主水日記。
思わぬ形での再会、というのが、ある。
15日、仕事の終わった、土曜の午後、
御茶ノ水・アテネフランセの上映ホールで、
それは、実現した・・・。
[映画美学校ドキュメンタリー・コース]、
2006年度高等科修了作品発表会。
13時半過ぎ頃より、入場。
なんと、無料。
西 功監督「日曜日、しかしそれは日曜日ではない」
奥谷洋一郎監督「ニッポンの、みせものやさん」
西原孝至監督「きみはいま」
遠藤協監督「TX(パイロット版)」
・・・は、残念ながら時間の都合で、観れなかったが。
(ごめん!みんな、私がワルいんだ!・・・の声?)
それ以降の上映には、18時頃まで留まる事が出来た。
休憩をはさんで2本ずつ、DV撮影の短篇がかかる。
丸谷 肇監督「島影」
・・・は、オール屋久島ロケ。
女房・子どもと別れ、都会を引き払い、
この離島の家で薪割りし、エコライフしている、
元くせ者?中高年男性を取材。
屋久杉等についてのミニコミ誌を手作りし、
本土の読者に送っている以外は、
ほぼ、ひとりぼっちで自活生活。悠々自適。
台風対策で、トンテンカンテン、嵐の夜が大変そう。
島の老いたる人々の暮らし向きなどにも、かなり理解は示している。
「子どもとは暮らしてもいいけど、妻とは・・・」と語る顔は、
さすがにちょっと、寂しそう。
時折はさみこまれる、島の子ども2人が、土地ののどかさを表す。
何で撮ってるの?などと監督やカメラに反応、ほほえましい光景なり。
菅野久美子監督「生涯AV男優 辻丸耕平」
・・・は、そのものずばり、の内容。
AV演出現場で、女優に対してすさまじいまでの、
<責め立て>芝居を強要する、猛烈熱演中の男優氏の姿。
何でここまで言い放つ!?とコワくなるほどの、
容赦ない言葉での、責め方。
女優も、たじたじ。
ところが・・・
オフタイムの彼の、意外にも優しく、周囲への思いやりをもった言動、
それを反映したブログの文章、
周囲の仕事仲間達等の証言などが、
当人が、演じているときとはまるで正反対の、
きわめておだやかな人物であることの証明として、提示される。
とにかく、そのギャップが、すごいのだ。
そこへ、インタビューする女性監督の、
AVルポライターという仕事を得た、インタビューする女性監督自身の、仕事と居場所を見つけるまでの、孤独感と人生航路が、
AV男優氏の生い立ちと心情的に重ねられ、
哀感と、幾分かの暖かさをこめて、語られていく。
これこそ、<ロフトプラスワン映像祭>以来の、カンクミ流つながり。
健在ナリ。
撮影担当は、西功監督。
この人も、ロフトプラスで、菅野監督の先輩組。
縁ある再会、なり。
さとうち 玲監督「彩風白葉」
・・・は、社宅民家保存プロジェクトと、
映像関係者関連の団体をPRする、PV式映像記録。
銀座のジャズ、歌手ライブ等と、
古都の屋敷と、
河原でのがイメージビデオ撮影シーン、子役のつぶやき等が、
ふんだんに画像処理され、ぶつぎりに近い状態で、次々と、並べられ、
何のタメもなく、だらだらと、流されてゆく。
一部で、「著作権は監督に無いのか?」という、
例の議論にも触れられるのは、興味深いが。
それらも含めたすべてのシーンは、
イメージの流れの中に呑み込まれ、消費されてゆく・・・。
イメージ・シーンは盛り沢山だが、
かんじんの屋敷や演奏を、じっくりとは見せてくれぬまま、
伴奏曲とともに、次から次へと画面を移行するため、
観ているほうは何だか、消化不良気味で、落ち着かない。
そして、どうにも、全体が長すぎるのが、難点・・・。
今泉秀夫「湾岸沿い -流通基地としての東京-」
・・・は、きわめてスタンダードな、都市沿岸風景記録。
羽田・浜松町近辺を見たことのある者にはごく普通の、
モノレール、港湾、コンテナ、倉庫、
物流センター、青果市場の活気など、
割にありふれた風景のみが並ぶ。、
こちらには全篇、監督のナレーションが入る。
「もし、この物流センターが止まったら、東京に餓死者が出るかも・・・」
というナレーションには、一瞬だが、ドキッ、とさせられる。
20数年後には、案外、貴重な風景記録になっているかもしれない。
荒井満耶監督「理想の幻日」
・・・は、女性監督の同級生で、テルミン演奏者の女性、
通称<賃貸人格>(!)女史を追った、演奏記録が中心。
多重構造の、例のロシア人形を使って、ライブ。
半分、生活雑感詩人とも化している、ライブ。
ギタリストとも軽くやりとりがあったり、
何とも、ユーモラスなライブ。
銀座のアートギャラリーらしき部屋で、
子どもっぽい振る舞いを演じて見せたり、
幼稚園でライブをやったり。
テルミンをめぐる、子ども達の反応に、ちょっと笑う。
郊外の空き地?で、音楽仲間達と、日の出とともに演奏を始めてみたり、
実験的な演奏シーンも多い。
監督と奏者のみで、トークをするシーンも、特典映像?として付く。
が、やはりこれは、ミニライブで聴いたほうが、
より楽しいように、思われるのだった。
以上。
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- 2007/09/17(月) 01:41:11|
- インディーズムービー
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秀の、たかなり。
とうとう、多くのサイトで、
地上波テレビ放送デジタル化の、
<2011年>問題が、取りざたされ始めた。
難視聴地域が、出るのではないか、とか。
対策のチューナー配布を、税金大投入でやっていいのか?とか。
地方のローカルTV局が、もたなくなるのではないか?とか。
(なつかしドラマやアニメの、再放送枠が減るんだよね・・・の声)
アパート・マンションのアンテナを、
交換か、UHF受信を強化してくれないと、部屋で観れない、とか。
7月になった途端、高額で買ったデジテレが映らない!
