政の、素朴な疑問。
PFFの月曜トークでも言ってたけど、森田芳光監督で「椿三十郎」リメイクするらしいな。元の脚本そのまま使って。
まあ、森田監督なら駄洒落みたいなユーモアは出せるだろうな。無理に力まなけりゃ、笑いどころはバッチリだろう。
でも・・・何で、主役予定が、織田裕二・・・?
「踊る」シリーズと黒澤プロつながり、かな。
でもさ、三船の役だぜ。むさい剣豪の役やるには若過ぎないか?
会場周辺でも女性客が「真田広之は?」「佐藤浩市は?」って。
大丈夫かなあ・・・?
あ、「運命じゃない人」の内田けんじ監督トーク付きの上映で又観て、品川心中の景とかで又笑っちゃったよ、「幕末太陽伝」。
もう筋知ってるのに、久しぶりにスクリーンで観ると何で、また笑っちゃうんだろう?フシギだな。
あれに、吉原帰りの若旦那が出てたけど、あの人、今、「仮面ライダーカブト」で英国系ぼんぼんライダー・サソードのじいや役なんだよな。
もしや、道楽三昧の経験が、今に生かされてる・・・?なんてな。
そうそう、大井町や文芸座でずっと見逃してた「獣人雪男」。
本多猪四郎監督の。
やっと通しで観たんだけどさ。川崎市民ミュージアムでつかまえて。
(すごい昔、TVか映画館で部分的に観たかも・・・?でも多分忘れてるし。)
あれ、部落の描写がひっかかってて、なかなか放映やDVD化、されないんだってな。
ちょっと大昔の、いくらなんでも現代じゃあ無いだろう、って村落だからなあ。黒沢明の時代劇の延長、みたいな感じで。
村長格がむやみに元気でカンシャク持ちのじー様で、村の掟破りしてる根岸明美の村女をめったやたらにどつくんだ。
それと、雪男狩りに来たお約束の悪役、興行師一味にどもりの男がいるから。あの辺なのかな。
本筋追う分にはどれも、そんなに気にならなかったけどな。
山が絵だったり、洞穴がデカかったり、宝田明が高い所で釣られててカラスが飛んでたり。あれ、結構大掛かりなんじゃないの?円谷特撮としては。
トラックとか、雪男が人投げる合成は、ちょっと笑ったけどな・・・。
それより、かんじんの雪男が出るまでが長いんで、じれったかったよ。
動きがいかにも高山の住人らしくて、いいね。早回しもある。
で、かわいい子どもがあんな目に遭って、雪男の気が動転して暴れるのはよく分かるよ。当然だからな。泣けるぜ・・・。
ヒロインにつきまとう理由も大体、察しがつくよ。
でもさ・・・
あの状況だったら、先にさらわれるのは、まず根岸明美のはずじゃねえの?<お約束>で狙われる河内桃子じゃなくって・・・。初めから近くに居たんだからさ。単に好みの問題か?
勿論、根岸が後半実質主役で、終盤までかっさらういい役だから、ああなったんだろうけど。宝田明、中盤ぜんぜん活躍しないし。
それと、物語がよくある括弧(かっこ)くくりだけど、あの記者さん、随分冷静に聞き書きしてるよね?だって、普通ならありえない奇妙な話を、初めて聞いてるんだぜ。そこら辺、どうなのかね?
そこらだけ、ちょっとひっかかったかな。
一応すがすがしく終わらせたのは、悪くないんだけどね・・・。
ま、それだけ。
思ってたよりも、揺さぶられるものは、あったな。
じゃ、又な!八丁堀。
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- 2006/07/23(日) 17:19:50|
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ピン・ポン・パン・ポ~ン。
シネマ・インフォメーション・ステーションです。
今頃は、昨夜よりあちこちで・・・
映画関係者や観客の皆さんの交流が盛んに、執り行われていることでしょう。
現在進行形の上映企画は勿論、PFFやシネマ・アンジェリカ企画だけじゃない。
そのほんの一部を、ご紹介申し上げます。
松田彰監督の「お散歩」「冬の幽霊」は昨夜より、シネアートン下北沢、レイトショー(連日夜8時半より)公開中です。
「お散歩」って土日モーニングショーにすると、雰囲気的にいいかも?「冬の幽霊」は、他人との思いのすれ違いにちょっと悩んでる?人におススメの妙薬ですよ。まだ観てない方、チャンスです!
