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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

もしも聖夜と忠臣蔵に雪が降らなかったら

主水日記。

30日夜をもって、本年度は、仕事納め。
どうやら、年内のイベント巡りも、終わった・・・。


年内最後の封切り映画拝見は、28日(木)に渋谷パルコパート3・シネクイント(注1)のレイトショーで観た、日向朝子監督・広末涼子主演の「Presents~合い鍵~」、ということになりそうだ。
(なぜ、「犬神家の一族」ではない?!の声)

ノーゲストの日にもかかわらず、広末ファン?らしき男性層から玉山鉄二ファン風女性層、男女ペアまで混成状況で40人近く入場。
話題性があるというのは興行上、強い。

クリスマス前のOL女性にありがちな涙の光景とその後、バックにはクリスマス・ムードの歌が流れる、というだけのシンプルな、等身大の季節物語。
きわめて普通の、おとなしい1時間ドラマな中篇。
広末涼子のOLが示す困惑と未練、決意等の表情をアップで写す所や、逆光一杯の戸口シーンなどには、それなりにポイントを押さえた撮り方が見られた。

しかし、8年間が、7時間の居酒屋しゃべり(!)に、果たして<負けていた>のだろうか・・・?
誰だってたまらんよ、それじゃあ。
なぜ男の前で、ちゃぶ台ひっくり返さん!広末!
(喫茶店には無いって!の声)
そこを暴れずに、静かなる気持ちの消化にもってゆくのが、季節限定の<癒し系>ものらしいというか。

友人や妹から借りた物を部屋の中に忘れて返さない、との周囲の不評に、マイペースなヒロインが己を省みる「ニワトリ」、
一人住まいの青年が女の子のメッセージを受け取る「プレリュード」、
などの短篇を上映してきた、日向監督。
やっぱりまず「ニワトリ」の人、というのが浮かぶ。
今回は、そつなくも切なく、ムード作りをこなしてみせた印象。


29日(金)夜にはP-kraft方面繋がりで、来年開催予定のプレイベントにも寄った。
これでひとまず、安心して年は越せる。

ただし、もろもろの事情により、そのヒュ-!ヒュー!な映像入り忘年会?イベントの内容については、その大半を秘するものとする。
(えー、なんでー?!と聞かないで!の声)

・・・と、それではあまりにもそっけないので、参加作品監督と一部コーナー、ならびに一行短評のみを、ここに附記す。

前田弘二(有楽町のシアターでも登場)・桑島岳大(山地ロケ・解説等)・永野敏(泣かせる、ちょっと長めの予告編)・大野賢三(馬鹿笑い、禁欲?映像)・川野弘毅(音響と演技が不気味な夏の奇談、再見。なぜ真冬に?)・品川亮(手作り洋風、コンパクト・ホラー)・伊刀嘉紘(疾走とミレニアムな、懐かしの2本)・福島拓哉(司会。口調やや投げやり?否、そこが又ユーモラス、かつ意欲的なり)・蔭山周(捨て身でやばい?3人バンドライブ)、の各監督・・・。
この項、以上。
(これで、どうか、ご勘弁を・・・の声)



今日が仕事納めの片付けでなかったら、おなじみ?コミックマーケットの映像温泉芸社ブースにも、寄りたかったのだが・・・ああ無念。
山本拓監督の「イチモツ」とか、デンキネコとか、次回の<芸社vs芸者>イベントとか、PRはどうだったのかなあ?と。


帰って久方ぶりに、キリミヤ・シネマラジオを聴くと、18日のサンタ・イベントの話が出ている。(しっかり、相川監督の様子も含めて。)
あれ、「イチモツ」製作のアキさんが、ゲストでPRやってる。
さすがにコミケ会場には、「イチモツ」の亀は・・・置かんそうだ。
大きそうだもんなあ、アレ。頭部だけでも。

山本拓監督「全滅野球軍」の名前も・・・出てる。
そういえば観たなあ、随分前にPFFアワードで。
アストロ球団やアパッチ野球軍みたいな、変な選手達が出てたような?
ちょっと毛色の変わったものがすぐ観たくなる我が習性は、何ぞや?
その昔、80年代有楽シネマ(注2)で、「皆殺しの天使」とか「ビリディアナ」とか、ブニュエル特集で観ちゃったせいなのかもしれない・・・
などと、暫時あの時代を回想す。


さて、正月明けまでは、ゆっくりとくつろいで、過ごすことにしたい。
では、おのおの方、良いお年を。


以上。





注1:
80年代よりここには、スペースパート3、の名称で映画館が存在。
当時PFFで勇者の山川直人監督、できたての「ビリー・ザ・キッドの新しい夜明け」公開を観に行ったのが最初。
ポップな画はおもしろいんだけど・・・と、複雑な心境になった。
初期のシネマ旅掲示板へ「地獄甲子園」初日満員ルポを送った、シネクイント・ロビーにあった自由使用PCも、今はもう、無い。


注2:
その昔、有楽町駅前にあった。
2階への入り口、階段が急でやや狭かった映画館。
長年にわたり、いわゆるミニシアターの草分けだった。

が、その役割は次第に近所のシャンテ・シネ3館へと移行。
その後もピンク専門のシネマ有楽町、ミニシアターのシネマ・ラ・セット、と名称・形態を変えて存続していたが、近年の都市再開発工事でついに閉館、建物ごと消滅した。

なお、現在の有楽町シネマ・ラ・セットは駅の反対側、ビックカメラの上の階にある。

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  1. 2006/12/31(日) 00:29:26|
  2. 劇場用映画
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もしもベテラン俳優が「娘よ」と泣いたら

主水日記。


「のだめカンタビーレ」と「役者魂!」(ともにフジ系)、終わったな・・・。

「のだめ」は福岡帰郷篇で大いに、笑った。
上野樹里のコメディエンヌぶりも大したものだが、白目をむいて役になりきった玉木宏も、えらい。
最後の最後まで気を抜かず、各キャラをハイテンジョンで保持したコメディー演出が、功を奏した。(注1)

欲をいえば、ラストにもうワン・クッション、笑いをとってもいいんじゃないかな?と。
同じコンサートでも、伝え聞く「砂の器」の暗さとは、えらい違いだ・・・?と。
(コメディーじゃないだろ!某所ネタ以外では!の声)


にわか家族形成コメディー、「役者魂!」。
まさか元祖(!)のあの人が、シェークスピア俳優になろうとは。(注2)
最終回は、わりと普通に・・・終わった。

劇中劇の「リア王」シーン、面白いんだけど。
芝居中断と観客ざわざわ、の間隔が少し空きすぎかも?と。ちょっと勿体無い。
ドタバタとナイスフォローの繋がるタイミングをもうちょい縮めて、押してほしい。もっと笑いがとれるはず。
(洋画の「生きるべきか死ぬべきか」とか、東宝映画「雲の上団五郎一座」とか、思い出すなあ・・・の声)

「必殺仕事人」シリーズ続編の最終回よろしく、最後の仕事も終わって、チーム一同解散、という感じで。
でも、泣く子役と、女優の涙には、勝てん・・・。
香川照之、大河の後によくぞ、ここまで、嬉々として。イケイケ状態だった。
ひとまず、これにて、幕。


以上。 [もしもベテラン俳優が「娘よ」と泣いたら]の続きを読む
  1. 2006/12/27(水) 21:25:00|
  2. TV
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もしも祭りの後でリメイク映画を観たら

主水日記。


どこでもドアが欲しい!
ハイパー・クロックアップ・システムが欲しい!
超ハイ!な状況の中で、どうにか、12/23(土)の夕方から時間が空いた。いや、空けた。

いわずと知れた、<シネマ秘宝館31・リメイクまつり>のためである。
これを観て、笑って、知人達にも会って、一年の総括をして、肩のこらない気分になっておかないと、安心して年は越せないのだ・・・!

