シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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スケバルQ <23> 「フレッシュミート・ゾーン」 

主水日記。

新宿松竹会館、上野東宝・セントラルが再開発のため、5月14日(日)で閉館が決まった。
同じ日に、万世橋の交通博物館(鉄道博物館)も引越しで、閉館するそうだ。もう車両を置くにはスペースが狭いのだろう。
来年10月14日よりさいたま市の埼玉新都市交通・大成駅の近くへ移転、開館するそうだ。
そういえば、錦糸町の楽天地も近くにシネコンが出来たので、8スクリーンを4スクリーンに減じるそうな。
いやおうなしに、都会の景色は変わってゆく・・・。
また置き去りの我等。


4/29(土)の新宿ロフトプラスワン、<シネマ秘宝館29 ニクまつり>(そのまんまですな)においても、ある予期せぬ変化が見られた。


司会者・斉藤館長の相方たる、副館長・ごうわく監督が、居ない。
謎の女性、コイデさんに代わっている。

幸いにもこの女性、ピンチヒッター?としては企画への理解も乗りも良く、にぎやかに、かつスムーズにこなしていたのは誠にありがたい。
だが、「ごうわくさんなら、ここ、どんなツッコミを入れたかなあ・・・」と考えてしまったのも又、事実だった。

それと、舞台袖になぜか、外国の人らしきキャメラ取材班が居て、ずっとイベントを撮影していた。どこの国から来た人だろう?
もしや、新文芸坐に来ると噂の、ヴィム・ヴェンダーズ、とか・・?

更に珍しく、主催者御自身の手による監督作品が、無かった。
(館長、現役カムバ~ック!の声)

<シネ秘>といえども、時代を追うごとにその存立基盤が揺さぶられてきて、細かい変化は避けられない、ということだろうか?
願わくはそれらの変化が、より建設的発展方向へと転化されていってほしいのだが。
「寅さん」映画や「ドラえもん」、ウルトラマン・ライダーなどのシリーズものにもそれは、間違いなくあったのだから。
アメーバのごとくに柔軟な対応こそが、このようなイベントが本来持っている特性なのだから、むしろ臆さずに状況下での新旧要素の共存、融合を試していって、生き生きとしたイベントの力を発酵させてほしいものである。


さて今回の企画、29日にちなんで<肉>にまつわる作品主体、の名目で(一応は)展開する。筋肉、贅肉、肉体派、などなど。
ちょっと、無理矢理入れた感じのもあるが・・・。

開演前に昔風?の歌謡曲を流しつつ(時間があれば詳しい解説も聞きたかったが)、前方スクリーンには高遠瑛監督「世田谷LOVERS」(既に観た)、いくつかの珍妙なる?イベントCMが流された。
やがて、司会登場でコンビ違いに「あれっ?」と。
その後は、テンポもよく、さくさくと進むのだが・・・


上映ラインアップ中ではホラーシネマ「力士」が、きわだって表現的に、どぎつい。
小生も中盤がちょっと、きつかった。
終盤はその分、かなり笑えたが。

昼の部でもやや気分を害した人が出た、と後に聞いた。さもありなん、とは思う。
あれは夜の部上映だけにするとか、昼間もお子様連れ入場禁止にするとか、何らかの事前対策を講じるべきだっただろう。
いきなりではちょっと、刺激が強すぎるかもしれない。
<ニクまつり>のイベントタイトル中で、あれは、きびしい・・・。

ご存知の方も多いだろうが、PFFでも以前、あるかなり<どぎつい>表現の作品が入選していて、会場では他の作品群と連動で掛けるのを見合わせたことがある。(初上映の学園祭で、気分を悪くする観客が続出した、という・・・。)
表現の達成度自体は審査員諸氏に認められたので、監督の表彰は行なわれた。しかしPFF期間中に作品は会場で観れず。
多くの来場者は事情を知らされておらず、なぜ?といぶかった。
その映画は平日の昼間に単独で2回ホール上映の後、有料単館ロードショーに切り替えて公開された。そのときにやっと観たが、小生にはそれほど、どぎついものでもなかった。
渡哲也主演の「ゴキブリ刑事」も普通に見れる人なら、多分大丈夫だろう。(一般人にはハードル高いぞ!の声)
その時点では既に雑誌等で、内容と表現についての情報・論評が宣伝を兼ねてかなり出廻っていたため、小生が危惧したほどの混乱は起きなかった。
皆、納得ずくで、あるいはこわいもの見たさか、自らの耐久力判断?のために、観に来ていたのだから。
皮肉なことにそのような状況こそが、その作品をミニシアターの<話題作>にした。

しかしながら、刺激性のきわめて強い作品に関しては、そういう情報はやはり、事前にHP上に出しておくべきだろう。
観客各人にも作品を観る、観ないの選択権が、ある。
映画鑑賞は生理的に合う、合わないがはっきり分かれるジャンルである。映画ファンにしてもそうそう、耐性の強い人ばかりでは、ない。
事前に判断材料を求めるのは当然であろう。

「力士」にはある種の面白さを確実に見てとれる、表現の達成度としてはよく出来た作品だけに(だからこそ主催者もプログラムに入れたのだ。それはよくわかる)、それでも観客への事前対応については、あえていささかの不満をも表明しておきたい。
(しかし、単発レイトショー公開だったら、これ結構話題作になるかも?・・・の声)
次回紹介の際にはダイジェスト編集版を作って中盤を極力、短めにし、おもしろい例のシーンへ早めに移動し、司会者解説入りで紹介する、という方法もあるのでは?と。
(勿論、監督が本編とは別にダイジェスト版製作し、その上映による紹介を了承した場合なら、だが。これは映画を作った監督に無許可でやっては、いけない事だから・・・。)


当日上映作品、題名。
既に見た作品も多いので、一言ずつコメントする。

第一部<いろんなおにくエトセトラ特集>

1・「ケン0ッキーフラ0ドチキン」1&2  創造主監督 (何度と無く再見)
(いきなり、これです。やば~い初級入門篇が・・・。これがいまだに腐らないネタ、という社会状況をこそ憂うべきですよ)

2・「ニク以前」 村井元監督(これ初見)
(な、何だかわからん・・・。解説聞いたらどうも、語呂合わせらしい。うん、それで?と。作品でちゃんとわからせて!)

3・「妖怪巨大女の息子」 けいとら宏之監督(久々の!再見)
(「ゴジラの息子」パロらしい。SF研制作。本格的ミニチェア。おかんよ貴女は強かった!大笑い)

4・「力士」   大谷清英監督(多分初見?)

(そう、これが・・・例の力作。かつ問題作。
夜道でコワい力士狂が女をXXして家にXXし、XXでXXするホラー。対する女もおびえきり、ついにはxぎ、xxxをして激突!
発想はややバカ系?なので終盤は大笑いだったが、何しろそこに至るまでがずっと、本格的ホラー描写が力一杯続くので、印象が非常にグロく、血まみれで、こわい。
やっぱり、事前にHPや張り紙等で「ブレア・ウイッチ・プロジェクト」公開時みたいに、目立つ注意情報を入れるべきだったなあ・・・。
さじ加減がいわば「包丁人味平」のブラックカレー、なのだから。
それにしても、誰か、<カブキマン>を呼んで、退治してくれ!この力士。)


5・「北斗のX」 監督不詳(3度は再見)
(眉毛と筋肉、コスプレかつらの派手さがポイント。胸のツボ印がマジックで、笑える。CM前が爆笑!青いビニールって使い手あるね)

6・「鹿と触れ合う法」 山本雅久監督(2度目?)
(奈良のかXX野、青芝に、って唄あったな。結構ドウモウだねえ、食い意地張ってて。餌付け挑戦者は予習に観るべし)

7・「悪魔のキョロちゃん」創映会制作(シネマボカンで観た)
(大昔のC級SF洋画系デザイン・音声よく出来てる。グXコ・もxxが事件当時のネタ。しかしいくらなんでもああはならんだろ!力いっぱい「あっXXXXXXだあ~!」に笑う)

8・「XXさん」 永山雅也監督(再見)
(キライなんだ、元のホラー映画・・・でもこれはバカ度高いからネ。今は「明」分かるぞ。転んでもただでは起きぬ男、であった)


第二部 <にく体派アクション新旧対決!>

9・「少林寺の街」 角谷隆司監督(どこかで観た。当所か東中野?)
(80年初期J・チェンのファン必見!予告編の文句が既に無茶。そこら中カンフー使いだらけ。理屈はいい、軽いフットワークのテンポ良きコミカル・アクションを見よ。NGシーン集もちょっと、すげえよ)

10・「バトル野郎」 田畑由秋監督(無数回再見)
(CGとアクション見事に融合。ドラゴンボールZ級、ユニバーサルに無限大。メビウス!犬がいいとこさらってる。監督・主役とも今はガンアクション・コンテスト常連)

第三部 <おまたせ!新鮮なにく作品&バカまっしぐら!>

11・「ミサイル三郎」(完全版) 濱田豪天(轟天)監督(3度目)
(今回はスーパーロボット調BGMにチェンジ、よりど派手な印象に。劇伴音楽って大切ですね。解説によると相当手間暇かかってますが、初めからPC・CG使うともっと楽なんだろうな。ただフィルム・タッチの手作り感が微妙に変わるかも・・・?どうなんでしょうか)

12・「百人戦隊ヒャクレンジャー」1&2(完全版)
(これも無数回観た。敵味方とも、こりゃ卑怯ですよねえ。追加シーンってどこなのかな?スタッフロールやっぱりウケてたね)

13・「Usij」リッチマンムービーズ制作(再見)
(同ムービーズ・イベントで・・・観た。即席テーマパーク。助けて!出し物が、捨て身すぎる。最早彼らになくす物は、何も、無い・・・!!)

14・「ユズ・メンドーサVSジョー」 PM直角監督(またまた再見)
(ボクシング漫画パロ。高校生が教室でふざけまくって、机のリンクでこわいもの知らず。あぶないぞー!段平役がヘッドホンで眼帯してるのが可笑しい)

15・「夫婦ハンニバル」 高岡晃太郎監督(懐かしの再見)
(ほんわかBGM、ほんわか夫婦会話、でも内容は食べた話・・・さらりとブラック。主婦役の人、今どうしてるかなあ?)

16・「肉マン」 劇団ジアナザーサイド製作(おそらく初見)
(アパートで異常ハイテンジョン芝居。鍋料理をめぐって謎の変身男と元鈴木マン嬢&旦那役が壮絶対決。お奉行様も現れ更に混迷。だんな、ナイスツッコミ。実質主役は鈴木マン嬢!?しかし、全員で仲良く食えば済むだろうに・・・あはは)


途中追加上映作品:題不明、CG合成、1分以内作品あり。
(なぜ適性低いあいつが、新0ェー0ズ・ボ0ドに!?という素朴な疑問を呈したおちょくり。ウケてたぞ。
本国でかなり前評判悪いらしいね・・・。もっといるだろうに、向いた俳優が。
古00三郎式OP、よくぞ直前仕上げしたねー!)




結局、又、ほとんどが、一言コメントでは済まなかった・・・・。
がっぷり四つ、というやつだね、こりゃあ。
かくも有言実行とは至難の業、なのであった。


以上。

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  1. 2006/04/30(日) 23:18:24|
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スケバルQ <22> 「スーパースペシャル・ゾーン」 

主水日記。


もう一つ、最近、もしや?な予感の祝祭がある。
有楽町のニッポン放送ファンタスティック・シアター、火・水・木曜夜のミニ上映会シリーズも、諸事情によりひとまず<夏頃までお休み>宣言が、常連司会・I氏より出た。

え~!って感じ。
シネマキャバレーに続き、又も。
こちらも、予算的な事だろうか?
あれだけおもしろく、充実しきったプログラム・アラカルトをほぼ毎週観れる場所など、そうそうあるものでは無い。
約2年?よくぞ今まで、と感心している。
やはりというか、プログラム設定において、幅広い知己・見識を有する蔭山周監督の存在は大きかった。
これから、あれらの充実度を越えるプログラムを、いったいどこで堪能すればいいのだろう・・・?


