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竜の、日記。
18日、土曜。
14時前より16時まで、
<映像温泉芸社>、毎年一日ブース参加の、
真夏のコミックマーケットを、訪問す。
前代委員長の引退・逝去と、
記録的猛暑の影響が案ぜられたが。
幸い、この日は曇り空で、外出は幾分、気が楽だった。
ゆりかもめに乗って、ビッグサイトの東側スペースを訪れてみると、
拍子抜けするほどに、例年通りの光景が広がっていた。
平安京のごとく、東西南北に広がる、同人誌ブース群の町並み。
その一角に、ちゃんと、映像温泉芸社のブースは、営業していた。
おかげで、常連監督・スタッフメンバー諸氏との再会も、果たすことができた。
コスプレイヤーの男女も、会場中を、
実に明るく対話しつつ、散歩する。
鬼太郎や猫娘や、ナルトや、
ボウケンジャー・ピンクや、
侍風の男女や、宇宙ミリタリー将軍風、
学園制服風の人々・・・・。
元の漫画が何なのか、皆目わからない衣装も、いっぱい。
皆、楽しんで回っている様子。
会場配置の移動等により、
男女の人手は、やや分散されている模様だったが。
全体としては、まずまずの出足で、ひとまずは安心した。
そして、その後は夜19時前より、
またしても、池ノ上シネマボカンの入場列へと、並ぶ・・・。
<伊勢田博覧会4>のため、である。
この週末は、移動に無理なき時間の余裕があって、助かった・・・。
4度目の今回は、最新作群をメインに、一挙公開。
またしても、盛りだくさん、なり。
メインは手工業製、セル画アニメの少女漫画、2本。
男女2組の恋に、
お菓子作り大会とピアノ演奏をからませた、
とんでもないストーリー展開に、空腹絶倒の、
「風色スイーツ」(上映用短篇版)。
高校野球部員との失恋から、
なんちゃって?修道女になった、阪神ファンの女子高生が、
ひょんな携帯通話から、またしても別な野球部員といい仲になる、
怒涛の、スポ根サポート物語、
「ロザリオにおねげっCHU!」。
いずれも、伊勢田流早回しアニメの、
ちょこまかした独特の動きが、ユーモラス。
随所に語呂合わせのネーミングや、奇妙な言い回し等が混じりこみ、
ツッコミどころだらけゆえに、笑わせる。
思い込みの強い人物達の、
直線的、あるいは曲がりくねった暴走・疾走が、
筋を引っ張ってゆく。
多少の、音声のとらえづらさなども、
人物達の弾む動きや、画面の疾走感の前には、
軽く吹っ飛ばされ、蹴散らされてしまう。
その勢いとリズムの中から、痛快なる面白さが、溢れかえってくる。
さらには、
作品出演キャラ、2名?による、
監督代行の特別解説付き。
まあ~、何て、豪華。
アニメ2本公開の間には、
実写クラブ特撮コスプレ・アクション、
「聖*ジェルノン バイオN」。
神戸周辺を無理矢理、<未来都市>と化しながら、
女性科学者の研究所や、悪役組織の刺客達、ヒーローのデザインなどは、
あくまでも昭和後期的な印象を与えていて、親しみを覚える。
その他にも、<特別企画>、<特殊企画>が、ずらりと入る。
某・高校野球漫画チックな、
駄洒落のようなネーミングの、選手キャラ達を、
コマ入りのまま、特殊クッキング・タイムを施し、
ありえない南米改造?超人軍団チームと、
アストロ?球団の激突戦と化してゆく手並みは、お見事。
(それはもう、高校野球じゃねえよ!の声)
後、とても全部は書けないのだが、
70~80年代のアニメや漫画、特撮ドラマ等のタイトルから発案されたとおぼしき、
語呂合わせで<連結>された、新案?企画名を並べて、
代行者が片っ端から、読み下すあたりの可笑しさは、
絶品であった。
常連客の大半に、初見客男女10名程の混じった会場でも、
この辺が、特にウケていた。
古巣部活呑み会での、ほぼ単独変身による<仮想大会>映像は、
例によって手製衣装に、工夫を凝らして、ハイテンジョン。
人気者・ヒーローの共演(饗宴、に近い)や、
「欽ちゃんの仮装大賞」のごとき、三段変形合体ロボ、
ルパン3世?あしゅら男爵?のごとき(ぜんぜん違うけど)男女2役、
・・・などにも驚くが、
<日本沈没>コスプレ(!)には、
そのあまりの発想力、自由度に、あっけにとられてしまった。
そういえば以前、宇宙戦艦コスプレも、してたっけ・・・!と。