「メイド探偵」(未見)の吉行由美監督や、「エロティック煩悩ガール」(以前拝見)の山内洋子監督は、おそらく同じ下北沢の、<イxージリxxス>、背徳の?映画特集。
こちらは諸事情により、小生は来場を遠慮しております・・・
ごめんね、皆さん。
でもあの一癖ある?監督陣ラインアップなら、相当ものすごい作品が揃うはず。見応えは、ありそう・・・!清水の舞台、ディープでマッドな世界が期待できそうです。
シネマボカン、8月中に改装で一時イベント休み期間があるようです。
その前にちょっと、行きました。
22日(土)は山岸信行監督の<怪奇劇場>シリーズ。夏らしい。
十数人来場、大半再映作。軽い薄気味悪さの連鎖が、真情。
吸血鬼シリーズ3部作をようやく1・2・3の順に観て、ああ、こうつながってたのか、と納得。謎のマニアック組織がからむ2本目、サスペンス展開がコワい。3本目、某日活ロマン名作みたいな?場所でのラスト。
新作は2本。
真昼の団地でOL風女性が風音とシーツ一枚におびえるコンパクト・ショート・スリラー「突風」。
それと、力作短篇「死美人の恋」。
「乱歩地獄」や宮野組の「ミウチャンA」(過去同所にて上映)に似た設定。
女優2人と、二股サラリーマン男性役、思いきった捨て身の演技。
この男、一緒に住みたい女性像と、外で付き合いたい女性像が、一致しないらしい。困ったもんだ。
黒い服の主役女優、殆ど、人形のよう。目をむいて固まってる。でも明らかにTVは観てる。一瞬まばたきシーン、ドキッとなる。警察に届けず拾ってくる男も、妙な人。
コワさよりも泣ける方を、と求めるお客さんも居たが、スリラーなんだから。あのラストで、正解。
・・・と、こういったところでしょうか。
ところで。
最近各地の一部サイト群(複数)におかれましては、作品内容とは別次元の、各所関係者にまつわるものとおぼしき過度の白熱議論、ないしは裏情報?合戦が展開されるという、全国のシネマファンにとりましては大変、不快かつ痛ましい状況が見受けられる、との一部情報が伝わってきております。
(かつての不粋なる自らもしでかしたる、マナー違反ゆえの過ちと斬り合い果し合いの数々を、記憶しているだけに・・・オヨヨ・・・これは心の泣き声です、ヨロシク。)
まずは作品ありき、という立場にて賞味させていただいております観客サイドの皆さんにとりましては、そのようないわゆる<諸事情記述>は本来、まったく作品鑑賞自体には無関係な事であり、かつ健全なる鑑賞を妨げうる不粋な行為である、と現在では認識いたしておりますので。
あまり人様を脅かすような?文章を公開するのは、おそらく他人様から見ても不毛ですので、良識ある皆様はなるべくおやめくださいます様、おすすめ申し上げます。
(海賊版撲滅キャンペーンの、あの真っ黒い涙のPRが、浮かびますよね・・・。感動が、盗まれている・・・。)
と、いうわけで。
もっとみんなで楽しく、作品鑑賞や相互交流を致しましょう。
そうそう、<芸社IN札幌4>、無事終了おめでとうございます!
では以上、シネマ・インフォメーション・ステーションでした。
- 2006/07/23(日) 10:44:00|
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