<インディペンデント ショートフィルムズ2weeks Vol.2>
4/26、4/27作品ラインアップ。


4/26(水)Bプログラム <こんな「新ラブストーリー」が観たい!>
当初にては珍しく、女性アナウンサーの司会。

前田弘ニ監督「女」(2004年作)

関西弁男女同居のアパートに、昔ここに別れた彼氏と住んでいた、という謎の女が乱入、初めは礼儀正しかったが部屋の壁に元カレの匂いを嗅ぎ取り、次第に興奮。
訪問販売か?といぶかる住人の女とも、ごちゃごちゃに・・・。
何か、切ないなー。すれ違いだらけでうまくいかないもんだね、男女の仲って。
男の優しさ演技がひとまずは、彼女をどん底から救ったようだが、さて?


0000監督「000」(再見)
モノクロ。ごく平均的な叙景詩短篇
一部追加シーンがある、と監督述べるも、どこだかよく判別出来ず。

山内洋子監督「エロティック・煩悩ガール」
(2002年作。再見)
フェイク・ドキュメンタリー中にて女性らしい疑問や悩みをまるっこい石の上などで表出してみせていた山内監督も、今年はついに、立派な新婚さん・・・これぞ成長、というべきか。年月感慨深し。
既に、挨拶で一緒に出てきた<紫ベビードール>ダンサーズ(シネマ・キャバレーの<生誕祭>でも一緒に踊っていたなあ!またその場で山内監督と踊りそうな感じがした!)と組んで新作撮影中、サンフランシスコ・ロケもしているとか。
当人のハイテンジョン、まったく衰えず、ますます意気盛んなる模様。
とりあえずは、映画活動継続の意向を喜びたい。完成待つ。


4/27(木)Cプログラム <こんな「バカ映像」が観たい!>
(来たねー、やっぱり・・・の声)

この夜は、女性のKアナウンサーが司会。
トークでは酒徳ごうわく監督、加賀賢三監督、小林でび監督とのやりとりがかなり面白く、随所にて爆笑す。
加賀監督はなにやら、事前打ち合わせと違う方向へと逸脱したがるタイプらしく、明らかに観たり関わったりしてる作品へのコメントを求められて「今、初めて観たけど・・・」などととぼけた発言を連発。
K女史はそのたび笑いながら何度も「今、うそ言ったでしょう?」「
出てるじゃない!」「打ち合わせと違うじゃないですか!」。
まるでやすきよ漫才。
ご存知の作品群についてもK女史、「ほんとに、バカですねー」「ギリギリの線、ですね」などと突っ込む。よくわかっていらっしゃる。
ああ、今宵は表現自由の天地。

活弁士・坂本頼光監督のアニメ活弁も大好評。
この夜も渋い日本名作映画俳優の声真似、絶好調。
まさか「続・サザザさん」がラストプログラムになろうとは。
あえてここには詳細を書かないが、かなりギリギリの線で時事アドリブ、もう、むちゃくちゃなウケまくりだった・・・。

もはや公的説明は不要(不能?!)に近いので、題名だけを列記しておく。

「リアルニ0000ックス」(既述)
「リアルニ0000カート」(既述)
「ムーの男」1・2・3話(取り立て屋とスプーン曲げ女性、テレポート女性。組み合わせはいいが、やや淡い笑い。もっと飛躍を・・・。)
「クビレンジャーvsアタマイザー5」(韓国ロケ篇入り)
「屍野球愚連隊 第三話 屍となりて牙を磨け」(キャラが放送禁止)
「同・戦国時代篇」(追加撮影分。ノートに描かれた<生>原作漫画をスタジオで朗読。めくるページの絵で進行、途中面倒がって飛ばしちゃう。笑える。TVアニメ放送だったらまず、ない!)
「サザザさん」
「カールちゃん」第一話・第ニ話
更にお地蔵さんとマッサージ師の一篇(元の俳優を知らなくても笑える)。
で、ラスト、「続・サザザさん」。


・・・これら珍作が、この会場で掛けられた事自体どんなに無茶な状況か、<わかる方>には十分におわかりになることだろう。
このような異例の快挙なる事態、わが人生で二度と起きないのではないだろうか?と案じている。
25日(火)のみ活弁併映されたはずの「豪勇ロイド」、どんな反応だったのだろう?今のお客さん達は笑ってくれたのだろうか?
それが残った唯一の、気がかりなり。


かくて、季節はめぐる。
例の映画じゃないけど、次の夜明けまで・・・そう願いたい。


以上。


  1. 2006/04/29(土) 14:41:41|
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スケバルQ <21> 「フェスティバル・ゾーン」

主水日記。


原油高、千葉7区選挙、耐震偽装疑惑逮捕、ホリ0モン保釈・・・と社会的話題が結構渦巻くGWシーズンだが。
「シリアナ」観てるんで、ええ加減にせえよ!庶民を振り回すなよ、といいたい気分に。
あいにく、うちは千葉7区じゃ無かったんで・・・。

そんな中、昨夜をもって、松梨智子監督「映画監督になる方法」レイトショー公開がつつがなく終了した。
お客さんの入りが毎週気になって、暇を見ては様子を伺いに。
初日とトークのある2回を観た。毎回大入り満員に。
2週目からは夕刊フジのドッキリ記事が効いた様子。
通人風だけではなく中高年サラリーマン風の人も、徐々に増えていった。
最終回も超満員。
質問コーナーでは「流000鑑」や林由美香さんへの言及も見られ、ピンクファンにはありがたかった。
そういえば3部作の「白 0000E」だけ観てないなあ。
ロビーのサイン会もにぎにぎしく。
6月のDVD発売決定を喜びつつ、そっと会場を後にした。
祝祭の終わりはいつものことながら、ちょっぴり寂しさも。
ああ、「東京流れ者」・・・。

関係者のみなさん、3週間、おつかれさまでした。

以上。




  1. 2006/04/29(土) 08:53:48|
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スケバルQ <20> 「アクターズ・ゾーン」 

秀の日記。


たまにBS番組の解説芝居などで、見かけてはいたのだが・・・大抜擢。
いつのまにか、NHK朝ドラ「純情きらり」に、松梨智子監督「レプリカント・ジョー」の<猫のホテル>劇団・池田鉄洋氏が出演していた!

お見合いの席でいきなり「猫の毛だな。不潔だ・・・」に、笑った。
「愛情など信じない」と平然と言い放つ、あまりにも合理主義すぎて嫌われ者の、銀行員役。
<近代・文明開花>みたいなイメージに、あの風貌は結構、合ってるな。
主役(邦画界一多忙?な宮崎あおい)の姉で主人の池田にいたぶられる昭和の嫁役・井川遥に、好感度が向くようになってる芝居。
掃除のチェック帳まで毎日妻に要求するか、普通?細かすぎ。
こういうドラマ、昼ドラでも主婦層がほっとかないからな。目立つし。
後は池田のテンジョン・アップと、おびえる井川次第だな・・・?


以上。


付記:

4/27(木)朝、テレビ東京系の情報番組「朝は楽しく!」の<マンネリ脳>防止解説コーナーVTRに、諏訪の医学研究所でコードがいっぱいのヘルメットを被ったまま、子連れ主婦と対話する、グランセイザー・タウロンこと高原秀和さんが。
対話の刺激で脳を活性化する測定実験。
出勤前に、不思議な光景だった・・・。 [スケバルQ <20> 「アクターズ・ゾーン」 ]の続きを読む
  1. 2006/04/26(水) 00:32:55|
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スケバルQ <19> 「インディペンデント・ゾーン」

主水日記。


4/16(日)

夜19時、野方区民ホール。
自主製作団体Filmix・馬上修治監督短編集、<春夏秋冬>御披露目上映会(土日)。

日曜の夜としては、知人中心にまずまずの入り。
比較的にスタンダード、<秋>を除くと概ね、おとなしい印象の4作品並ぶ。
昼間の画面はやわらかい光で、明るい。
自主にありがちな音切れ等が無いのは、気分がよい。
人を呼ぶならば他所の上映もせめて、このレベルを基準にしてほしい、と独りつぶやく。


<春>:「牡牛座の女」
デートの日、<きょうの運勢>占いを気にかけすぎてあたふた、どたばたパニックする女性。三坂知絵子がライト・コミカルに演ず。
あまり気にかけすぎんほうが・・・と。
あれ、読む雑誌やTV各局で全然違ってるから。
その日気に入ったのだけ覚えてりゃ、いいんじゃないかい?落ち着くためのものだったら。
でも、観ててかわゆいね。


<夏>:「夏の疫病神」
幼馴染の男女が故郷の海辺で再会。女は他の男との婚礼を控えていた。
昔からいつも、厄介ごとで彼女に振り回されて来た男。またしても。
しかし、お互い惹かれるものを持ちながら、過去の悲話が邪魔して、どうしても素直になれない・・・。
鹿野京子と「シルク」峰野勝成の共演、さわやか恋愛編。


<秋>:「夜明けの鼓動」
これだけ、やや長め。かつ、若干混乱させられた。

ニュース音声で流れる、元チャンピオン・ボクサー青年の急死。

最初、元ボクシング部の3人が集まって追悼飲み会やって、酔って歩いてる、と思って眺めていたのだが。
気楽が一番、というボクサー崩れのフリーター男(大堂浩)、リストラされた女房持ちのサラリーマン(井内伸輔)、借金まみれで子持ちのパパ店長(村田啓治)、の3人が歩きながらお決まりの人生談義、と思って観ていると・・・
あれれ、もう一人のボクサー青年(柳之内たくま)が見えたり消えてたり、又出たり。
そして普通に、後の3人としゃべっている。
ここで、混乱の印象を受ける。

その次に、3人の一人がヤクザッぽい男にぶつかってからまれ、一度はひたすら謝るも(この辺、気分がブルーになった。休日の終わりに見せられたくない!)結局ぶん殴っちゃって、ダッシュで逃亡・・・
という一連のシーン中においても、急に4人目の姿が現れ、しゃべる。

どうやらその4人目は、成仏前の死んだ元ボクサーらしい。
後半で「あいつ(そこに)いるのか?」等の台詞が入るので、ようやく幽霊らしい、とわかるのだが。
そこまでのシーンに、そういう具体的説明が、見当たらない。
いや、もしかしたら登場人物の誰かが途中で言っているのかも知れないが、そういう印象が薄い。
どのシーンにおいても、画面への出没が唐突な人物なので、一時混乱させられた。
出没のおもしろさをともなった、混乱。

終盤は一同、涙の解散、で一幕終わり・・・
かと思ったら、残った2人のボクシング人生に関するエピソード対話がまだ続く。
これ自体が一篇を形成。引っ張る、引っ張る。
相当、心残りがあったんだろうなあ、とおもんばかる。
この構成、なんとなく全長版「シルク」と似てるなあ、と。
一種の破綻、亀裂を含んでいるが、それゆえにちょっとばかり表現的には面白い、という風変わりな印象の一篇。


<冬>:「冬の贈り物」
舞台、アパートの一室のみ。
正月から風邪引いてダウンし、バイトも休んでる、上京組女性ミュージシャン(加藤めぐみ)が一人。
友人も訪ねて来ず、ノックがあっても友人かと思いきや、新聞売り。
たまに電話が来たり、こちらから知人にかけたりするが、どうも波長が合わない。友人には今多忙で、と見得張るがその実、ギターは今や封印状態。
孤独な正月。哀。
しかし、故郷からの贈り物で、元気回復、再始動・・・。
都会の一人住まいも苦労が多い。
ありがちだが、ちょっとだけ心温まる話。





4/20(木)、19時30分。
有楽町ファンタスティックシアター。
当日券に並ぶ。幸いにも券あり。

20時より、<こんな「超感覚映像」が観たい!>特集。

プログラム構成があの、蔭山周監督であるため、必然的にラインアップは新宿での<ロフトプラスワン映像祭>や<おもしろい自主映画祭り>傑作選に、新作を加味した内容となった。
したがって既に観ている作品が大部分だが、相当中身の濃い、ボリュームがある刺激性に満ちた連続上映となる。
途中4作ごとに休憩と監督・出演者トークが無かったら、かなりバテていたことだろう。

以下、ラインアップ・タイトルを記す。


福島拓哉監督「days of」:初見
新作。
森の中、何か怖いものから?とにかくひたすら逃げ回り、絶叫する女一人。時折、行者みたいな謎の男が立っている。
やがて森を抜けるとそこは、湾岸・・・。
ミニミニ竜巻、というべき勢いとスピードにクラクラ、あれよあれよ。
テーマとかドラマが無くっても生き生きした短篇映画は出来る、というお手本。

永田ナヲミ監督「FRANK」:再見?