18時入場、待ち時間中に軽い夕食。
場内には昔の濃く渋いアダルトな歌謡曲や、ナンセンスな女の子ソングが交互に流れる。
時間が70年代で、止まってるみたいになる。

開演10分前から、<実写版Gガンダム>をゆるゆると上映。
ちょっと一本調子で、長い感じなり。

19時より司会・斉藤館長&ひさこ広報部長、ラフなスタイルで登場。時節柄もしや、某リメイク邦画のスxxヨ・メークで来るか?とはらはら。
(また、一段と大きくなった?と評判の館長、の声。)

<リメイクまつり>の冠にふさわしく、再映・再見作品も含め、TV・映画のパロディー作品満載。
半分が犬神家、後の半分が<ベアさん>まつり、という摩訶不思議なフュージョンだが、自然に成立してしまうのが、このイベントの妙味なり。


第一部:<みじかめ作品集>

「刑事天国」(再見)
例によってOPと麻雀、CMに反応大。潜水艦の物真似って、どうやるんだろ?その辺、こども刑事に聞いてみよう。

「アトミックマンショー」
ヒーロー・パロだが動きが全然無く、議論も面白くない。ネタには強引なくらいダメ押しをしなけりゃ。落語聴きに行くべし!

「奈良鹿物語」(再?)
鹿をなめてからかうと、ボクシングで倒される、というすばらしい戒め。レフェリーに笑う。

「鉄道員5」
ベアさんが出ただけでウケてた。健さんと広末も出そう!

「信じるもの」(再?)
やたらに挿入される解説に笑う。中盤だれるが唐突な緑男出現、ゴールへシュート。

「月にほえろ!」(再見)
たかがレンタルビデオでジャッキー・チェン張りのドタバタ追跡劇!やや下品だがそのスタント精神、あなどれず。

「国防挺身隊」(4話と予告?)
ついにDVDが出た、伝説の「xx天」放映作品。
うそ臭いスパイ達、缶やゲタ、毎度やられる部下、「そして!」「xxの墓」「xxに男女の区別無し!」「xxに曲がる」「こうしてxxはxxした」等々、爆笑シーン満載。
戦前の寄席か劇場ならやってそう?とか・・・無いか。
(ああ、あの自由放題なル・ピリエ上映の頃に、戻りたい・・・の声)

第2部:<犬神0にオマージュ!?な中篇作品>
(といえば・・・もう、あれしかないでしょう・・・!の声)

「恐怖奇形人形」(再見幾度・・・)
市川テイスト、xxスケ登場と口を動かすところで、普段よりもウケる。いつの間にかタイムリーに。やはり細部はまじめに再現しておくものなり。
でも後半の展開は誰も予期せんだろうて、と古老は再びほくそ笑むのだった。
(監督、トークで「あっちがこれ観て真似たんじゃ?」と冗談、場内大爆笑。そんなはずないって!)

第3部:<強力作品大集合!!>

「紀行戦士ミヤジマン」(再)
観光地を移動、「戦士に休息はない」といいつつ結構暢気な旅。ナレーションとBGMのみでヒーローの姿無し。

「マトリッチ」(再)
これ、立派な手品詐欺商売。ありえねー。苦笑。救世主、っていわれても困るよなあ。この仕掛け自体がいわばマトリxxx。

「植物人間枝豆マン」(再)
その題名自体が微妙だ。台詞弱々しいが映像処理は綺麗。歌は正解、某宇宙人並に?もっとダメ押し気味にしよう。

坂本頼光版「白雪姫」(再)
・・・要するに、これ、往年の渋い日本映画名優声真似列伝を一人で、というのみ、強引なキャスティングと似顔絵アニメがウケた!

「犬神0、他いろいろ」
中村捏造版。あの曲、あの映像にオケ、組合せがお見事!

「ロッキー」VJ版(実は再見)
生卵と快眠で、明日はどっちだ!?又爆笑。

「ジョーの部屋」(再)
筋はシラノ某。ジョー、人よすぎ。案の定?な締めに往年のハリウッド映画世界を見た。ワープロ代筆、今ならPCとメールだろうな。


さて、今宵は久しぶりにゆるゆると、過ごすとするか・・・。
皆様、メリー・クリスマス。


以上。















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  1. 2006/12/24(日) 17:57:11|
  2. インディーズムービー
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もしもヒーロー青年の正体が知れてしまったら

ゼルディア、ひととき回想。


ここしばらく、ウルトラの世界からは、遠ざかり気味でしたが。
いつのまにか、ありえない、とんでもないことに!


隊員達か少年に正体が明かされたならば、隊を出るか、星に帰って、涙の最終回・・・なのが、これまでのウルトラマンでした。
ですが・・・。

正体をGUYS先輩隊員や皆に明かしてからも、タロウ教官(変身姿のみ)と交代はせず、そのままミライ隊員としてメンバーに留まって、地球防衛に参加している、メビウス。
異例!前代未聞。
だ、大丈夫なの?
GUYSチームも初めからウルトラマンの力に頼った作戦したら、ダメよん。
過去にMAC、という失敗例が。

で、予期した通り?再登場の、おおとりゲンこと、ウルトラマンレオ。
なぜ托鉢姿?サファリジャケットとかジーンズじゃないの?
(あ、香港カラテブームだったからかな?当時、明らかにブルース・リー意識してたし)
「タロウ兄さんが認めても、俺はまだ認めん!」
「何だ、さっきの負け方は!」
「涙で星人に勝てるのか!」
などと、かつてのスパルタ師匠・セブン(MACダン隊長)同様に怒りまくる。
(継いでるね~、の声)

ビーム攻撃の利かぬ敵にはキック強化技を・・・とミライ君は自主トレ。
GUYSの仲間達の見せた、原始人の火おこし術からヒントを得て、
レオがあれほど習得に苦労した<きりもみキック>技を、
あれよあれよという間に体得、実践。
レオとメビウスのダブル・キック攻撃まで披露。
やっぱ、天才だ!メビウス。

その後、ムルチとメイツ星人も、来てたみたいだし。
ニセ・ツルギのせいで一時、地球上に<青いウルトラマン>バッシングが流行ったり。
初登場の頃は周囲の破壊にも無頓着、だったからなあ。
(アグルやコスモス、いないんだよね。このリンクワールドは。多分ネクサスのブルーも。)

案の定、また、レオ兄弟の天敵・ババルウのせいだよ・・・。
この、卑怯者!(ザラブ星人の次、くらいに。)
で、やむを得ず長官(いまだ、直接には出てこない。正体は?)の命令で、容疑者?ヒカリ人間体、拘束。
ええもんなのに、気の毒に・・・。
でもおかげでヒカリの無実証明、ババルウはコテンパン。それみろ!