調整の仕方が、わからない!
などという騒ぎになりはしないか、とか・・・。
ああ、やっぱりなあ。さもありなん。
テレビ・セットとアンテナを整備するだけで、
貯金をかなりおろさないと・・・という家は、結構、多いと思われる。
実際、いまだに、アナログテレビ購入のときだって、
1万円弱のポータブルテレビを、買うかどうか?で、
家計簿と首っ引きで、迷ったりする家庭が多い。
70年代の大昔までは、
白黒テレビを10年は持たせていた家庭は、いっぱいあったもので、
「カラーテレビは高いから、もっと、値下がりしてから・・・ね」
と、皆、家で親によく言われていた。
初期の「ドラえもん」にも、まさしく、そういうシーンがあるし。
もう少し前にも、マンガの「いなかっぺ大将」でも、
電器店のTVで主役の奮闘を応援する、ご町内の人達に、店の主人が、
「TVをこわさないで!カラーテレビで高いので・・・」
と、慌てたりしていた。
デジタル化でTVオンエア・視聴条件は、貧富の差が拡大、
もしや、60年代までの、街頭テレビの時代に、戻るのではないか・・・・!?と、心配になって来る。
ワンセグ・PC視聴に、世間のメイン視聴が移行し、
総務省やTV産業界、電機業界のアテが、
大はずれする恐れも、出てきたといえよう。
さて、どうする、どうなる・・・?
そして、われら市民の対策は?
さて、特撮や昼メロ枠は別として、
一般向け(?)のTVドラマ群、
秋の切り替え前で、視聴率がほぼ出揃う季節、だが。
こちとら、そういうのとはあまり関係なく、
とびとびで、ランダム視聴。
今期の「水戸黄門」も、
そろそろスペシャルで、充電期間だなあ・・・。
で、途中からだが、一番よく観てたのは、意外や・・・
金曜枠が、多かった。
かつて、金曜TVドラマファンの王道といえば、
「太陽にほえろ!」=「ザ・ハングマン」=「必殺仕事人」シリーズ、だったものだが。
今期の小生は、
「刺客請負人」=「女帝」=「山田太郎ものがたり」=「スシ王子」、というラインが、それに相当していた。
表返った?必殺風の仕事アクション、美女達の成り上がりバトル、
明朗学園&子役ファミリードラマ、流れ者板前の珍道中・・・。
結構、楽しいライナップだったな。
皆、先週で最終回に。しょんぼり・・・。
テレビ東京の「刺客請負人」、
村上弘明の主役は最早、時代劇の定番。
よくぞ、ここまでに成長を・・・。
ライバル組織の悪女役・若村真由美が、抜群にいい。
向かい合うと、身長差が・・・。でも、負けて無いぞ!
この2人、もう、松竹時代劇の<貌(かお)>になった。
柄本明の元締、べらんめえ助手役・小沢真珠のリリーフも、ばっちり。
金曜22時、旧・必殺枠だと、更にぴったりの、番組なんだけどな。
その次が、テレ朝の、「女帝」!!
しまった、始めからまめに観とくんだった!
面白いじゃないか、これ。
小沢真珠版の映画化があるそうだが、
当人も前半、出ていたみたいで。
ライバル役ながら、何か、見守ってる先輩姉さん?的かも。
因縁と復讐がらみ、出世競争する、ホステス女性同士の、
プライドを賭けた、激烈バトル。
あえて芝居がかった台詞回し、コワいぞ悪女達。
裏切りあり、土下座あり、ホストもあり、脱ぎもあり・・・。
主役、確かに迫力はいまいちだし、色っぽくは無いけれど、
ちょっとかわゆい?女の決め台詞は、
「ふざくんな!」「のしあがっちゃるけん!」
これがいつ出るか?と、ついつい、観てしまう。
そして、一部シーンで、加湿器の湯気が・・・
雲のように、目立つ・・・。なぜ?
大物政治家がらみのシーンも、あからさまで、
時節柄?ついぞ、吹いてしまう。
あちこち、ツッ込んで笑いながらも、
ちょっぴり泣かせて、楽しめる。
こ、これって、あの<大映ドラマ>の十八番じゃ、なかったか?!
勿論、決して上質なドラマじゃないが、
実に、思いっきりがよい。よすぎる。
ちょっと、すごいぞ。
何でもっと早く、やらなかったんだ!
全話、再放送してくれ!
只野仁に続き、テレ朝ドラマの、逆襲が始まった・・・?
ああ、当分の間、
あらゆる連続ドラマの、<つづく>シーンに、
脳内で、ナナムジカのあの曲を、被せたくなってしまったぞ・・・。
「イケメン*パラダイス」にも、あの不愉快な「ライフ」にも、
「仮面ライダー電王」にも、「お・ばんざい!」にも、
なんでも、かんでも。
<つづく>シーンは全部、あの曲に、するんだ!?
