年がなぜか、急にスーツになるのが、気にかかったが・・・。
愛とは他人が、どうこう言うことじゃなく、結局は当人同士次第、
というテーマが、前向きに、わかり良く出ていた。
調子のいいヒロインの示す、ラストのみ、
この監督ならではの、ささやかな、抵抗・・・?


一通り、観終って、約30分のトーク。
すごい勢いで語り倒し、観客の質問に答える、エネルギッシュな監督。
例のスーツ・シーン、俳優や自前衣装等の都合で、ああなったらしい。
撮影3日間、300万で完成させるのが基本形の、ピンク映画業界、
今もいろいろと、苦労が多いようだ・・・。

その後、ロビーは、サイン会・記念撮影会と化した。
支配人やモギリ女性に、お別れを言う人達も・・・。
1階の小劇場では今頃、
ゲイシネマ・ファン向けに、ショーをやっているのだろうか。

43年間も、営業してきたという映画館、
亀有名画座に似た、内部の雰囲気が、気に入ったところなので、
無くなるのは、ちょっと寂しいが・・・。

これで埼玉に、オークラ系の直営館は、なくなるという。
そのうちに又、上野オークラにでも、寄ってみようか・・・。


以上。



[ハナコス・14「まいど、おおきに」]の続きを読む
  1. 2008/02/17(日) 09:27:31|
  2. 劇場用映画
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ハナコス・13「さあ、どうでっしゃろか」

影太郎の、日記。


16日、土曜夜17時30分前より、高田馬場。

駅前では、激しい三味線の音が、響いている・・・。
路上演奏、らしい。
それを横目に、BABACHOPへ、向かう。

この夜の会は、最近ここの常連となった模様の、
白いスーツの、男性漫才コンビが、司会を担当。
全作品上映後の、監督トークまで、手堅く進行をまとめていた。

さて、その作品群とは・・・。


水崎留加監督「シアワセノマンナカ」

・・・は、かなり、きまじめな話。

小説家と兼業の男性教師、
時間をやりくりしながら働くも、どうも作品では決定打が出ず、お悩み中。
だが、ある日、担任クラスの男子生徒が暴行され、
教室のロッカーに、閉じ込められていたのが、見つかる・・・。

生徒のいじめ発覚で、たちまち新聞沙汰、
男性教師は責任者として、停職処分に。

以前より、夫の夢についてゆけない妻は、
娘連れで実家へ去り、
以後は、妻の母とも、絶縁状態に・・・悲惨だ。

停職後、アパートに引越ししていた、彼。
妻が離婚届を持ってきたとき、
皮肉な事に、彼の小説の仕事は、はかどっていた・・・。

夢だけでは食えんとはいえ、
妻に理解されない夫が、何とも、不憫だった・・・。


中村幸一監督「三匹の刑事」
(既述。検索されたし)


朴正一監督「春の傍」(はるのそば)

・・・は、水崎作品と真逆で、
夫婦仲がいい、2人のお話。

中年亭主はエロ小説10年のベテラン、
昼間は公園でPCをたたき、
夕方は参考用のエロビデオを借りて、
夜は家で女房と、食事とTV、
部屋でビデオを観ながら、続きを書く日々。
妻はパートで働いて、家計を助けている。

そして、主人はデビュー10周年で、出版界から表彰される。
賞を授与され、ミニパーティーの帰り、
夫は妻を銀座へ呼び出し、感謝の意を示すのであった・・・。

とにかく中年夫婦が、ほんわかした、いい味出してる。
ちょっといい話、なり。


石田アキラ監督「ツルの恩返し」

・・・は、TVの関西弁コントそのままな演出と、わかりやすい音声。

題名どおり、アパートに住む姉妹のところに、鶴が恩返しに来る。
ただし、白いつなぎスーツを来た、けたたまくしゃべくる、人間姿の、鶴。
この間、某ピンクシネマで見た、女優のつなぎ衣装と一緒で、吹き出した。

機織りの代わりにと、指南する<求愛の踊り>が、
実にばかばかしく、ちょっと笑わせる。
(「VISITORS」のコウノトリ・村田君と、比べてみたら?の声・・・)


同・石田監督「みどりマン」
・・・は、おなじみの戦隊ヒーロー・パロ。

ミドレンジャーをモデルに、
よし、俺も!と奮闘する坊主頭青年と、
彼に<逆上がり>で助けられて、一目ぼれして追っかける女子1名。

殆どが、この2人の奇行?とその反復、
および、男の変なくねくねした動き方による、
きわめて小規模な笑いだけで、成り立っている作品。
かなり、異様な動きが、連発。

しかも、お約束の<特別出演>付き。
見たまんまで、笑えたもん勝ち・・・だな。


木野吉晴監督「萌え萌えハンター2」

・・・は、男にはちょっとゾッとしない、コミカル・ホラー。

父親と、幼い感じの娘。
巨乳女好みの父親は、
娘の母親代わりになってほしい、と女性を誘い、
娘は、萌え好みの男性を誘い込み、
エロい快楽を、味わってもらった、その後で・・・

文字通り、食して、しまうのだ!
生存本能旺盛の親子、
正に、メスカマキリのごとし。

だが、ある日、その父親も・・・。
ある女性達の、食いものにされる時が、来たのだ。

メイド姿で漫才するシーンが、ちょっとユーモラス、だが。
その後が・・・ひどい、グロイ、えぐい・・・!
お下品な、キモいジョークも、いっぱい。

ああ、弱き者、汝の名は、男。
男は、つらいよ・・・。
冥土・イン・ジャパン。



渡辺勇次監督「夏を終わらせる儀式」

・・・は、女優達が浴衣姿中心、
真夏の、悲恋の話。

去の夏から、一年越しの、
複数男女、それぞれの、恋の顛末。

訳ありで、夏の浴衣が嫌いになっていた、ある女性。
今の彼氏と、どうも、ぎくしゃく?
そこへ、去年の男性?から、
「会わないか?」メールが。

そして、花火大会の夜、
橋の上から、
落とした指輪を取ろうとして、
彼女は堤防際に、落ちた・・・。

それを見つけた、にわかカップル、
ナンパそうな男性は、かつての・・・。
そして、連れの女性も、実は関わりが・・・。

はっきり言って、ほとんど、
メールで女性を釣った、
この男性のせいじゃん!と呆れる。
不運な、めぐりあわせなり。

明るいゾンビ?のごとき、
強引な終盤にも、唖然・・・。
絶句。
い、いいのか、それで?
小生には、ちょっと、わからない。
ついていけなかった・・・。ごめんね。



以上。


  1. 2008/02/17(日) 09:24:46|
  2. インディーズムービー
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ハナコス・12「あらら、どないしましょか」

主水日記。


テレビ東京、昼の時代劇アワー、
やっと、三船版「大忠臣蔵」、
全32話が終わって、気分、すっきり・・・。
渡哲也の堀部安兵衛と、清水一学の対決が、クライマックスであった。
田村正和の少年赤穂浪士、若いなあ・・・。


さて、その次は、
テレビ東京・松竹制作、
山本陽子・山城慎吾、他出演、
「付き馬屋おえん事件帳」の再放送が、始まった。
既に2話まで、放映済み。

必殺シリーズと、女ハングマンの中間?みたいな女将の、
表稼業は仕出し屋、
裏稼業は、遊郭の未払い金を、客から取立てる代行業、付き馬屋。
取り立てに行ったり、相手の身元を調べうちに、
悪人の介在を探り当て、自ら仕置きする、というわけ。

武器の組紐、明らかにほとんど、竜のものを流用。
山城新吾、宅間伸らの殺し技も、きわめて地味な印象。

エンディングの映像は、「必殺仕舞人」から、流用。
音楽も、過去の<必殺>シリーズからの流用BGMが多く、
制作時の予算の厳しさが、察せられるのだった・・・。


一方、木曜のチバテレ「大奥」(80年代版)では、
いよいよ幕末篇に、突入。
小林麻美が、登場。
<花嫁は大奥一年生>なるサブタイトルなのに、
あれれ、下女の新人修行じゃんか、と思ってたら・・・

これがなんと、
薩摩からお輿入れに来た、篤姫だった!