で、もしや、アストラやキング、80、ユリアンも来るのでしょうか?正月明け位に・・・?
ジューニアスは・・・来ないんだろうな。
アニメだったし、故郷は<U-40>だし。
<USA>チームも無理そう。
劇場でやったけど、知ってる人、少なそうだし。
ネオスも、ゼアスも、ナイスも、かなり微妙・・・。


それにしても。
夏、いえ、暮れが来れば、ふと思い出します。
「ウルトラマンA」でウルトラの父と南夕子さんが再登場する、あのクリスマスの回。
なぜ、北斗さんは、自分の正体ばれてる歌で、子ども達と合唱を?
そして、なぜ悪役が・・・<なまはげ>なんだろう?
でも、もっとびっくりしたのは「ウルトラマンタロウ」、巨大化したまま、臼(うす)型怪獣モチロンの頭で、タロウと餅つきをしてた、南夕子さん・・・!
ウルトラの父が<新潟は米どころ>と知っていたのも、夕子さんやA兄さん達から、聞いてたのかしら・・・?


さて、ボウケンジャー&ライダーカブトも佳境、そろそろラストスパート。

ボウケンジャーはシルバーの母の魂徘徊、レッド捨て身の特攻?をめぐるピンチを乗り越えて、4大ワルの一組を、撃破。
後のワル3組、どうなってゆくのやら?
特にガジャとシズカ。
最後の挑戦やいかに?

カブト天道君はようやく、ひよりを見つけて説得に。やっと帰ってきた。
でも今度はひより独占を狙っていた、黒いダーク・カブトが「こんな世界壊したる!」とキレちゃった。

誰と誰が本当は人間?ネイティブ?ワーム?
自覚がある?ない?
もう、わかんなくなってきた・・・。
実は既に全員?
いや、ゼクトがセンサーチェックしてるから、それは無いか。
ゼクトとワーム、どっちのサイドにも性格のいい奴、悪い奴が入り乱れて。
やっぱり、555(ファイズ)やブレイドのパターンに向かいましたね。

あっしには関わりのねえことでござんす、と言いながらトリプル・キックのときはしっかり参戦してる、ホッパーライダー。
でも別の日にはカブトのスカウトを断り、「一瞬でもあてにした俺が馬鹿だった・・・」とぼやかせてる。苦笑。

一番気になるのは、ミサキーヌとまさかのデート(!)にこぎつけた坊ちゃんライダー・サソード君。
ああ、でも加賀美は知っている、
彼の重大秘密が、ついに、表面化・・・。
どうする、どうなる、サソード?
この様子だと、「秀、お前が政を楽にしてやんな・・・」式に?


ところで。
「ゼークトの諸君!!」連呼する、黒マント姿のワーム人間体青年、よく見れば坂口拓さんじゃありませんか。
そうです、あの、「地獄甲子園」の人。
平成ゴジラ・ファイナルの宇宙人に続き、アクティブな怪人役。
今、ガタック相手に複数化して、暴れまくってるぜ!
この世界混乱ドラマ、どう収拾がつけられてゆくのでしょうか?


・・・え、リュウケンドー・チームですか?
とっくにゴッド・リュウケンドーから最強モードにパワーアップしてますよ。
でも、あれって、ワルのラスボスも同時に最強最大化!しちゃうんですよね・・・。
人類次々にオブジェ化、究極、地球滅亡の大ピンチ!
でもどうやら戦士3人と皆の協力で勝利、こちらはとりあえず落着したみたいです。ドウゾ。


なお、TBS系(&MBS)の午後1時台、昼ドラマ枠2本中に関し、
デカスワン女史の後、
リューケンドー君、デカイエロー・ジャスミン、コスモス隊長、およびキリヤ君とよく似た?人々の目撃情報が一部より入ってきておりますが。
ワームでは・・・ないでしょう。多分。
怨み屋や、鬼かもしれません。確認ドウゾ。



ゼルディア、年末調整報告、以上。







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  1. 2006/12/23(土) 11:31:48|
  2. 特撮
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もしも新宿がサンタ一色になったら

主水日記。


今年も後半月を切って、いつしか世はクリスマス。
しかし小生は、ひたすら暮れの公私諸事片付けに追われ、祝うどころではない有様。
映画も今週は、ぜんぜん・・・。
おかげで体のこわばりが、とれない。
(マッサージ行け!の声)

年賀状、追い込みの第2便、やむを得ず、数を減らすことにした。
4月からの市町村合併で、地名や郵便番号があちこち、変わってしまったし。
何割くらい、元の住所でちゃんと届くのか、心配だ・・・。

もう、追加の予定は入れない。
決めてある2箇所くらいで、年度内は、終了。

ごちそうは、栗ですまして、クリスマス・・・。多分。
(こればっか・・・の声)


だが、実は・・・。

12/18(月)夜、クリスマスの祝い事には既に一つ、行っている。

新宿ロフトプラスワン、切通理作氏・著作関連イベント、である。

「怪獣使いと少年」の著者が、なぜに今、サンタのパーティーを?
といぶかり、キリミヤ・ラジオであらましを聴いた後でもなお、どこかピンとこなかったのだが。
入ってみたら、案外、いや相当に楽しい眺めであった。

70年代のヒッピーが飛び出たような姿の、突っ込み上手な謎のお姉さんが、司会進行。

詩人女性やサンタ服の女の子が、実話らしき詩を朗読したり、
(写真投影付き。恋心のあまりサンタ服になる人って、いるのね。)
壇上で参加女性オリジナル・デザインのサンタ服ファッションショーをやったり、
(赤色主体、各人みんな違うのだ)
切通流<叫ぶ詩人>(!)台詞あり、
オール・サンタ・ガールズ壇上スペシャル・トークあり、
(近所のキャバ嬢まで、ちゃっかりPRに来た・・・)
男性に厳しく、女性に優しい?真っ赤なSM女王様の登場あり、
(ピンク・シネマの脚本を書いてきた名人らしいサービス、というべきか)

舞台女優・三坂知恵子嬢の<ロウソクの舞い>あり、
(新宿が一瞬で下北沢と化した。来年は「花と蛇」舞台化をやるそう)
きっつい離婚経験を経た人(本を書いてるそう)との赤裸々トークまで飛び出した。
(弁護士より先にまず友人に相談!を強調・・・。少々引いていた客も。)

巨石大仏巡りの本(キリミヤラジオでも触れていた。東京湾観音は見たことあるので、よくわかる)を出した人のトークでは、
PCスライド写真による、ベトナムの盆栽(人形飾りが乗ってる)や仙人?グッズ等(プレミアよりも安くて一杯あるものを集める人、だそう)の紹介あり。

ラストには、壇上と客席一同で大合唱(某<まんがまつり>の歌ではない!)あり、

・・・と、夜11時まで、盛りだくさんなイベントであった。
これぞ、クリスマス・プレゼント。

しかし、なんとまあ、守備範囲の大変広い方であることか。
これだけサブカルチャー系の人々が集うというのも、ある意味、その人柄ゆえであろう。
切通理作氏、彼こそは21世紀の、ちょっとシャイな平賀源内、なり。

