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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

歌謡の謎を探ります

計4時間弱のフジ系ドラマスペシャル、「ザ・ヒットパレード」(前篇・後篇)をおもしろく観た。
ドラマだから結構美化してるんだろうなあ、と思いながら。
でも夫人役が常盤貴子なのは、正解。どんぴしゃ、だった。

全体は芸能プロ社史。
米軍キャンプ経由のジャズ・コンサート・ブームと、それに続く洋楽ロカビリー歌手のブームが、今のJ-POP世界のオオモトを形成してゆく過程が大体わかる構成。
サウンド自体が聴いてて結構、新鮮だったりする。
<必殺>サウンドも、平尾昌晃やあの辺のロカビリーな人々が、後に作っていったのだよなあ・・・。「仕掛人」BGMだってジャズ調入ってるし。


ロカビリー・Yの移籍騒動などはちょっと出ていたが(相当ショックだったんだろうな)、日テレ・サイドとの確執、キャンディーズの詳しい引退理由等はかなり省かれ、戦後TV番組製作とプロダクション成立の歴史を大雑把に流した形になっていた。
後半は政財界との交流と業界地位向上努力、組織拡大、若手社員とのギャップ、病気療養等のエピソードも盛り込まれる。
いわゆる社史寄りだから、まあ、そういうものなのだろう。

とにかく、不安定な状況下で、全く新しいショーとスターを草創期のTVから作ろうとする人々の創意工夫と意気込みは、十分に伝わってくる。インパクトのあるバンド名、キャッチフレーズ発案には長けていた人々なのだ。
(そうか、宮川泰やすぎやまこういちって、「ヤマト」以前からあんなに意欲的に挑戦してたんだ・・・。)

吹き替えが多いとはいえ、ジャズや懐かしの歌謡曲がふんだんに流れ、松竹京都の<三丁目>風なセットや遊ぶ子供達などとあいまって、時代のムードはまずまず出ていた。
(もっとも昭和32年には小生はまだ誕生していないため、時代考証となるとはなはだ、心もとないのだが。その辺の検証はリアル世代にお任せしたい。)

接待の場でクレージーキャッツがからまれ、ナイス・フォローする陣内孝則の植木等もいいが、指揮者・スマイリー小原役の人も跳ねるように動き、目立った。あれには驚いた。
植木家親子(父役は伊東四朗)の歌詞をめぐる生真面目な対話が可笑しく、笑ってしまう。
谷啓役の人が風貌そっくりで、また笑ってしまった。
欲を言えば、コント再現のシーンをもうちょっと、きちんと見せてほしかったな・・・と。今見て面白いかどうかは、わからないけど。

柳葉敏郎扮する主人公の、軟派なTV局員に対する怒りようは、そのまま、今のTV界にも通じるものではないのか。
人材・技術・予算・演出、どれが欠けても、大掛かりなエンタメはできない。
だが、真に視聴者に向けてエンタメする<心>は、今、足りているのだろうか・・・?と考えさせられるドラマでもあった。


以上。
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  1. 2006/05/31(水) 00:22:37|
  2. TV
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雷鳴の謎を探ります

主水日記。


先週、舵芽衣子様ライブが高円寺に来る、というので訪問した。
氏と縁ある漫画家、故・山田花子女史の命日記念、追悼ライブ。

この時期は台風1号が梅雨を前倒しにしていたため、
夜からどしゃ降りの雷雨に。
会場へ着くまでにびしょぬれになってしまった。
この一帯、豪雨の中に煌々と輝く、夜道にはむやみに明るい照明。
まるで「キングコング」のブロードウェイの様に見えた。

場内20数人、20代女性が多い。後続のゲストにイケメン青年シンガーが居るせいもある模様。

黒いドレスの、知的で物静かな印象の女性がマイクに向かい叙情詩を読み、やはり黒い帽子に黒いマントの芽衣子様を「私もうらやむ美人です!」と紹介。

で、例のごとく芽衣子氏のさそりソング、ヨxトマケの唄、ドリフの<おいっす!>コール等が始まり、いかxやx介氏も同時にお弔い。
例のツイスト劇映画「魂のアソコ」挿入歌に<ベxサxイユのばら>に、とたちまちいつもの、お客さん達に迫る乗りへ突入。反応かなり良好。

生前、自己ペースでファミリー芝居?もやったという山田花子さんのエピソードも披露された。本人も、草葉の陰で微笑んでおられるのではないか?

奇妙なことだが、皆で笑って故人を偲ぶ、たまにはこんな愉しきお弔いがあってもいいのでは、と。
外の豪雨も雷鳴も、憂き世のせちがらさもほんの一時、忘れた夜だった。


以上。
  1. 2006/05/30(火) 23:00:42|
  2. トークイベント
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因縁の謎を探ります

鉄の日記。


またも、おくやみ。
日活映画スターでアクション系悪役もやってた、<仮面ノリダー>ファンファン大佐こと岡田真澄。(太陽族映画の名台詞「焼酎、ある?」)
「豚と軍艦」「神々の深き欲望」「うなぎ」「カンゾー先生」他の今村昌平監督。
あいついで亡くなった。
奇しくも、戦後日活で川島雄三監督・フランキー堺主演「幕末太陽伝」の若旦那役と、脚本家。

今村監督、丸の内東映へ「カンゾー先生」初日に舞台挨拶、観に行ったよ。
杖をついて柄本明やまだ出たての麻生久美子と壇上で挨拶してて、「どうぞ可笑しかったら、笑ってください」とのたもうたっけなあ。笑うっていうより戦時中におおらかでのんきな話、って感じだったけどな。
師匠の川島と比べられてか<重喜劇>の人、って呼ばれてたけど、作品群観る限りじゃ反軍事と助平男と、女性達のたくましさ、体力任せのおやっさん、って印象だな。(最後の長編だって・・・な。)
映画の出来にムラやばらつきはあったけれど、皆、エネルギッシュだったよ。
映画学校方面は・・・多少、疑問が残るけど、な。行った事はないけど。
ご子息で「うなぎ」共同脚本の天願大介監督は、新作出すのかな?