突然、身分が判明するや、
さっきまでしごいてた一同、皆、真っ青・・・。
そりゃ、そうだ。
大笑い。


以上。




  1. 2008/02/15(金) 23:35:26|
  2. 時代劇
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ハナコス・11「同席でも、かまやしまへん」

順之助の、ぼやき。

朝からニュースの話題は、
男の<裸祭り>報告中継と、
市川監督逝去とで、いっぱい。
バレンタインすら、かすんでしまいそう・・・。


さて今年は、
TOHOシネマズが、8月まで、
毎月14日のみ、1000円均一。
これを、逃す手はない。
で、選んだのは・・・

「歓喜の歌」。

年の暮れ、とある市民会館で、
2つの市内女性コーラス・グループの予定が、バッティング。
責任者である主任は、他にも個人的トラブルを抱えたまま、
その解決策に、奔走せざるを得なくなるが・・・。

すべり出しから、筋の進行が、ゆるゆるに過ぎて、
全体に落ち着きすぎてるのと、
中途に涙話を入れてつないだあたりが、ちょっとつらいので、
生の落語ほどには、笑えなかった。
主演の人、演技がちょっと、固いかも・・・。

唄は、まあまあの出来だった。
コーラスに、由紀さおりを入れたのは、正解。
面白さでは、
「の・ようなもの」と、「しゃべれども しゃべれども」の、中間くらいかな・・・。
主婦版「スウィングガールズ」と思って観れば、
まずまず、くつろげるんじゃないだろうか。

ほんとに、予定のバッティングには、
十分、注意しなければ・・・と。


以上。
  1. 2008/02/14(木) 23:45:11|
  2. 劇場用映画
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ハナコス・10「きばらな、あきまへんで」

主水日記。

映画界ニュースの、時間。


二次使用の、収入分配等をめぐる、
アメリカのTV・映画の、脚本家組合のストライキは、
どうやらやっと、終結するらしい。
これで少しは、現場の状況が、改善されるんだろうか?

さて、次は、監督か、俳優組合か・・・?
そして、日本のTV・映画界への影響は、あるのか・・・?
「映画監督って何だ?」を観た人間としては、
気になるところでは、ある。

さらに気になるのは、
米大手の、オンラインDVDレンタル会社・ネットフリックスが、
HD DVDの貸し出しを、
需要の少なさから、年内に廃止する、と表明したこと。
あちらでは既に、
ワーナー・ブラザーズの、ブルーレイ完全支持表明以来、
ブルーレイ・ディスクの天下に、なりつつある模様。

(じゃ、いままで、HD DVDで買っちゃった人達は、
どうしてくれんの・・・?!の声)


ところで。
「フレンチ・コネクション」の相棒刑事、
「ジョーズ」(封切り予告編も、TV放映も、多かった)の署長、
「オール・ザット・ジャズ」(昔、飯田橋?の名画座で観た)の、
地獄でまで踊る(!)ブロードウェイ演出家などを演じた、
<かっこいいアクティブ親父>の代表格、
ロイ・シャイダーが、
日曜に、75歳で、病没した・・・。

そして、市川昆監督(やまかんむりの字が、又出ない!)も、
ゆうべの夜中に、亡くなったそうで・・・。

伊藤雄之助の「プーサン」、「夜来香」、
皮肉なる反核喜劇「億万長者」(三軒茶屋amsで観た)、
関西の女達に振り回される、市川雷蔵の「ぼんち」、
京マチ子の「鍵」、
なぜか冒頭に演歌が流れる文芸作「おはん」、
大映スター総出演の「雪乃丞変化」、
ドキュメンタリー「東京オリンピック」、
石原裕次郎主演の、「太平洋ひとりぼっち」、
仲代達矢主演の「我輩は猫である」。

漫画や特撮と、実写演技の融合を試みた(やや、浮いてたが・・・)、
「火の鳥」「竹取物語」「つる」。

忠臣蔵で深作欣二監督と競作した「四十七人の刺客」
(画面が、単純に、暗すぎたが・・・)、
などを撮り、
役所広司主演の、痛快時代劇「どら平太」を撮り、
「よーし、わかった!」の、<金田一耕助>シリーズをヒットさせ、
その延長で「天河殺人事件」も撮り、
「ビルマの竪琴」「犬神家の一族」は、各2本まで撮った。

TV時代劇の異色ヒーロー、「木枯らし紋次郎」や、
日比谷シャンテに掛かった、劇場版「帰ってきた木枯らし紋次郎」、
サントリーの和風情景CM、
映画であっても不思議じゃない、やはり陰の多いフジTVスペシャル「戦艦大和」、他・・・。

ともかくも、日活・大映・東宝を根城に、
数多くの、チャレンジ精神旺盛な作品群を、この世に残して、
巨匠は、逝った。

京都の古い街並みで、文芸映画を撮る、
東宝の代表格、という印象の監督。

あのリメーク版「犬神家の一族」のラストは、
結果的にやっぱり、あの人の、最後の挨拶になってしまった・・・。
監督としての遺作は、「ユメ十夜」の<第二夜>になったが。


映画界に貢献多大なる、
日米の両名に対し、
合掌。



以上。 [ハナコス・10「きばらな、あきまへんで」]の続きを読む
  1. 2008/02/13(水) 20:02:59|
  2. 映画(全般)
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ハナコス・9「雪子姫は、どこどすか?」

竜の、日記。


実は・・・もう1件、訪問したんだ。

豪雪降りしきる、土曜の夜、20時半頃。
渋谷のバー「窓」での、ミニミニ自主上映会。
<NINE PLANETS>主催、<Short film show>。

普段あまり通らない地域な上に、大雪の中の旅で、
次第に、これは忠臣蔵か、桜田門外か、
226か、八甲田山か?のごとき、困惑の心境に。
道に迷ってしまい、到着が30分位、遅れてしまった・・・
2本、観れなかったのが、残念だった・・・。

それとあの時間、すぐ近くの往来で、ドカ雪の中、
何かドラマのロケをやっていて、交通整理中だった。

雪がものすごくて、誰が居るのか、よくわからなかったが、
上映会場や、周囲の証言からすると、
おそらく、「1xxxのxx」あたりであろうか?
このような天候の夜にも、撮影強行とは、
出演者も、スタッフの方々も、大変なお仕事だ・・・。
苦労は、報われただろうか?