(やりすぎだって!の声・・・)
「山田太郎ものがたり」は、
二宮和也の、スーパーお買い物作戦も、戦略的で愉快だが、
「ルート・・・」の多部未華子の、勘違い・妄想ドタバタが笑える。
ウルトラマンジャスティス・吹石一恵の先生も、
コミカル女優全開で、なかなか頑張っていた。
結局、大家族の子役一家が、
一番おいしい泣かせどころを、さらいまくってたな・・・。
あのまま、お友達の豪邸に居たら、
最終回の<くじ引き>は、なかっただろうな。
わずか1週間後とは、ちょっと早すぎな展開だが・・・。
「スシ王子」は、渡り鳥と寅さんをミックスした様な、
漫画チックなドタバタこそが、面白いんだけども。
ハイテンポな中で、力みすぎなのと、
あれこれ、具沢山に盛り込みすぎたかな?と。
もう少し、すっきりさせて、
19~20時台にやってたら、よかったかも・・・。
きらいじゃないんだけどね、ああいう、さすらい旅のコメディーも。
しんねり、むっつりしたお説教ドラマだけが、ドラマじゃないぜ!ってことで。
さて、これだけ楽しんだ後だと、
来週以降、
いったい何を観れば、いいものやら・・・?
以上。
- 2007/09/16(日) 07:41:22|
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鉄の、よろめき(?)。
色事がらみとくりゃ、俺の出番だな!オッス。
いやァ~、又、えれえもん、観ちまったよ。
・・・え、ピンクシネマ?AV?
うーん、近い!
けど、そっちじゃあ、ないんだな。
松江哲明監督のプロデュース・撮影・編集、
禁断の、DV短篇シネマ連作企画、
<童貞。をプロデュース>、ってやつさ・・・。
どうやら、ドキュメンタリーらしい、って噂を聞いて。
チラシを某映画館で見つけた日にゃ、正直、呆れたよ。
何だそりゃ、ふざけてんのか!ってな。
しかし、やっぱり、内容は気になるな、と。
観ようかな、やめとこうかな・・・?って思ってるうちに、
先に、<そんな無茶な!>を観ちゃって。
あれで若干、耐性がついた(?)から、
公開終了寸前に、やっと観に行ったんだ。
池袋の、シネマロサ地下へ。
なつかしいな~、ここの建物で、
「アトランタ・ブギ」とか、観てたんだ。
そしたら、こっちでも、あっちの宣伝流してる。
<無茶>という点では、距離的に、近かったんだね・・・と。
あのゲロ・グロな「追悼のざわめき」PRだけは、
正直ちょいと、いただけないんだけどな・・・。
(ザ・ガマン大会だよ、あの映画は・・・の声)
ロビーは、予想以上に、人垣で充満していたんだ。
よくわからない詩人(?)のノートやら、
よく知らない、アイドルの写真の切り抜きスクラップやらが、
ガラスケースに、展示してある。
おそらく、映画に出てくる人物達関連の、展示だろう。
客席も、20~30代男女で、ワイワイ、ごったがえしてる。
ゲストが、来るらしいからな。
なんだかんだ言っても、
謎のブラックカレー?が、食したかったんだな、みんな・・・。
関係者以外でも、他人事じゃなさそうな奴も、
男女ともに、相当混じって来てると、みた。
(実際、観てる最中に、そういった女性の声も、多々、上がっていた・・・。)
映画上映は、PART1・主題歌PV・PART2の3本に加えて、
関連作1本の参考上映と、若干のゲストトークが行なわれた。
PART1の主役、K君。
惚れてる、ほぼ同世代の女性が身近にいる。
しかしそれは、すでに彼氏の居るらしい、女性だった・・・。
告白して、振り向かせるのは、かなり困難とみられる。
しかも、あまりにも奥手で、引っ込み思案なK氏本人は、
握手以外に、対異性接触の経験が、無い模様。
なんだかんだと理由ををつけて、
彼女への告白との対峙を、回避しようとする。
だだをこねてるような、K氏のその情け無い有様に、
業を煮やした松江監督、
とにかく一歩前へ出ろよ!と促すべく、
一計を案じる。
で、ここでAV監督2人、特に<名人>M監督が、
Kをスタジオ(?)に呼んで、女優と相談、荒療治。
ちょいと乱暴な感じもするんだが、
ある意味、すごく、贅沢かつ親身な、療法だな。
それでもK氏、びびって、いやだいやだの大合唱、焦りまくる言動。
むちゃくちゃな、成り行き任せの展開に、場内、爆笑の渦・・・!
画面にもキャメラぶん回しつつの、軽妙にはじける、勢いがある。
こうして、一人の前向きな男が、誕生した・・・?!ってわけよ。
次のPVでは、PART1中の人物が歌っていた、
とんでもなく男くさい、生々しい曲を、
長髪青年が、夜のアーケード街で、ギターの弾き語り。
この歌詞、地上波TVで、流せないかも・・・?
そばを通り過ぎる人々は、ちょっとだけ振り向き、そして立ち去る。
なんか、寂しい感じだな・・・と。
で、PART2では、1の主役人物の紹介で、
ローカル線沿線、田舎の両親の家に住む、
別な青年、U君が出てくるんだ。
駅前にやってくるシーンで、
すでに温まってる観客は、ゲラゲラ・・・。あったまりすぎ?