外国?漫画原作付き。セピア色アニメ。
戦前のサイレント・アニメ映画そのままに。
タンクや水道内のシーンが多く、画面がやや薄暗いのが気になる。

坂元鬼啓二監督「PAY」:初見
石川謙、またしてもコワモテ役。
ギャンブル地獄は、こわい。
はまるのは、ほどほどに・・・。

坂元鬼啓二監督「PAYHIM」:初見
いけにえ役、痛そう・・・。
人をオカルトで蘇らすのも、ほどほどに。
あのままだと気色悪い。


木村卓史監督「打つ娘サユリ」:再見
きわだって明るく、立体的なユニークCG劇。
デフォルメされきった怪奇親子・男女人間?像。
大砲打つと?娘も一人前、らしい・・・ユーモラス。

蔭山周&工藤里沙監督「かもめ飛行機(PV)」:再見
これは女性の工藤さん寄りなので、わりとおだやか、のどか。

小林エリカ監督「終わりとはじまり」:初見
同監督の出した本(詩集か)のネット向けCF。気分ゆったり。

北本達也監督「窓、スズキ」:再見
女性の部屋に立て篭もり犯野郎ども、極限心理状況の中、弾丸をよけきれずに次々と倒れてゆく・・・。
時間軸が前後する手法、今、すごく多様されてるな。


清水史明監督「徒競走」:再見
わずか17秒。裸の男が尻の穴で、マジックを演ず・・・
下品だが笑える。
この裸男シリーズ、もう2作あるが、ズバリきたないネタなので・・・。

天久聖一監督「悲しみジョニー」:再見
どじょうすくいを、味のある先生に教わりに行く黒人青年に、密着取材。
腰ふりの動きにコツがある様子。
監督は漫画家。画面を編集でリミックスしたり、ナレーションでいちいち突っ込むのがウケる。


以上。

[スケバルQ <19> 「インディペンデント・ゾーン」]の続きを読む
  1. 2006/04/23(日) 20:51:35|
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スケバルQ <18> 「サスピション・ゾーン」

特捜最前線・ゼルディア、報告。


ほうぼうで、数々の<疑惑>が浮上中。

「セイザーX」、未来から来た卑怯な悪役女、宇宙海賊を脳波ごとイケイケ将軍化して、やりたい放題。傀儡(かいらい)政権そのまま。
ああ、シャーク隊長がやっと、主役の家を訪問してきたね。随分かかったな。
火炎怪人、いつのまにか正義チーム側の味方になって、家事手伝ってる・・・。当初はまさかこうなるとは思わなかった。
ゴルザのアン・ルイスみたいなイケイケな女房役、どっかで観たな?と思ったら、安田真奈監督のファンタジー映画で遊園地の魔法使い役だった・・・一体なぜ、ここに?

「ウルトラマンメビウス」、第2話で就職資格だけ実技・シミュレーション試験でゲットしてたメンバーが全員、主役青年のプッシュで新隊員にスカウトされ、「新マン」なつかしの怪獣・グドン出現で一気に実践開始、正式隊員に。早い!
だって、最初は隊長含めて3人だもん。そりゃ、人手足りないよ。
新パイロットの2人、さすがにレーサーとエース・ストライカーだけあって、動体視力が良好。グドンの容赦なきムチさばきをヒョイ、ヒョイと横移動可能機体でよけている。これは強み。

で、主役の彼自身の身分証明はどうなっているのか?
いまだに謎だ。
まさかGUYS組織内に、柳沢きみお漫画の「DINO」みたいな内部協力者が、居たのか・・・?隊長か?

ウルトラ・ワールドに博学な医科大生・クゼ隊員(苗字が久世、ってまさか親戚は・・・?)が自然と、過去の出現怪獣データ検索担当に。「あれは34年前、ツインテールを食ったやつと同じだ!」などなど。
お父さん達の博学を息子に伝えるのに良いシチュエーションだ。
無論、GUYSやメビウスとの戦闘シーンは、夕陽の中で。やったね。

3話でカラータイマー3分間、の解説あり。
「不死身じゃなかったんだ・・・」「命を削って戦ってるんだな」と知り、バードンの静脈を狙う対猛毒共同作戦。
レギュラー全員、ウルトラマンを助けながら戦おうと決意したのだった。防衛テリトリーを気にする、やや弱気な補佐官を除いては・・・?

「俺達が見てないと、まだ危なっかしいからな」だって。
すると、過去のウルトラマンたちへの恩返しをメビウスにするGUYSチームは、ウルトラマンの地球での保護者、ということに・・・?

ようやく各人、前の仕事を振り切る決意を固めてきた模様。
保母さんだけ非番の日に戻るらしいけど。元・世界水準女性レーサー(いきなり競泳練習中)は完全転職。
サッカーストライカー(イタリアに行くはずだった)は、まだ未練が残ってる?みたいで。
この2人、そろそろマスコミ対応が必要だ。会見開くとか。
それぞれ目標があっただけに、つらかろう・・・。
必要とされるのは、勿論いいことだけどね。

医大生隊員、医者コースを希望する母親にもまだ言ってない様子。(「変身忍者嵐」「レッドビッキーズ」にして元・黒澤家の嫁、林寛子!なんてまあ、豪華。)
しかし、実家屋敷のメイドの名前が「もえさん!」って、そのままじゃん!いいのかなー。(カイザ、の声)
地雷をよけつつ?次回につづく。



「ボウケンジャー」、敵組織が赤・白・青と色分けで3つもあって、レンジャーと4つ巴でトレジャー(宝物)を争奪作戦。
赤組織と白組織が、利害で喧嘩したり、手を結んだり。
そのためには、松金よね子の和風婦人まで利用する・・・。
(はるか昔、「いいとも」枠で<おじゃなま恋>のトリオ・ソング出してたね。後の2人は今・・・?)

で、今、前・中・後の3篇途中。
隊長レッドの様子がおかしい。
何かをイエロー達に隠したまま、独断で操作行動。
そのことでちょっと、チームとぎくしゃくしてる。
おまけにあろう事か、巨人2体に襲撃され、ロボがまるごと、盗難に。
もうガッタガタ、レッドも行方不明に。
まさかこのまま「太陽戦隊サンバルカン」みたく、レッド役交代・・・は無いよね?
トレジャー保管財団の組織本部すらも、人形仕込みの地図ごと焼却を命令する、そのやばーい秘密とは・・・?
そりゃ、財団だから、いろいろあらーね、だけど?
税金対策とか。(そっちじゃないっての!の声)
ひそかにシャドウ持ってるとか。(違う組織だって!の声)
待て、次号。


「仮面ライダーカブト」、ようやく本題に入りそう。
7年前、あのヒロインを助けたはずのカブト君が、まさか、その家族の仇・・・なんてことは?無いよね・・・?
不安。
こういう展開って、555(ファイズ)でも中盤であったよね?
彼はなぜ、ゼクト本部開発のベルトを持っていたのか。
彼はなぜ、自分に変身候補資格があることに気づいたのか。
自信過剰、という理由はこの際抜きにして。

さて、トンボの新ライダー・ドレイク登場。
この青年、本業がさすらいのメイクアップアーチスト。
そっちでは引く手あまた、らしい。
(もろOL・主婦人気、意識だなー、の声)
貴婦人を前にメイクすると周囲に花びらが舞うライダーなんて初めてだ。まるで「ベルばら」のオスカル。
早速、屋形船の合コンでカブトと男前対決。
おいてかれた加賀美、ぽかーん。
しかし。
合コン女性客は既に殺され、怪人ワームと入れ替わっていた。
(なんだそりゃ!ひでえ、の声)
カブトは早めに気づき、トンボ君は判断が甘くて鈍かった。
キザ極まりない台詞廻しも、言ってる途中ですぐ忘れ、保護者?の孤児少女がフォローしてる。
まるであかん。職業と戦闘能力以外は。
この勝負、カブトの勝ち。

一方元ザビー隊長は別セクションで復帰、しかし指揮していた組織内精鋭部隊<シャドウ>は解散、復帰の機会をうかがって元隊員たちを集めるも数人がワームにやられ、変身資格もとっくに、元部下君(元・ウルトラマンネクサスのジェネッス・ブルーことレン役)に<移行>していた・・・・。
立場なし。勝ち組・負け組あからさま。悲惨だ。
料理おごってやってたのにね。
しかし、この組織名、何とかならんのだろうか?
どうしても「キカイダー01」の敵組織シャドウが、浮かぶ・・・。


以上、ゼルディア報告、終わり。




<プライコップ>・受付ロビー前。

スケバルマン「ウッス!ただいまっス!身元確認の手続きに来ました~」
ビーグル警部「いよう、又来たな。何万年ぶりだ?」
北町警部補「わ、なんでまだ居るんだ、お前!星へ帰って保護されたんじゃなかったのか?」
スケ「今度は正式に検定試験留学で、単位とりに来ました~」
北町「検定試験って、何受けに来たんだよ」
スケ「潜在能力検定っす。あ、今度のスーパー飛行検定と巨大化検定、会場、地球上なもんで。こっち住んでた方が早いんす。ウス」
北町「飛ぶのにも資格検定が要るのかよ・・・面倒な星だな」
ビーグル「ジェット・パイロットにも飛行免許やバッジがあるからな」
スケ「免状貰わないと、あたし、自力で空飛ぶ資格、発動しねえンす。巨大化変身にもほんとは、<エース検定バッジ>ってのが必要なんすよ」
北町「変身バッジか・・・亀有の駄菓子屋ンじゃ、駄目なんだろーな」
ビーグル「特殊車両免許みたいなもんだな」
スケ「下宿とバイト先、今度はちゃんと決めて、親の許可状も、この通り取ってありま~す。資格のチャンスは地球時間で1年期限です。ウス」
ビーグル「かなり本格的だな」
北町「で、もし一年以内に、その検定通らないで落ちると、どうなるんだよ?」
スケ「そ、それは・・・(急にじわっ、と涙ぐんで)あたい、小学校からフケと留年と休学で合計3千年多くやってるから、ここでの一年間が・・・人生で最後の・・・(ぐすん)」
ビーグル「(北町に)泣かすなよ、お前ェよ」
北町「何でも俺のせいかよ!勘弁してくれよ・・・」
ビーグル「署の近くで巨大化検定すんなよ、頼むから」
スケ「地球名ハヤスギ・アルマ、飛んでる女に、なってやる~!」
北町「やれやれ、2万5千年前の、女みたいだな・・・」

よいこのみなさんは、もちろん、ぜったい、まねしないように・・・。
でも。
がんばれ!スケバルマン。
エースをねらえ!アルマ。
残された時間は後わずかなのだ!