バーは、都会の片隅にポンと置かれた、
エアポケットのような、こじんまりした店だった。
この日の客層は、20代男女が多い。
中途来場者も、結構、いた。

後方の座席がふさがったので、
前のスペースに、カラーのビニール板を敷いて、
座れるようになっていた。
上映は、プロジェクターから直接、壁に投影されていた。

さて、幸いにして観る事ができた、4本の作品とは・・・。

武子直樹監督「フト気付く 女はいない」:

男と女、2人のみの出演。
編集のリズムが、三味線のリズム、というのがユニーク。
男がくねくねと、動くさまが、おかしい。

鬼木陽介監督「くおりあ」:

ほぼモノクロ、都電車内ロケ。
短い乗車中、青年が出合った女性は、
なぜか、小学生時代の彼を知っていた。
どうも、タイムトラベル?してきた、母らしい・・・。
ちょっと、心がほっとする、お話。


秋山寛香監督「山田さん」:

彼氏の様子が最近おかしい、
私と離れて携帯で話してる・・・と、怪しむ彼女。
電話で言ってる、
茶髪でかわいい、「山田さん」って、誰・・・?
と、疑心暗鬼。
わかってみれば、なんとまあ・・・。
これ、映画文法的に、反則だよ~!
それに、ドカベンじゃ、ないのかよ~!
(あったり前だ!の声・・・)

ヒロインの、不安でいらいらしている様子が、よく出ている。

なお、この作品のテーマソングは、
「特異なカップル」テーマソングの3人組、<チャンベビ>が歌っている。



土谷洋平監督「写真の少年」:

渋い?父親のカメラを、こっそり借りて、
外で風景を撮ってくる、少年。
勝手に遠出して、母に叱られて、
部屋の扉の向こうにいるらしい、兄と会話する。
「子供って、大人みたいに出来ない事、あるんだよな・・・」

本当にそうだよな、自由なようで制限多くて、
やっちゃいけない事が、多くて・・・。
人はやがて大人になって、それを普段は、忘れてるんだけど。
ちょっとだけあの頃の、童心に返る、風景写真画集。

真夏のロケシーンが、明らかに多い。
しかし、外は大雪・・・。

夏休みの只中に、
「暴れん坊将軍」の正月放映回の、再放映を観ているような、
奇妙な気分。
でも、半年後の気候を思い浮かべつつ、雪景色を観るのも、
案外、オツなものかも・・・。
って、前にもそんなこと、書いてたような。


以上。





  1. 2008/02/11(月) 12:05:33|
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ハナコス・8「へえ、観客でおます」

秀の、日記。




日曜午後、17時過ぎ、調布駅前。
はるばると、またも来てしまった、
「第5回 おかしな監督映画祭」、夜の部。


これまでも、3人の女優、
里見瑤子・水原香菜恵・間宮結を主演にした、
短編映画群を、発表してきた映画祭だが、
今年はさらに、天正彩なる女優が加わり、主役は4人となった。

さて本年度は、風・林・火・山の、4つのテーマにて、
各監督が、10分間の映画を作り、発表するという趣向。

それらとは別に、作品と作品の合間に入る映像、いわゆるアイキャッチも、
風・林・火・山をテーマに制作された。
(・・・はずだが、実はよくわからないものも・・・?の声)

さらには、会場内の観客(というか、殆どが各作品の関係者だが・・・)に、
配布された投票用紙による、作品人気投票・集計を実施、
夜の部上映終了後に、各賞とともに1位と2位を、発表する。

アイキャッチ・シリーズ後半の、吸血鬼バーの4話ドラマが、
特に面白かった小生は、
投票時に一時、困惑したのだが・・・。
あいにく、投票の対象外なので・・・。
山梨ネタや、時代劇人物ネタ(上杉鷹山とは、渋い!)、
<違いがわかる大人の>シリーズなども、
ちょっとユーモラスだが、
吸血鬼のが、一番、おもしろすぎた・・・!


さて、本編はなぜか、山~林~風~火の順に、上映された。

<山>

前田万吉監督「母の小言」:間宮主演

かつて父母が上った山道を、
今、息子夫婦が上る、
という、小さなエピソ-ドを描く、小品。


宮野真一監督「サトミとヨーコ」:里見主演

里見瑤子が、ある日テレパシーでつながった、
山育ちの、海に憧れる、あっけらかんとした女・サトミと、
海辺でジュースを売る、静かなる女・ヨーコの2役を、
演じ分けるための、芝居。
なぜかラストで、2人は直接出会わず、すれ違う。
海に向かう女、見送る女・・・。夕日が美しい。


森山茂雄監督「小さな山」:水原主演

舞台役者の女優が、酒場で呑んでいたときの発言が元で、
一緒に居た舞台仲間の男性達によって、
車で故郷の妹の家まで、里帰りに行くことになる。
そこには、妹に預けたままの、幼い子供が、元気に暮らしていた・・・。

というだけの話だが、どこか微笑ましい光景が続く。
いい仲間と、家族に、恵まれている女優のようだ。
劇団仲間役の一人で、PGの瀬川氏が出演。


浅井康博監督「だら~Life is story~」:天正主演

ドキュメンタリー。
最初のうち、何の解説も無く始まったため、
画面中の子供たちとヒロインが、何ではしゃいでいるのか、よくわからなかった。
観ているうちに、どうやら、夏の合宿みたいな、
山での生活体験での日常を、記録したものらしいと、わかってくる。
皆で、わいわいやっている様子が、とにかくも明るく、楽しそうに見える。


<林>

かわさきひろゆき監督「腐乱賢博士と花嫁」:天正主演

タイトル通りの、白黒サイレント映画。
特別に、女性弁士つき上映。
田舎に来た探偵青年と、
女中らを殺して墓から心臓を奪い、
死んだ最愛女性の蘇生手術に利用する博士の、対決。
まるきり、戦前の活弁映画そのままな、世界。


麿監督「スマイル」:里見主演

教会の聖堂内に入った青年、中で一人の女性に出会う。
ひんやりした空気の中、
いかにも男女ドラマらしい、ややクールな台詞のやりとり。
2人きりの対話が、音楽入りで、
往年の米・仏映画のごとく、進む。
結構、引き込まれる。
驚きこそないが、ムードあるドラマの、良きお手本ではある。


大高正大監督「待ち伏せ」:間宮主演

約10分間で、2時間サスペンス並みの筋と展開を、
一気にすべて見せる、という暴挙。

本筋は、比較的まじめで、
家族の仇を討つための行動しか考えない、ベテラン中年刑事が、
彼を愛する女性刑事に、ブレーキを掛けられて、
叱られたり、縛られたりしつつも、
復讐の相手に、迫ってゆく。

で、これを相当、ハイテンポでやってのけた作品。
切ない悲劇のはずが、スピード展開のせいで、
とんだドタバタ喜劇と化す・・・!
最後の最後まで、まずは、笑わせる。


荒木憲司監督「科学ガンマン」:水原主演

河川敷に、家出中らしい女子高生と、
空とぶ?タイムマシンを操る博士らが、現れる。
彼は、「君を、未来から来る科学ガンマンが、狙っている」と予告し、
助けようとするが・・・。