このU君、普段は夜晩含めた、ゴミ処理場周辺でお仕事。
先に結婚しちゃった弟夫婦に、元の部屋を取られ、
何とも立場無し、なんだが。
実はU君、古本の記事等で知ったる、
女性アイドル・S嬢の、熱狂的ファン。
昔の雑誌探して、その切り抜きで作るスクラップ・ブック。
じつに、手際がいい。
日常生活のし方といい、なかなかに、器用なもんだよ。
しかも、そのアイドル娘・S嬢、
すでに80年代頃に、引退しているんだな・・・。
今時は雑誌等でも、貴重になった(?)処女性イメージなのと、
その語っている生き方に、共感したらしい。
でも今は、違う分野で、活動中とかで。
で、U君、S嬢が<結婚予定>と昔発言してた、その予定日へと、
タイムマシン作って、自分が向かう(!)って話を、
手作りで短篇映画に、しちゃった。
電卓つきの?タイムマシン・シーン抜粋に、
場内、大いにウケた。
こりゃ、もう、涙ぐましい限り。
よほど、気に入ってるんだな・・・?
(そう、関連作1本とは、これの本編なのだ。)
そこで、この映画を松江氏の後押しで、
当人にスクリーンで見せちゃおう!という計画が、浮上。
見せたいような、でもほんとに見せちゃっていいんだろうか?
と、一介のファンらしくちょっと悩みつつ、
計画に向けて、純粋なまでに、突っ走るU君。
そして当日、
予期せぬ、いや、予期すべき?人物が・・・現れたんだ。
これは、U君には結構、貴重な体験かも・・・?と。
で、まあ、変な言い方だけど・・・・な。
一通り、全作観終わった後で、感じたんだよな。
何だか、忘れかけてた、今頃遅れてきたような、
純な青春の、残り火っていうか。
不思議に潔い、妙にさわやかな、すがすがしいものを、
俺たちは2人の男と、その周りの何人かを通じて、
観れたんじゃないか?って・・・な。
少なくとも、<そんな無茶な!>の4本よりは、
ずっと、すがすがしい映画群なんじゃ、ないか?これは。
おかしいかい?俺。
じゃ、又な!
[不思議なあいつは純情マン]の続きを読む
- 2007/09/14(金) 19:32:34|
- 劇場用映画
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竜の、おどろき。
世間では、時期的に半端な、首相の辞意表明に戸惑っている様子。
だが、TV・映画のファンとしては、
少し前に、「ああ、来るものがきたか・・・」というニュースが、入った。
「ウルトラマン」特撮の老舗・円谷プロダクション、
CMなど映像制作会社TYOの子会社化、のニュース。
親会社・円谷エンタープライズの株式、80%をTYOが取得。
TYO傘下として、経営再建へ・・・。
<映画制作費の増加>、
<長年の同族経営による経営基盤の弱体化>など、
経営悪化が伝えられていたが、
ついに、来るものがきたか・・・。
特殊撮影と時代劇は、何かと、予算と人手がかかるからなあ・・・。
そういえば昔、「チビラくん」という、
明らかにすごいチープ予算でやってた、帯番組があったっけ。
どんどんコント化していった、「ウルトラファイト」も、あったよなあ。
比較的に低予算でも、やり方はいろいろ、あるんだろうけど・・・。
テレビ朝日でも、毎週火曜19時の東映系時代劇を、
月影兵庫」までで当分、やめるらしい。
視聴率が振るわないのだろう。
(あれなど、成年男性が帰宅して観る時代劇枠が、
夜22時台に無くなってしまった、あおりではないのか?)
円谷プロ、注目の新作「ウルトラセブンX」は、
セブン誕生40周年(不惑、ともいう)作品だが、
設定のまったく違う、完全オリジナル新作の模様。
10月5日以降、深夜枠で12回、予定通り放送するようだ。
オンエア予定局が今のところ、
東京・名古屋・大阪・山梨だけというのは、
ちょっと少ないのだが・・・。
他にも系列的に、多くの映画・DV等に関わっている会社だし、
一般的TVドラマ(できちゃった婚の、ドラマとか)でも、
ちょっとしたトリック・シーンで時折、
スタッフロールに名前を見かける会社だから、
内外で、驚いている人も、多いことだろう・・・。
いい意味での<特色>を残したまま、
人と技術を、より多方面に生かして、
運営を改善していってほしい、と願うものなり。
できれば、ニュー・ヒーローや、
ニュー・ファンタジー路線の開拓も、含めて・・・。
以上。
- 2007/09/13(木) 01:45:10|
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三味線屋の、たじろぎ。
最初に、言っておく。
この世には、別に知らなくても、いい事が、ある・・・。
なまじ、知らないほうが、いい事も、ある。
しかし・・・。
やはり、告げねばならない事も、ある。
お勧めしていいものかどうか、非常に迷う、
レイトショーが、ある・・・。
シネマアートン下北沢、
佐藤佐吉プロデュース、
4人の監督による、
一人あたり予算、百万円の撮影企画、
短篇DV映画、4本立てレイトショー。
総合タイトルは・・・<そんな無茶な!>。
土曜夜、
満員の初日に観た、それらの作品は、
実際、無茶な<企画>ばかりであった・・・。
本田隆一監督「彼女が歌う理由」
新宿のバーや、
スタジオや、街中で、
<服装の貧富差異を越えて>、
かつ<平和のために>、
<全裸で歌う>、
と言っている女性歌手を撮り続ける、
という・・・のっけから、一番、無茶度が高い企画が。
しかも、
