主水日記。
17日(木)、19時、フィルムセンター。(別記予定)
19日(土)、14時より、御茶ノ水。
スペースNEO・neoneo坐。
<8ミリフィルム映画祭>。
14時、
<短篇調査団EXTRA 追悼・浜田英夫監督 小型映画魂!>。
「秋の歌」:1956年、セーターの子ども達がいきいきと、
木の実採り、農作業の手伝い、チャンバラごっこなどに興じる、
カラー8ミリ風景画。のどかなものだ。
「砂利のふるさと」:白黒、昔の多摩川にあった砂利採取場の記録。
やや単調。ナレーター付き、スタンダードな郷土教育映画風。
「若い心の詩」:白黒。
盲学校生達の小・中・高校時代までを、12年もかけて撮影した労作。
小学校時代のクラス会議シーンが特に、愉快。場内に笑い、起こる。
護国寺に原っぱがあって皆で遊んでるのが、昭和中期らしい。
中学以降は雰囲気が真面目になり、マッサージ師の学校で実技。
進路にデートに就職に、と悩む一同。
ああ子ども時代はよかったな、とつぶやく様子は、形こそ違え、いずこも同じ模様。
題材とは別に、人影と杖が映る歩行シーンに、リズム感あり、
つなぎに挿入されていて、ちょっといい。
16時、<居田伊佐雄特集「静かな地球」>。
細かい画面編集によるハイパーテンジョン・アクション篇と、
技師を要求される禅寺修行篇とが、並んでいるような印象の、
不思議な短篇上映集。
「Far from the explosive form of fruit」:
小川の岸に木が一本。キャメラが半ば強引に、画面をダンスさせている。ちょっと目が回る。
「マリリン・マグダリーン」:
女優肖像が、めまぐるしく暴走。快感!
「北半球」:時計音に合わせて、部屋の物がコチコチと、動く。
クールだが、同時に観る者を、そのリズムに乗せてゆく。
「地球の石」:
これのみ36分、ちょっと長い風景画。
水に漬かった落ち葉、流れる雲などを、
ぼーっと眺めて、くつろぐのにはいい。ある意味セラピー。
「大きな石小さな夜」:
コップの水滴がたれるのを、じーっと見つめさせられる。
ただそれだけの事が、観る人に小さな、サスペンスを与える。
18時、<内村茂太特集 「内村茂太ワンマンショー」>。
シネマアートン下北沢でも掛かった短篇2本に引き続き、
解説がてら、いきなり監督によるひとりコント芝居、
<デニーロ・アプローチ>へ。
あまりにもあっさりと、スムーズに移行するので、一時あっけにとられる。
合コンでの話題ネタ、東尋坊見物、レンタルショップ見学、等の芝居がしばし続く。
映画ファンご存知の<定番>作品名が、次々と飛び出して、
相当好きだな、この人も・・・と笑わせる。
ああ、同病相憐れむ?
目下の最新作?「べっぷ・たまがわ」(2005年、31分)は、
例によって、ファミリー8ミリ(Z式?とか)の一見自然な延長上で、
大きな飼い猫との生活状況、彼女さんとの別府温泉旅行などを軽~くスケッチ記録、
彼流の大阪逃亡妄想?だらけなナレーション入りで、<脱線編集>を加えたもの。
なぜここに、「めす市場」の女が出てくるのか!?
そのナンセンスなぼやきぶり、脱線、逸脱ぶりが、やっぱり笑わせる。
いつからそういう芸風になったのか、と問うてみたら、
「いつのまにか、なんとなく、そうなっていた」そうである。
まあ、そういう、人らしい・・・。
以上。
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- 2007/05/21(月) 07:40:38|
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