ともあれ、両巨頭に、合掌。




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  1. 2006/05/30(火) 22:08:46|
  2. 劇場用映画
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前後の謎を探ります

ゼルディア、暫定報告。


モロ師岡氏の酔いどれドクターが2人、3人と並んでシンクロ動作(もっと出てたな)、仰天した「ライダーカブト」。
すごく目立つ眺めだった・・・笑えた。
事件解明の間だけゼクト部隊を指揮したり、医者になってオペに潜入したり、007並みの活躍。何で秘書は彼の身元ほっとくんだろう?
加賀美をこっそり助けてたり、相変わらず余裕のカブト。さりげなくいい人。

ところで、素朴な疑問。
トンボのメガネ、じゃなかったメイクアップ屋さんのライダー・ドレイク。
先週、彼の取材に来てた女性が・・・
助手にしてた記憶喪失少女・ゴンの・・・母!?
だったら何であの人、先週の時点で会って気づかなかったんだろう?
写真まで持ってるのに。どうなってるの?
だからてっきり、又、化身ワームかと。
もしや、隕石と3代目(加賀美入れると)ザビー・内山クンつながりで、ネクサスのTLTメンバーが記憶調整してるとか・・・?
ゼクトとは脳力回復で技術提携?
(大組織とはいえ、まさか保養所があったとは。意外に福利厚生充実)

カブトと味噌汁でゴンの記憶探しあてて、ドレイク涙の別れ・・・。
そこがいいだけに、あの前後が、ひっかかる。謎です。
それにしてもザビーよ。どんどん卑怯になってくなあ。
命じる秘書もおかしいよ。公認なんて。
やっぱりTLTとどっこいどっこいな怪しい組織、ゼクト。

なお、成長したリュウケンドー、ライバル剣士とついに決着を。
でも別な陰謀家幹部はすぐに現れる。休む間もなし、ヒーロー。

メビウスの前には、謎の青い<宇宙警備隊>無所属超人・ツルギ登場。
メビウスよりは無駄なく動けて決め技シャープ、でも怪獣を周囲のビルごとスペシウム光線?でふっとばしてる。容赦なし。
生き残り隊員!「守れてないぞ!」って言ってやれ!

ところで医学部隊員、宇宙人言語の解析・翻訳もできるのね。
すごい!一人駅前留学。(こらこら、また沈没方面か!の声)
補佐官殿は食堂にメイド呼んで、<食券>で宇宙人接待してる・・・。
食券濫用、いや、外交力と柔軟性に富んだ防衛組織。
ゼクト隊員も少しは見習いなさい!と。
良い所だけ、ね。


ゼルディア暫定報告、終わり。


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  1. 2006/05/28(日) 11:32:25|
  2. 特撮
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(試験通信中です)

あ、ここでいいのかな?本文は。出てますね?
  1. 2006/05/27(土) 01:29:20|
  2. 本文再開のおしらせ
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演奏の謎を探ります

主水日記。


実は・・・

殆どの人が知らなかったと思うが、今月中には丸1日程、小旅行をしていた日があった。
この時期は周囲で連日、こせこせした疲れる状況が続いていた。
で、広いところで少しくつろぎたかった。


首都圏某所へ、とある学生ジャズバンド・ライブ見物に行ってみた。
お目当てはゲスト・ライブが予定通りあるか?を確認する事なのだが。

あいにく午後の部に間にあわず、撤収が始まっていた。
演奏は見れずじまい。ショボン。
だって、すごい高台の上にあるんですよ、会場が。見物もハイキングがてらで。
雨上がりで、山の上に半分白い雲が降りていて、徐々に晴れた。
はじめから、ふもとの雨天用代替会場でやったほうが楽なのに・・・。
でもそっちの方が人を入れるのに広いらしくて。
両方での準備はさぞ、大ごとだったろう。

帰りに代替用ホールへ寄ってみたら、ゲスト・ライブの方々だけ残っていて、地元有志の人達とわいわいやっているのが見えた。
2人ともマイクで曲目やCD営業の話をしながら、なんだかとてもくつろいでいる様子だった。

青年期を越えた坂道、渋い大人向けが合うタイプ。
いまどき、とつぶやかれる向きもあるだろうが。
やっと、そういう雰囲気をひんやり、かつじんわりと味わえる年齢に、なっていたのだ。小生自身こそが。
そのおだやかな光景を見れただけで、十分幸せ、だった。


たまには、こんな旅も、いいなあ。


以上。



(諸事情により、情報を最小限にさせていただきました。ご了承下さい。) [演奏の謎を探ります]の続きを読む
  1. 2006/05/25(木) 20:34:28|
  2. 音楽
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<おしらせです>