明らかに随所がフェイクくさい、
盛り上げドキュメント?らしきものだが。
映し出される<状況>は、
その撮影状況自体が、十分に、無茶。
悪条件下でひたすら、
マイペースに突進しつつ、時には逃げ、
撮影スタッフらに食ってかかる、強気の女性歌手・・・。
場内、爆笑の渦に。
当初の目的?からさえ、ズレて外された締めまで、
ただ、笑うしかない。否応なしに。
大変、いけないものを観ている、という気分をも、
同時に抱えながら・・・。
井口昇監督「おばあちゃんキス」
・・・正に、タイトルどおりの光景が、繰り返し、繰り返し・・・。
一部の欧米人紳士客(なぜかこの日は多かった。協力者関係か?)、
気分が悪くなり、
「OH、ジーザス!」「AWFUL!」連発。
小生も、見慣れるのに、しばらくかかった。
でも、おばあちゃん達の表情は、案外かわゆいし、
いちいちカメラを向く所や、
涅槃の入り口らしき悪夢の、漫画的シーンなど、
可笑しくて、吹き出してしまう。
ナンセンス・コントそのものの展開。
4本中では、一番普通に(普通じゃないけど)、
ちゃんと面白く観れたのは事実、なり。
花くまゆうさく監督「東京ゾンビ外伝」
・・・「東京ゾンビ」の原作者たる漫画家氏が、自らリメイク。
異様なSF小説的状況が、
半ば近所の日常として、妙なのどかさと共に、
ポン、と差し出される、シュールさ。
40代男性工員の、人生を顧みる哀愁。しみじみ。
ラストが、ちょっと、泣けてくる。
真利子哲也監督「アブコヤワ」
・・・制作資金の百万円を、
監督が全額、宝くじに使い切り、
家族も手伝わせて、当たり具合を見る、
という、とんでもない、浪費企画。
実際、制作強化?で無理矢理付け加えた、終末も含めて、
全編が、呆然となる浪費、であった・・・。
そんなに<大金の重み>を感じるのならば、
やっぱり、貯金でもしたほうが、ずっとマシ、なのでは?
何ともいえぬ、脱力感が、残った。
・・・さあ、知ってしまったね?
これだけ知った上でも、なお、
どうしても観る、というならば、
一応の覚悟を決めた上で、
なるべく広い心で、観てほしいもの、なり。
さて、君は、
この、ふざけた理不尽ぶりに、
果たして耐えられるかな・・・?
以上。
- 2007/09/10(月) 20:35:07|
- 劇場用映画
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竜の、まどろみ。
観れたことは大変、貴重だったけれども、
同時に少なからぬ戸惑いも、覚えたイベントが、ある・・・。
シネマ秘宝館の最中に、
謎の黒い覆面人物によるPRを、見たがために、
土曜の昼間から、立ち寄ってしまった、
その、イベントの名は・・・・
<集え!正義!!ローカルヒーロー祭り・2>。
会場は、またまた、新宿ロフトプラスワン。
入場料1500円、プラス飲食代。物販も有る。
内容は、勿論、タイトル通り。
日本全国、各地域にて、さまざまの理由により活動中の、
地域限定スーパーヒーロー達の勇姿を、まとめて紹介するスペシャル・イベントである。
午後2時頃に伺うと、ちょうど第一部?が終わったところだった。
名古屋出身ヒーロー・オレパンダー、という人が、
30~40代男性層中心の客層には、なぜか大人気の模様。
背のやや高い人が、文字通り、パンダ姿のまま、
かなりのハイテンジョンで、ポーズやアクションを見せている。
彼流の合い言葉は、
「一度きりの人生、棒にふってみるかァ~!?」
・・・だそうな。
ゲストの出演者や監督が、口々に、
「あのオレパンダーさんの、後では、やりにくいよォ~!」
を、連発していた。
後半部のアトラクション出演を観て、
さもありなん、と納得させられた・・・。
名古屋PRの、スーパー営業マン?
宮崎県知事になれるようにと、期待しておこう。
(名古屋は宮崎じゃないぞ!の声)
また、この日は、来場できなかったヒーロー達をも、映像により紹介。
長野県内で行なわれた、ローカルヒーロー大集合まつりの、ルポ映像あり。
次々にステージへ登場、
片っ端から、悪そうな怪人たちとバトルを見せてゆく。
会場地元の子ども達は、かなり喜んでいる様子。
子ども達とのお約束(しつけ)、地域の防犯、
環境汚染防止などのPRチームが、多いようだ。
二段変身、戦隊新ヒーロー紹介、合体崩れ(?!)なども、披露されている。
オレパンダーも、しっかり登場。
なぜか京都からは、ヒーローや怪人ではなく、
怪獣がのし歩いて?来ていた。
地域おこしの行事や、名刺交換など、和気藹々とした光景、なり。
<フォトシネマン>なる中華街風?仮面ヒーローが、
<アイラ仮面>の基地?鹿児島県を訪問するルポ、
これまた、実にのどかで、平和な光景が続く。
テーマソングがちょっと、長い・・・。
新宿会場へのメッセージ、<客引きには・・・>には、笑った。
他にも、ご存知、「地方戦隊キタカントー」紹介コーナーが。
おそらくは、「頭脳戦隊クビレンジャー」よりの、流れだろう。
「まじめにやってるヒーローさん達の後だと、やりにくいですね~」と、紹介された監督も、苦笑い。
(まただよ!の声)
時間があれば、「ヒャクレンジャー」も1本、掛ければよいのだが。
ウケるよ、確実に。
世界の環境を守るために、多摩川で戦う(なぜだ!)、
カエル型変身ヒーロー・フロッガインも、紹介あり。
カメラ・アングルとか、よく研究している模様、なり。
よくわからない、2匹目のPVパンダ?仮面も、参上!
