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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

ビーグル75・新春名動画

三味線屋の、日記。


あれよあれよの間に、正月休みは終わろうとしている。
年賀状は、次々と、届いている。
出した人から来ていると、やっぱり、嬉しいものだ・・・。
初詣も、2日に済ませた。


年末年始のMXTVは、
じつに素晴らしい、映画ラインアップだった。
アニメSPが多いのは、この季節にふさわしいというか。


ヒーロー&ヒロインの伝統的パターンを、しっかり踏襲しながら、
怪力・コナン少年の動き、上下方向の動きがきわめて魅力的な、
劇場公開版「未来少年コナン」&続編・「ギガントの復活」。

昔、日比谷シャンテシネで観て、
大人たちの陽気な助平ぶりや、
老人への読み聞かせ?シーンで爆笑した、
北欧少年少女の、活気あふれる物語、
「マイライフ・アス・ア・ドッグ」。

原作の骨子を、いっきに、2時間強でまとめあげ、
善玉側に、国際警察Gメン的男女捜査官を、
ヨミ側組織に、
超人美少女幹部や、酷薄イケメン幹部を加えて、
サイキック・バトルさせた、
リメーク版「バビル2世」。

ヨミは、世界征服の野望のために、他人を<改造>するし、
裏切り者には、組織の長として、厳しく冷たい処分をするし、
すぐ周囲を巻き添えにするし、
旗色が悪くなったら基地ごと捨てるし、
終盤には自分の仲間達ですら、犠牲にしようとする奴。

だが。
ヨミも当初は、
味方にできそうな人物はとりあえず、説得しようとしたり、
「俺がバビルに倒されたら、お前が野望を継げ」と、
女幹部に告げておくあたりなどは、
結構、人間くさい奴だったりする・・・。

良くも悪くも、世間で除け者扱いされやすい、サイキック人間達の、
人心を掌握する術(すべ)を、知っているのだろう。
対立者としての強敵・ヨミが居るからこそ、
主役・バビル2世の抵抗、反撃ぶりが、映えるのである・・・。

劇場版「ブリーチ」や、
「バビル2世」と真裏同士で放送していた劇場版「NARUTO」も、
サイキック・シーンのアクション・パターンが、
よく似ている印象で・・・。
つくづく、基本だよなあ、と再認識させられる。


最初の空き缶カラン、コロンで、その動きにもう引っ張られ、
あくまでも前向きでがむしゃらに、
かつ強敵退治に知恵を働かせて、
万事が猛烈に、力強く進展する、
「冒険者たち・ガンバと6人の仲間」。
終盤、スペクタクルの凄さに、改めて、圧巻。


80年代の関西系漫才師、声優にて総出演、
親子関係の古典的?ドラマながら、
下品さとギャグ・アクション満載、
テツお父さん(声:西川のりお)の粗暴さとええ加減ぶり、
猛犬も倒す!?猫たちの決闘、
主役娘のマラソン・シーンと、
全篇が活気にあふれかえった、
アニメ化痛快作、「じゃりん子チエ」。


ヨコ方向に、ゆっくり流れる画面が、
叙情の味わいを促しており、
宮沢りえの2役を、違和感なく観れた、
中年男性哀話、「トニー滝谷」・・・。

いや~あ、まことに、ええもんばかりじゃ。


もっとも、チバテレ放映の時代劇スペシャル2本、
「偽金屋草子」と「徳川家康の秘宝」は、
読み捨て文庫本感覚というか、凡庸な絵解き解説調に流され、
それ以上にはあまり、心弾むものが見られなかった。

また、MXの「ガンバとカワウソの冒険」は、
前作のイタチよりも強い、狡猾なる野犬を敵に設定した、
その理不尽さは十分に出ているが、
ドラマに、人間の自然破壊批判色が強い分、
純粋にスリリング・アクション自体を味わう、気持ちの余裕が、
薄れたきらいは、ある・・・。

それらに比べれば、静止写真を入れたり、
絵画も音楽も、かなり古典的手法なはずの、
チバテレ・アニメSP、「孫悟空シルクロードを飛ぶ」のほうには、
火と水のスペクタクルや、痛快な活劇性が、比較的に多く見受けられたのは、なぜだろう?
沙悟浄が珍しく、クールで格好いいのが、収穫だった。


どうやら今年も、
真におもしろい、映画を探る旅の魅力から、
離れられそうにない・・・。
懐かしいアニメの劇場版やビデオ・リメーク群から、
それを改めて学ぶことに、なったのだった。



以上。


付記:

年末も押し詰まって、
MXで突然、TVアニメ版「ドカベン」が平日放映、スタート。
男・岩城の「や~まだ~!」が正月中、耳から抜けんかったです。
あと、CMの東京新聞と、<わかさ生活>の歌が・・・。
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  1. 2008/01/03(木) 18:40:39|
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