では又。
  1. 2006/04/23(日) 14:55:02|
  2. 特撮
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スケバルQ <17> 「エロティック・ゾーン」

主水日記。


4/15(土)、夜。
ピンク映画大賞・受賞式は例年通り、新文芸座のオールナイト企画枠で執り行われた。
去年に比べて、客席に関係者・スタッフが多く、男性客比率がやや高くなった。女性客にも是非来て観てほしい企画なのだが・・・。
新人女優賞の4人も、例年の様に挨拶ではしゃぐ人は少なく、割とおとなしくて品行方正な感じで、賞状を受け取っていた。衣装姿は皆、それなりに華やいでいたが。

おそらくは・・・
今年は、林由美香さん追悼の色合いが濃かったので、皆、例年よりも遠慮がちなパフォーマンスになったのだろう。
会場の誰しもが、あの人がここに今年居ない寂しさを噛みしめていた。
レギュラー司会・松島氏&池島ゆたか監督のアシスタントとして代行に「関係者全会一致」で選ばれたのは、林さんにちょっと似ている小柄な女優だった。

長年の業界功労に対して林由美香さんへの<特別賞>授与式。
先に過去作品名場面集が特別上映された。
名作「誕生日」もちゃんと入っていたのはありがたい。
林さんの御母上が「作品は去年まで、どんななのか知らなくて」「正月だけ家でしゃべってってね・・・あ、今幸せなんだな、と思っていた」という談話をされ、司会の3人も、場内も、ただ、涙、涙。
PG編集長のH氏による締めの挨拶も、「これでやっと、由美香さんに、ありがとうって言えた・・・」。
あの時、皆、あの人が緞帳の上あたりでまだ、そっと見守っている様な、そんな気持ちを共有していた。間違いなく。

なお、レイトショー1作目は急遽、林さんの遺作、吉行由美監督「ミス・ピーチ」の上映が繰り上げで第一位作品より先に行なわれた。
観るのは既に3回目だが、やっぱり明るくコミカル、愉快な作品。
その直後に、この作品のメイキング映像が特別上映された。
なんだかまだその辺に普通に居て、冗談言ってそうな感じがしちゃうなあ・・・と感慨あり。

そんな中、前述の表彰式中、宮崎あおい出演の三億円事件映画「初恋」(後で予告篇がかかったが、あ、まだその手があったか、という発想。)に出演した、という某ピンク男性俳優が・・・
ブxーフ一丁にタスキがけで授賞式のステージに現れる一幕に、仰天させられた。
やるときゃやるぜ。役者魂やのう。
後で又、スーツ姿で現れたときは、微妙にほっとした。

又、トークゲストコーナーでは昔、池島組他で女子高生役が多かった、という女優経験者の方(ちょっと、小生もよくわからないのだが・・・)がゲストで登場。なつかしの現場同窓会気分も濃厚な雰囲気に。
往年のファンにはどうなんだろう?気になる。

休憩時間のロビーは例によって、有志による関連商品・資料販売(ミニコミ誌の店でも「PG」、売れてるそうですね)とベストワン作品、いまおかしんじ監督の「かえるのうた」(既述)女優コンビによるサイン会が催されていた。大盛況。
去年は「たまもの」の林さんと、ピンク現場ドラマ作品の吉行監督だったんだよなあ・・・。又、目頭がじわっと来てしまった。
あの林さんに代われる女優など居ないが、ニュースターの登場、ピンク女優陣の更なる奮起・活躍を期待したい。

特に・・・「かえるのうた」の向夏。
本人は何というか、もちゃっと、かつサバサバ?したような感じだが、役には見事にはまって演じきっている。
次には何をやらかすのか予測不能、長期ランナーの可能性を秘めている、と見た。

去年の製作本数、84本。
ピンク公開映画館自体の減少、CS・ビデオ・DVDへの視聴移行等が影響しているのだろう。
翌朝、上野オークラへも寄ったが、メインたる中高年層のお客さんが
十数人位。
作品は長野の映画館廻りする荒木太郎組旧作、昭和レトロ調の池島ゆたか組新作などがあって、悪くないのだが。観ないのは勿体無い。
あれを新文芸坐でも、特集で掛ければいいのに。

アップリック等でのイベントは相変わらず大変な好評なのだが、こちらでのお客さんは逆に女性層比率が高い。
90本を割ったのは寂しいが、ドラマ性、エンタメ等の要素で見れば質はいよいよ向上している、と小生は見ている。
ただ今年の上映作は、ベストワン作品賞の「かえるのうた」(シナリオ原題に沿った一般公開題名。ピンク枠題名は配給会社が決めている)も含めて全体的に、やや地味目でフラット、おとなしい印象を与えるものが多いのが気にかかった。

ベストテン第7位にまんたのりお氏怪演作、国沢実監督「欲情喪服妻 うずく」(原題「甘い毒」)が入っているのは、ちょこっとうれしい。
ここへ呼ばれたら「映画監督になる方法」の監督役みたいに、吼えたりして・・・?
(たまに吼える男優・監督が出ますから、ここの式では・・・の声)

作家性一辺倒でも、娯楽性寄りだけでも、成果としての映画作品は停滞する。かといって中途半端なのも、なおいけない。
もっと映画に自由度を!
世の中の理不尽にカツ入れるドラマ性を!
そしてもっとファンタジックな楽しさを!
と、一ピンク映画ファンとして檄を飛ばしておこう。

それと新文芸坐様、そろそろ昼間のピンク特集も復活させてください。
どう対策とっても眠いんですよ、オールナイトは・・・。
5本一挙上映中、3・4本目が特に、起きているのが困難で。

亀有名画座があった頃は、昼間丸2日(プログラム2週分)行けば年間ベストテン作品、全部観れたんだよなあ・・・。
ロフトプラスワンでの2年間は、トーク中心でありがたかったけど作品のVTR上映はベストワン1本だった。
それを考えると今5本観れるのは貴重、なのだが。
ピンク封切り映画館は基本的に今、新旧3本立て。
一本あたりを考えると高いか、安いか?
小生は結構、お得感ありなのだが。

建て直す以前の旧文芸坐でも、昼間に<近頃ピンクが面白い!>特集やってたし。
滝田洋二郎・黒沢清監督作品などを取り混ぜて、あれで80年代作品を一杯観れた。蛍雪次朗出演作が多かった。(探偵推理仕立ての<チxx電車>シーン入りコメディとか、ね・・・の声)
ああいう特集、ぼちぼちどうでっか?是非。



付記:オールナイトの上映作品名。



吉行由美監督・脚本、本田唯一共同脚本
「ミスピーチ 巨乳は桃の香り」(既述)
(脚本タイトル:プリティ・イン・ピーチ)
(製作:オーピー映画)
(ベストテン5位、技術賞、特別賞)


「援助交際物語 したがるオンナたち」(一般公開タイトル:[かえるのうた])(既述)
(脚本タイトル:ドアをあける)
(国映=新東宝)

同じ映画に、タイトルが3つも・・・。


竹洞哲也監督・小松公典脚本「欲情ヒッチハイク 求めた人妻」
(脚本タイトル:舞う指は誰と踊る)
(オーピー)
(ベストテン4位、監督賞、脚本賞、女優賞、男優賞)

のんびり旅する、ロードムービー調。
人妻が家出、ヒッチハイクで故郷の長野へと向かう。途中、若いペアと合流。民宿を営む昔の恋人と再会、手伝いながら滞在する・・・。
主役・夏目今日子のアンニュイな存在感勝ち。

後藤大輔監督・脚本「わいせつステージ 何度もつっこんで」
(脚本タイトル:言い出しかねて)
(国映=新東宝)
(ベストテン2位、女優賞)

ロッポニカ一般映画路線になる直前の、にっかつロマンポルノ末期に「ベッド・パートナー」で監督デビューした後藤大輔監督も、今やすっかりピンク常連に。
腹話術師が出ているのだけは、かすかに覚えているのだけど・・・。
何しろ真夜中で。観直さないと・・・。


池島ゆたか監督、五代暁子脚本「人妻を濡らす蛇 -SM至極編-」
(脚本タイトル:冬のワナ ~第二章 人妻編~)
(オーピー)
(ベストテン9位、女優賞、男優賞)
題名どおり・・・。
大物美術評論家が足腰立たなくなって旧家にひきこもり、昔遊戯でいたぶっていた女たちを呼んでは又、いたぶってる。ほんまにそれだけ。



表彰式の時間がかなり延びた為、すべての上映が終了したのは明け方、6時50分過ぎ・・・であった。

以上。
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  1. 2006/04/23(日) 10:17:55|
  2. 劇場用映画
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スケバルQ <16> 「ブラックシップ・ゾーン」

チバテレでは「必殺仕業人」が終わり、今度はまたさかのぼって「暗闇仕留人」スタート。
いったい、どういう放送順の決め方なんだろう?

今回は文化・文政時代からぐっと下って嘉永(かえい)年間。
そう、黒船来航で騒がしい幕末の入り口なのだ。
主人公達が関わる事件も必然的に、幕末の混乱した世相に起因するものが目立つ。

今回のキーパーソンは、石坂浩ニ扮する、見世物小屋の三味線引き、糸井貢。とくれば当然武器は、バチ。
病気がちの妻を抱えてひっそりと暮らしてる。
実はこの男、高野長英の弟子筋で元蘭学者。

グループ結成直後の第二話で早くも、昔の仲間だった役人が新式大筒(大砲)の試し打ちの標的に罪人達を使ったと知り、裏仕事で自ら仕置きする。
多くの人の敵はとったものの、標的になって死んだ男の婚約者は風俗店にて派手にやけ酒騒ぎ。
眺めながら無力感を抱く貢・・・。

台詞の殆ど無い、このシーンに本シリーズの哀感が既に集約、表出されている。
この世の正義って、裏仕事の意味って、いったい何なんだ。
この貢の悩みこそ、必殺シリーズ自体の根幹をも揺るがしうる、隠れたメインテーマなのだ。(特に、最終回で・・・。)


仕留めの仲間は、坊主頭の石工・大吉。
必殺技は・・・素手で心臓つかみ、鼓動を停止する荒業。
画面にはレントゲン、オシログラフが、ピピッ!
ごくたまに同じ技で蘇生もする。
オフには尼寺に入りびたり。
その尼さん、「なりませぬ!なりませぬ!」などと拒みつつ結構、その気になりかけてるのが可笑しい。
これ、初放映当時、流行語になったそうです。

で、実はこの尼さんと、貢の妻と、主水の妻・りつが・・・
三姉妹なのだ。
つまり仕留人チームは事実上、義兄弟なのだ!
これは珍しい設定。


そういえば、後で幕末がらみの必殺スペシャル、結構作ってるよなあ。井伊大老殺しの話とか、政と仕事した横浜異人館とか。
映画でも「ブラウン館の怪物たち」にアーネスト・サトウが出てたし。映画の出来はいまいちだったけど。
あ、ちょっと待て、たしか「必殺忠臣蔵」ってスペシャルに主水と政が出てたはず・・・。
すると主水は200歳以上!?ドラキュラ・・・まさかね。
ともあれ、しばらく見守るとしましょう。


では又。
  1. 2006/04/19(水) 21:45:28|
  2. 時代劇
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スケバルQ <15> 「リアリスティック・ゾーン」

今日、初めて噂の?<一円たりない。>ブログを見た。
「日本沈没」への愛に、満ち満ちていた・・・!