会場座席の前列が、撤去されていたので、
なぜ?といぶかっていたが、
アトラクション・スペースを、空けるためだった。
来場ゲスト・ヒーロー達の揃い踏みを相手に、
悪女役・ビンボーグ、奮闘。
なんちゅうわかりやすい、名前だ・・・。
前にもここに、来たらしい。
強そうな怪人を引き連れながら、PVパンダをパシリ、
占拠目的が「店の売り上げ」って、ちょっと、いじましい・・・?
司会者達も、状況にノッて動いているのが、何だか微笑ましい。
「ヒーローたちが、イベントに出かけてる間に、悪の怪人達が来たら、地元はどうするんでしょうね?」
「いや、みんな一緒に、ついて来てきてるんじゃないの?」
これもお約束、というもの?なのだろうか。
ああ、これで、お子様連れがいる会場だったら、
もっと盛り上がるだろうなあ・・・と。
まだまだ、未確認の戦隊やヒーローが、存在するのだろう。
ともあれ、ぼくらのヒーローよ、永遠なれ!
以上。
[不倒のあいつはヒーローマン]の続きを読む
- 2007/09/09(日) 13:01:10|
- トークイベント
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政の、つぶやき。
前評判が、いまいちだったと聞いていた、「阿波DANCE」。
何しろ、タイトルがああいう、思いつきそのまま?なものだから、
もっといい加減な、ちゃらちゃらした代物か?と思っていたが。
いざ、観てみると、
正統派すぎる程の、直線的ローカル青春ムービー、だった。
地方の学園に<鳴門の渦>を巻き起こす、
クールなダンス・シーンも、
仲間とのごちゃごちゃしたやりとりも、
TVドラマ寄りっぽいコミカル・シーンも、
(「無理!」に、つい笑う・・・の声)
頑固そうな親父さんがらみの泣かせどころも、
祭りの日の、見せ場シーンも、
程よく、配分されている。
いかにも阿波踊りらしい極意?も、垣間見えるのは、楽しい。
阿呆になる<方法>を尋ねる、という光景は、
多分、人生で初めて見た・・・。
尋ねるようなことなんだろうか?と、少し笑ってしまった。
踊り自体よりも、江戸っ子母親役女優の存在感が目立った分、
主人公がぜんぜん、踊り好きでなさそうだった「眉山」。
(ようするに、阿呆になれなかったのね・・・?の声)
あちらと比べれば、
メインメンバーが、型こそ違え、
根っからの踊り大好き派な「阿波DANCE」は、
ずっと、好ましい眺めに映った。
乱入!の下りも、こちらの方が納得できる。
(ただ邪魔してるだけだもんな、あっちは・・・の声)
ただ、その展開と描写の程のよさが、
筋の予定調和から一歩はみだすべき、
ダンス描写の力を、やや減じている、ともいえる。
踊りは、上手いんだけども・・・。
もうちょこっとだけ、何かインパクト・ポイントが欲しいところ、なり。
阿波踊り当日の展開が、いささか、長すぎるのも難点。
自転車のエピソードなど、結構いいシーンなので、
当日でなく、もっと前につないだら、いいのだが。
そこらがちょっと、もったいない。
主演女優の、孤独感を含んだ、負けん気の強い役。
演技は、そんなに上手いとはいえないが・・・
観ていてそう不快なものでも、なかった。
負けん気キャラが、あまり前へ出すぎてしまうと、
劇中の一部審査員みたいに?反感を買うこともあるので、
心理的バランスとしては、あれ位のキャラが、ちょうどよろしい。
アメリカ映画じゃないから。
ダンスのポージングは、なかなか格好良く、
動きのキレも、結構よさそうだ。
ライダー・ベルトを、貸してやりたくなった。
(村上弘明氏に、指導を受けてみたら、どうか?の声・・・)
阿波踊り命!で前のめり、空回りでもがきつつ、
あれこれと模索する、踊り部リーダー青年が、大活躍。
(いるよなあ、こういう突進振り回しタイプ・・・!の声)
まずまず、エネルギッシュな存在感で、引っ張る。
静かなるアート志向青年が、ライダーレンゲル君!
前はバスケ部員役だったから。印象変わるもんだなあ。
リーダーと硬軟2人の対比コンビで、
全体をちゃんと支えていた。
マジレッド君は、コミカル・リリーフが、なかなか合っていた。
卵のシーンも、いやみが無くて、よい、よい。
もうちょっと、活躍させてほしかった。
もう一人のナンパ志向青年は、後になってから、
どうもお寺の息子役らしい、と気づいた。
そういえば「青春デンデケ・・・」の人と、近い感じがする。
あのポジションを、ワンシーン見せてたら、
もう少し、目立ってたろうなあ。
これまた、もったいない。
出番は少ないが、出没していて、
誰なんだ?と気になったのが、
皆の後ろで踊っている、食堂の店長。
後で、この映画の音楽担当の人、と知った。
ノリがいい人は、一味違うのだった。
結論。
祭りなんだから、笑顔で思いっきり、踊らにゃ、損、損!
