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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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改正の謎を探ります

主水日記。


近頃、世間に流行るもの・・・

子どもの事故に凶悪事件、
ジャワの大地震(このところ国内の地震も多いので不気味。昨日も福井が揺れた)、
ドイツ・ワールドサッカー(過大な期待はまだ、しないでおこっと)、
チケット予約の不備騒動(またかよ!)、
村上ファンドと地検捜査(ホリエモンに続き・・・)、
道路交通法改正による駐車違反取り締まり民間委託、
というのが、昨今のニュース・トピック。

そんな中で、じわじわ進行。
各局TVのアナログ地上波放送停止は、いよいよ5年後に迫ってきた。
女子アナウンサーのCMを見かけるたびに、「旧通産省が、国民不在で一方的に決めちゃって・・・」と例によってぼやいている。

5年後には、今のアナログテレビにつながれている全国のデジタルチューナーも、使えなくなるそうである。
えっ!て仰天したよ、それ知ったとき。
やれやれ、総務省と家電業界はいやでも、新しいデジタル内臓テレビとレコーダーをわれわれに買わせようとしている。
人の出費を考えてよ。貯金が必要だよ。ぶつぶつ。

それと、カーナビはどうすんの?
まだデジタルのカーナビは1%だけなんでしょ?99%はまだ、アナログのまま売ってる。知らないまま停波したら大混乱だよ。
ただでさえ毎朝の道路交通渋滞(唐突にトラックがどっと増えたりする。バスが遅れるのだ)にうんざりしているので、これ以上の通勤でのイライラは御免なのだ。
また、嘆息す。


そんな世の中で、映画の世間的話題はやや静かな感じに。
カンヌでも今年、日本映画のコンペ出品は無かった模様。
「西遊記」映画化、「スケバン刑事」映画化は勿論何もしないよりは結構なんだが、仕上がりがちょっと心配だし・・・。
「ダヴィンチ・コード」が長くて本よりつまらない、という悪評ばかりが周囲からは伝わってくる。後は「明日の記憶」か・・・。
どうも今ひとつ、盛り上がる話題に乏しい気が。
それと、他にも気にかかることがある。


先月中旬頃から又、情報誌「ぴあ」(東京版)の映画欄紙面が、変化した。
地方映画館ページが4月頃から半分の紙面に圧縮されていたが、ついに有楽町・新宿・渋谷等の都心部ページも圧縮化。下段に描いてあった道案内の地図まで消えてしまった。(注1)
オフシアター欄までが半減、自主映画枠はわずか2列弱に・・・。
すぐ隣の<PFF>予告ページはまるまる1ページあるのに!
そして、あの毎号楽しみにしていた、欄外の小ネタ投稿コーナー、<はみだしYOUとPIA>も、いつのまにか消えてしまった・・・。20年来やってたのに。
最近までは、落語家さんがコメントを入れてたよなあ。

今回の大幅な紙面改正はおそらく、経費節減のためだろう。
地図や詳細プログラムはネットでHPを確認する時代になったせいもあるかもしれないが。
移動時間を含めて映画をはしごする為に持ち歩く向きには、やはり地図は映画欄にあったほうが・・・?と。
ピンク映画案内欄が消えたとき以来の、寂しさを感じるのだった・・・。


以上。


(注1)その後、目を皿のようにして6/8号をチェックしなおしたら・・・エンタメMAPは劇場・映画館・美術館等、全部ひとまとめで4ページの地図になっていました。ああ、焦った。
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  1. 2006/06/03(土) 09:06:47|
  2. 日記
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  4. | コメント:3

魅惑の謎を探ります

主水日記。


福岡オークラ劇場が5月28日で閉じた、ときく。19日にファン感謝上映イベントを行なっている(はずである)。
何しろ遠いので行く機会はついに無かったのだが、PG方面でよく名前を見る。
九州におけるピンク映画イベントの中心地と聞いているので、至極残念に想う。地元映画ファンの無念は察してあり余る。
亀有名画座が99年2月に閉館して、同年3月下旬に<水族館劇場>の舞台公演で完全終了したときの事を、思い出す・・・。


さて、ピンク女優・林由美香逝去から約1年。
佐々木ユメカ、向夏、川瀬陽太といった才能が残っていた。
それと、いわゆる<ご近所の中高年主婦>役を脇に配した作品が目立つ。
・・・と、いうのがまず、ここ2週間ほどのピンク特集レイトショーをポレポレ東中野で観て、おさらいした感想だった。
老若男女混じったお客の入りも、反応も、かなり良い。
2本だけ、