その後、ZU監督とB女史と小生は、最近直接対談を持ちました。

もう大分撮影は、終わってきているそうです。
こxxょ・さxxロケとか田xまxし出演?の線は、「それは(監督流の)ジョーク!マジじゃないって!」ということで、当方の一人合点だった模様。よって、その心配はきれいに消えました・・・。
それならばこちらもOK、ということで。
ただし、ふxx者役で無いのならば。

皆様、取り乱してお騒がせしまして、どうもすみませんでした。
では又。 [<おしらせです>]の続きを読む
  1. 2006/05/24(水) 23:25:13|
  2. インディーズムービー
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闘士の謎を探ります

政の日記。


やれやれ、観客復帰作は結局「トム・ヤン・クン!」になった。
買った券は無駄にしたくない。
都内の興行は近くの別館に移動していたはずだが、なぜか元の小屋に2日間だけ戻っていた。リニューアル工事等のためだろう。
ウイークデーの夜でも十数名の観客が居る。内女性3名程。


象泥棒、追う飼い主、動物虐待や寺院襲撃への怒り爆発、という直線的な筋立てはムエタイ・ファイター映画だからいいのだが、観ながら興奮と脱力感を交互に覚えた。

理由は勿論、がっくりの終盤展開によるところも大きいのだが。
途中で画面の流れと色調に断層が出来ているのも原因。
ブルース・リー映画にジャッキー・チェン映画をつないだような印象なのだ。
中盤のバイクスタント集団のシーンなど特にそう。

少年時代シーンの情緒性、<水掛け祭り騒乱><邸宅殴りこみ>や<モーターボートレース>シーンのにぎやかさと有無を言わさぬスタント、そのアクティブなるエネルギー。
ここらまでは快調だったのだが。
シドニー・ロケのカーチェイス周辺からガタッ、とテンポが落ち、間延びしてしまった。ダレ場パートがやや長すぎる。
敵地店内でトニー・ジャーが悪党達を蹴散らしながら階段を上ってゆくシーンでは、キャメラの視線が遠すぎ。距離感が悪い。アクションの印象が薄まってしまう。
身内にも残忍で憎々しき不気味悪女役・チン・シン。ひでえやつ。(「ウルトラマンメビウス」の宇宙悪女に似て見える。)
ジョニー・グエン、ラティフ・クロウダーや巨漢達刺客とトニー・ジャーの格闘シーンは至極優雅、かつパワフルに魅せる。舞踊、といってもいい。主人公の怒りが入るごとにその力強さはヒートアップする。
それだけに。
なぜ、その撮り方と勢いで全編を押し通せなかったのか。

痛快さでは「マッハ!!」や「七人のマッハ!!!!!!!」に惜しくも及ばなかった。実に勿体無い。
ペットターイ・ウォンカムラオ(「マッハ」に出演)の警官が出るのは今回も軽くユーモラスで、救いだった。


以上。 [闘士の謎を探ります]の続きを読む
  1. 2006/05/24(水) 02:30:44|
  2. 劇場用映画
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聖杯の謎を探ります

20日夜放送のフジ系<ダヴィンチ・コード>SPを観ました。

仮説・推論ゲームとしては、まあまあ面白い。
情報量が多くて少し頭の交通整理が必要だったので、丁度良かったな。
<キリストの妻>役が「つぐみ」「卓球温泉」の牧瀬理穂。外人俳優と居ても意外に違和感なし。
モナリザの背景画については、大体あの通りなんだろうな。
でもあれ、ずっと以前に盗難とか贋作とか、騒動なかったっけな?
Vの字配置と聖杯とXXXがトリプル一致、あたりになると、ちょっとこじつけくさい・・・?
レポーター・米倉涼子の「(聖杯は)書き忘れたんじゃ?」に爆笑。ありうる。
弘法ならぬレオナルドも、筆の誤り?かも。
暗号以外にもいろいろ、細かいツッコミどころがありそうで。
<トンデモ本>方面に是非、じっくり論じていただきたいものです。

結局、SPより約30分長い「ダヴィンチ・コード」本編を観るほうへと、じわじわうながされてるんだよな・・・!と。
姑息なSPめ。
  1. 2006/05/22(月) 23:33:33|
  2. TV
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不在の謎を探ります

というよりか明かします。

フィルムセンターへ寄って帰宅後、17日夜より高熱を発し、自宅で臥せっておりました。
日頃のいろんな疲れが、どっと出たのでしょう。
映画はおろか、一時はTVも観ず、ラジオも聴く気力がなかった。
ようやく平熱近くまで下がりました。

今朝になってようやく、
<世界の>様に対しての多くの皆様の暖かいお心遣い、
犬蔵監督のBBSにて拝見しました。
斎場であんな風に、映像で偲んでもらえたなんて。
あの方には、せめてもの幸いだったのでしょうね。
良き友に恵まれた人だなあ、と。


映画スター・田村高広氏の逝去は、昨日のニュースで知りました。

小生にとっては、まず必殺シリーズ「助け人走る」(注1)の浪人役なんですけれどね。
ゲストの中村主水とジャンプでチャンバラ!する大胆な回もあった。
後半期は自分の刀を売って、鉄の棒振って敵倒してましたっけ。
元締め役の山村聡が前半のみで降板希望したため、最後の2回分のシーンは先に撮られていた、ともいわれている・・・。(注2)