でも小生だったら、さすがにもう、息切れになるかも・・・?
なお、すぐ隣近所の劇場では、
公開されたばかりの「エヴァンゲリオン」最新作が、超満員で入れなくなっていた。
10年経ってもまだ、あのトラウマ伝播が、続いているのか!
それって、なんだかなあ・・・。
そういうのも、確かにありやろうけど、
もう少し、建設的なもんも、後から観といたら、ええんとちゃいますか?と。
取り越し苦労なら、いいのだが・・・。
以上。
- 2007/09/09(日) 07:53:18|
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秀、急報。
う、嘘だろ・・・!
「阿賀に生きる」のドキュメンタリー名匠、
佐藤真監督、4日に急逝。
熊井啓・小川紳介両監督の亡き今日、
後を継ぐべき、人なのに・・・。
享年、49歳。
ところで、
テノール歌手のパパロッティが、6日に亡くなった。
又、1957年の「サヨナラ」なるハリウッド映画で、
アジア人初の米アカデミー賞受賞の、
女優・ナンシー梅木女史も、
先月28日に、ミズーリ洲で、亡くなったそうだ。
どちらも、実は、よく知らない人達なのだが・・・。
パパロッティは、TVにもよく紹介された世界的音楽家だから、
多くの人々が、生前のエピソードを語るだろうが、
ナンシー(ミヨシ)梅木については、どうだろうか・・・?
芸名を聞いても、小生などは、
ナンシー関(注1)やミスター梅介(注2)が、浮かぶばかりだし・・・。
何しろ、映画どころか、
その<ハスキーボイスの歌>というのを、聴いた事がないのだ。
追悼記事等によると、
北海道出身。
進駐軍にいた兄の関係で、米兵向けのジャズ・ライブを始め、
戦後の日本で、<哀愁のジャズ歌手>として活躍。
更には渡米、アメリカのTV・映画に進出し、
「サヨナラ」でオスカー受賞、
ブロードウェイミュージカル「フラワー・ドラム・ソング」の舞台と映画化で出演・・・。
と、いうことだから、時代背景を考えれば、
相当な肝っ玉で、チャレンジャーだった・・・はず。
小生の趣味に合うような映画かどうかは、
観てみないと、何ともいえないが。
一人のパイオニアだったことは、間違いないだろう。
BS2あたりで、追悼特番、組んでくれないだろうか。
ともあれ。
3人に対し、合掌。
おりしも、外は、
台風接近で、大荒れ、
風音うなる夜、なり・・・。
以上。
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- 2007/09/06(木) 20:24:02|
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主水日記。
2日(日)、夜7時前より。新宿ロフトプラスワン。
とくれば、まずは・・・<シネマ秘宝館34>。
信じられるだろうか・・・?もう、34回目、なのだ。
司会、最早言わずと知れた、斉藤館長&ひさこ広報部長。
当然ながら今回も、笑える作品が優先される、ラインアップ。
この夜、おそるべき?特別ゲストの持つファースト・インパクトが、
トーク部分の大半を、制した?格好になった・・・。
そう、前回も上映された「ロサンゼルス物語」他で、
話題をさらっていた、
あの生ッ粋の、江戸っ子寿司屋さん・・・。
もう、しゃべりだしたら、勢いが物凄くて、止まらない人。
映画出演の話、戦後の話、発音?の話・・・。
とにかく圧倒される、お話ぶり。
よく、ゲスト、OKしてくれたなあ・・・。
以下、簡単に作品紹介。
題名からして、尋常な作品群ではない事が、伺えるであろう。
なお、各部のタイトルは、主催者のつけたものによる。
(括弧内は、監督、または制作団体名)
<第1部・短めの作品が色々>
「ザ・ゾンビ ラーメン屋」(内田清輝)
・・・いや、宇宙人じゃないだろ、そいつは。
遠野か、水族館劇場方面だよ。出身は。
すぐそこに宅配便が、普通に居るし。ゾンビ役は何だか楽しそう。
「宇宙人 撃退の父母」(同)
・・・だから、それは、宇宙人じゃなくて・・・。
侵略者が来てるのに、こののどかさ。
自主映画クラブの原初に返った、妙に懐かしい空気が、ちょっといい。
「宇宙コロニー大爆破」(同)
・・・だんだん、<スターブレイザー>に、近づいてるぞ。
まがりなりにも、ミニチェア・セットが。
ちょっと、伊勢田さんみたいだ・・・。
「フォーキンラブ」(天野力栄)
・・・野球青年の挫折を、描いてたはずが・・・変なことに。
都合よく用具持ってる人物に、微苦笑す。
「ナグリマクリスティー」(浦 啓将):再見かも?
・・・北斗の拳?ああ城が!飛行機が!
無駄にすごい?漫画的CG。これ、ヒット。
ところどころ入る愛知言葉が、チャームポイント。
「掘削の天使 スコップ兄弟」(劇団DDS演出部)
・・・兄貴、短気すぎ。
宝探しの技?超能力?しかし、えぐいオチだな・・・苦笑。
「ロサンゼルス物語」(天野力栄:再映)
・・・スシと乳首が、すべてを決めた。いい話・・・だよな、これ。
「響け!協奏曲」(同:再映)
・・・バターがすべてを決めた。よくも、まあ・・・。
<第2部・中篇作品をどうぞ>
「蛇閣童子(第2話)」(内田伊久)
・・・主役と謎の蛇女、なかなかにメリハリの効いた、二面性演技。
ますます冴え渡る、剣さばき。カンフーの、張り。
新参の助っ人、いい所に入って来た。もうひとひねり、隠し技が欲しい所。
大蛇エピソードと退治作戦、続きが早く観たい。
「マリンバ」(同)
・・・さりげないサXXさんネタが、笑える。
またも女優、妖しく咲く。
美女を操る宇宙人、ある意味、男の夢?