今回のイベント、あいかわこうた監督が少し関わる、と伺っていたのもあって来てみたのだが。
いやはや、少しどころじゃない!
助手的スタンスで、大車輪の活躍であった。

冒頭ライダーカブト姿?で「天の道を行く者!」ポーズを決めたり
(わかんない客も多かったようだが、小生はウケた)、
詩の朗読に挑戦したり、
(しかも、不倫目撃者の書いたらしき、なまめかしい詩・・・題材は違和感あるも、独特の読み声に味があって、好評もあり)
壇上にケーキを持ってきたり、
SM姉ちゃん?にしばかれたり(お師匠もお約束で・・・の声)。
かなり目立つ活躍。よくぞ。
DVDも出してて、まずは、よかった。


ところでサンタさん、(お願いする歳でもないんですが)
小生に是非、世情や生活に怒らないで暮らせる、平穏なる心を、ください・・・。
無理か。


で、「ウルトラマンA」の竜隊長を見習って、
ちょっと、深呼吸する。



以上。














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  1. 2006/12/22(金) 21:33:40|
  2. トークイベント
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もしも慌ただしくお別れの日が来たら

急報。


「砂の女」主演で、
「傷だらけの天使」の謎の女所長で、
「ムーミン」声優で、
「御家人斬九郎」(フジ系)で食道楽な母上役の、
岸田今日子さんが・・・。

「意地悪ばあさん」で、
スーダラ節や「明日があるさ」の、
青島幸男・前都知事が・・・。

漫才の、カンニング竹山の相方、カンニング中島さんが・・・。

あいついで、亡くなられてしまいました・・・。

もう、コメントが追いつかないです・・・。

お迎えが来る順番は、年齢順どおりとは限らない、ですが。
とりあえずは生き残っている我等は、
明日があるさ、と口ずさみつつ、やっていくしかないのでしょう。


3人に対し、敬意をこめて、合掌。




物真似芸人・清水ミチ子のCDに、<岸田今日子の声色で天気概況を読む芸>が入っていたことを、付記しておきます。 [もしも慌ただしくお別れの日が来たら]の続きを読む
  1. 2006/12/21(木) 00:31:24|
  2. 日記
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もしも自主女優が冬の舞台に泣いたら

主水日記。


12/17(日)、夕方。高田馬場。
ミニイベントホール・BABACHOPシアターへと向かう。

横浜中心に息の長い活動を続ける驚異の?自主制作映画団体、<B級ランダム>30周年企画、
5人の監督によるオムニバス短篇「キャメラ」競作シリーズ・・・
の、はずが一部リンクが成らず、単純に計5本連作上映に変更さる。
休憩をはさんで、一気上映会。
(リンクする気なら何故、シナリオの段階でちゃんと・・・?の声も)

何とか年内に間にあったのは、とりあえずめでたい。
何で又、この師走の寒さつのる時期に、納涼?ホラーを含む作品集を・・・?と若干、疑問は残るのだが。
(招き猫の映画を撮れ!とまでは言わんけど・・・の声)

会場への道中、昼間の部で観た人々と次々に遭遇。
やはりというかどうやら1本、彼等にとって<きつい>作品があったらしい・・・。
理由は、以前他所で観た予告編で、ある程度予想はついていたが。

黒色主体の場内は席が雛壇(ひなだん)形、前の人の座高を気にせずにスクリーンを観れるのは、大変ありがたい。
(各イベントの諸君、この点、よく覚えておくように!の声)
知人関連中心、ほぼ超満員。手前の座布団席にやや空きあり。

歴代作品群シーン・ダイジェスト映写(八丁堀某シアターで観れたものが多い)、一部イベント予告編流れる。
「各作品、一部にリンクがあります」との中村代表&かよさんのオープニング挨拶もそこそこに、1本目。

内海春雄監督「キャメラ」が上映開始される。

いきなり、さゆり役・かよさんが、写真を見ながら泣くシーンから入る。
何と、自殺した女性の役。(いいのか?の声)

おそらく、映画関係者の大半が<引いた>としたら、この1本目「キャメラ」だろう。
監督たちが罵倒しあう製作発表シーン。(さとうさん、特に目立つ!)
あの有様じゃ、劇中人物でなくても、


「こらァァァァァァァ!

        ええかげんに、しろばんば!!

             作品に、そのエネルギー注げい!!!」


と、叫びたくもなる。
(某ピンク系イベントで以前、似たような光景を見た・・・。観客には本来、直接関係ないことなのだが。)

その上に、撮影中に起きた3件の事故死シーン、という題材のサスペンス・ホラーとくれば、現場の人間にとって不快なのは、至極当然だろう・・・。

レポーター役・広啓子のいかにもな演技プランや音声係の収録、携帯と機器の電磁波、撮影キャメラの異変等にこだわったのは、いかにも<現場>の人々らしい発想だが。
痛そうな、いたたまれない話には違いない。

事件を検証するザンスさん(<シネマ愚連隊>所属)もいいが、ドラマ全体を支えきったのはキーパーソンの一人である、さいとうますみ嬢その人だった、とだけ言っておこう。
遅刻魔ゆえの台詞が、あ、なるほど、と。そこいらは、ナイス。


2作目の「キャメラ」は以前既に2度観ている、<さとうさん>監督「芸社版キャメラ」。

もち、主役はいささか自己中心でお姫様キャラな幽霊・さゆり役のかよさん。
同じ<さゆり>でも、こちらはめったやたらに陽気で能天気。
(どこら辺が1作目とリンクするんだ!?最初に出た先輩部員の話がそうなのか?の声)
舞台劇風、突っ込み芝居の数々に場内の初見客、バカウケに次ぐバカウケ。よかった、よかった。
ラストの揺れる疾走画面に被さる、ナレーションのアレ、絶対予想出来ないよ?ね?


3作目、「あの時を忘れない」は、<ときめきチーム>繁田健治監督らしい可愛い子ちゃん撮影式、定番。
かよさん、大きな眼鏡が結構似合ってる。
足から撮り上げるキャメラが、ちと気恥ずかしい・・・。
ある夜にあった<実話>を撮影の都合で昼間に撮ってます、とお断り書き字幕が。
確かに呑んだくれの女性を昼間に助けあげるなど、昼間にはあまりお目にかからない光景であるが・・・。苦笑。


4作目、有瀬訓晴監督「メイキング・オブ・キャメラ」には・・・
正直、かなり戸惑わされた。
その場でどう感想を言ったらいいのか、非常に困ってしまった。

面白いには面白いのだが、ありていにいって、それは悪い意味での、薄っぺらさと破綻だらけの描かれ方故、なのだった。
しかもそれらの破綻が、狙いなのか否か?が、よくわからないのだ。
とんでもない問題作、なり。

まず、そもそもこれがメイキング・ドキュメンタリーなどではなく、1作目に近い撮影状況設定下での、芝居なのだった。
このタイトル、反則寸前で、微妙。

次に、主人公の女性心霊スポット・レポーターをめぐる悪夢と、姉妹の対話回想エピソードが語られるのだが。
それなりにファンタジックであるべきはずの回想シーンで、女優のリアル度?を隠そうともせずに、あっさりと写しとっている。
そこでがたっ、と気分がなえる。
なぜ、あの撮り方にしたのだろうか。現場でも無自覚だったのか、あるいははかなさを表現する意図なのか。わからない。

幽霊?がヒロインの前後を横切る場面では、ちらりと見える白い布がその記号として出てくるが、観客の目前に見えているのはただの、布切れ一枚でしかない。
想像力を喚起させる力を、画面が持っていないのだ。

それらの果てに来るのは、怒涛の展開。
唖然とするほどに軽く、安っぽい手品ショーのごとき、力の無い、オカルト芝居&XXファー退治シーン。
マジックの底がもろに割れて、目前に放り出されている。
この部分は場内、脱力感混じりの苦笑、爆笑に満ちる。小生も笑う。
(皮肉にもこのシーンが今回、場内で一番、ウケていた!)

