政の、日記。
日曜は「こほろぎ嬢」のトークが終わると、ダッシュでトリウッドへ向かった。
土日のみの上映となっていた、「キヲクドロボウ」の最終回に入場す。
一般有料入場も可、の試写会なので関係者らしき人々の比率が高かった。
何しろ、タイトル以外知らず、トリウッドの前で配っていたチラシすら、読まぬままに来たのだ。内容はまったく不明。
約1時間半、果たしてどんな映画なのやら・・・?
と、はらはらしながら着席す。
ひとことでいえば、まったく、タイトル通りの内容だった。
CGたっぷり、アクション・カンフーたっぷり、近未来SF設定の、<記憶泥棒>達の話。
「JM」などが比較的、近い線だろう。
近未来社会、どこかのアジアン戦線で激突する、最強兵士の対決。
その、少し後の大都会。おそらく東京。
セキュリティー部隊との銃撃戦の中でばったり出会い、ハイテク・ビルに隠された機密情報データを狙ってコンビを組み共同作戦、チャレンジャーとなる、2人の男性。
彼らこそが、<記憶泥棒>。
人口高齢化、痴呆症患者増大時代に即した形で某大企業が研究・開発を始めていた、脳内記憶の保存・再生を扱うバンク・ビジネス。
介護が必要な家庭には、予算がかかるとはいえ、朗報だろう。
しかし、その人間からデータバンク、別な人間への記憶移植・再生の特殊技術部分にかんしては、未だに、機密状態のままだった・・・。
とくれば、産業スパイがその情報入手と転売を狙うのは必定、なのだ。
しかもこのチャレンジャー2人、それぞれに、特別なチャレンジの理由を抱えていたのだった・・・。
テンジョンの適度に高い演技。
ルパン3世と次元大介のごときパートナー同士の会話、コーヒーの飲み方一つで性格が見えてくる。
テンポの良い画面展開、
CGによる空中カーチェイス(しかも、オール電動じゃない・・・!)、
トラブルとハザードだらけ、ハラハラものの潜入とデータ・ハッキング作戦、
張り詰めた状況下での派手な銃撃戦、
敵対する元軍人の記憶を持ったカンフー達人との回し蹴り対決、
思わぬ裏の真相、
と、見どころは盛りだくさん。
十二分に、<ガンアクション・コンテスト>出品レベル。
(もう出してるかも?の声)
人はデータばかりじゃなくて、心で理解してやれ!という主人公の発言シーンは、ドラマの展開上からすれば、至極もっともな事である。
万事お見事、キマッたな、という他は無い。
スカーッとする事、請け合い。
ただ一つ、かんじんの痴呆症対策としての応用技術・ビジネス方面の話が、本筋からいつしか外れて、終盤にはすっかり立ち消えてしまった事のみが、気になった。
ハリウッド調の対企業集団アクションゆえに、案の定な帰結とはいえ、そこいらがいさかか、不満となって残ったのだった・・・。
以上。
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- 2007/01/16(火) 23:05:19|
- インディーズムービー
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