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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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春風そよ吹く、空を見れば

秀の日記。


22日、日曜。
珍事、とは正に、このこと。

またしても、一日で短編映画を、一気に11本、観てしまった・・・。

まず、BABA-CHOPにて、
元<スウィング・ガールズ>の、同一女優コンビが主演している7本の短編集企画、
越坂康史(5本)・朴成基(1本)・ウエダアツシ(1本)監督の連作シネマ「FRIENDS」。

その後、トリウッドに移動し、
<BLOWピクチャーズ>作品集より、
Secky chang監督「年賀状」&「鈴色の風」、
および、
たかひろや監督「primrose」。
アンド、小川誠一監督の中篇「グッドモーニングス」。

ありていに言って、おとなしい作品が多く、
それほど、とびぬけた印象のものは無かったが、
結構楽しめる、シネマ道中ではあった。


さて、公式HP等を見ればわかることなので、先に触れておくが、
今回、「FRIENDS」DVD化に際しての上映企画は、
当の女優コンビ欠席、お詫び挨拶、という予期せぬ波乱が生じた。
(当方は、入り口の貼り紙で知った。)
地方から日時を空けて、来ている人もいるだろうに・・・
観客道としては、主催者・来訪者とも双方、まことに気の毒、という他は無い。

幸い、大半のファンが既にHP等で知っていたのと、
監督や代打女性タレントがトークをユーモラスに?つないだので、
さしたる混乱も無く、2プログラムを終了した。

作品自体は2人が、様々の設定下で、
「トワイライトゾーン」「世にも奇妙な物語」路線の
SF・ファンタジー、セミ・ドキュメンタリー・タッチの室内演技、
などに挑んで、新たなる顔をのぞかせる試みである。
他者は、電話の声役のみ。
メイドから劇団員、女子高生、OL、ネイル・アーティスト、
サギられた女子大生、ヤマンバ(!)、預言者、緑色の宇宙人に至るまで、
すべて2人のみで、奔放に演じている。

各話とも発端の奇異さに比べると、その後の飛躍が淡くなっていて、
いささか、投げっぱなし?な締め方の作品も多いのだが、
それらの試みの狙いは、それなりに、
軽快な対話や動めきぶりを含めた、2人の魅力を画面に放ち、
概ね、効果をあげている。

場内ではヤマンバ・コンビと竹の子の一篇が、一番ウケていた。
当方では、ジョウロの宇宙船と植木投げ、宇宙人の履歴書、
屋上の唐突な乱射、ヤマンバのイカレた台詞廻し、などが面白かった。
演技的成長過程の記録として、ある意味、貴重なDVD化となることだろう。


「年賀状」は、
毎年暮れに切羽詰って書いた経験の有る人ならば、
誰でもよくわかるぼやき、つぶやきを、ほぼそのまま出した作品。
これは、共感を呼ぶ。

「鈴色の風」は、
猫?らしきワンピースの女の子が、町内を軽やかに走り回るだけの、
爽やかな風景画。小品。

「primrose」は、
いわゆる<セカチュー>路線?映画のエッセンスを、
コンパクトにまとめあげた、ずるいほどに直球な佳作だった。
(この線の映画、今、少し多すぎだね・・・の声も)
マフラーの使い方がミソ、なり。

そして・・・
「グッドモーニングス」は、
ネットサイトで知り合った、男性ばかりの自殺志願者たちが、
どこかの工場の屋上倉庫に集まって初対面、自己紹介する話。
(またかよ~!多すぎるよ!の声・・・)
ゼビー&ホッパーライダー氏が出演、繊細な役どころを見せる。

倉庫内のシーンが、もろに舞台装置芝居風で、
合間に映画らしい回想シーンが入るので、若干違和感が残るのと、
練炭準備作業等の中断理由が、意外にあっさりとしているのが、気にはなったが。
マジメさとユーモアを同居させた、暗すぎないドラマ性は、大いに評価できる。
ラストは<Gメン>みたいで、かっこいいのだった。これでいいのだ。


以上。
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  1. 2007/04/23(月) 21:53:40|
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