書いてある「ケロロ軍曹」は、そういえばまだ観てないなあ。
「ワンピース」もごくたま。
「ガッシュベル」や「ナルト」すらご無沙汰で。あたりまえなのだが。

小学生時代が「新オバQ」、中学3年生から受験一段落の反動からたちまち、日テレ系の再放送枠にはまりました。高校以降もそのまま続行。
「柔道賛歌」あたりから「ど根性ガエル」「侍ジャイアンツ」に「ルパン3世」。「ジャングル黒べえ」もまだ観れました。
NET(テレビ朝日の旧称)系ではリアルタイムが「勇者ライディーン」から「コンバトラーV」、「ボルテス5」経由の流れで少しだけ「ガンダム」。
後は漫才ギャグブームの引っ張りでフジテレビ系が「うる星」と「めぞん一刻」、TBS系の日曜昼下がりが「マクロス」「オーガス」、あたりまでが一応、リアル視聴な世代なんですが。

「アルべガス」「サザンクロス」「ガリアン」放映あたりからはもう、あまり熱心にアニメ番組を観なくなっていました。
「Zガxxム」は人間不信・社会不信になるいやな話ばかりで。<最終回ショック>を最後に、離れました。あれは見過ぎるとよくない。
ブーム加熱、本数過多の後は、<もたれ>の季節が来ていました。

一度遠ざかるとずっと離れちゃうんですよね、コミックやTVまんがって。
小生は「機動警察パトレイバー」までで、一度離れた。
あれでリアルなSFロボット漫画はほぼ完成しちゃった、と感じたから。以後は劇場版のみ。
アニメ新作の何を見ても、あそこらまでのリメークに見えて・・・・。

「エヴァンゲリオン」はとりあえず観たけど、ドラマがきつく、あまり人を幸せにしない物語だと思っております。
そんなにトラウマ与えちゃって、いいの?と。
あたふたな最終回を除くと、自分の中では評価は低いです。
劇場版2本はその最終回をも打ち消してしまい、がっがりでした。
年齢のせいもあり、もうあまりアニメ・キャラには思い入れが出来なくなっていました。


かなり大雑把にはしょりましたが、これが小生のつたなきTVアニメ・ブーム期体験の顛末です。
アニメ・宗教・学生運動はキャンパスの<3大回避対象>、と言われた暗黒の時代でしたので、当時はこの手の話を外ではいっさい、していませんでした。
「明るい、暗い」というイメ-ジだけで何でもひとくくりに扱うのは、どうかと思っていたのですが、いやでもそういう見方が周囲に流行っていた時代だった。

今はインターネットという交信手段があるだけ、意見こそ多少違えども<とりあえずわかる>人達には出会いやすいので、昔より恵まれてはいるのでしょうが・・・。

「Zガxxム」や「エヴァ」みたいなトラウマ・ドラマは、観た後あまり引きずらないほうが人生、楽ですよ。
あれは大人の社会・世界のせちがらさを、ちょっと早めに<予習>させているのに過ぎない。
T総監督(仮名)のあのうざったいお説教だって、結局ATG映画「天使の恍惚」(注1)で内輪もめしてる人物達が吐く捨て台詞と一緒なんですから。
自分より認識が甘いからってすぐ「こども!」なんて言葉で叱って、カッとさせるのは。
あれ、こどもにも失礼ですよ。

A・H監督(仮名)の「エヴァ」展開でしてきた事も、結局は同音異句。
映画館で金を払ったからって、期待する満足が得られるとは限らないよ、という教訓癖?と見た。
でも説教くさくしなかったのは正解。
「ナイスの森」でふざけてるA・H氏のほうが、ずっといいです。

浦X直Xのスーパーリアル漫画群も、嫌いです。
あまり読まないようにしている。
「20XXX年」等で言いたいことは、漠然とだがわかる。
ノスタルジックやファンタジーだけに支配されるのも、目の前の現実に立ち向かっていかないのも、勿論よくない。
<こうなるはずだった>世界にならなかったのなら、自ら微調整して、失ったものを取り返していくしかない。
小生もそうだったからよくわかる。
けど、他人のいい思い出までぶっこわすのは、やめてほしいのです。
(リメーク版「プXXトウ」など、もう、いい加減いやになります。そこまでする必要があるのか・・・?と。)

宮崎駿や押井守は・・・
まあ、それぞれがずっと、一つか二つの決まった<歌>を歌い続けてきてますから。いまさら、小生が解説を追記するまでもないでしょう。
ただ、押井作品、最近映画でもギャグ少ないな、と。これも年齢のせい?


長い人生航路。
楽しいことをメインに、思い出にしておいたほうがいいですよ。
それが70・80年代体験世代からの、実感メッセージ。


さて、フジの実写版「ちびまるこちゃん」でも観ようかねー。
70年代のぼくらはみんな、冬はあんな編んだセーター着て、走り回ってたなあ。小学生時代。
なんか、泣かせの友情物語になってますね・・・。
ああ、一日だけ、あの頃の世界に行きたい。
(さっきまでの話はなんやねん!の声)


本日、以上。



(注1):むちゃくちゃです、あれのラストも・・・。
これは全然、リアルタイムでは無いんですが。
もう、ついていけんです。 [スケバルQ <15> 「リアリスティック・ゾーン」]の続きを読む
  1. 2006/04/18(火) 19:29:40|
  2. TV
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<おしらせです>

えー、緊急誌上会見、です。


先日、知己のあるインディーズ映画監督ZU氏(仮名)が先方HP上にて、小生本人の役柄納得通知を得ぬまま、小生が新作映画に出演、との公式発表を、具体的配役記述は抜きですが、行なっておりました。

ZU監督・・・
誠に申し上げにくいのですが、小生は監督が要望?する、と代理伝達者たるB女史(仮名)より聞かされましたるその役とロケ地(2箇所)では、出演したくありません。
こxxょとさxxで、ふxx者役のロケって・・・
無謀です!それは。
身の安全を保証できませんよ。誰がやっても。

それは、本当に必要なシーンでしょうか?
何か他の撮影方法やつなぎ方は、ないものでしょうか?

ZU監督の作品に以前エキストラ出演が体調の都合により出来なかったもので、今回、出演依頼をされましたこと自体は、大変に光栄な事なのでございます。
ですが、もし出演可能でしたらばできれば、もっと別な役で御願いしたいのでございます。
時間調整等はその後で、ということで何卒御願い申し上げます。

ZU監督、小生は映画ファンではありますが、いわゆる何でも演じたい、という種類の<俳優>ではない、という事が大きいと思ってくださいませ・・・。
大胆すぎるロケ・プランのご期待に沿えず、すみませんです。

ZU監督の寛大かつ賢明なるご判断を、御願い申し上げるものであります。
では、お返事をお待ちしております。


以上です。


[<おしらせです>]の続きを読む
  1. 2006/04/17(月) 21:59:51|
  2. インディーズムービー
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スケバルQ <14> 「ボーダーライン・ゾーン」

主水日記。

越境、という魅力的なテーマがある。


ソン・へソン監督(兼・脚本)の劇映画「力道山」のソル・ギョング演じる主人公こそは、越境を続けてきた者。
海峡を越え、相撲界からプロレス界へと転進、国境も太平洋も越えて、彼の言う<世界人>としての栄光あるヒーローたる自己を勝ち得てゆく。
ヒーローに絶対なる、と誓った男。
日本社会の壁にぶつかり、挫折も味わってきた男。
(ひどいね、あの先輩力士達のやり方・・・!)
そして、夢を子供達に与える事を忘れなかった男。
更に自らの夢を追っていた男。

だが後半、勝ち得た栄光と引き換えに人間同士の信頼、という宝物を徐々に失ってゆく。
仕事上の秘書(萩原聖人)には偽善ぶるな、と言い、同郷の旧友には人は初めから孤独だ、と母国語でつぶやく主人公の言葉が、男らしくも哀しき心情をストレートに伝える。

裏社会やTVとプロレスの繋がる世界を泳ぎ渡りつつ、その一方で無骨、極端にストレートな言動をぶちまけ続ける男の半生が、真正面からのスター・アップ多用、ややたどたどしい日本語台詞と圧倒的再現バトル・シーンとともにガンガン、こちらに迫ってくる。これで興奮しなかったら男じゃない。
これぞスター映画、というエネルギーに満ち満ちている。
日本のスター映画がとうに失った、迫力ある何かが、確かにある。
名台詞が若干聞き取りにくいのが、唯一の難点だが。その事で主人公の無骨さがより強調されて見える。いいスパイス。

中谷美紀の日本女性、もう今時居ない古風なタイプだろう。
渡米中、よく待っててくれたよなあ・・・。
でも生活に求めるものが、夫とは違っていた。
「一度だけ負けてください・・・」がそれににつながる。
周囲の和風美術が素晴らしい。若干は某ハリウッド映画のジャパネスク描写を思わせないでもないが、あちらのそれなどよりは芸者の仕草などずっと本格的で、ちゃんとそれらしく見えている。
韓国・日本合作映画のプロレスラー伝記映画で、純日本的な<美>を再確認している小生。
これも一種の麗しき越境、なのだろうか?



4/14(金)。

旧ユーロスペースから改称した渋谷Nシアターで、中村義洋監督「ルート225」を観る。(題名、ルートの記号が・・・出せない!)
これは映画内で、あるささやかな越境が見られる。

新生「ウルトラQ」や「世にも奇妙な物語」のロング・バージョンみたいな展開。原作の発想と脚本の堅実さによるところが大きい。
ゆったりとした、きわめて地味な日常風景描写と進行ながらも、ある種の別世界の中へと迷い込んだ主役たる姉・弟コンビの状況把握、記憶混乱、狼狽、悲哀、決意などが切々、かつ淡々と綴られてゆく。
八百屋のあいつが出るシーンだけ、一瞬解釈にちょっと戸惑ったのだが・・・。(こちらも半ば記憶が、ミステリー・ゾーンなのです。)
野球テレカにはかすかに、笑った。これがニクい小道具になる。

「カッコつけるな」、とやや理屈屋の弟に批判されている姉が、「どんくさい」弟を小突きつつ、あくまでも冷静に状況把握に努めようとするも、次第に追い込まれてゆく。でも見かけによらず?根性がある。
その過程で彼女が一見つんとした表情を、次第に人間くさく崩してゆく様、他人との接し方を学んでゆく様を、じっくりと眺めさせてもらった。てゆーか、そうせざるを得なくなる映画。
(「てゆーかって言うな!」が聞こえてきそう、の声。観た人はわかる)

ラストが・・・じんわりくるぜ。
マッチョ青年君、あれからどうしたのだろうか?
動きにはやや欠けるが、したたかに心のさざ波を呼び起こす。佳作。


同日4/14(金)、夜9時20分より渋谷シネマ・ラ・セット。
内田けんじ監督X松梨智子監督トークを聞いた後、「映画監督になる方法」をもう一度、観返してみた。
劇中司会役の人も派手だなあ、などとつぶやきながら。

あの、まんたのりお扮する監督の主張は、撮る側、出品する側の人としてならば、そう間違いじゃない、という内田氏の意見は・・・
<監督>としてならば、そう間違いじゃない、多分。
(他人や社会との接し方には、なお問題がありすぎだけど・・・の声)
思うに多作する監督ほど、他所の作品の細かいアラが、よく見えてしまうのだろう。(見えすぎちゃって困るの、ってCMあったよな、の声)

観客論がらみで云えば、たとえば小生の場合は、というと、実は観ている間は監督が思っている程に細かくは、気にならないケースが多い。
それは受け取る<作品イメージ>が、もっとトータル、全体的な、大雑把なものだからだろう。
まず大づかみに印象に残ったところから、その観た各人にとっての<映画>が1本発生するのだ。
その上で随所のありように怒り、泣き、笑い、喜ぶ。
ときには監督が思ってもみない所で、客席から大きな反応が起こったりもする。
それを反応を見た監督が喜ぶかどうかは、観客には必ずしも・・・わからない。
そうした点で、監督と観客とは、互いに大変感性が近く感じられることもあるが、同時に、はるか遠くに隔たってもいる。元々そういうものなのだ、と認識している。


だからこそ、<映画を観る>という行為は豊かで、楽しく、とても面白い。
いわばニ者のあわいを<越境>しようとする試み。
ゆえに当分は、やめられない・・・。


以上。
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  1. 2006/04/15(土) 14:52:26|
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スケバルQ <13> 「チャレンジャー・ゾーン」 