いってみれば全編、ぶちこわしだらけ。
まあ、たしかに、それ故に面白くはあるのだが。
マイナス反応と同居型の、笑い。
細部の描写を、ないがしろにしすぎなのではないか?とも取れる。
あるいはこれは何かの、正統派演出に対する、悪びれたパロディなのだろうか?

1作目と共通のレポーターやゲイの監督、ゲイの衣装係などの面々は、それらしき演技がまずまず、はまっていたのが救い。
花柄の衣装はいかにもそれらしい、可愛らしいのだが、ホラー・ロケにはどうだろうか・・・?
レポーター&マネージャーの屹立としたコンビ・キャラがいなければ最後まで、観る気力はもたなかったことだろう。
(前半でのアップ多用はちょっと、もたれるが。)

本筋と関係のない、設定だけかと思わされた<生餃子食い>エピソードの唐突な画面化には、ちょっと笑えた。
(芸社方面で腹をよじってウケる者、続出、伝染す。)
しかしいかんせん、かんじんの幽霊役たるべき人物の姿、<美>の象徴としての出番が著しく欠如しているのが、痛かった・・・。

有瀬監督、まだまだ修行が足りませんぞ。
見せるべきものを見せるコツをもっとつかんで、奮起せよ!と。
いや、待てよ、いっそ思いきってまじめな劇映画方面はやめて、完全にシネ秘・芸社系統かジャン・リュック・ゴダール方向に振りきってしまえば、又それなりの道は開けるかも・・・?
とも考えたが、さて、いかに?


その点、ラスト5本目、TAT監督「探偵 麻生よう子」は、これぞ主役・かよさんの面目躍如、突進型女探偵ぶりにとことん酔わされる。
元警察官の探偵がハッカーや元同僚の刑事らの協力の下、かつての恋人の仇たる詐欺・脅迫の知能犯とバックの一味を追い詰める、という定番のハードボールド。

そうした定番設定の筋を越えているものは・・・2つ。

一つは、ハッカー達(の分身?)がPC回路の迷路に侵入、敵の本拠を探るシーンで、白っぽくミストが掛かる画面。
ただの建設現場?が、異世界にすっきり変わる。

そして、今ひとつは・・・
展開の節々で怒りもてアップになる、かよさんの、鋭い眼力(めぢから)。
犯人へのリベンジに、ある意味殺すよりもシビアな罠を用意するコワさ。
張りを保ったガンアクションも含め、痛快なり。

飄々として身軽、お調子者なザンス氏と寡黙で渋い岩瀬氏の犯人コンビ、現代的悪役にふさわしく、好演が光る。
ラストでの凸凹な逆転ぶりにも、微笑す。

調査中や電子バトル、アクション等のシーン、ワンシーンごとにもう少し、短めに刈りあげたほうが、画面により勢いが出ると思うのだが・・・。

それは他の作品群にも全般的にいえることで、一部監督の舞台挨拶でも言及されていたことだが。
あまりにも濃密な人間関係が、撮ったシーンの思いきった切り方を思いとどまらせる、という事態が発生する。

しかしながら、単純なる<撮影の記録>ではなく、<映画>を観客に見せようとすれば、編集、つなぎ方の妙とテンポ、リズムを信じるしか、最終的に術はないはずだろう。(注1)
未使用シーンが惜しければメイキングDVDにまわすなり、エンディングロールの時にメイキング画面を入れたりの対応をして、本編では腹をくくるしかあるまい。
(何だか、どっかのプロデューサーか、どxxちプロさんみたいになってきた・・・?の声) 


と、いうわけで。
やはりというか、今回も実質的には、一大<かよさんまつり>と相成った。
上映終了後、一同の舞台挨拶で、メイン女優のかよさん、感極まって大いに、泣く。
スタッフも、我等観客も、割れんばかりの拍手。

製作担当や監督は、相当タフでなければ、やってはいけないのだ、と今回の作品群の内容もあって、つくづく感ぜられる。
やっぱり大したもんだよ、中村代表!

当然ながら打ち上げも、大変な盛会。
<B級ランダム>30周年と年末忘年会にふさわしい、にぎやかな集いとなったのだった。



以上。


[もしも自主女優が冬の舞台に泣いたら]の続きを読む
  1. 2006/12/19(火) 19:57:20|
  2. インディーズムービー
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もしも予期せぬ珍客がやって来たら

旅人、覚書。


12/16(土)14時、阿佐ヶ谷駅前・MINT。

「ココナッツ」ロケに使用された、こじんまりした店。
ここに、男性十数名、自主女優1名が集う。
吉本昌弘監督、新作「PINKY ZERO」初披露。
(注:14時、17時の2回あり。1500円、ワン・ドリンク付)

後日、1本目の「PINKY」と並べて公開される予定。
これは、その少し前(2年前位)の設定。
(ピンク系列に慣れていない人は、仰天するかも?の声)

別荘のような屋敷(ロケ地が別荘だから)に住む夫婦(夫A・妻B)と、夫の弟(C)。
Aは家に留守番、Bは会社、Cはデートへと出かける。
だが、3コースの各人ともそれぞれに、思わぬ闖入者達の介入・襲撃を受け、とても他人には言えないような状況へと巻き込まれてゆく・・・。

前作にも増してコミカル度アップ、構成・選曲の妙。
相当愉快。
しーとん嬢の捨て身(!)お色気&場当たりごまかし攻撃、
Cの彼女に迫る親父のニオイ攻撃(きつそ~!)、
どこまでゆく?岩瀬厚一郎氏の「アア棟方志功」猛演、
吉崎仁美嬢(「ピーナッツ」で好演)のイケメン・フェルナンデス、
OL達と古式ゆかしいロマンスグレー?高橋亨氏の「娘よ・・」シーン(クレージー・コントのよう)、
・・・等々に大笑い。
ラスト、きれいに収束、の感。

是非、2作の早期リンク上映を所望、なり。
2倍以上は確実に楽しめる。



以上。






  1. 2006/12/17(日) 14:01:25|
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もしもフレンチなロマンス映画が遠くなったら