明らかに、「タイム・トラベラー」や「時をかける少女」の線に、
「ターミネーター」シリーズを加えた筋なのだが、
ロボット刺客が、なんともチャチで、失笑。
正しく、シネマ秘宝館のようだ・・・。

一同の周囲をぐるりと撮る、思わせぶりなキャメラも、
何のためにやっているのか、さっぱり、わからない。
面白いには面白いが、同時に脱力感をもともなう、珍作。


<風>

今泉力哉監督「灰とシーツ」:間宮主演

女性経験を話す、男性3人組。
たとえば、こんな話があるんだけど、
と一人が語り出したのが・・・奇妙な話。

住居ビル屋上の、掃除バイトに来た2人組、
その一人が、ここはかつて、家庭教師がいて、来ていた場所だ、と告白。
そこである女性と、初めてのセックスをしたのだ、と・・・。
ところがそこへ、当の女性が現われ、ばったりと再会し・・・。

そりゃ、男としては決まり悪くて、恥ずかしいよなあ・・・と。
今泉監督らしい、えぐさに、苦笑させられつつ、
どこか微笑ましくも、見えるのだった。


世志男監督「風雅~fuga~」:天正主演

ある、愛の形を示す作品。

主役女性は、バーで働いている。
事故で身障者になった兄を愛していて、
介護をしつつ、セックスをも、する・・・。

そうとは知らぬ、バーのある男性客が、
惚れて接近、ついにはプロポーズ。

そして、結末の時が、来た・・・。
なんとも、いたたまれない、別れ。
つらいぜ、男よ・・・。


水上竜志監督「恋のかけら」:里見主演

ホームレスの老人、突如、同居者が出来る。
ワルっぽい男から、「こいつ、やる・・・」と、
金とともに置いていかれた、女。
口を上手くきけないが、ゆっくりゆっくり、しゃべる。

しばらくは戸惑いつつも、一緒に過ごしていたが、
やがて、当の男が又、突然迎えに来て・・・。

老人役が、やや前衛的な、芝居を見せて、
里見とともに、哀しみを表現、目立つ。


RANKO監督「レモンの風」:水原主演

男女が、同居時代最後の夏を過ごし、秋に別れて・・・という話。
時折、一行程の、当人達の心情を示す文面が、写る。
文芸クラブでの、女性の師匠男性が、観察と文芸表現?を面白がり、
こじれかけた2人の居る後ろから、
演出でレモンを階段からころころ、転がす・・・

というアイデアは悪くないのだが、
絵になってみると、割に地味に。

それならばいっそ、黄色い紙吹雪や、花吹雪を、
後方と手前に、わ~っと、乱舞させて、
後ろの文芸クラブの2人を、黄色い黒子服姿にして、
黄色い扇子で、あおいで、
黄色い乱舞の渦を、
そのまま秋の、銀杏の落葉に重ねて、つなげて、あの一行を・・・
という位、思いっきり目立つ美を、演出してみては、どうだろうか?

映画の肝、ヘソにあたる山場では、
もっと大いに、フィクション映画ならではの盛り上げに、腕を振るっていただきたい。
「甘い生活」の変な魚、「陽炎座」の歌舞伎的美術、
などなどを参考にされては、いかがだろう?


<火>

若林立夫監督「NAVIGATOR」:天正主演

大金横領をやって、ばれて捕まって、
金を貢いだ男に逃げられて、
出所後ついに、死を選んだ女・・・。

だが彼女は、天国と地獄のはざ間にある、
煉獄ともいうべき世界に、居た。

そこでは、彼女を天国へ導こうとする<天使>と、
彼女を地獄へつれて行こうとする<悪魔>が、
格闘技で、バトルしていた・・・。

さらには、どちら側でもない、ゲイっぽい男が、
「あなたは、まだ生き返れる!」と、現世へよみがえる事を、勧める。
さて、3方向から選択を迫られた、彼女の決断とは・・・?

カラテ・アクション調の天使と悪魔、
という、斬新な発想と、演出の豪快さが、なかなか、おもしろい。
眼鏡の主人公、おびえっぷりが、上手い!



広正翔監督「マンリョウ」:里見主演

仲の良い友達、3人組。
女1人、男2人。
女だけ、宝くじで大金が、当たった。

で、女だけ、当たりくじ持って、
逃げようとしたら・・・捕まった。

で、女と宝くじの金をめぐって、争いが勃発。
妙な上半身裸の、レフェリーも現れて、
ついに決闘が、始まった・・・。
という、ドタバタ喜劇。

いつのまにやら、宝くじの話がすっとんで、
女の持っていた、ペンギン?キャラの行方の話にすり替わっている。
ゆえに我、苦笑す・・・。


いずみよしはる監督「彼のコトバ」:間宮主演

朝からなぜか、不運なトラブル続きで、クサっている女性。
通行人にからまれたり、上着を汚されたり、
まったく、ろくなことがない。
とどめの一発は、3ヶ月も音信不通の、彼氏との別れ・・・?
と思いきや、反則的に、予想外すぎる結末が・・・!
誰が予測できようか、これを・・?!
と、笑う。


松野宏昭監督「UNPLUGGED」:水原主演

画面が暗く、抑え目。

かつて、彼氏を若いジャージ青年に、刺殺された、不運の女性。
その住むアパートへ、
警察から逃走中の、別な女性がやってきて、
彼女を縛り、拳銃を取って、立てこもる。
「なぜ、その男に復讐しない?」と、しつこくけしかける、その女。

やがて、その犯人青年は、あっさりと見つかり、
女性達は、河原で全てのケリを、つけようとするが・・・。

説明台詞を、極力省いて短くし、抑制した中での、緊張感が、たまらない。
女性版、ハードボイルドとしては、まずまず出来のよい、佳作。
ラストの、ゆれる水面に映った人影が、奇妙な余韻を残す。


技量安定、かつ、バラエティーに富んだラインアップを、堪能す。
この夜も、授賞式と打ち上げに残って、参加の後、帰宅す。


以上。
  1. 2008/02/11(月) 02:50:39|
  2. インディーズムービー
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ハナコス・7「はるばる、おいでやす」

鉄の、ぼやき。


ピンク映画、埼玉県の殿堂、
大宮オークラが、今月17日までで、閉館だってよ・・・。
今まではちと遠いんで、行った事はなかったんだが、これは残念だな。


で、監督特集で、土日に舞台挨拶があるらしい。
それゆえに、はるばる、この劇場を、見に来たのだ・・・。

大宮駅東口周辺を、散策。
初めて見る町の、なにげない通りや、
アーケードの風景などが、なかなか、おもしろい。

銅像のある東口から、すぐ前の通りを、
北の方向へ4分ほど行った先の、左に折れた目の前、
ひっそりとした街角の中に、大宮オークラの看板は、あった。
すぐ隣の1階が、ゲイシネマの、大宮オークラ小劇場。
ここも、17日で閉館だとか。

ピンク映画の受付とロビー、スクリーンは、階段を上がった2階。
階段の途中に、一部の主要人気女優の、写真展示がある。
3人ぐらい、わかる・・・。

自販機で、1500円の切符を買い、
受付で切ってもらい、ロビーへ入場。
映画は既に、始まっていた。
20人から30人位の、
白髪交じりの中高年男性、女装男性、一般女性など、
幅広い層の観客が、常時、座っていた。