しかし、プライドの高さが、弱点だった。見掛け倒しな有様に、爆笑。
<第3部・もう、なんか大変>
「タクラビジョンVS韓国まんがまつり(告知)」
・・・これで吹き出した奴、みんな来い!大歓迎だ。
「スターギルド」(沙汰青豆)
・・・ゲーム感覚。侵略者側もいい具合に、誤解してくれたよなあ。
「リアルビリーザブートキャンプ」(?)
・・・行きたくねえよ~!健康以外の、何かを失うぜ。
「物凄くかっこいい・・・xx版」(?)
・・・ああ、同じロケ地のが、一杯あったんだ。今頃気づいた。
「やさしい声」(天野力栄)
・・・やさしくね~よ!最後の最後でそれかい!
意地の悪さに、苦笑・・・。
以上。
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- 2007/09/05(水) 02:43:43|
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その後、宇宙ステーションにて。
スケバルマンエース(A)「あ~あ。ゼルディア、行っちゃった。ありゃ、当分、帰ってこないな・・・」
ゲルゲーゲル「こうなれば、もう、あたしらで、バエみたいに実況するしかないかも・・・な。お前がしゃべれば、いいさ」
スケバルマンA「よ~し、決まった!早速やろ~ぜ!じゃ、いっせ~えのォ・・・」
ゼルディア「(入場)ただいまっ!」
スケバルマンA「(ずっこけて)なんだよ~!もう帰ってきたのかよ!早いな~」
ゲルゲーゲル「・・・で。日曜の今朝は、どうした?」
ゼル「それが・・・普段どおりに、観ちゃいました。ゲキレンと、電王・・・それで、ゲラゲラ、笑って楽しんじゃいました。いいんでしょうか?」
(訊かれた2人、又も、絶句)
スケ「きゃははは!そ~れ、みろ!(大笑い)」
ゲル「いいんでしょうかも、ないもんだろ・・・(苦笑)」
スケ「少なくともお前には必要なんだよ、理想のヒーローが」
ゲル「あたしにとっての、メレ様みたいにな・・・」
スケ「ヒーロー・アクションを普通に楽しんでる子ども達だって、今でも、いっぱいいるさ。ドラマの魅力を知る基本形。いいんだよ、それで」
ゼル「そうですよね、いいんですよね?私、ここにいても・・・!」
スケ「おいおい、お次は<エヴァンゲリオン>なんて、いうなよ!もう、悩む主人公は、当分いいよ・・・」
ゲル「フン、性(さが)よのう・・・」
スケ「しかしなあ、今さらだけど、画面暗いよなあ。<ミラーマン>は。夜の闇に紛れてる話、すごく多いし」
ゲル「もともとが、どう見ても<インベーダー>そのものだからな」
ゼル「あれ観るとわかるけど、<ゲキレンジャー>や<電王>の画面って、ほんと、明るくて、色鮮やかですよね。アクション、派手だし」
スケ「ミラーマンもインベーダーも、地味に等身大で戦ってて、なかなか、巨大化しないんだよなあ。ああ、じれったい・・・!」
ゲル「でも、<シルバー仮面>よりは話がシンプルで、子どもには、わかりやすいからなあ」
スケ「ミラーナイフやシルバ-クロスで、えいやっ、ズバッ!バサッ!って、明快だよな」
ゼル「光学処理や、不気味な音声が、世界観をきっちり、印象づけてますよね」
ゲル「配役も、結構渋い俳優、いるしな。SGMの隊長とか」
スケ「初放映当時、こっちに人気があったっていうのは、ある意味、当然だよなあ・・・」
スケ「あれと比べると、ゲキレンジャーや電王のメンバーって、ほんと、よくしゃべってるよなあ」
ゲル「ゲキレン、ライバル側のメレ様にも、仲間内でいつまでしゃべってるんだ!って怒られてるよ・・・よく、待っててくれたよなあ」
ゼル「わかりやすい伝え方って、いろいろあるんですねえ・・・」
ゲル「まあ、出し方次第、だけどな」
スケ「ところで、ライダークロノスの変身カード。お化け屋敷騒動のせいで、後、残り一枚なんだよな?」
ゲル「最後の使いきったら、一体、どうするんだろうな・・・?」
スケ「一時の兄弟喧嘩と、<クロノス・デネブ>コンビの喧嘩は、とりあえず収まったけど。新たな問題が、来たな・・・」
ゼル「良太郎のお姉さん、お店の借金がらみで、昔ふられた男から、結婚、迫られてる件ですね・・・。本人は一応、断ってますけど」
スケ「イマジンの力まで借りやがって、あの卑怯者!これ、昼メロドラマかよ!<お・ばんざい!>かよ!」
ゼル「正にお手上げ、おばんざ~い!?でしょうか」
スケ「それじゃだめなんだよ!なんとかしろよ!」
ゲル「次回につづく・・・だな」
ゼルディア通信、いまだ、続行中。
- 2007/09/02(日) 09:06:38|
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