参の、つぶやき。
日曜夜19時より、下北沢駅横、ギャラリィトウキョウジョウ。
以前、<シネマ健康会>の上映会が行われた、屋根裏ミニミニホールである。
さて、この日は・・・
<AZ127便>なる、ミニミニ・プロジェクター上映イベント。
20代・30代男女が、20数人位、客席に集まっている。
謎の自主映画監督・AZ da go go(自称)氏と、
綿貫 仁・遠山奈那子・浦本正純監督をゲストに、
昼の部から行われていた、自主短編上映の、夜の部。
8本ほど、1分から15分程度までの、短編集上映。
合間に、制作団体のロゴになっている、猫の映像を交えた、
珍妙なるCMタイムが、頻繁に入る。
う~ん、おもしろいには、おもしろいんだけどねえ・・・。
印象のやや薄い作品が多いのは、否めない。
アパートの風呂で、ゲイ青年と両刀使い男と女性の、
三角ぶつかり実写をする「フカイ」。
青年は恥じらい、男は平然、女はカンカン・・・当然だろう。
ああいう緊張感は、観ていて、いささか苦手なのだが・・・。
孤独に悩む都会人の寂しさを描いている「深海」とか、
オールCGで、ミサイル戦争で全滅寸前の街での、カップル最後の恋愛、とか・・・
短いながらも、ちょっとの間、たしかに哀感を受け取れるし。
いや、丁寧でカラフルなCG処理は、すばらしいんだ。
航空会社のフライト便風OP・エンディングの絵などは、
黄色と青の組み合わせが、いい感じだし。
TVだとやりにくそうな事を、
いろいろ、意欲的にやってるのは、わかるんだけど・・・ね。
短編が、どれもこれも、
つるつる、すべすべと、薄味のまま、
唐突にあっさりと、終わってしまう印象。
つかみそこねた、どじょうみたいに、
つるり、と逃げられてる感じが、する。
とっかかりになりそうな、溜めとか、
コクが、あまり無いんだな・・・。
合間に、ライト・スナックのごとく入る、
制作団体PRや、CMタイムのほうが、
軽いジョーク風に楽しめたのは、小生だけではないはず。
あそこらは、周囲の反応も、なかなか良かった。
文句無しに、面白いのは・・・
男女キャラ、ありがちな痴話喧嘩を、TVゲーム画面と化して、
静止画に近い、スローモーション・アニメ式で映して、
キャラクタ-2名とレフェリーに、オーバーアクトさせて、
ぐいぐい引っ張っている、
「愛だの、恋だの・・・」だろう。
これぞ、アイデア勝ち。
あの眼鏡のレフェリーの人、ちょっと、いいな・・・と。
まあ、ところどころで軽く笑えるし、
自主共同上映会の雰囲気としては、
まずまず理想的で、決して悪くは無いんだけれども。
作品群については、
<次回は、もうちょっと、がんばりましょう>、位だったかな・・・と。
とはいえ、
休日の終わりには、あまりギタギタしたものよりは、
こういう、肩のこらない、落ち着ける会が、ふさわしいかもしれない。
ここから今後、何が生まれ、はぐくまれてくるのか?
と、やはり楽しみでは、ある。
以上。
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- 2008/01/29(火) 23:18:15|
- インディーズムービー
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