秀の、たかなり。
とうとう、多くのサイトで、
地上波テレビ放送デジタル化の、
<2011年>問題が、取りざたされ始めた。
難視聴地域が、出るのではないか、とか。
対策のチューナー配布を、税金大投入でやっていいのか?とか。
地方のローカルTV局が、もたなくなるのではないか?とか。
(なつかしドラマやアニメの、再放送枠が減るんだよね・・・の声)
アパート・マンションのアンテナを、
交換か、UHF受信を強化してくれないと、部屋で観れない、とか。
7月になった途端、高額で買ったデジテレが映らない!
調整の仕方が、わからない!
などという騒ぎになりはしないか、とか・・・。
ああ、やっぱりなあ。さもありなん。
テレビ・セットとアンテナを整備するだけで、
貯金をかなりおろさないと・・・という家は、結構、多いと思われる。
実際、いまだに、アナログテレビ購入のときだって、
1万円弱のポータブルテレビを、買うかどうか?で、
家計簿と首っ引きで、迷ったりする家庭が多い。
70年代の大昔までは、
白黒テレビを10年は持たせていた家庭は、いっぱいあったもので、
「カラーテレビは高いから、もっと、値下がりしてから・・・ね」
と、皆、家で親によく言われていた。
初期の「ドラえもん」にも、まさしく、そういうシーンがあるし。
もう少し前にも、マンガの「いなかっぺ大将」でも、
電器店のTVで主役の奮闘を応援する、ご町内の人達に、店の主人が、
「TVをこわさないで!カラーテレビで高いので・・・」
と、慌てたりしていた。
デジタル化でTVオンエア・視聴条件は、貧富の差が拡大、
もしや、60年代までの、街頭テレビの時代に、戻るのではないか・・・・!?と、心配になって来る。
ワンセグ・PC視聴に、世間のメイン視聴が移行し、
総務省やTV産業界、電機業界のアテが、
大はずれする恐れも、出てきたといえよう。
さて、どうする、どうなる・・・?
そして、われら市民の対策は?
さて、特撮や昼メロ枠は別として、
一般向け(?)のTVドラマ群、
秋の切り替え前で、視聴率がほぼ出揃う季節、だが。
こちとら、そういうのとはあまり関係なく、
とびとびで、ランダム視聴。
今期の「水戸黄門」も、
そろそろスペシャルで、充電期間だなあ・・・。
で、途中からだが、一番よく観てたのは、意外や・・・
金曜枠が、多かった。
かつて、金曜TVドラマファンの王道といえば、
「太陽にほえろ!」=「ザ・ハングマン」=「必殺仕事人」シリーズ、だったものだが。
今期の小生は、
「刺客請負人」=「女帝」=「山田太郎ものがたり」=「スシ王子」、というラインが、それに相当していた。
表返った?必殺風の仕事アクション、美女達の成り上がりバトル、
明朗学園&子役ファミリードラマ、流れ者板前の珍道中・・・。
結構、楽しいライナップだったな。
皆、先週で最終回に。しょんぼり・・・。
テレビ東京の「刺客請負人」、
村上弘明の主役は最早、時代劇の定番。
よくぞ、ここまでに成長を・・・。
ライバル組織の悪女役・若村真由美が、抜群にいい。
向かい合うと、身長差が・・・。でも、負けて無いぞ!
この2人、もう、松竹時代劇の<貌(かお)>になった。
柄本明の元締、べらんめえ助手役・小沢真珠のリリーフも、ばっちり。
金曜22時、旧・必殺枠だと、更にぴったりの、番組なんだけどな。
その次が、テレ朝の、「女帝」!!
しまった、始めからまめに観とくんだった!
面白いじゃないか、これ。
小沢真珠版の映画化があるそうだが、
当人も前半、出ていたみたいで。
ライバル役ながら、何か、見守ってる先輩姉さん?的かも。
因縁と復讐がらみ、出世競争する、ホステス女性同士の、
プライドを賭けた、激烈バトル。
あえて芝居がかった台詞回し、コワいぞ悪女達。
裏切りあり、土下座あり、ホストもあり、脱ぎもあり・・・。
主役、確かに迫力はいまいちだし、色っぽくは無いけれど、
ちょっとかわゆい?女の決め台詞は、
「ふざくんな!」「のしあがっちゃるけん!」
これがいつ出るか?と、ついつい、観てしまう。
そして、一部シーンで、加湿器の湯気が・・・
雲のように、目立つ・・・。なぜ?
大物政治家がらみのシーンも、あからさまで、
時節柄?ついぞ、吹いてしまう。
あちこち、ツッ込んで笑いながらも、
ちょっぴり泣かせて、楽しめる。
こ、これって、あの<大映ドラマ>の十八番じゃ、なかったか?!
勿論、決して上質なドラマじゃないが、
実に、思いっきりがよい。よすぎる。
ちょっと、すごいぞ。
何でもっと早く、やらなかったんだ!
全話、再放送してくれ!
只野仁に続き、テレ朝ドラマの、逆襲が始まった・・・?
ああ、当分の間、
あらゆる連続ドラマの、<つづく>シーンに、
脳内で、ナナムジカのあの曲を、被せたくなってしまったぞ・・・。
「イケメン*パラダイス」にも、あの不愉快な「ライフ」にも、
「仮面ライダー電王」にも、「お・ばんざい!」にも、
なんでも、かんでも。
<つづく>シーンは全部、あの曲に、するんだ!?
(やりすぎだって!の声・・・)
「山田太郎ものがたり」は、
二宮和也の、スーパーお買い物作戦も、戦略的で愉快だが、
「ルート・・・」の多部未華子の、勘違い・妄想ドタバタが笑える。
ウルトラマンジャスティス・吹石一恵の先生も、
コミカル女優全開で、なかなか頑張っていた。
結局、大家族の子役一家が、
一番おいしい泣かせどころを、さらいまくってたな・・・。
あのまま、お友達の豪邸に居たら、
最終回の<くじ引き>は、なかっただろうな。
わずか1週間後とは、ちょっと早すぎな展開だが・・・。
「スシ王子」は、渡り鳥と寅さんをミックスした様な、
漫画チックなドタバタこそが、面白いんだけども。
ハイテンポな中で、力みすぎなのと、
あれこれ、具沢山に盛り込みすぎたかな?と。
もう少し、すっきりさせて、
19~20時台にやってたら、よかったかも・・・。
きらいじゃないんだけどね、ああいう、さすらい旅のコメディーも。
しんねり、むっつりしたお説教ドラマだけが、ドラマじゃないぜ!ってことで。
さて、これだけ楽しんだ後だと、
来週以降、
いったい何を観れば、いいものやら・・・?
以上。
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- 2007/09/16(日) 07:41:22|
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