お父様に似ていて、業界に求められて俳優に転業されたそうですが。
追悼VTR中の文面で「俳優はおもしろい」とおっしゃられていたのが救いです。
(監督になりたくて入ったのに、俳優で売れちゃって・・・と言う方もおられますから。でもその人だって幸運だったと思いますよ。誰にでも続けられる事ではありませんからね。)
最近は<若々しいおじいちゃん>、という感じで、あれも良かったなあ。
合掌・・・。


と、なんだかこのところ、追悼が多いんですが。
他の話題を少しだけ。

「ダヴィンチ・コード」、カンヌで評判良くないみたいですね。
当たり前か、周辺はみんなキリスト教で育った国の人だから・・・?
(といいながら、まだ原典すら読んでいない。著作者と資料学者の権利裁判はとりあえず、収まってるみたいだが・・・?)
「ナウシカ」再上映はカンヌで歓迎されてるようですが。
息子さん監督の「ゲド戦記」、できばえはいかに?

あ、「大奥」、絵島生島騒動で東映映画化する模様で。
大河ドラマやダウンロードCMソングで忙しい仲間由紀恵主演。
スケジュールは大丈夫?いつ撮るんだろ?


と、今はこの位しか書けませんが。
早く体調回復して、人に会って、仕事して、劇場で映画観たい!!です。

では又。



(注1)前作「仕置人」期に<似た事件?>が発生した影響で、後続の「助け人走る」と「暗闇仕留人」期は、「必殺」タイトルが見送られた。
「助け人」では主題歌も、血生臭さが弱めの歌詞に変更したそうです。
でもドラマ内でやってる事は、ほぼご存知の・・・なんですけどね。

(注2)いろいろな役をやりたい一俳優としては、イメージの固定化を嫌ったんでしょう。
人気ロングラン・シリーズほど、いずれはそういう時期が来るものなので・・・。 [不在の謎を探ります]の続きを読む
  1. 2006/05/20(土) 10:11:54|
  2. 映画(全般)
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奉行の謎を探ります

主水日記。


テレビ朝日系「大岡越前」は、北大路欣也主演。

TBS系の加藤剛版と違い、こちらでは妻の姿は無し。他界したのか?
娘に夜遊び、朝帰りをとがめられてる。
そのたび、てんてこ舞いの同心達。
まるで、フジ系「鬼平犯科帳」みたいな越前様だ。

しかも昨夜の回は、町の女に「こいつ、人斬り!」と証言をされて、月番(注1)の北町奉行所にひっくくられる話。
南町のお奉行様なのに・・・。
勿論、訳ありの偽証。
で、すぐ釈放。北町同心平謝りに、大笑い。
証言者役の奥山佳恵、これまでそんなにいい女優と思ってなかったのだが、今回は泣かせ役でお得でした。ちょこっと見直した。


以上。
では、又。



付記:(注1)

江戸の奉行所は、北町と南町の2つ。
毎月交代の当番制で、市中警備とお白州(裁判)をやっていたそうな。
ほんの一時期、中町奉行所、というのもあったが短期間で廃れた、と聞く。
3交代ではかえって、捜査連絡が混乱するのでは・・・?
  1. 2006/05/17(水) 22:53:19|
  2. 時代劇
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超人の謎を探ります

主水日記。


未知なる超人。スーパーX。謎だ。

今日の昼間寄った<韓国まんがまつり>に、映像が出ていたらしい。
惜しくもそれの出る、作品上映時間には、間に合わず。
無念・・・!

周囲では皆、口々に・・・
「すごいぞスーパーX!」
「ウケたぞスーパーX!」
「山口県だスーパーX!」
「実写も撮れるぞスーパーX!」
などと、ひたすらに興奮している。
わ、わからないっ!小生だけ。

どんな超人なんだ?!スーパーX!
いったい何と戦うんだ?スーパーX!
ああ、想像がふくらんで寝られない。知りたいよ~!
(フランスや中南米の同類のも、出たらしい。デxルマンも・・・?)

しかしながら、諸事情により細かくは書けないが、
合唱に適した?スxxx・ガxxムVとか、
無理矢理で不協和音な<スxイxーマン>3重奏とか、
見事なつなぎの、ミドレに笑った、<ドレミの唄>とか、
回転するxxxの少女が戦士扱いされてる名作劇場とか、
とにかく、みんな見所、聴き所だらけ。
このトーク・メンバーで本式にカラオケ大会をやったら、ボックス内に竜巻が起こることだろう。
ガッxxマンやテッxマンが店内を、イッパxマンの悪玉トリオのごとく飛び交うに違いない。
スペシャル映像の連打、息をもつかせぬ展開に、
腹を抱える爆笑の嵐、だった事を記しておこう。
初めから、全部、観たかったなあ・・・。

いつの日にか、スーパーXを見れたときに、こうつぶやくのだろうか。
ああ、パトラッシュ、ぼくたちはやっと、神様の絵を見たんだね。と。

・・・あかん。
わい少し疲れたで、ほな、ねよーか・・・と。


では又。
  1. 2006/05/13(土) 23:50:54|
  2. インディーズムービー
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転落の謎を探ります