旅人、覚書。



ジェラール・フィリップ主演映画の多くが、配給切れになるらしい。
今週木曜まで、池袋の新文芸坐で日替わり上映するそうだが、あいにく時間が空きそうに無い。惜しい・・・。
昔、建て直す前の文芸坐で、「赤と黒」観たなあ。


以上。
  1. 2006/12/17(日) 13:11:35|
  2. 劇場用映画
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もしも主水がポエム書きになったら

主水日記。叙景篇。



時早し、秋は暮れ、
いつしか暦にて、冬来たれり。
年替わるまで、もう後半月。

さるすべりの花もとうに散り、
昼間は陽光なれども、朝夕冷え込む。
銀杏の木に残れる実、時折、ぽとりと落つる。
黄色き木の葉、いまだ舞い降りきらず。

外の人々は告げる、
南方にては暴風、土石流、
北方にては、極地の流氷解け続け、
やがて消ゆるを待つのみなり、と。
遅く始まりし、長かりし、
この暑き夏を、思い起こす。

とはいえ、暖き冬、と聞けども、
さような暖冬現象、
わが周囲の、いずこにありや。

親心も、教え人も、えらき人も、いくさ場も、
何かといへば、せいて競りては、乱れからくり、
まつりごとも、世の金廻りも、
熱きとともに、冷え込みしこの頃、
ただいたずらに、子等の傷のみ多く。
人々の、豊かなるこころ、いずこにありや。


明日、陽が昇り、
我、又、齢を重ねる。
只の働ける、日ノ本の人。



以上。



  1. 2006/12/15(金) 20:23:04|
  2. 日記
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もしも二時間弱で天下を獲ったら

主水日記。


・・・今、テレ朝系「太閤記」最終回スペシャルを観ていた。

全編若々しく、イケイケな勢いでスピーディに飛ばし、面白いには面白いのだが。
中途にはさまれる文芸的台詞のやりとりが、ちと長く、ゆるい。
合戦アクション・シーンの勢いが、文芸的芝居のシーンになるとガタッと削がれ、調子が落ちる。

本能寺で信長を奇襲した光秀が、<武士の志>を強調するのはまだわかるんだが。
山崎の合戦前夜に、川をはさんで秀吉と光秀がおだやかに対話。
その後も柴田勝家が、前田利家が、お市の方が、派手な斬り合いの最中や直後に、妙に落ち着きくつろいで同席し、昔話などを語り合う。
そ、そんな不自然な・・・!脱力。

しかも終盤、ものすごい省略。(注1)
徳川家康との攻防も、千利休処刑も、秀吉をバックアップした弟・秀長の存在や石川五右衛門のエピソードも、キリスト教禁止も、明国とモメて朝鮮出兵したのも、全部すっ飛ばして、一気に臨終の句まで行ってしまった。

予定本数より短縮されたのか、初めから収まらなかったのか。
もう2、3回あれば、みんなちゃんと描けたろうに・・・と惜しまれる。
初めから総集編?という、せっかちな印象が残る編集であった。
ああ、あっという間の、夢の又夢・・・。

なお、勝家役の西岡徳馬も、「必殺!5黄金の血」で悪役出演あり。
秀さんは、出なかった・・・。


何、次回作予告は松平健で、「遠山の金さん」?
「暴れん坊将軍」こと吉宗様が、二役の元祖たる北町のお奉行役に降りてくるってのも、なんだかな・・・。原点にちょっと、戻りすぎかも?
誰か他にも、おらんかったのだろうか。
高橋英樹とか、役所広司とか。
それこそ、高島兄弟という手も?
ちょっと、心配なり。



以上。 [もしも二時間弱で天下を獲ったら]の続きを読む
  1. 2006/12/12(火) 21:21:03|
  2. 時代劇
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もしも謎めいた娘を預かったら

主水日記。


12/10(日)。

昼間のロフトプラスワン、河崎実監督イベントを観れなかった事については、大いなる後悔の念を抱いている。

年末の所用で多忙な時期とはいえ、本当は、そこで観たかったのだ。
多摩でのトークに出ていた、監督のデビュー作「フート」を・・・。
なんでも、隅田川に落とした豆腐が巨大化する映画、とのお話だったんだが。
ああ、観たい!



夜は19時15分より、野方区民ホール。
吉本昌弘監督の新作「ココナッツ」を拝見。

「ド-ナッツ」「ピ-ナッツ」とくれば次は「ココナッツ」、という語呂のいい3部作が揃うことになる。
ちなみに制作団体名<シネマドッグ>は、今回<NewCinemaDOG>にリニューアルされた。

この広いホールとしてはおそらく珍しい、超満員。
立ち見客に席を詰める盛況。
客席より、「もしかして、<硫黄島>の映画館より人、多くないか?」の声あり。
司会はおなじみ、かよさん。(芸社サイトにあの人が、とあれば、まずあの方に決まっている!の声)
上映前に舞台挨拶、ズラリ勢ぞろい。
監督から女優・俳優と順番に挨拶。
「次は、チンピラ役の・・・」に場内、爆笑す。

付き合っていた男に逃げられ、微熱が出て3日間引きこもり、職を失い、仕送りも途絶えて、そんな時に知人にお金を貸すよう迫られ、と最近とことんついてない、主人公女性。
ある日、からまれたチンピラから、とある男性が助けてくれた。
その男性に依頼されて、その<娘>を一時、預かることになる。

子供かと思えば自分とそう変わらぬ、大人の娘。
一見、少しわがままそうにも見えるその娘と主人公、一時はやや険悪ムードだったが。
やがて、彼女を母親の実家へ送ろうと決心。

友人たちからカタイ、と言われてきた自分自身を少し変えてみよう、という意志の実現を兼ねて、出発。
その旅先で知った、娘と父母との間に交差する、思わぬ因縁とは・・・。
そして主人公自身も、あるささやかな<変化>を実感してゆく。

岩瀬氏が珍しく、眼鏡無しで渋い伯父役なのが新しい。
やわらかな日光の下、さわやかでハートフルなストーリーが展開。
親子で互いを思い合う、気持ちの交差点。
泣きで落とすか?と思いきやちょっと吹き出させて、ユーモラス。

一人住まいの苦労を歌う挿入歌も、響きが優しくて、ナイス。
何だか、ほっとさせられる。
休日の締めは、やっぱり、こういう話の映画がいい。

上映後打ち上げ参加、こちらも大いに盛況なり。


以上。
  1. 2006/12/12(火) 02:48:38|
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もしも映画がイカ墨だらけだったら

主水日記。


ようやく、劇場で、映画を観れた・・・。
「トンマッコルへようこそ」と「おじさん天国」。


「トンマッコルへようこそ」は池袋での公開が終わっているので、何年ぶりかのキネカ大森(ミニ・シネコンのはしり的劇場)まで足を運んだ。
「プルガサリ」観たのもここ、その後は工藤栄一監督最後の現代やくざ映画。中条きよし氏の舞台挨拶を観に来たことがある。

公開から大分経っていることもあり、入りは中年男女や若年カップルを含めて、約20人位。
でも、皆、観れてそれなりに喜んでいる様子だった。

一言で云うなら、韓国エンタメ映画流の、コミカル反戦ドラマ。(注1)
昔、東京12チャンネルで放送された洋画に「史上最大の脱出作戦」とかいうのがあって、あれの応用にやや近い感じ。(注2)

殺伐、凄惨、緊迫した朝鮮動乱の真ん中で、南軍・北軍・米空軍の生真面目な少人数の兵士達がばったり、出くわしてしまう。
すわ、一大攻防戦!