休憩時間、明かりが点灯すると、
何というのか、懐かしさが、こみあげてくる。

そうだ、このピアノ上の曲がった屋根、
木造りの舞台や、茶色の内装は・・・

亀有名画座。
両側の壁は若干違うが、
それ以外は、雰囲気がとても、近い。
よく似ている。
あの頃の感覚が、よみあげってきたようだ。
やっぱり、来てみてよかった。

さて、上映プログラムだが。
80年代から90年代の、なつかしの作品が多い。

初めて読む人には、毎度馬鹿馬鹿しい?タイトルかもしれないが・・・
あれはあくまでも、営業用に後から付けられた配給タイトルであり、
作品によっては、内容や脚本タイトルとは、まったく別物だったりするので、
くれぐれも、ご油断なきよう・・・。
一度観たものもあるようだが、あえてそのまま、紹介。


土曜プログラムは、<山崎邦紀監督セレクション>3本立て。

「愛人秘書 美尻蜜まみれ」:

バリバリの、青年ワンマン実業家、
シビアな競争社会での激闘論者、
リストラ御用、軍隊式訓練導入・・・。

その分、敵も多く、棒術使いの女刺客が年中、襲って来る。
そこで雇っているのが、
<僕>言葉を無機質に話す、
中国服の、女ボディーガード兼秘書。

社長宅では、バレエの練習、
でも一人になると、宇宙へ向かって、
「この星の人間が嫌いだ・・・早く、助けに来て・・・」とぼやく。

一方、兄の社長と同居する弟は、気弱で優柔不断、
出来ることなら、卵のように生まれ変わって、自分を変えたい・・・と、
ベッドを共にする女にもぼやく日々。

やがて、この人々に、ある心境変化の季節が、訪れる・・・。

尻に卵を突っ込むなど、
変な弱気治療法が、のんきな感じの、エロスシーンあり。
アクションとしての、迫力はいまいちだが、
SFと女カラテ映画がミックスされていて、
両方好きな人には、ちょっといいかも?


「視線スト-カー わいせつ覗き」:

女性精神医学者に、半ば観察・研究の対象として、診察を受けている、男。
伯父の遺産として、屋敷を一つ、相続した。
で、よせばいいのに、各部屋に盗撮ビデオカメラを設置、
部屋を貸した住人たちの私生活を、丸覗き・・・。

それを、伏せたまま、
一人の女性と、直接に接触をする彼。
だが、やがて住人たちに、すべてがばれて・・・。
結局、男はすべてから、自らを開放する道を選んだ。

住人の、妙な茶髪クリスチャン・コンビも、
ちょっと妙な生真面目さで、存在感あり。
説明台詞が、ちと多くて、
ピンク枠としては、やや固すぎる印象も・・・。


「淫女乱舞 バトルとわいせつ」:

ピンクの天敵?エイズ対策のSF話。

医学界を追放され、助手と独力で、エイズ対策ウィルスを発見する博士。
だが、落雷の影響で、変化したウイルスにかかった助手が、急死。
なんと、感染後一週間以内に、
未感染の誰かとセックスしないと、死亡するウイルスだった。
(そんな、むちゃくちゃな・・・ありえねえよ・・・!の声)

既に感染していた医師は、感染症状の進行で、
脳内に、サルの鳴き声が、響くようになる・・・。

かくて、風邪を他人にうつして治ろうとするがごとくに、
多人数の間で、バトンタッチ・ウイルスの順繰り感染とSEXが、
状況説明をする、博士の携帯電話とともに、次々と、リレーされてゆく・・・。
(劇とはいえ、まだ、エイズの原因が、
よくわかっていなかった頃に、制作されたのだろうか・・・の声)

となれば、当然、
最後の人物が死んだら、すべてが終わるはずなのだが。
最後の3人で、にわかに様子がおかしくなり、皮肉な決着が・・・。
いくらなんでも、そんなアホな。脱力・・・。
出番が遅い、里見瑤子が、救いだな。


日曜プログラムは、<加藤義一監督(X岡輝夫脚本)セレクション>3本立て。

「痴漢電車 ゆれて密着おしり愛」:

痴漢しつつ遊び人してる、兄貴分と弟分。
ある日、引退した近所の金持ち親父さんが、
弟分に、「息子にならないか?」と誘ってくる。

妻・長男・長女役を募って、擬似ファミリーを結成、
長男は嫁を呼び、一家共同で新生活を始めたが、
お父さんの持参金は見つからず、
弟分は長男役になじみ始め、
残された兄貴分は、やきもき・・・。

擬似家族ゲームの、ピンク版コミカル・ホームドラマ。
妹役が、長男役より、明らかに年上なのが、苦笑。
昔の松竹喜劇あたりで、やりそうなお話。


「スチュワーデス 腰振り逆噴射」:

金持ちの、条件イイ男性を、
一日も早く選んでゲット!することしか頭にない、
合コン命の、スッチー(後のフライト・アテンダント)と、
医者の友人で自動車修理工の青年との、つかのまの交流。

偽者医者を演じてまで、彼女と触れ合おうとする青年には、
ある哀しい理由が、あった・・・。

故・林由実香嬢が、珍しく、修理工助手役で、
かいがいしくも、ボーイッシュな魅力を見せる。
運転手姿も、意外に似合っている。

しかしまあ、この主人公の合コン相手や、モーションかける相手たるや・・・
医者に、弁護士に、アラブの石油王に、映画俳優に・・・
かつて言い寄っていた、つぶれた大銀行の男にストーカーされても、懲りない・・・。
あんた、節操無しかい!
ええ加減にせえや!もう、勝手にせい!


「絶頂スクープ 生出しレポート」:

これが今回、一番おもしろい。
某民放テレビ局をイメージさせる、
女子アナウンサー業界の、成り上がり物語。

ある先輩女性アナウンサー・Aにあこがれる、
深夜でバラエティ要員活動中の、新人女子アナウンサー・Pが主人公。
報道カメラマン男性のQと、同棲中。

ある日、男性プロデューサー・Gから、
色じかけでニュース番組アンカーの座を得ようとした、
先輩ベテラン女子アナウンサー・Fが、屋上から転落死。
屋上で彼女と喧嘩し、もみ合っていたのは・・・
アンカーを目指していた、A。

偶然、現場を目撃してしまったPを、
Aは、出世バックアップを条件にまるめこみ、
Fの死を強引に、美談化演出。
半ばマジで?泣いて見せる、P。

Aは、FとGの関係をネタに、
Gをも体技攻略、好条件を引き出し、
A&Pコンビは局内で、天下を取る。

G・A・Pの体制は、
その後発生する、放送事故スキャンダルさえ、
軽々と踏み越えて、
最早、盤石かと思われたが。
特ダネのニュース解説権をめぐって、内部トラブルが発生、
思わぬ結末が、待っていた・・・。