英会話のNOVAが、出店のし過ぎと教室同士の競争による顧客(生徒)の食い合いで、30億円の赤字に転落、のニュース。
スポンサーとはいえ、「日本沈没」のシーンなんかをCMに使うからだ・・・!?
  1. 2006/05/13(土) 23:40:14|
  2. 日記
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スケバルQ <30> 「メテオ・ゾーン」

ゼルディア、報告。


「セイザーX」も、追い込みです。
<炎>の宇宙海賊男、かつての仲間と対決状態に。
「間違ってる事を止めるのも、友達の役目だからな・・・」
ほんと、気持ちまっすぐだなー。このチーム。熱い。
熱すぎて、ヒーローをぶったたいて一発で気絶!させてるヒロインも、まっすぐだ。


グドン、バードン、ミクラス、サドラ、ツインテール・・・
ああ、なつかしの怪獣が片っ端から再登場している、「ウルトラマンメビウス」。

ミクラスはカプセル怪獣の応用型、<マケット怪獣>第一号として登場。
過去に飛来した宇宙人たちの科学技術を分析・応用した地球人組織の新技術、通称<メテオール>のおかげ。
これにより、過去データに人類の味方をした、と記録のある怪獣は皆、マケット怪獣として実体化が可能になった!
画期的。
すばらしい。すごいよマサルさん。

しかしこのマケット・ミクラス、大きな弱点が。
1分間しか戦えない。
時間が来たら戦闘中でもシュウッ、とカプセル内に消える。
そのあと10分間チャージしないと、又1分間出せないのだった。
便利なのか、不便なのか・・・?
でも、母親代わり?の眼鏡っ娘隊員にはなついてて、宇宙怪獣と戦う勇気を出していた。

なお、この回ではメビウス青年が<元気のポーズ>として眼鏡で<ジュワッ!>をやってみせてました。

ところで、沈黙の人・セブンは、今いずこに?
その答えはどうやら、夏に公開予定の映画「メビウス&ウルトラ兄弟」でようやく、明らかにされそうな気配ですが・・・。
タロウとレオは出るの?出ないの?がすごく、気になってます・・・!


リュウケンドー、どうやら変身能力が戻ってきたようですが。
だんだん生真面目な<ヒーローの悩み>が増えてきた。
第3の戦士が登場してから、更にハードな展開に。
・・・え、あけぼの署の司令官が、彼の両親の、仇!?
そこにつけこみ、トラウマを増幅させて戦士達の同士討ちをもくろむ悪玉魔女!あやうし司令官。
でも結局、誤解だったみたいですね。やれやれ。
いつもののどかなシーンが出ると、ほっとします。


ボウケンレッドの独走と謎かけで、すっかり振り回されたボウケンジャー一同。
しかし、あっけなく真相は暴露される。
宝探しの手ダレたる彼らに、秘密は効かない!のだった。
かくて最も仲のよいピンクに、しいかりと一発喰らう、レッドであった。

今期シリーズは、敵組織が赤・白・青の3組。
交代でボウレンジャー達の<財団>とお宝を争う。
敵組織の一つ、ゴードン文明組の幹部、ガジャ。
せっかくレンジャ-ロボを戦利品として丸ごとかっさらい、宝島中を掘り返そうと提案までしたのに・・・
操縦法を知らなかった。がくっ。
思いっきり大声で「私に、訊くなー!!」に爆笑す。
これぞ、宝の持ち腐れ。

それにしても、ピンクはツワモノ。
ブルーやブラックがおろおろしてるときも、レッドが怪我で動けぬときも、落ち着いて状況をクールに把握。
変身道具がぶっこわれてても、修理にかかる時間を予測、その間に以前所属していた自衛隊のツテでウェポン集めて、たちまち武装、イエローと奇襲特攻。すげー。
もし敵に回したら、こわそう・・・。
ちょっとカチン、とくる奴だけど、どうか良いほうの味方に、ね。


その頃、「仮面ライダーカブト」では。
ゼクト組織の重要人物にして、自分の息子をも密かに厳しく見つめる、加賀美の父(元「必殺仕舞人」・本田博太郎)。
実は、<け0しそ0か0>である事が、親子の会話から突然判明。
仰天。
これで更に、ゼクト組織の重要人物、って・・・
どんな人脈、持ってる人なんだ?
でも私の中ではやっぱり、「下妻」の、あの人が浮かぶ・・・。
あはは。
付き添ってる秘書の人って、「ライダー龍騎」の、弁護士ゾルダの秘書やってた人、だよね?

さて、あんなに組織協力を嫌がっていたカブトこと天道が、いつのまにやら新ザビー君に指示を与えて、掃討部隊の隊長に・・・?!
一体、何がどうなってるの?
どこにでもスイスイ、紛れ込む人だなあ・・・。
植木等が浮かぶの、私だけ?