だがその場所が、激戦地からは程遠い、山奥の平和でのどかすぎる位の農村。
村人達の大半は、銃も英語も戦況も、知らない。
村に迷い込んだ南北両軍の兵士たちが互いにののしりあっている横で、淡々と、ミツバチやイノシシ対策の話をし、普段の日常生活を続けている。
村一番の能天気少女は近代兵器の金具で遊びつつ、蝶々を追っている。

それらの有様が余りにものんきで、滑稽さの印象すら与える。
(勿論、いい意味で。)
両軍側とも次第に張り合うのに疲れ、やがてとんだ形での<共同作業>に入る。
かたくなな心が徐々にだが、ほぐれてゆく客人一同。

だが戦況の悪化とともに、痛ましいトラブルが訪れる。
残った者たちは村を救うため、捨て身の戦術に出る・・・。
これがもう、涙、涙。
恩人たちの為にここまで出来る者達が、どれだけいるだろうか。

蝶々の群れ、ポップコーン(!)、イノシシ退治などのファンタジーCGと爆撃機、落下傘部隊、火薬等の特殊撮影とが程よくミックスし、リアリズム一辺倒の戦争映画とは又違った、豊かなる融合の力を見せつける。

「硫黄島の手紙」やリメーク版「犬神家の一族」(両方、予告篇を観た)なんぞよりも、いっそこれを正月映画にもってくればいいのに・・・と心底思った。
(動員しやすいのはわかるんだけど、の声)

南軍側兵士役の一人が何となく、とある若手歌舞伎俳優氏に似て見え、思わずニコニコしたのは小生だけだろうか。


さて一方、ポレポレ東中野の2週間レイトショー。
「たまもの」「かえるのうた」を撮り上げたいまおかしんじ監督の新作、「おじさん天国」。
(タイトルだけで、ぷっ、と吹き出す。)

これ、ピンク成人系枠で最近公開されたばかりの、ホヤホヤ作品。
初日舞台挨拶ということもあって、場内は業界関係者やサインを求める俳優ファンまで老若男女入り混じり、超満員となった。

漁港周辺の町を舞台に、イカ釣りに興じる水産工場の青年と美女、
その青年の伯父らしき中年男性(べテラン・下元史朗)。
この3人が、悪夢と日常生活、現世とあの世を軽々と?往来するだけの、これまたのどかなファンタジー。

以前、亀有名画座があった頃だったか、「デメキング」なる巨大怪獣をいきなりピンク映画の画面に放り込んだいまおか監督の、面目躍如たる奇天烈ファンタジーが展開。
正直、筋をそのまま説明してもあまり意味が無い、そういうおもしろさを含み持った劇映画。(そういう脚本を書く人の感性も、摩訶不思議だが。)

勿論「トンマッコル」よりもずっと小規模の映画で、お説教色も無く、しかしナンセンス度が高くてかなり面白いよ、といっておく。
規模の大小に関係なく、ユニークな作品は存在している。

水産会社の暢気な社歌合唱、イカで一杯の冷蔵庫、イカ墨だらけの風呂、謎の妖怪?女性、クモ(何でそこに?)、閻魔大王(??)・・・

・・・などなどが、幻として、あるいは生者の世界の延長のように、唐突に次々と現れ、観るものをあれっ?と混乱させ、シーン展開のばかばかしさに大笑いさせる。
そこでは虚実の区別など、半ばどうでもよくなってくる。

しんねりむっつりした説教垂れるばかりが、劇映画じゃない。
これ、観ないと損、なり!
(ただし、18歳になってから・・・ってことで、の声)

誰か、「いかレスラー」(未見だが、ばかばかしそうな発想なのはまずわかる)の河崎実監督といまおかしんじ監督を、一度対談させてあげてほしい。
両者におけるナンセンスなシーンの作り方を比較してみるのも、楽しいのではないか?


リアルとファンタジーの境界線を軽々と超越しつつ、しっかりエンタメしてみせる、大小2本の一見対照的映画、案外底部で連関しているのかもしれない。
その<超越>表現自体が、映画というものの、ひとつの存在理由であり、何かを観客に訴えかける力に違いないのだから。



以上。



[もしも映画がイカ墨だらけだったら]の続きを読む
  1. 2006/12/10(日) 00:44:39|
  2. 劇場用映画
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もしも花嫁が偽者だったら

「のだめ」の上野樹里以外で現在のところ、注目に値する女優、といえば・・・

TBSで午前中再放送中の「花嫁は厄年ッ!」で思いっきり、「あいつは、ニセ嫁だァ!!」などとリンゴ園でわめき、盗聴器を両手に持って父親に叩かれて、喜劇的演技を全快させている、あの小沢真珠・・・なのだった。

民放TV局(多分)で立場的に追い込まれているアナウンサー(篠原涼子)。
上司プロデューサーの提案により、元彼の実家のリンゴ園へ<ニセ嫁>として嫁入り(婿殿だけ知っている)、家族関係を潜入ドキュメントする・・・
という罰当たりな企画で起死回生を計るが、だんだん家族達の世話にやりがいを感じてきて・・・
という、まあ、のんきなお話。
岩下志麻の女家長はさしずめ、ゴッドマザー、といった重みあり。


誰もが<いつものTBS連ドラ>的役割を演じる中で、小沢真珠のあのハイテンジョン芝居は、いやでも目を引く。
さすがは元・劇場版アギトの、鬼ミリタリー科学者・・・。
思えばあの時点で既に、昼ドラ「牡丹と薔薇」での猛烈演技の下地は、できていたのだった。
おそらくもう、誰も、止められない。


以上。
  1. 2006/12/08(金) 21:45:18|
  2. TV
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第一回全世界日本総歌謡大賞(そうかよー!)大合唱技

暫時帰ってきた、主水日記。


現在、師走恒例、年賀状の宛名書き職人と化している。
又、年末年始の諸準備、買い物等で多忙を極め、難儀の真っ最中。
おかげでなかなか、遠出したり、映画イベントに行ったりする時間が、組めないでいる・・・。
年内は後2、3箇所行く時間があれば・・・と。

が、しかし。
週末に伺えたイベントが一箇所だけ、あった。
ロフトプラスワン昼の部、<韓国まんがまつり>。

中途より、第二部・第三部を拝見す。

例によって、韓国の実写交じりメカニック・アニメ、
出来はすごいが需要の少ない?アクロバティック・バイク・バトルアニメ、
アメリカの教会説教ヒーロー・バxxルマン(アクションがわずかで、説教が5分、と長い)、
タイのロボットや天使(?)、トルコのXーXーマン、トルコの「XT」、

などなど、珍品紹介の連打、司会者一同の当意即妙なるコメント付きに、大いに笑わされる。
締めが超能力者、キジも鳴かずば、焼かれまい・・・で、見事にオチたのだった。
(何のことか、観てないとわからんだろうな・・・うーむ、あんまり細かくは書けん、の声)