白い着ぐるみスーツの、<すりすり>バラエティ&ベッドシーン、
インタビューする野球選手の黒塗り(!)などが、馬鹿馬鹿しくて笑える。

終盤は・・・まあ、こういうもんでしょ、と。
当初の時点で、気づかなかったんか?Aよ。
俺でも分かるぞ、やれやれ・・・。


15時の舞台挨拶は、
土曜が山崎邦紀監督・佐々木基子・里見瑤子・ささきふう香。
最初に司会者男性が、音響が、これが限界ですみません、と謝っていた。



日曜のゲストは、二転三転?の末、
加藤義一監督・小川真美・ほたる(葉月蛍・改め)・華沢レモン、となった。

時間を30分取って、大蔵・小川監督組の現場の話など、
たっぷりと、貴重なトークが聞けた。
2月と5月中に、上野オークラで、加藤監督の新作が公開されるので、
そちらの出演者PRも、兼ねていた。

そして、小川真美女史は、
ずっと現役、
今や、大蔵映画のおふくろさん、であると感じたのだった。

是非、この日のメンバーで、1本、撮っていただきたい・・・。


以上。
  1. 2008/02/11(月) 02:33:19|
  2. 劇場用映画
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ハナコス・6「よろしゅう、おたの申します」

ゼルディア、通信。


ついに終了しました、ゲキレンジャー!



リオ様とメレ様が、ようやく反省して、
レッド・ジャンに励まされ、味方に。
ゲキレン・チーム、巨大竜と化したロンを、ロボバトルで撃滅!

かくて、猫師匠マスタ-・シャーフーの前で、
リオ様・メレ様は、ゲキレン達と、みそぎバトル。
(相手がデカレンジャーなら、逮捕されてるぞ!の声も・・・。)

が、しかし・・・この時点で、放送はあと2回分、残っていたのでした。
案の定・・・。
分身である、幹部の体が生きていたため、
不死身のロンは、あっさりと復活!大逆襲・・・
ロン!あれだけ派手に倒されといて、それは、ないぞ~!

今度はメレ様が、ロンからリオ様をかばって、殉職!うえ~ん。
そのリオ様も、一寸法師のごとく?!
ロンの体内に入って、自爆死!!
ああ・・・でもロンはなお、再生・・・かわいそうな2人・・・。

かくて、そのロンは、
ゲキレンジャー5人と、動物師匠達全員の手で、
玉の中に封印され、
どうにか、正義側の勝利。
これから、皆で子孫代々、封印を守れるんだろうか・・・?
(いやいや、まだ、VSスペシャルがあるぞ!の声・・・)

そして最初からの3人には、マスターの呼称が与えられ、
それぞれ、かわいい新弟子達が、ついたのでした。


ブルーの言ってる「xxxxxは任しとけ」って、何の事だったっけ?とか
バエは何で、人間姿に戻らないの?とか、
大筋には影響無いんですけど、
ほんのちょっと、ひっかかる点も、まだ残ってますが・・・。

でも。
とりあえずは、めでたしめでたし、でしょうか。
ゲキレンジャーの皆様、1年間、おつかれさまでした!
さあ、次週からの「ゴーオンジャー」に、レッド同士がバトンタッチ。
これから1年間、おきばりやす!


さて・・・!
新番組。「仮面ライダー・キバ」。
既に3回、OAされましたよ。

どうやら、今年は吸血鬼ライダー(なんと!)と、
ヒロイン達を含めたバンパイア・ハンター達と、
悪い吸血鬼怪人達との、三つ巴で行くみたいですね。

で、今回最大の、新趣向は・・・

1986年と、2008年の話が、並列で、ドラマ内進行してるんですね。
主役・キバことワタル(前任者同様、ちょっと、ひ弱そうなんですが・・・)の成長と、
ワタルのお父さん(これがもう、とんでもない、ナンパな遊び人、なんですが・・・)の、
過去エピソードが、交錯中。

しかも現代には、
ワタルの父親とそっくり?だけど、
もっとハードボイルドそうな、バウンティー・ハンターのおじ様が・・・。

徐々にリンクしてゆく面白さと、親子2代注目路線を、狙ってますよね。
早くも、80年代のシーンでは、
おニャン子クラブやら、金妻ソングやらが、次々と流れてますよ・・・。
この奇策、吉と出るのか、どうか?
(矢崎滋?の声・・・)

というわけで、多分今回のライダーキバも、
それなりに、ご注目・・・かも?


・・・え、ミラーマン?
だんだん、怪獣を倒すのに、
ミラーナイフやシルバークロスよりも、キック技が、増えてきましたよ。
初放映当時は、仮面ライダーのアクションを、意識して対抗したのでしょうか?
単独行動で脱退させられかけたり、
主役の生真面目さは、相変わらずですが。
ジャンボ・フェニックスの飛行シーンも、増えてますね・・・。


本日のゼルディア通信、終わり。
  1. 2008/02/10(日) 01:27:58|
  2. 特撮
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ハナコス・5「せいぜい、おきばりやす」

主水日記。


待ったよ・・・約25年・・・
関東で再び、TVオンエアされる、その時を。

昨日のチバテレ「大奥」。
「エーゲ海に捧ぐ」の作家・池田満寿夫氏の、監督した回が、ある。
この回だけ、毛色が大幅に、違うのだ。

舞台は幕末、
ハリスと通訳ヒュースケンが、冒頭に登場。

主役は萬田久子の、大奥女中配下女性と、
江藤潤の、春画で糊をしのぐ浮世絵師。
下田の港と江戸を、2人が往来。

女は、攘夷派の刺客に襲われながら、
男に救われ、手当てを受ける。
その後、男の前から一時消え、
江戸の大奥と幕府要人へ、ハリス達の返事を届ける。

幕府は、井伊直弼を大老に担ぎ出し、
京都の朝廷の許可を待たずに、開国を進めようとしていた・・・。

男は、助けた女をモデルに、きわどい美人画を描き、
女に去られた後に、着せるつもりだった着物を持って、
女のうわ言につぶやいていた、下田へと向かう。

彼は、唐人お吉風の女に案内されて、
ハリスの逗留宿に忍び込み、
西洋の裸女絵画に魅了され、外国での修行を決意。

女は、上司の大奥女中(宮下順子)から命ぜられ、
外交交渉の手駒として、
外国人使節へ、愛人として出されることに。
彼女は条件として、介抱してくれた男の助命を嘆願。
そして男と再会、彼を黒船へ手引きして送り出し、一人残る・・・。

下田と江戸の往復が、やたらに速いのが、ちと気にはなったが。
<エロスの女たち>と銘打つだけあって、
なまめかしい肩脱ぎ、裸の後ろ姿、着物連続脱ぎなどが、次々と・・・。
海辺の絶壁で、お吉風の女が、バイオリンを弾く等、
池田先生らしい美学が、横溢する、異色作なり。


一方、テレビ東京系「大忠臣蔵」は、
金曜の昼で、ようやっと、
第50話、「討ち入り・その一」。

柳沢吉保や、上杉家、柳生一族などの、
度重なる、妨害・障害を乗り越えて、
これまた、ここまで、長かった・・・。

さあ、思いっきり、打ち入ったれやァ~!!