以上、ゼルディア報告、終わり。

  1. 2006/05/10(水) 22:03:59|
  2. 特撮
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スケバルQ <29> 「ダウト・ゾーン」

順之助の日記。


最近TVで観た番組で、気になったこと。
高原さんの脳波メット以外で。


・テレビ朝日系「やぐちひとり」。

松梨監督が出る、というので映画公開時に観た。
先に津田寛治さんがゲストで登場、いかに次々と出演中かを紹介。
で、津田さんに「おいでおいで!」と呼ばれて出てきた松梨監督は、やっぱりイチゴちゃん衣装だった。
かなりバタバタなロケ進行で、到着した撮影隊はさすがに大分へばってたらしい。
津田さんは「脚本読んで、これ、5億円かかるんじゃ?と思った・・・」そうです。


・中京テレビ(日テレ系)「女優魂」。

松梨監督が出る、というのでこの間観た。30分。
番号札を付けた4人の女性が、並んでゲスト席に座る。
1・2・3・4番のうち誰が監督をしてない女優か?をレギュラ-が見抜く、というもの。松梨監督は4番。
各人、監督作品をダイジェスト・シーンとともに解説。
4番の映像、「映画監督になる方法」より抜粋。
放送コードにより自主規制!だらけ。(やっぱりか・・・の声)
そして・・・
「1と4がフリしてる、怪しい」「4は演じてるっぽい」の声が集中。
だから!4番はほんとに監督だって!信じろよ!と30分間、じれったかった。
結果は内一人だけが映画の出演女優で、監督は別な女性だった。


・今朝の大多数の芸能ニュース。

ウエンツ?とかいう人が「ゲゲゲの鬼太郎」実写版主演に決まった。
ねずみ男が、「シムソンズ」の大泉洋。似合うかも。
あれ、でもたしか、これは<初の実写映画化>じゃ、ないはず・・・?


と、そんなところです。
  1. 2006/05/10(水) 20:36:01|
  2. TV
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スケバルQ <28> 「スピリチュアル・ゾーン」

主水日記。


連休の終わり、7日。夜の7時。
なかのZERO地下で<映像温泉芸社>上映会。
お品書きがヒトダマ型とは、凝り性な・・・。
司会・おなじみ、かよさん。
プログラムは<さとうさん色>の濃いものとなった。

前半のメインは、さとうさん演出でごうわく&濱田コンビ演じる寸劇「笑の自主映画大学」記録映像。
よくぞあれだけのものを、みんなが何となく思ってきた事を遠慮なくギャグにして作ってくれた!とあらためて感心。
<アート映画っぽさ>の解説や「俺の存在意義は!」や「刑事まつり!」や漫才コーナーで又しても、ついつい笑ってしまう。
正に自主枠だからこそ可能な、批評入りのエンタメ。お見事なり。

後半メインはさとうさん「キャメラ(完全版)」お披露目。
時間制限とテーマを表した、文字中心の段落タイトル画面で要所をつなぎ、前回よりも違和感なくスムーズなつながりとアクセントを印象づけた。随分すっきりした。
芸社周辺の人でないとよくわからない、楽屋落ちも一部にあったが。
すべてが主演・かよさん中心に廻ってるのは、勿論、同じ。
ゲーム・パートや少年漫画調な紙芝居?のところは再度見ても、又笑える。

これらに加えて<ゲイシャ13>までの、芸社専用アイキャッチ集(最初の2つが特に可笑しい)、映画クレーマーと電話相談室の音声コント等をはさみこんだ構成。
いいがかりに近いクレーマー(音声)も出てくる。かなり当たってる指摘のもあるが。
黄色いハンカチのエピソードでちょっと、ほろりとさせるのが、いい。

で、最後に特撮的イメージのCGコメディーシネマ「ネコライダー」。
いつもながら、このシンプルかつ無垢な可笑しさは、一体何なんだろうか・・・?

打ち上げ参加、相互交流をしつつ、いろいろな話に花が咲く。
しばらくは、このメンバーでの会合も、少なくなりそうだ・・・。


以上。



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  1. 2006/05/09(火) 02:34:59|
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スケバルQ <27> 「レクイエム・ゾーン」

おくやみ、です。


入院中だった中村犬蔵監督の<デンキネコ>映画シリーズの音楽担当、<世界の>さんが5日、亡くなられたそうです。

本拠地の札幌にはずっと行っておらず、おそらく一部ネットサイト以外では直接には殆ど、お話は出来なかった方なのですが。
そんな、早すぎる。絶句しております。

先日、映像温泉芸社の上映会で、最後に「ネコライダー」が上映されました。皆よく笑っていた。
あれは追悼の意をこめて、追加されたのでしょうか?
<世界の>様、あの軽快なBGM、あの歌、ずっと耳に残っています。
今はただ、安らかに・・・。



また、7日には女優の曽我町子さんが亡くなられました。68歳。

ぼくら世代には「オバQ」「新・オバQ」アニメのQちゃんの声でおなじみの方です。
「電子戦隊デンジマン」「太陽戦隊サンバルカン」のへドリアン女王役、「5年3組魔法組」の魔女役、「ジュウレンジャー」「パワーレンジャー」の女王、「マジレンジャー」の白魔女役など、女王や魔女の役が多い人でした。
又、昭和が遠くなります・・・。



おニ人のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
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  1. 2006/05/08(月) 21:49:44|
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スケバルQ <26> 「リベンジャーズ・ゾーン」

錠の日記。


5日、金曜。
昼間はシネマアートン下北沢。
<男の墓場プロダクション>(言いえて妙な・・・の声)杉作J太郎監督のDV中篇2本立て、この日が最終日。
これは、見逃したくなかった。やっと機会をつかまえた。

