政の、ぼやき。
朝から既に、雨は降っていた。
昼以降は、予想以上の、雨量に・・・。
午前中仕事の後、交通の様子を見ながら、
渋谷クロスタワー内・渋谷東急のPFFアワード会場へと、向かった。
例によって、Aプログラムだけが時間的に観れないのが、
なんとも無念、なのだが・・・。
PFFは、ほぼ予定通り、ちゃんと行なわれていた。
午後4時過ぎ頃、司会のアラキ女史により、
JR内房線が止まっている、帰りの時間が心配な方はご注意ください、
と、会場内で知らされた。
こんな天気の中で行なうPFFは初めて、との事だったが、
まったくその通りだろう。
小生もおそらく、初めてだ。
PFFの、70年代ロバート・アルトマン監督作特集は、
立ち見・完売が出る程の人気だが、
この夜は、「ナッシュビル」のフィルム上映があった。
かろうじて入場がかなったのも、
キャンセル待ちの整理券組が60番まで、入場可能になったからであり、
明らかに、台風の影響が大きかった。
建国200年当時の、アメリカ政治や芸能界をしっかりと批判し、
陽性のカントリー音楽と、お祭り騒ぎと、悲喜劇の中に、
ブラックにおちょくりまくった、
セミ・ドキュメンタリー・タッチの先駆け的名作、
「ナッシュビル」。
テーマ・表現法ともに、現代にも通じる要素が、多い。
世界戦争や、銃社会、平和希求等のテーマ性と、
男女関係、みみっちい内輪喧嘩、ドタバタな混乱とが、
あっけらかんと並列する、この皮肉さ加減。
ハイウェイや、病院、パーティー、ライブ、選挙などのシーンで、
あんなに大勢のキャストをさばきつつ、
一人一人のキャラクターを目立たせて、
ちゃんとおもしろく見せるなど、並みの芸当ではない!
群衆のうごめく姿、それ自体がある種の、魅力を放つ。
20・30代中心の、アワード新人組の人々は、
「ナッシュビル」への、かなり大きな反応を示し、
エリオット・グールド(「マッシュ」軍医役)の特出シーン等で、大ウケしまくっていた。
小生も随所で、大笑いさせられつつ、
悲劇のシーンでは、
アルトマン、やっぱり厳しいところは厳しいな、とつぶやいた。
台風の進路からしても、翌15日の関東も、大荒れは必定だった・・・。
結局、翌15日(日)のアワードまで、
一回目の上映プログラムは、すべて、つつがなく開催された。
その報告は、後刻に・・・。
以上。
[政、嵐に翻弄される]の続きを読む
スポンサーサイト
- 2007/07/15(日) 00:50:25|
- 映画(全般)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:1