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  1. 2008/02/08(金) 19:53:35|
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ハナコス・4「祇園から宇宙へ、おこしやす」

竜の、つぶやき。


御茶ノ水のアテネ・フランセで、
溝口健二監督「祇園囃子」。
1000円。

十代役の若尾文子、若いなあ・・・。
酔っ払って、転がって、くねくねと動くあたりに、
後の快進撃の源を、見た。

帰ると、BS2で、「エド・ウッド」後半部をやっていた。
封切り時に観て、ざっと分かっている内容なのに、
またしても、食い入るように、観てしまった・・・。

べラ・ルゴシやオーソン・ウェルズとのシーンもいいが、
いかにも安っぽいUFOや、宇宙人?達の出る、スタジオに、
思わず、ニヤリ。
あの低予算丸見えな、怪奇SF映画の作り方には、
なぜか、いまだに、惹かれるものが、ある・・・?
結局は、面白いかどうか、だよな。


芸姑から、宇宙人まで・・・
つくづく、性(さが)よのう。フッ。


以上。
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  1. 2008/02/07(木) 23:53:20|
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ハナコス・3「極楽へ、おこしやす」

政の、つぶやき。


又、雪だよ。
一日中、降ってる。
まだこの前の雪だるまも、解けきってないのによ・・・。



終わったな、テレ朝再放送の、最新版「三匹が斬る!」。

途中回から急に、内藤剛志の極楽侍、出てこなくなっちまった!
その分、若大将が、出番増えてた。
それをサポート、先生侍。
二匹じゃねえか、それじゃ。
何か、あったのかな・・・。

で、代わりに活躍するのが、
極楽から借金のかたに、バズーカを受け取った、すっぽん侍。
よくしゃべるわ、こいつ。
これぞ代打!ドカーン、ドカーン!の、撃ちまくりだった。

このまま、最終回か?と思いきや・・・

極楽、田舎の藩の政治争いに巻き込まれて、
とっつかまってた。弱い・・・。
悪玉に利用されてた、小嶺麗奈の忍術使い達を、
若大将が説得して、
先生や、すっぽんとともに、殴り込み。
間一髪、命拾いをした、極楽だった・・・。

めでたし、めでたし?かな。フッ。

さて、次回のこの時間からは・・・え、「三匹が斬る!」だって?!
あ、高橋英樹版のほうか・・・。
あれはよく、この枠でやってるからな。
こないだまで「八丁堀の七人」やってたしな。
そのうち又、「暴れん坊将軍」か?


今日、チバテレの「必殺橋掛人」、もろに真夏のはずなんだが。
あれ、急にドカ雪の中、反物を売り歩く柳次が・・・?
あ、夢のシーンかい・・・。
最近どうも、季節感が、おかしくなってきたぜ。フッ。


ワールドカップ予選中継の、埼玉スタジアムも、
ずっと、雪降りだな・・・。


以上。









  1. 2008/02/06(水) 18:54:55|
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ハナコス・2「西から東から、ようおこしやす」

(注:先日、一時沈没?した日記の、サルベージできなかった記事の内容です。
あらためて、内容を整理・追加して、記します)


壱の、つぶやき。


先週の土日も、また、自主映画上映を訪問した。

まず、2/2(土)、夜19時前からは・・・
今年初の、シネマボカン入場。
やっと、十分な時間を取れて、寄れた・・・。

<青春組立式キット>&<STROBO RUSH>、合同上映会。

<青春組立式キット>は、
井村征爾監督が主催する、映画制作団体。

滋賀・びわ湖周辺を根城に、ロケを展開。
うれしくもこそばゆい、無邪気で恥ずかしかった、
あの男性的青春時代を想起しつつ、
そのお馬鹿度をデフォルメして、
田園と街中と湖畔を背景に、
全開させた短編群を、発表中。

井村征爾監督の、今回出品の2作品は・・・


「届けよギター」:

3人の同郷青年達が、恋で悩む、たわいもない話。
初めての告白タイムは、誰でも、どきどきするもの。
相手の女に、プロレス技、掛けられて・・・
痛いのか、うれしいのか。
ふられる方に金賭ける、元同級生カップルの、
無神経さが、腹立つなあ。
殴ったろか!

しかし、仲間の一人が、
想う女に向けて、歌いながら、死んでゆく、って・・・
生真面目すぎる、馬鹿な、奴だなあ・・・。
でも、ある種、神聖だなあ。


「さよなら中野貴章」:

同郷の友人が死んだ、と聞いて、
同級生たちが、喪服で駆けつけ、彼の枕元に集まった。
彼がいかに、でたらめな振る舞いが目立っていて、
事故の直前までむちゃくちゃだったか、
という想い出話に花が咲く、一同。
そして、衝撃の真相が、明らかに・・・。

「野良中野」以来の登場キャラ・中野の、
無邪気でマイペースな言動ぶりを、
明らかに至近距離で映す、キャメラの妙。
特に意味も無きはしゃぎっぷり、
そのうごめき様、
ふっと垣間見せる、微妙な運動性こそが、
みどころそのもの、なり。

真相?に至るシーンつなぎは、順序が若干、乱れているが、
その事自体が、変なリズムを画面にもたらし、面白くしてもいるので、
あれこれいうのは最早、野暮というものだろう・・・。


<STROBO RUSH>は、
小田原・足柄周辺をロケ地に、活動中の、制作団体。
その中心人物は、勝又悠監督。

四季の田園と陽光を背景に、
対話シーンで一人ずつ映し、斜めに揺れる画面、
人物を足元から見上げてゆくキャメラワークなど、
明らかに<O林N彦>監督作品の延長上にある、
テクニックを多用しつつ、
女子中心の、青春映画を撮る。
その撮影テクニックは、ほぼ、完成している。

出演者に10~20代位の女優が多く、
若々しい元気さに満ちているのが、
目立った特徴といえる。

今回の、4作品は・・・


「七夕哀歌」:

同郷の女子4人が、毎年七夕の夜に集まって、
同窓会的夜明かしをする。
うち一人が、
今年はずっと手紙を出せずにいた男性に、
告白するぞ!と、皆に宣言。
その明るく能天気なはしゃぎぶりを、
手持ちキャメラで、とらえ続ける。
とにかく、すこぶる陽性な印象。

「青空夜空に星空」:

友人同士、ちょっとレズッ気?も見受けられる、
2人の女子高生。
ある日、一人が、
屋外バイト中の茶髪青年に、恋の告白をする!と決意し、
陽気にはしゃいで見せつつ、接近してゆく・・・。

少女のしつこさと、調子よさに、
「こんにゃろめ!」などと吼えてみせる、
青年のあけすけな言動が、ちょっと笑える。

下校時、一人に相手の男ができて、笑顔で見送るもう一人。
だが、その内心は、いかに?
関係性が変化してからも、
2人の友情は、続くのだろうか?
相変わらず、へっへっへっ、などどハモりながら・・・?