チラシ・ポスター等を見る限りでは、往年の<東映暴力系映画>2本立て、のイメージが濃厚に。
「怪奇!!幽霊スナック殴りこみ!」「任侠秘録人間狩り」という2タイトル自体が既に、いかにもそれらしいではないか。期待感を煽られる。
世間でいわゆる<不良性感度のプログラム・ピクチャー>、と呼ばれるやつだろう。わかる、わかる。
こういうのが今、無いからなあ。Vシネマ以外じゃ。

アートン正面前には、黒い<男の墓場プロダクション>Tシャツを着た関係者・スタッフがいっぱい。
ファンらしき男女もいっぱい。いかにも男臭い世界が好きそうな人達だ。隣のザ・スズナリ舞台のお客(そちらも満員札止め状態)とまぎらわしい程にぎわってる。
あの東映映画路線やアクションドラマ、「ルXX3世」や「GXX75」のBGM集を流してるあたりなんざ、さすが分かっていらっしゃる。
杉作J太郎監督自ら、受付で物販、当然サイン責め。
あれ、その中にどこかで、観たような人が・・・?
いぶかりつつ入場。
補助席が若干埋まる位の、盛んなる入り。

1本目、「怪奇!!幽霊スナック殴りこみ!」。
主演、あの「モル」「タカダワタル的」の女性監督、タナダユキ。とくれば観ないわけにはゆかない。

オープニングで和風歌謡曲?が流れて軽快な雰囲気を用意する。
いきなり、男むさい世界が始まる。
刑務所へ入った男の帰りを待ちながら、浅草でスナックのママとしてしおらしく働き、常連客(なぜか某青春ダメダメ系短篇群の、古澤裕介もいる)に人気を博し、その裏で弱みを握る秘密捜査組織の色事入り潜入捜査を手伝わされて、そいつらのボスにも消されかけ、ついに逆襲する元スケ番女、和服姿も見せて・・・って、思いっきり狙いすぎの設定と筋。
それらしき絵作り、雰囲気作りは、相当徹底してる。
この手のアクション映画のカットを、凝り性な程に観察し尽くし、再現している事が十二分に伺える。
必然的に出演者達(芸能的には相当、すごいメンバー)は、次から次から、血まみれになって転がってゆく運命に。
これに落語めいた怪談がらみの喜劇が加わり、その状況のばかばかしさから客席には笑いが起きる。
前半こそ人物紹介やツケ取立てなどのシーン群でややテンポがもたつくものの、中盤からはあれよあれよの快進撃。
真ッ昼間から日本刀を振り回す侠客(健さんそのままだ)が現れたり、さっき死んだばかりの奴が<自己紹介>してたり、刺客が火の玉におびえたり、と敵味方入り乱れてのむちゃくちゃな血戦となる。
秘密組織側の飛び道具?上本輝雄(そうです、以前シネマ愚連隊でも刺客やってた、あの人が改名、ニューフェイスに!)には呆然、かつ爆笑。「るるるるる・・・」が地の底までエコーする。圧倒的存在感で、後半部のすべてを食いまくってしまった。
で、ヒロインを待つあんまりな結末に、がく然。いいのか、それで?
でもスナックの男性客達には、あれでいいんかも・・・。


2本目、「任侠秘録人間狩り」。
端から端までふざけさらしてる1本目に比べれば、かなりマジな空気のドラマ仕立て。
跳べない男達の哀愁と人生リベンジが、情感をこめて、かつ下品さをともなって、痛快に描かれてゆく。
こちらの魅力は主演の飯島洋一、というたった一人の巨漢エネルギーおじさんが、全編で息をはずませ、大車輪の活躍を見せる事に尽きる・・・。
ご都合主義とはいえ、あまりにもスイスイと運ばれる(つまりエンタメとしてよく出来ている)とんでもない筋を、残念ながらここで明かすわけにはいかない。
観ているこっちも<のけぞった>感あり。
パーキングエリアのシーン、よくまあ、あそこまで・・・。
笑いつつ絶句。予感はあったけど。
鍋のシーン、結構観もふたも無い台詞だらけで。たまんねえなあ・・・。
と、後は何も知らないで、いきなり(DVD化等で)観てください。


以上。

  1. 2006/05/07(日) 13:16:11|
  2. 劇場用映画
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スケバルQ <25> 「コンフィデンシャル・ゾーン」

鉄の日記。


オッス!
木曜の夜に又、行っちまったぜ。途中からだけど。
シネマボカン。
<アウトマン>での招待上映作品集。
終わりの奴以外、殆どみんな再映作品なんで、反応は大体わかってたがな。
連休のはざまに、人恋しくなる夜も、あるものよ。フッ。

戸口の向こうからお客さん達の笑い声が聞こえてな。
入ったら「くわーん!くわーん!」ってフライパンとかよさんの声がしてたから、何やってるか、ただちにわかった。
「フライト・オブ・ザ・リビング・デッド」!
後はもう、自然に入っちまったぜ。
やっぱり、おもしろいよな。どの短篇も。
(ロボット合理化と詰め込み教育のアニメ、切ないね。俺でも腹立つよ、ああいう世の中ってな。)

最後の一本、高岡晃太郎監督作品。「ジョニー塾」。
これだけ多分、まだ観てなかった。
多分これ観れただけでも、来た意味はあったよ。
ぱっとしない男達を鍛えて自信つけさせる塾、謎の潜入捜査官、などなど、例によってヘンテコリンなキャラクター達。
何で外人スパイ(には見えないが)が名刺交換を?
「そっち行くのかよ!」な、デタラメな展開。
ぐにゃぐにゃな画面。
反復だらけの細かい、タイムトラベルな編集。
ありゃ、オレでも的確な解説、不能だぜ!
独特のケレン味たっぷりで、すげえ笑えたけどな。

打ち上げも結構知ってる顔ぶれが揃ってて、気持ちが良かった。
その分、それじゃ又な、と別れて帰る時の余韻が・・・
しみるぜ。フッ。

さて、又出掛けてくっか・・・。
じゃな!