主水日記。


故・黒木和雄監督(享年75歳)を、まったく知らない人に説明するポイント、5箇条。


1・企業PR映画やドキュメンタリー映画演出に、劇映画の要素をしばしば加えてみせたこと。

岩波映画での監督デビューはたしか、電気機関車のメーカーPR映画。
ウール業界のPR映画では、歌手のぺギー葉山をメインにOL風女性達の会話とダンスを交えた、カラフルなミュージカルに仕上げてみせた。
(これ、好きで。アテネ・フランセとフィルムセンターで少なくとも2度観に行った。)
北海道庁のPR映画「わが愛 北海道」では、現地に赴任した男性が北海道のヒロインにあこがれ、「ああ、この子のいる北海道に住むんだ・・・」というドラマ仕立てを導入、お役所を戸惑わせた。
「あるマラソンランナーの記録」ではランナー(君原)の孤独さを強調、ナレーションと音楽でどんよりと重くして、注文した東京五輪関係者達の不評を買ってしまった・・・・。
(あれはちょっとやりすぎ、の声も。)


2・加賀まり子を<蝶々>役にして日本列島を長旅に飛ばす、初の劇映画「とべない沈黙」を撮ったこと。

あれほど、劇映画パートとドキュメンタリー・シーンがごちゃごちゃに入り乱れて、波打ってつながっている作品を他に知らない。
ジャンルの垣根を軽々と越境する面白さ。
魅力的な過渡期作品。


3・勝新太郎、原田芳雄との仕事が多い監督。

この2人が醸し出す男くささが、黒木映画の<顔>になった。
即興的演出論上で勝とは発想が合ったのだろう。TVの「座頭市」や「警視K」などでもよく組んでいた。
「老いたる座頭市」を撮る計画もあった。

黒木映画で原田芳雄といえばATG、「竜馬暗殺」の隠れ住みながらも反抗心旺盛な、ユーモアをまじえた竜馬像。ええじゃないか!が強烈。
続く「祭りの準備」の兄貴役、荒くれた存在感。駅のシーンが決定打になった。(あの映画で初めて、田舎の若者が上京したくなる気持ちをようやく理解した。)
以後も「スリ」「父と暮らせば」まで、長いコンビ。

原田・勝ともに出たリメーク版「浪人街」は、反抗メンバーの殺陣が共同集中式で無く、位置的にバラバラで、時代劇ファンの大半が望む殺陣とは違っていたのがやや不満だった。


4・劇映画「キューバの恋人」を殆ど脚本無しで?津川雅彦(船員役)とキューバ・ロケに行き、現地の素人少女をヒロインに起用して、突貫工事で撮り上げたこと。
セミ・ドキュメンタリー・タッチとはいえ、よくそれで、あんなにちゃんと仕上がったなあ・・・。

5・「TOMORROW 明日」「美しい夏キリシマ」「父と暮らせば」が<戦争レクイエム3部作>と呼ばれること。

暑くて青い空、あの終戦の日ってこんな感じ、という叙情入り風景画の「キリシマ」。
他の2作は大分、舞台演劇寄りになっていた。
ともあれ、生涯現役のまま、唐突に幕は下りたのだった・・・。


以上。
  1. 2006/04/14(金) 01:58:35|
  2. 劇場用映画
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スケバルQ <12> 「グッバイ・ゾーン」

信じたくないんですが、今観たニュースによると、黒木和雄監督が12日に亡くなられたそうです。
そんな、3月に新文芸坐の監督協会トークにはいつもの黒い服に眼鏡のスタイルで、お元気でいらしてたのに・・・。PFFやアテネフランセでもあんな感じだったんですよ。
最新作「紙屋悦子の青春」を撮り終えられているのが、救いですが。

「プルガサリ」の申相玉監督も、ソウルで11日、亡くなられたそうですね。
さぞ波乱の人生だった事でしょう・・・。

両監督のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
  1. 2006/04/13(木) 01:22:27|
  2. 劇場用映画
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スケバルQ <11> 「レトロ・ゾーン」

主水日記。


4/9(日)、14時少し前。
浅草・雷5656(ゴロゴロ)会館5階、ときわホール。
<石見栄英(いわみさかえ)特集上映>。入場料1000円。
企画・進行は「寅蔵と会った日」(既述)を撮りあげた、さいとうりか監督。白髪の紳士・石見氏の魅力に惚れ込んでの企画、といっていい。

前座・三遊亭大楽(だいらく)氏。
名前の通り円楽一門の二ッ目。
野球で言えばキャッチャー向き?やや大き目の体格なり。
軽くたわいもなき馬鹿話が、実に笑わせる。

引き続き、大楽氏が登場する同会館PR映画を上映。
子役達が思いっきり、氏に体当たりするのがかわゆい。
なぜか知人男性約2名(さすらい観客J氏&Y監督)、目立つ黒眼鏡で「ゴッドファーザー」さながらに出演、怪しき風貌につい吹き出す。
あれを観ると雷おこしが、ちょっと欲しくなる。

そのまま、寅蔵役俳優・石見栄英氏出演3作品、一挙上映。


吉行良介監督「G」

佐川次郎と2人のみの出演。
釣堀でくつろぎながら一家のことをぼやく佐川の老人・山彦、それをなだめて軽い冗談を言って笑わせる石見の海彦。
ただそれだけだがとぼけたユーモアに味わいあり。日曜の昼下がりには合っている。

竹内 幹監督「うちゅうさん」

トリウッドやシネマキャバレーで見逃していた。やっと観れた。
モノクロ作品。
江戸時代の貧乏長屋、厠(かわや)の上にそろばん玉状のUFOが不時着。ただし画面には出てこない。目撃した住人たちによって語られるのみ。
銀色のつなぎスーツを着た、角が2つの宇宙人が気絶したまま大家さん(石見)のもとへ運ばれてくる。介抱する住人達。
大女の乳母が乳を飲ませてやる。宇宙人の体が鯉のぼりのごとく揺れて、可笑しい。
UFOから運び出された品物が大家の前へ運び出されてくる。
どうやら調査のため時間旅行して集めてきたものらしい。
なぜかど派手な現代娘やミル・マスカラス?まで出てくる。
大家の「木の実を・・・」等、随所で大いに笑う。
やがて、外では宇宙戦争が始まるが・・・。
正に<SF落語>ショート・ショートそのままの世界が現出。
小松左京、かんべむさし、筒井康隆先生あたりが書きそうな、愉快なカルチャーギャップ寓話。落語でもやれそう。なかなかおもしろい。

ラストは「寅蔵と会った日」(再映)、再度ゆったり劇中浅草散策を味わう。
ほんとに、青年時代にあんないたずらっ子のアドバイザーがいたらなあ、と。
それと鈴木明日香はどこへ出演しても、目立つ。

主役の俳優・石見栄英氏にとっては、良き記念になる一日だったようだ。
今回一番お疲れ様だったのは、司会・進行のさいとうりか監督だろう。
5656会館のハッピ姿が何だか、よく似合っていた。

打ち上げに2次会まで残り、皆と談笑す。
しかし、電気ブランはかなり濃くてすぐ廻るので、皆さん、できればあらかじめ薄めて呑むことをお勧めしたい・・・。

さて。
又、イベント寅次郎しに行くとするか。


以上。





  1. 2006/04/12(水) 00:24:30|
  2. インディーズムービー
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スケバルQ <10> 「ウルトラ・ゾーン」

特捜調査員ゼルディア、報告。

「ウルトラマンメビウス」、スタート。
第一話から<ウルトラマン誕生40周年記念>の文字が。
冒頭、ウルトラの父に続き、早くも地球へ旅立つルーキー・メビウスを見送るレオ・アストラ・80(エイティ)・ユリアンの姿が。
他にもまだ後ろにいるような・・・タロウか?

どうやら過去シリーズとのリンクが大いに期待できそうですね。
ついに来ました!第二期・三期ウルトラ・シリーズ世代ファンの為の番組が。

前半で地球防衛空軍が全滅するのは「A」の第一話そのままだし。
生き残った隊員(仁科克基)は新マン(「帰ってきたウルトラマン」ことジャック)のレギュラー・次郎少年が叫んでいた「七つの誓い」を伝え聞いてるし。
青年姿のメビウスもそらんじていた。先輩の新マンから聞いてるのかも?
宇宙ステーション・ネームに「V」付いてるのも新マンみたいで。
着任早々のさわやか風来坊青年(今回はセブン・80同様、あくまでも仮の人間姿らしい)に襲いかかり、木の枝からとげを飛ばし、異次元?に消えた謎の白い服の女、なんとなく歯医者のヤプール人(Aの終盤に出てきた。何か薄気味悪かった)を思い出させる。正体は何者?

しかし、25年ぶりに怪獣出現のニュース、という設定にはちょっと違和感が・・・。間、空き過ぎてないかしら?
確かに「80」第一話では、ずっと地球に怪獣は出ていなくてUGM隊員達が基地設備のTVゲームで遊んでる、みたいな所へいきなり襲来、というのはあったけれど。
今回は防衛体制が一応整っていたけれど、ブランクが。戦闘経験が浅かったからあんなにやられたのかな。
秘書?の怪獣襲来報告聞いてた担当官、相当びびって「何で私の任期中に・・・」ってぼやいてたけど、それは当然でしょうね。
メビウスは恒例どおり光線一撃で倒しちゃったけどね。

それと、今回は世間の人々が過去にウルトラマンが来たのを知ってて、「あれがウルトラマン!」「昔ママが見たって」と噂しつつ携帯カメラで撮って、光線技フィニッシュに拍手喝采してるのが何かほほえましかった。これぞ、ファン泣かせ。
でも生き残り隊員君はご不満なようで、「ばかやろー!ビル盾にして!守れて無いじゃないか!」などと、初対面のメビウスにきっついダメ出し・・・。
過去のウルトラマンも結構、建物や森を盾にして攻撃よけてたり、ビルの上に倒れてたりしてたけどね。
災害補償の話まで突っ込んでたらもう、きりが無いし・・・。やれやれ。


思えば・・・
別設定アニメの「ザ・ウルトラマン」世界はともかく、初期(Q・初代マン・セブン)や第二期(新マン・A・タロウ・レオ)や80までのウルトラワールドは一応、世界観が順番につながっていて。過去シリーズのウルトラマンが時折ゲスト的に再登場していた。

でも80とティガは、世界観つながってないんだよね。まったくの新設定で別世界。平行世界に近い。
過去の世界に円谷英二がいて名脚本家達がいて、初代マンが出る、っていう回はあったけど。
ティガ&ダイナはつながってて、ガイア以降はネクサスまで殆どが毎回、平行世界に近いんだよな。
マックスは・・・過去怪獣・宇宙人は出てるけど、出す設定が前と違ってるし。近似平行世界?
メトロン星人の出し方だけ、セブンとリンクしてる?

メビウスは、とりあえず第二期の<ウルトラ兄弟>(というか、義兄弟)世界のその後、という解釈で、いいのかな?と。
でもドラマは当然、平成シリーズ寄りのリアルさが制作上求められるんだろうけど。

新隊長が田中実、にびっくり。
いきなり昼メロコメディー「温泉へ行こう!」「病院へ行こう!」の人が・・・。
80年代日テレドラマの「ジャングル」や「刑事貴族」で刑事だったの、覚えてる人いるかな?
宍戸開といい、最近の隊長は印象若年化してるなあ。
京本政樹がなる日も近い?