(作品のオリジナリティを尊重し、そのまま、放送致します・・・の声)
相変わらず、というか、とんでもないアイデアマン、サービスぶりは、
いささかも衰えを知らない模様、なり。
伊勢田監督、いまだ、世俗の常識を、射撃中。
以上。
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- 2007/08/19(日) 20:16:14|
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主水日記。
8月17日、金曜夜。19時~22時頃。
池袋のミニバー・ブラックシープ。
<VECHERINKA!>なる、謎の名称の、
新作短篇上映付き、サマ-パーティーがあるというので、観に伺った。
主催・司会は、P-kraftの福島拓哉監督。
ワールドプレミア、お披露目新作・「知識人とは何か」の監督は、
同じP-kraftの音楽担当・関口純氏。
会場に行ってから知ったのだが、
このたび、その関口純監督が、
仕事の都合で急遽、約2年ほど、
ロシア(カムチャッカ方面?との事)へ赴任することが決定。
今回はその送別会を兼ねた、呑み会となった。
店長をはじめ、在留各国人の人々(フランス人多し?)が、
知己の日本の人々(ミニ映画関係者・監督が多い)と混じって、
大いに、交流に花を咲かせていた。
20時半過ぎ頃まで、
タマホーム、じゃなかった<ミニホーム>?なる、
女性ボーカル&若年男性2人のギター・ドラムによる、洋楽ライブ。
なかなかム-ディ-、声がよく通り、音質がよろしい。
歌手とは本来、こうでなくちゃいけない。
聴きながら皆と歓談、バドワイザーをしこたま呑む。
やがて、福島氏による解説付きにて、液晶画面による上映が始まった。
関口純監督の最新作、
「知識人とは何か」(2007年・21分・DV・カラー)は・・・
同監督が、誰かの書物に、触発(インスパイア)されて、撮った作品とのこと。
タイのバンコクで、P-kraft一行が映画祭来場のときに、
福島氏を主演の<教授>に見立て、
知り合いになった他国の人々(欧米方面も多し)をも出演者に、
撮影された、珍しい小品。
お金と人間の関係論を、
ドキュメンタリー・タッチの芝居、
車内での録音トーク、
各国語の入り乱れた台詞、黒い画面に入る字幕など、
正にご存知、ゴダール調で描く。
「お金が無ければ、生活は出来ないし・・・」
というシンプルなナレーションから、
議論と考察は、短時間内なりに、
更に<哲学>的に、広がってゆく。
夜、水の自販機を見据えた<教授>が、
「なぜ人は、これに、お金を払うのだろうか?」などと、
哲学的にぼやくシーンは、
いかにも<学者のぼやき>風だし、
夜目には白っぽく髪を染めたミュージシャン?みたいにも見えて、
ちょっと面白い。
廊下で助手?としゃべるシーンの音声が、
もう少しよく聞こえると、さらにいいのだが。
(なにしろ今回は、酒盛りしながら観てるからなあ・・・の、声)
選挙がらみの対話など、日本国内だったら普通のシーンだが、
異なる国情なので、こういう撮り方が、必要だったのだろうか?
そう考えると、ちょっと、緊張させられる。
ホテルの、各国からの泊り客が、
ワインクーラーの変な名前(なぜか<白スパイ>・・・)に気づき、
次々に電話で、フロントに問い合わせるだけの珍シーンも、ある。
断片の寄せ集め的描写・編集で、若干荒っぽさはあるが、
小規模なりに、ポップコ-ンの弾けるごとく?軽快な画面と、
身軽そうな人物達のフットワークが、いきいきした魅力を放っている。
よくある、徹頭徹尾生真面目な<社会派>的映画ばかりが、
劇映画やドキュメンタリーでは、ないはず。
こういう、ユーモアを交えた、ゴダール・オマージュ的表現手法も、
まだまだ、有効な議題アピールの可能性を、秘めているのではなかろうか?
という意味を含めて、概ね、好感を持った作品であった。
なお、続編は、既に撮影されており、
ロシアで残りの編集をする・・・そうである。
乞う、ご期待。
以上。
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- 2007/08/19(日) 10:50:39|
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