「届いて、ハニィ」:

主役女性の、ナレーション入り。
山河ある、広々とした田園風景の中、一人の少女が、
この故郷の土地に、ずっと過ごし、
男子と恋をし、夕日を眺め、
成長し、
やがて大人になってゆくだろう、自分の行く先を想う、
叙景・叙情詩。
ゆったりした時の流れを、静かに味わえる小品。


「39ra*愛キュン」:

女子高生の、姉妹。
桜舞い散る中、
一年前に待ち合わせの約束をした、男性を待つ、姉。
一緒に待ちつつ、姉のいわく話を訊く、妹。
紙飛行機を小道具に、ちょっといい話が、語られて・・・。
この線の、完成形、といっていい出来。



さて、そして。
2/3(日)、夜19時10分過ぎ頃、
ヨコハマからの帰りに、寄ったのは・・・

下北沢、ギャラリィトウキョウジョウ。
<シネマ健康会>、新作上映会の、最終回。
開始ぎりぎりで、何とか、
プロジェクター上映に、間に合った・・・。

松本卓也監督、「特異なカップル」。

とある都会の、明るい下宿。
割と明るいキャラの、学生ゲイ・カップル、
幽霊の元カレ・<ワッチャン>が見えるという女性、
悟空言葉をしゃべる、自称宇宙人?女性、
その実質保護者たる彼氏、
などがたむろし、雑談している。

そこへ、兄がゲイになった、と父から聞かされた妹が、
ものすごい剣幕で、乗り込んでくる・・・。

たちまち妹と、自称<変人同盟>一同との、
一大ディスカッションが始まる。

が、いつしか、うやむやの内に、
宇宙人?女性を連れ戻しにくる者達から逃げる、
というエクスキューズのもと、
成り行き任せの一同、車での出発、
にわかに、小旅行の夜とあいなる・・・。

やがて、旅先の森に見つけたお屋敷で、
先に潜んでいた、やばい連中にからまれ、
一同、ピンチに陥るのだが・・・。

特に前半は、
兄を連れ戻しにきた、妹役が強烈で、
ゲイになってしまった兄に、ぶちキレまくり、
台詞のハイテンジョンを保ったまま、
メンバー各人に対して、
「あんた達、普通じゃない!」
と、徹底的に吼えまくり、
ひときわ、目立ちまくる。

じゃあ、普通って何だ?あんたはどうなんだ?
と逆に問い詰められる、妹も、実は・・・。

実際、車の発進時に、
フロントガラスの前に乗っかる事自体、
相当な、非常識な、はずなんだが・・・?

後半は、往年の東映スケ番映画を思わせる、
ドロンジョならぬ、ワル女ボスが登板、毒づく。
宇宙人?女性が、とんだパワーを発揮し、
場面を擬似ファンタ・ワ-ルド化してしまう。
見せ場の主導権を、一手に握る。

台詞が舞台劇のようにハキハキ、聞き取りやすい。
会話ネタもはっきり、すっきりとしているのは、いい。

その分、アクション等、
万事が微温的範疇にとどまっているのが、難点。
ピンチ時のキャラたちが、暴れ足りない、
食い足りなさも、若干感じた。

一見、擬似ゾンビ?となるはずの、
男性が起き上がるタイミングは、あまりにも遅く、
なぜ、、宇宙人と一緒に、もっと暴れないんだ!?
と、いささか不満も残った。

ともあれ、全体にのんきで、
結構楽しめる世界、なり。
休日の締めには、ちょうどよい内容だろう。

さて、<変人同盟>達に、
明日は、見えてくるのだろうか・・・?


なお、この後、
今回、上映作品で使用の歌を吹き込んだ、
<チャンベビ>なる女性3人組が、ライブで、
太鼓・ボーカル・ギターによる、
明るくほんわかした、持ち歌を数曲、披露した。
ちなみにボーカル嬢は、出演女優の一人である。

又、打ち上げ会で、
ついつい、長居をしてしまった・・・。
劇団や音楽、料理方面の話が、多かった。
それは微笑ましく、良き光景であった。


以上。
  1. 2008/02/05(火) 21:11:49|
  2. インディーズムービー
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<非常事態宣言、解除!です>

コメント欄の入り口を押すと、
なぜか、スポンサー広告が出てきます・・・。
1か月無記入だと出る、とあります。
ということは、過去本文3年分は・・・
やっぱり、非表示ではなく、消滅しているのか・・・?
なお、<コメントの管理>欄自体は、温存されている模様です。
後の状況は、帰ってから。


追記:若干後刻、20時頃

仕事の帰りに、外より本文の状況を確認しましたところ、
2日(土曜)夜の文章のみ、消えておりましたが。
それ以外の過去記事は、皆、戻ってまいりました!

わ~い、よかった!!歓喜、です。
今、帰って、早速、管理画面を確認致しました。
やはり、一箇所以外は、元通りに戻っております。

では本日より、通常表記を、再開させていただきます。
消えた記事1箇所は、あらためて後刻、ないしは後日、
記述を入れさせていただきます。

大変、お騒がせを、致しました・・・。
  1. 2008/02/05(火) 08:00:10|
  2. 本文再開のおしらせ
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  4. | コメント:2

<修復状況、です>

プロフィール欄の更新は、現在、可能の模様ですので、
そちらに、ここの事をアップしてみました・・・。
では、昼間の仕事に、行ってまいります。 [<修復状況、です>]の続きを読む
  1. 2008/02/05(火) 07:47:43|
  2. 調整中
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<非常事態・修復中、です>

皆さん、取り乱してしまって、すみませんです・・・。
一晩寝て、今、起きました。出勤前です。
復旧に向けて、鋭意準備中です。

今、プロフィール欄の下から、<未分類>(4本、と表示中)をのぞいてみると、
今年2月初日に書いた、プロフィール更新<おしらせ>の記事と、
昨夜の、パニックになった時に書いた記事以外、
まったく読めない状態に、なっております。

とりあえず、FC2ブログの<管理画面>を見て、調べてみましたが、
<過去の記事の管理>ページの記事一覧表が、まるまる消えていて、
よくわからないんですが、本文設定時にかなり、近い?状況のようです。
それならばなぜ、2月の一部のみ、
ブログ本文が、読める状態なんだろう?と。
管理画面の、一覧表の、表示の出し方が、
まったく、わかりません・・・。
どこをどういじれば、いいんだろう?

これでは、追記も、訂正もできません。
過去のコメント欄は、ちゃんと出るのに。
消えた3年分の過去記事は、もう、出ないかも・・・。
今書けるのは、<新しく記事を書く>の部分のみです。
プロフィール欄については、未確認です。


帰ってから、もう一度、詳しい確認作業をやってみますが、
一から本文を、これはラジオ放送、と開き直って、
やりなおすしかないかも、しれません。

楽しみにされている皆様には、誠に申し訳ございませんが、
本文復旧、ないしは新規本文再開まで、いましばらく、お待ちください・・・。
  1. 2008/02/05(火) 07:25:32|
  2. 調整中
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<非常事態宣言、です>

大変、残念なニュースです・・・。

つい先ほど、日曜までの記事を書き上げて、保存したばかりなのに・・・
全部、消えてしまいました・・・。
過去3年間の記事も、何もかも・・・これまでの貴重な成果が。
いったい、何が起きたのでしょう・・・?

ショックです。
全然、原因がわかりません・・・。直し方も・・・。
終わりです・・・。残念です・・・。無念です。
二度と同じ文章は、書けません・・・。
観た映画の報告、楽しみにされていた方々、本当にごめんなさい。


皆さん、さようなら・・・。
  1. 2008/02/05(火) 01:19:23|
  2. 休載のおしらせ
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