さて、次回予告はグドンが出そう。ツインテールは出ないのかな?
それと新隊員スカウト・補充の話になりそうです。

一話でそれらしい人たちが登場してたけど。
伝説のサッカー選手に女性カーレーサーに幼稚園の保母さんに・・・ってそれでいきなり戦闘に出して大丈夫かな・・・?と、ちょっと心配。
「あの子達がまだ避難して無いんです!」と困ってる保母姉さんを助けようと、メビウス君含めたまたま居合わせた一同が救助に協力。
が、あの子達って、ウXXだったのね。子供じゃなくて。
これ又ほほえましい。

おそらく、この新メンバーとルーキー・メビウスの成長を描くドラマになるんでしょう。
ただし、ネクサスみたいに過度なシビアさには、しないでほしいな・・・と願うばかりです。


以上、ゼルディア中間報告、終わり。

  1. 2006/04/11(火) 01:46:47|
  2. 特撮
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スケバルQ <9> 「クラッシャー・ゾーン」

順之助の日記。

「ナイスの森」、面白いには面白いんだけど。
何か、軽いんだ。

筋に芯棒がないから。
映画が<解体>してて、テンデンバラバラ。
材料ぶつ切りのまま、リンクしてつないでる。
これ、TVの「ゲバゲバ90分!」や「カリキュラマシーン」みたいで。
そこへさらに、吸血ヒルの性器?じみたヘンなイメージをぶっこんだ印象。
あと、サウンド・スピーカーで演奏実験してて。あれちょっと長かった。
殆どのコーナーが、末梢神経的刺激で終わってるし。

でも、念力少女の夢とか、噂話する温泉3人娘(明らかにノリ、関西系だな・・・)のはしゃぎ方とか、大人・子供ごちゃまぜのホームルーム・コントとか、ところどころでは大笑いした。
各回オチが見えて、じーっと観てるところでスッと幕、という某爆笑映画まつり式?なやりかたが一応、成功はしてるし。場内の反応もわりといい。
でも、やっぱり<映画>としては、軽いんだよなあ・・・。


以上。
  1. 2006/04/11(火) 00:02:41|
  2. 劇場用映画
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スケバルQ <8> 「クリエイターズ・ゾーン」 

速報。
主水日記。

4/8(土)、21時20分、渋谷シネマ・ラ・セット。
松梨智子監督「映画監督になる方法」、初日。


異例にエキストラで自らちょこっとだけ出ていながら、試写を観ていなかったので、初日封切りでやっと観れた。
心配した雷雨も昼間の2度だけですぐ上がり。
初日舞台挨拶の入りも、レイトショー30分前でもう満員御礼が。ああ、よかった。とりあえずひと安心。
(上の階も「闇打つ心臓」封切りで、ごったがえしていた。重なる時は重なるものだなあ。)

しかし、客席ではあくまでも観客、ちゃんとおもしろくなかったら承知しないぞ!と例のごとく身構えて、拝見。
監督の前作「レプリカント・ジョー」に幾分かのおもしろさを認めつつも、やや不満が残っていたせいもある。
そして。



おそらくは業界的に微妙な?内容をかなり含んでいるため、書きにくい部分もいろいろと、あるのだが・・・
エロ・グロ・ナンセンス・コメディとして観れば・・・

すこぶるおもしろい!
「映画監督になる方法」。
いや~、まだ興奮がさめやらない。

冒頭、町田マリー扮するイチゴちゃんの戦闘?シーンの妙に明るいグロさ、ばかばかしさで、つかみはOK。
乗れるかどうかはまず、ここのグロさを受け止められるか、どうか?で分かれるだろう。
予告編に出てくるミイラ集団芝居は何だ?といぶかっていたが、本編中盤で納得した。あれに、ストーリーのほぼすべてが集約、象徴されている。
正直、ここまでこのテーマをあくどく突っ込んでやるとは思わなかった。タブー寸止め状態。いまさら、というものもやや含まれるのだが。知らない人も多いから。
(「トレポネマ」にも少し出ていた。ショック受ける人もいるかも・・・?の声)
出演者は皆(監督を含む)、もろ捨て身。大胆すぎる。あまりにも。
普通隠すだろう、という事までもあからさまに、劇中世界で次々にさらしていく。

特にまんたのりおの、才気溢れるがわがままで自己中心、自信過剰な監督。社会性の無さに呆然とさせられる。
まあ、そういう人は世の中には往々にして居るものだが。これで才気も無かったら同居女性は気の毒だ。
AV業界で理解者たる友人(結構しっかり者)を得ていなかったら、果たしてどうなっていたことか・・・想像するだにおそろしい。
人生何が幸いするかわからない、出会いの運も一つの才気、なのだろうか。
常識の破壊者、かつ映画の創造者たる男女監督、それぞれの文字通り蠢(うごめ)くその在りようには、いやでも圧倒させられる。
そして彼らは常に、周囲の人間との<認識の差異>に悩まされている。映画やコンクール、仕事、男女関係などに対する認識の差異に。
その差異こそが、劇中で状況を揺さぶり、差異から生じる振動がさらなるドラマの動きを形成する。

主役のまんた・町田双方の演じるキャラクター自体が既に持っている、あくなき前進への意欲と勢いが、いわば矢印の2本立てで映画全体の展開を引っ張り続ける。
更にこの男女2人の監督が仕事上でコンビとなり、矢印(数学で言うベクトル)が一本に合流し相互作用が始まるや、たちまちのうちに両者の題材・男女関係等に対する意識、生活観のズレが表面化してゆく。
しかもそれはいびつながらも三角形の2角、でもあるため、男性監督自身の<認識台詞>にも反映されてゆく。
その果てには<状況>の真偽すら越えきった、怒涛の展開、終末が待っている・・・。
編集の妙、造形の達者ぶりが更に、映画全体の持つ前進、また前進の勢いをだめ押しする。
そのカオス状況と勢いの前には、一部テント内画面の暗さ、表情の見えにくさなど、何程の事も無く吹っ飛んでしまう。

一部実体験を参考に、と舞台挨拶では一同語られていたが、さすがにあの終盤近くはフィクションだろう!!と。
その分、展開上脇へ外れていった登場人物達のその後には、いささかほっとさせられもする。

これだけだったら、ただの不快ないたましいお話に終始しかねないのだが、「トレポネマ」にも見られる状況の客観視と徹底した喜劇化演出により、全ての劇中状況は笑いへと転化されてゆく。そこが素晴らしい。
エンタメ映画のリズムと弾み、勢いがあって、ちゃんとおもしろくなっている。最後の最後まで。

随所に挿入されるおなじみのミュージカル・シーンも楽しい。舞台俳優・女優陣出演ならではの強みだろう。
いささかベタでのほほん、な音楽だが、余計にコミカルさを強化する効果を持つ。
(この手増えてきたね、最近の一部邦画で。みんなわかってきたな・・・の声)

主役コンビをはじめとする、映画業界周辺でもがきのた打ち回る人々のすさまじさ。
そのミもフタも無き言動の数々に、なんとなく納得しつつも、随所で笑いまくった。
(これから映画を撮ろうとする人々には、複雑な気持ちにさせられる内容だろうが・・・の声)

会心の出来。
過去を客観視できる余裕を、監督がちゃんと持っているからだろう。

やったね、松梨智子監督。おめでとうございます。
成果を踏まえつつ、さらに精進されますように・・・。


以上。



付記:なお、エキストラ参加部分は、しっかりと使用されていた事を付記しておきます。感謝致しております。


  1. 2006/04/09(日) 11:36:44|
  2. 劇場用映画
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スケバルQ <7> 「ミステリー・ゾーン」 

今夜の小生、いささかはらはらしております。
明日の関東地方、天気はやや崩れそうですが。
そう、明日は・・・待ちに待った、あれが公開に。
さて、どんな反応が来るのか?
待て次号!



主水日記。

最近観てきた作品群、わりにヘビーな問題作が続き、いささかグロッキー気味なり。
題材と描写とを別個に扱わないと評価が難しいものが、多い。
新作からいこう。

4月某平日夕刻、シネコン。
西谷弘監督「県庁の星」。
客・男3人、女2人。

TVドラマを先に映画化した、という感じ。
映画表現としては<中くらい>だが、主演コンビのきりっとしつつおどおど、な演技がそれなりに光る。
店長など脇キャラがユーモラス、ストーリーも堅実に引っ張っていく。
ラスト、希望を持たせるやり方がニクイ。
公務員もスーパーも、裏でやること多くて大変なんだなあ・・・。
あらゆる職場にとってサブ・マニュアルになる?観といて損はない。
「NANA」よりはロングランが納得できる。


ややさかのぼる。
3月某日。
伊藤俊也監督「映画監督って何だ?」。

新文芸坐で1日だけ大公開。日本映画監督協会が制作。
映画著作権は現場を指揮した監督のものか、製作した会社や団体のものか?というディスカッション映画。うーむ、これは判断がむつかしい。
現行法と慣習では、作品の著作権は1本完成と同時に、自動的に製作団体へ移行する、となっているらしい。
たとえば、作家・村上龍には原作小説の著作権があるが、自分で監督した映画化作品の著作権は・・・無い、というわけ。(ドキュメンタリー部分で当人が驚いていた。)
協会は「当然、監督のもの」という一方、運用する際の権利許可の煩雑さを考える製作会社は「脚本家やスタッフも含めて作った、総合的作品だから・・・」となる。
これはやはり、自動移行ではなくて、移行時にコントラクト(契約書)に一筆入れる形に改めるべきだろう。

全体を通してのナビゲーターは小泉今日子、学習漫画キャラのごとくに法的決定の場に出没、時空を自在に駆け回る。
出演者・スタッフの大半が映画監督、というオールスター。贅沢。
劇中劇(文士劇、というか?)がユーモラス。
時代劇パートで阪本順治監督の<脚本太夫>、小栗康平監督の<菅徳之助>に笑う。
同じ脚本シーンの演出を佐野史郎出演で、三人の監督がやるとこんなに違う、という実験も面白い。
表現的にはユニークだが、題材の扱いについては意見が分かれるところだろう。
観客としては、とりあえずは料金を払って観る、表現がおもしろければ評価する、なのだが・・・。
ちなみにこの映画の権利は、<監督から監督協会へ移行する>そうである。ややこしい。


3月某日。
大森立嗣監督「ゲルマニウムの夜」。

東京・上野の国立博物館、西門側敷地に設置された会場<一角座>のみで半年間公開中。「夢二」で銀色ドーム、「王手」で電飾やぐらを組んだ荒戸源次郎事務所らしい、限定時空間ロードショー方式。
チラシにも会場の外壁にも、TV資本からは離れた自由表現の映画を、と日本映画の作品内容的復活へののろしを上げている。
(未公開の邦画がなお百本以上も存在するとは!そんなにあるのか・・・。)
その心意気は今時、大いに頼もしいが。

ただ、その・・・。
ひとことでいって、ところどころが、少しきもい。
半分容赦なき暴力、半分ゲイ・少年愛シネマ。某ハッテン場向け映画みたいだ。そこへ随所に、表現上の汚らしさが伴う。
それを観に来てる人々の約半分は、女性層・・・。
コワいもの見たさ、なのだろうか?<ザ・ガマン>やりに来てるのか?
石攻撃のシーン、痛い。キレた巨漢役俳優、こわい・・・。
よく国立博物館の敷地内で上映許可が出たものだ。(半券で常設展示も、観れるのだ・・・!)

男女の対話から徐々にセックスへと移行するシーンを、ワンシーンでじーっと見つめつつズームで近づく視点。万事この撮り方に代表される、長まわし式の表現法が続く。微妙な空気の緊張感。
一歩間違えば「追悼のざわめき」になりかねない?グロな題材ながら、キャメラがクールに観客視点との距離感を保っているので、グロさの出しゃばり過ぎが防止されている。(それでもなお、気分の悪そうな女性が若干、見受けられた。)
「フッ、殺人なんて別に何も感じねえ・・」みたいにけろっとしてクールに振舞う主役青年が、ゲイ行為を要望されると、途端にビビりだすギャップに、ちょこっと微苦笑。
石橋蓮司の某シーンなど本来、もっと笑えるはずなのだが、薄暗き画面沈滞の中にすべっているのが惜しい。ああいうのはコメディ風演出で無いとなあ・・・。
「てなもんやコネクション」伝説の監督・山本政志氏が、悩める神父役で出演。以前ある舞台でワル組長役だったので、ちょっと意外。
なお土日は上映終了後パンフを買うと、主演俳優&監督のレアな?サインが貰える。今がチャンス?