友松直之監督「悶絶!!電車男」(成人館タイトル:痴漢電車 挑発する淫ら尻)
と、
田尻祐司監督「ヒモのひろし」(SEXマシン 卑猥な季節)

を観に行けなかったので、まだ悔いが残ってはいるが・・・。


で、観れた作品は以下のとおり。


サトウトシキ監督「団地の奥さん、同窓会に行く」(既述)


堀禎一(ていいち)監督「草0」(不倫団地 悲しいイロやねん)

仕事で多忙な夫(伊藤猛)がいる一方で、廃品回収業者の青年(吉岡睦雄)とセックスしつつカラカラと笑う。リストラ工場のパートでは中堅、上司から頼りにされている。
主演・速水今日子の主婦、一見枯れた様で、結構言いたい事をすっと言う、存在感が映える。夫の愛人・佐々木ユメカも一目置く?
工場のトップが、何というか、独特の・・・小ささよ。


坂本礼監督「ふ・た・ま・た」(悶絶ふたまた 流れ出る愛液)

夏目今日子、藍山みなみ、石川裕一、佐野和宏出演。
フリーター青年(石川)と同居しつつも、女子大生時代からの教授(佐野)との関係を未だに清算できずに続けている0L(夏目)。
「別れないから・・・!」
しかし初老の教授は、妻(伊藤清美)の介護の為に、OLとの別れを決断する。
やがてOLの二股がばれ、青年は怒って出て行く。
ここのキャメラワーク、路上、玄関から階段、家の2階、そこからまた一人が駆け出して路上を見下ろす、という一気な移動がスムーズ。
青年、別の知人女性(藍山)の所へ転がり込み、その勢いで教授とも対面する。
「若いね、君は・・・」と嘆息する教授。
そしてついに、2人の女性が直接出会って「お互い、嫌な女だね」とぼやく・・・。
若さの陰りを知り始めた者達の哀歌、しかし前向きに生きる心を忘れぬ不思議な明るさが良い。
終盤のドタバタ展開が某東映映画みたいで、大笑い。
画面移動が少しカタいが、人物描写がそれを補ってあり余る。佳作。

いまおかしんじ監督「たまもの」(熟女・発情 たましゃぶり)(既述)

風吹きすさむ海辺の町、台詞少なく、ユーモラスな、ボウリング場レディーと郵便局員の顛末。
ここから、女優・林由美香の新しい出発になるはずだったのだ・・・。
一年たってようやく、落ち着いて観れるようになった。
彼女の存在感を越える者は、現れるのだろうか?


田尻祐司監督「痙攣(けいれん)」(淫らな唇 痙攣)

ピンク大賞・第3位。
インタビュー取れなきゃでっち上げてでも、漫画家を奮起させようとする中年バリバリ編集長。
そのフェイク・インタビューを書かされる、生真面目な、ちょっと優しい若手取材記者。
2人の男の間で揺らぐ、ぼちぼち三十路突入のプロ・カメラマン役、佐々木ユメカの<女心>演技、大人のムードをたっぷりと堪能できる。
カラスを避けたり、断筆した女性エロ漫画家をバシャバシャ撮りまくったり、彼女を「あなた、描くべきよ!」と挑発したり。実に生き生きしている。必見作。


後藤大輔監督「言い出しかねて」(わいせつステージ 何度もつっこんで)


ぱっとしない先輩腹話術師(小滝正大)とその弟子で元ホストの青年(川瀬陽太)。
この師弟コンビの前に現れた、盲目の女性(向夏)。
ひょんなことから、弟子を先輩腹話術師と勘違いしてタッチ、惚れてしまう。しかし惚れている声は、先輩師のもの。
かくして師弟はコンビのまま、ビアホール・デートもベッドも、二人羽織のごとくに女性と接する羽目になってしまう。
やがて、弟子側の無神経な性癖から、コンビ別れの時が来て・・・。
最後の最後まで、奇妙なおとぎ話に。
林家こX平みたいにユーモラスな小滝もいいが、何といっても盲目女性を演じる向夏が好演。
このまま次はどこまでいくのか、楽しみな女優なり。


以上。
  1. 2006/06/03(土) 06:54:52|
  2. 劇場用映画
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