  1. 2006/05/07(日) 12:37:23|
  2. インディーズムービー
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スケバルQ <24> 「ハイディング・ゾーン」

主水日記。


連休で非番に入ったとたん、日頃の疲れがどっと出た。
朝寝坊した。
花粉症もぶりかえした。

思い切って、昼間の映画を2日ほど、休んだ。
メールと各所掲示板・ブログの書込み、応答のみを数箇所まとめて行ない、後はぐっすりと昼寝した。
ようやくゆっくり、過ごせる。



今週まともに観た映画といえば、レイトショー公開の「闇打つ心臓」位のもの。
これが当たり、だった。

「闇打つ心臓」といえば、80年代PFF観客には懐かしさがこみあげる、長崎俊一監督8ミリ映画時代の名作。1982年公開。
若き日の内藤剛志と室井繁が演ずる夫婦・リンゴォと伊奈子。
自分達の子供をはずみで殺してしまい、逃亡中安アパートに潜伏、互いを責めたりセックスしたり、子供の泣き声の幻聴に悩まされたり、そんな一夜の話だった。
ささくれだった印象の8ミリ画面から、ひりひりと心の痛みがしみてくる秀作だった。
アパートの家主役は、諏訪太郎。

同じ82年に公開したATG映画「九月の冗談クラブバンド」も内藤剛志主演。伝説の暴走バイクライダーの<季節の終わり>とシラケ世代への交代を、青春映画としては渋い、内にこもったような陰影の画面に表現した。
それ以降では、長崎俊一監督といえば東宝映画・男闘呼組主演「ロックよ、静かに流れよ」が店長役・渡辺正行とともに印象深い。
「ユキがロックを棄てた夏」(1978)や「ハッピーストリート裏」(1979)は印象がきつく暗すぎて、あまり、好きではなかった。
「妖女の時代」や「ロマンス」のときは不発で、どうしたんだ?と心配になった。


あれから23年、長崎俊一監督、なぜ今頃、あの8ミリ映画のリメークを?といぶかったが、作品を観て納得した。

リンゴォと伊奈子、それぞれに中年相応の悩みを抱えての再会。
すぐ近所では今の20代逃亡カップル・透と有紀(本多章一・江口のりこ)が、多少状況は違うがかつての2人とよく似た隠れ家潜伏中。
男と女の台詞が以前のとは所々で入れ変わっていたり、アパートの管理人も女(水島かおり)だったり、新旧シーンを対比で映し出したりと、長崎監督の実験精神も垣間見える。

で、この劇と同時進行で、この新作自体の製作過程を見せるドキュメンタリー・タッチの劇も観れる、という三重構造。
内藤も本多も、お互いの役柄解釈に納得がゆききらず、こぜりあいが起きる・・・。
理由はとてもよくわかる。
二十数年を経てきた者の、実感として。
それがそのまま、ごく自然な感じで、本編のテーマや描写にもつながっていく。そこらが何とも、ニクい。

若くて愚かだった頃のリンゴォ達と一緒のことしてる、若い奴。
それを、中年になったリンゴォが「そんなんじゃ、だめだろ-が!」と怒って撲ろうとする、けど・・・
そういう映画なのだ。

たまたまなのだろうが、TBS系「ふぞろいの林檎(りんご)達」のパート4が、ちょうどそんな風に、若い2人と成長したかつての青年たちが出会うシリーズだった。
こういう映画に、いつか出会う日が来る。そんな気がずっと、していた。


気持ちよく、劇場を後にした。
こちらは、彼らとはまるで違って、
四畳半とも、逃亡とも、強烈なセックスとも縁が薄い、ペラペラな82年だったけど。
歳はとってみるもんだな。
二十数年生きてきて、よかったよ。
ありがとう、長崎監督。


以上。








  1. 2006/05/05(金) 11:10:15|
  2. 劇場用映画
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<休息宣言、です>

もうあかん。休もう。


<22><23>で記した様な、あるいは最近のコメント群に記したような「えっ!えっ!」な出来事が、立て続けに来た為・・・
小生、いささか参ってしまいました。
自分の中で、処理しきれないんですよ。すべての事を。
映画関係以外のことでも、そういうのがあれこれと増えていて・・・。

それまで当然のように成り立っていた、自分にとっては大切だったはずの、さまざまなものが・・・
あっさりと、崩れてゆく。消えてゆく。
茫然自失。


見慣れたなじみ深い建物が取り壊されてゆくのを見るような、寂しさ。
あるいは、呼ばれなかった披露宴の映像を眺めているような、一抹の寂しさ。
結局いつも、置いてけぼり。
もう、あらゆる事象に、ついてゆけない。

こういうときには、人的お付き合い方面を暫時、お休みさせていただくことにしております。
連休中だし、ちょうどいい。


さて、どこへ行こうか・・・。

  1. 2006/05/02(火) 01:03:33|
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