で、最後は、例によっての大合唱。ああ、気分すっきり。

こういうのがいろいろ出てくるのって、ある意味すごく自由で、恵まれた状況。ありがたいことである。
さもなきゃ仏罰!?が下りそう、な貴重な愉しみ・・・なり。


以上。
[第一回全世界日本総歌謡大賞(そうかよー!)大合唱技]の続きを読む
  1. 2006/12/03(日) 23:21:08|
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起死回生南国演舞楽園踊り攻め技

旅人、覚書。


世間で評判になっているからといって、自分にとって爽快な、おもしろい映画かどうかは、観ないと何ともいえない。
ただ、予告編や雑誌紹介の段階で、自分に合うかどうか、ある程度の勘が働くことはある。

「Shall We Dance ?」のハードな展開で、老後にソシアル・ダンスに行く楽しみがあらかた失せてしまった過去の苦い経験から、「フラガール」に関しても又、その種の警戒感を、観る前から小生は抱いていた。
そしてその勘は6割がた、当たっていた・・・。

この<実録>映画がミニシアターからシネコンへとヒットしたのは、よくわかる。
素人チームが上達、成長し、仲間意識をはぐくんでゆく話は、たいてい、一般的世間からは好意をもって迎えられる。
「ウォーターボーイズ」、「スウィングガールズ」、「がんばっていきましょい」、「シムソンズ」、などの線に近しい話ゆえに。

違うのは、「フラガール」本編にはそれらの先行した映画に比べて、心情描写にも画面にも、すがすがしさ、軽やかさが大幅に欠如していること、なのだ・・・。


実話が元だから仕方ないのだが、とにかく、炭鉱町の衰退、失業、事故、新事業への不信感、親子喧嘩、よそ者への反感、PR作戦初期の失敗、などなど、追い込まれた町の状況をめぐって人間関係のこじれる逸話が羅列され、延々と続く。

おっちゃん達も母親もダンサー先生も、しょっちゅう、怒る。
ひたすら哀しく、貧しく、つらく、怒りに満ちてきつく、わびしいものばかり。
セピア色と灰色にくすんだ画面がそれらのわびしさを、余計に強調するので、たまらない。
これでもか、という程に続くので、中盤までで気分がかなり、落ち込んでしまう。

発端のダンス先生登場(「カルメン故郷に帰る」がちょっと浮かぶ)や立小便シーン、ぎこちないダンス練習シーン、風呂での乱闘、座布団投げ、方言での師弟のユーモラスなやりとりなど、コミカルな部分もそれなりに多く、そこらだけは少し笑えたのだが。

随所で怒気にみちた、ストーリー全体の暗く哀しい空気がたまらなくて、ユーモア・シーンの効果を相殺する。
生活状況は悪化するが、バンドは残っている「ブラス!」と、近しい世界。気分が滅入る。

出てるみんな、わかった!
つらい状況なのはもうわかった!
プロを目指してる覚悟も、わかった!
だから、早くダンス・シーンに行ってくれ!
と、心中ずっと、叫び続けた・・・。

それらのつらさにずっと耐えて観てきて、ようやく、終盤の明るく花咲く激しいダンスで画面が弾み、ダンサー達が映えてくる。
そこまでの暗さが、嘘のように消し飛ぶ。

松雪泰子の短気な酒飲み先生、蒼井優の高校生、徳永えりの幼馴染、山崎静代(漫才師のしずちゃん)の大柄弟子、と女優はみんな存在感と表情、ダンスなどがすばらしく、文句なし。

その一方で、岸部一徳や豊川悦司の存在感は周囲のおっちゃん達に比べて、やや希薄に見える。
女優達を目立たせる為にあえて、抑え目にされているのかもしれない。

昔の松竹映画みたいに、普通に泣きたい人には、いいかもしれない。
ただ、そこのカタルシスに到るまでの過程が、あまりにも長く、苦しいものだった・・・。

観ているこちらは正直、やっとマラソンランナー・ゴール、の心境なのだった。
いい苦労話なんだけど、でもやっぱり、十分楽しくはなかった、と結論。



以上。






[起死回生南国演舞楽園踊り攻め技]の続きを読む
  1. 2006/12/03(日) 02:16:27|
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必殺豪華絢爛諸人往来女剣士影狩仕留技

旅人、覚書。


テレビ東京、9年ぶりの時代劇「逃亡者おりん」。
結構、好調。


幕府要人の裏組織から抜け忍同様に逃亡、生き別れの娘を探して一人旅する、女剣客の物語。
徳川家重と大岡忠光が出てくるから、時代設定は「影の軍団2」と同じ頃である。
木枯らし紋次郎さながらの旅人姿ヒロイン、旅先で難儀する人々の事件に関わりながら、追っ手の<手鎖人>達をなぎ倒す。


お庭番忍者ならぬ<手鎖人>組織の存在、
お尋ね者の彼女をかくまって被害に遭う住民たち、
旅先で他人に関わるな、と忠告しながらも助っ人する剣士、
と流れ者時代劇の要素をてんこ盛り。
(「水戸黄門」や「木枯らし紋次郎」のC・A・L制作らしく、そこら辺はお手のもの。)

途中のエピソードも、かりそめの嫁に、と乞う母子の悲話、助けた逃亡中の飯盛り女郎と本陣宿の主と手配中の大泥棒達の因縁、など結構泣かせるいい話が続く。

旅人姿や花嫁姿から一転、レオタード姿になるおりん(青山倫子)のチャンバラが、見どころ。
元手鎖人らしく、鎖も投げる。発破もあり。
(スポンサーがセガなので、イメージぴったり?の声)
正に「水戸黄門」・由美かおるの後継者的役柄だが、こちらは抑え目にすっ、とスリムに迫る。
決まり文句は「又、(しがらみの)鎖を切った・・・」。


このところ<定番>以外の新作路線が少ないかったので、おかげで大分、渇望を満たしている・・・。
本来もっと、いろんなタイプの時代劇が欲しいところではあるが、まずまず健闘中、というべきだろう。


一方、火曜夜19時台のテレビ朝日系&東映の時代劇枠。
新作は只今、大河ドラマの向こうを張って?「太閤記」を放映中。

これ、キャストが元・必殺シリーズ出演者で一杯、なかなかに豪華な顔ぶれ。

主役の秀吉は「激突」時計屋夢次こと中村橋之助。
信長が花屋&鍛冶屋の政・村上弘明。
織田家の家臣・林が三味線屋勇次・中条きよし。
将軍足利義昭が組紐屋の竜・京本政樹。
秀吉の母が「からくり人血風篇」他・吉田日出子。
前田利家の妻まつが「主水死す」・東ちずる。
千利休が中村主水、いわずとしれた藤田まこと。

他にも、必殺スペシャルで出ていた西村和彦など・・・
もう、夢の大仕事です!
狙ってるのだろうか、このキャスティング。

次には、誰がどこで?と気になって仕様が無い。
こうなりゃ勢いと心意気で、秀・三田村邦彦氏も是非に、と願いたいところ、なり。


以上。

  1. 2006/12/01(金) 21:37:54|
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