3/31(金)。
スクリーン・マッド・ジョージ監督「BOY IN THE BOX」他、短編集。

下北沢トリウッドで公開終了間際に、滑り込み。
人形がしゃべったり、顔がひび割れたり、とにかく濃すぎるほどのCG油絵世界にもう、前半で満腹に。
大トリ、「BOX・・・」はいわば異次元SFファミリーホラー・ドラマ。
コテコテなにわ漫才調が所々笑わせる。
筒井康隆が書いたみたいなシュールさ、止まらないブラックさ。
トイレ・シーンはくどくて、ちょっといやだな・・・。
終盤は「羅生門」みたいに、見事にオチた。


4月中、その後。

ラピュタ阿佐ヶ谷レイトショー、鈴木則文監督「スケ番」他、70年代東映京都製作のスケバン映画シリーズ。
革ジャンや毛皮コートにブーツ、ケバイじゃん。それも盗んだの?
助けられた男にお色気シーンで恩返しする律儀さ、今日じゃちょっと考えられん・・・。
なぜか宮内洋がライダーV3より弱い役ながら、目立つ、目立つ。
もう一人、眼鏡のチンピラ兄ちゃんも、ひねたいい味出してる。
鳩さえ焼いて売りとばす、池玲子とスケ番役御一党よ、あんた達こそ真の<スケバン>女優だぜ!
グループ対立、仁義きり、風俗やくざにリンチされ、敵討ち、乱入、お手のもの。時にコメディですらある。
あのデタラメなエネルギー、一体どこに行っちまったんだ?
あんた達、某新作主演のあいつらにこそ、今、何とか言ってやれ!と。

同・ラピュタにての中川信夫監督特集では・・・。

「ウルトラマンレオ(TV、16mm/2本)」かぐや姫とアクマニア星人の回。既に過去TVで視聴。試写室みたいな気分で観れた。
上映後、周囲より「新東宝怪談と同じ撮り方!」の声。さもありなん。

「八百万石に挑む男」は吉宗政権を揺るがした隠し子騒動、天一坊役が若き日の中村嘉津雄。裏の参謀役が市川右太衛門。東映チャンバラらしい立ち回りが全然無い。異色作なのはわかるが、芝居だけで延々では、何ともかったるい・・・。

「さすらいの旅路」はモノクロ。
アパートに隣同士で住む流しの男性歌手と献身女性の純愛もの。
カメラが両者の窓を行き来する定番シーンあり。
他の女性歌手とのコンビでブレイク、たちまちゴシップの渦に。と、くれば当然に、献身してきた女性はすれ違いメロドラマの王道へ。えぐい、えぐい。
友人流し役の田崎潤が黒髪で若い。ゲストの<大したたまげた>淡谷のり子も若々しい。貴重。


「夏目漱石の三四郎」、以前も観た。軽いユーモアに笑う。
まだ黒髪の笠智衆、教師の<哲学的>皮肉台詞、白髪年配層は大笑い。
要するに、女心ってなんだ?っていう入門篇なんですね、これ。
八千草薫を観るための映画。

「亡霊怪猫屋敷」(再見)、闇夜の階段、足音はミステリーゾーンの入り口。明らかに、あのカンシャク球家老が全部ワルイ・・・!
猫ばあ様の演じっぷりを堪能出来る。


とりあえずは、以上。
  1. 2006/04/07(金) 21:49:45|
  2. 劇場用映画
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スケバルQ <6> 「ソードキル・ゾーン」

テレビ東京系「暁に斬る!」、千葉テレビ系「必殺仕業人」放映が終了しました。


しかし、町医者、並木平四郎役・北大路欣也主演の「暁に斬る!」、テレ東放映はこれで3度目。千葉テレビでも1回やっている・・・。何かとご縁があるようで。
もろにエログロな内容ながら、よくぞ真っ昼間にやってくださった。
このシリーズ、暗く陰気な中で山城新吾の道場主・半兵衛と五月みどりのお色気芸者・桃太郎が演じるコミカルなやりとりが見ものだが、後半は山城の出番が極度に少なくて、その穴を「Gメン」立花警部・若林豪の渋い浪人、左内が埋めている。しかし、コミカルシーンではやはりカタい感じだ。
「身の上、いや身の下の事だ」には大笑いしたが。
毎度の事ながら最後の2本は本当に、悲痛だなあ。あれはシビアだよ。
葵の御紋も仕置人の掟も無きままに悪を斬る、<閻魔>達の幕引きはあまりにも、あっけなかった・・・。
女房・お春役の名取裕子、他のドラマよりもいい感じなのは、何故だろう?

翌日からは又も、「長七郎江戸日記」。瓦版屋篇、途中回からの続き。
明るいのはいいが定番すぎて、代わり映え無し。まあ、こういうシリーズだが。



「必殺仕業人」最終回は恒例によって、季節は夏。
しょっぱなからいきなり裏殺しの見せ場が。
目立つやいと屋。相変わらず終始ドライな男。
が、とんでもない証拠から(ドジ!)標的の縁者の侍、裏仕事業界の大物(田崎潤!)らが介入、仕事の足がつき、レギュラーが2人、壮絶な最期を・・・。
哀れだ。そこまでの生活知ってるから余計に。
しかも、それは暗殺事件を調べていた侍と主水達との、敵対関係から生じた不幸なすれ違いをともなっていた。
その侍にとっては善人だった人物に、別な顔があることを後から上役に知らされ、戸惑う当事者の侍。
そして、事態収拾に向け、異例の掟破りが・・・。
侍と朝もやの中、仲間の敵をとるべく、珍しく武士らしく名乗りを上げて決闘に臨む主水が・・・かっこいい!しびれたぜ。
斬る男、斬られる男、いずれも哀しみを背負っている。
やはり「必殺」は時代劇のハードボイルドであった。

さて、次週からはまたも制作順をさかのぼって、「暗闇仕留人」へ。
石坂浩二の技、たしか途中で代わるはず。注目。


以上。
では又。
[スケバルQ <6> 「ソードキル・ゾーン」]の続きを読む
  1. 2006/04/05(水) 21:03:36|
  2. 時代劇
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スケバルQ <5> 「エイティーズ・ゾーン」

鉄の日記。

松本竜介が亡くなった。享年49歳。合掌。


紳介・竜介といえば、チリチリ・パーマにバリバリのレーサーつなぎでいかにも不良少年な感じのどぎつい漫才してたっけな。
生では観てないけど全国ネットでやってたからな。あれ、やばくて今TVじゃ流せないネタもあったぜ。でも10代、20代の男女とも皆、ゲラゲラ、大爆笑。ものすごかったよ。

1980年代初頭はフジテレビの漫才スペシャル「THE MANZAI」ブームで横山やすし・西川きよし、ツービート(ビートたけし・ビートきよし)、B&B(島田洋七・洋八)、西川のりお・上方よしお、ザ・ぼんち(ぼんちおさむ・まさと)辺りと並ぶ火付け役漫才師コンビだったな。
それと、やっぱり関西テレビの「花王名人劇場」(東京は日曜の夜9時台)のおかげだな。ネタ、ギャグ、って言葉が全国区になっていったのは。

昼の「笑っていいとも!」の前番組が、やすきよ抜いたこのメンバー中心の「笑ってる場合ですよ!」だったの、もう知らない人も多いんだろうな・・・。生まれてないからな、今の10代と20代の相当数は。
最初B&Bが総合司会で、後から各日司会交代制になってた。
東京乾電池劇団や春風亭小朝でさえ地味に見えたんだよ、あの喧騒レギュラー陣の中じゃ。
山田邦子もこの番組でブレイクした。今はラジオの人だな。

洋八・竜介・きよしで「おれたちひょうきん族」だけ<うなずきトリオ>組んでたな。うなずきマーチの唄まで出してた。
最初のうちは<さわがしトリオ>ってのもあったよ。洋七と・・・後2人は誰だっけな?

しかしこうしてみると殆どが、<よしもと>組だなあ。
よくも悪くも、今のTVバラエティーって、この時期のフジテレビの延長だよな。
おぼん・こぼんも居たような。あ、あれは日テレ土曜昼の「お笑いスター誕生」出身だっけ。(少し後からとんねるずやダウンタウンも出てたよな。)

島田紳介、趙方豪(この人も故人だよなあ・・・末期のにっかつロマン映画やTVサスペンスにも出ていたっけな)とともに大阪弁とハングル語が激しく飛び交う学ラン大喧嘩ムービー「ガキ帝国」に出演。紳介よりも竜介のほうが明らかに生き生きとした<役者>だった。
続編は観損ねた。たしかバーガー屋から内容に抗議が来たんだよな。
その頃に脚本だけ読んだけど、女をいたぶりまわすシーンがどぎつすぎて、つらかった。あまり観たくないな、と思ったよ。
でも割と最近、渋谷で1回だけ掛かってた。すぐ満員で入れなかったぜ。フッ。
にっかつ系だと思うが「松本竜介のハイ!本番です」って映画があったような・・・?誰か観た人いる?

ああ、なんだかワッハ上方(注1)のVTRコーナー行きたくなった・・・。でも新幹線乗らないとな。

じゃ、又な!


(注1)そういう上方芸能の歴史展示館があり、なんば花月の向かいに建っている。ヘッドホン付きのVTRライブラリーがあり、お客さんは皆、ヘッドホンをかぶったまま観ながら、時々笑っている。小生も以前大阪旅行時にやった。
  1. 2006/04/03(月) 22:12:25|
  2. 劇場用映画
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スケバルQ <4> 「ルーキー・ゾーン」

新たなる特捜調査員・ゼルディアの報告。


ボウケンジャーに、清水紘治さん出演。しかも冒険小説家役。
とくれば思い出されるのが、「ウルトラマンA」の恋に狂った漫画家、あるいは「ウルトラマンダイナ」の錬金術に執心した<怪獣戯曲>作家。
どちらも彼の書いたとおりに、事件が次々と起きるのだ。
そして又今回も、パターンこそ違えてるけど、ネタ本のとおりに・・・あはははは。やっぱりねー。
最早はまり役です。

ライダーザビーのピンチヒッターで、加賀美クン、ついにザビーに変身!一時は掃討隊長になっちゃった。
ワーム退治、結構イケイケで、やるやる。長いことなりたがってたからなあ、ライダーに。
引き換えに敗北の味を知った元ザビー君、カブトに少しいい料理を出せた?
しかし・・・そうなると加賀美ザビーは、組織の命令でカブトを倒さねばならない!
悩んだ挙句、カブトにまで「友情なんて甘いこと言うな!」「本気でぶつかれよ!」と説教されて・・・
敵を刺す蜂のような気力がないとベルトの力は持つ資格が無いらしい。
自分の息子まで試して、コワいぜ、本田博太郎のお父サン!

なお、リュウケンドーは新兵器キーのパワーが強すぎて制御不能になり、怪人剣士に完膚なきまでににやられて只今、変身不能状態に。
素顔のままで相棒刑事と<怪盗どぶねずみ小僧>を追跡中です。
もろに古式ゆかしい、ほっかむりをして唐草模様の風呂敷を担いだ、文化遺産的泥棒さんです・・・。


ゼルディア中間報告、以上。


追加報告:

テレビ東京系「GARO」も終わりました。毎回ど派手なCG、アクションにクラクラ。
最終回、主役戦士が裸の巨人女?と戦ってて、仰天!
ニクいぜ、レギュラー・魔法の指輪ちゃん。(声出すキャラなんですよ。)
なお、黒いライバル戦士役が元オルフェノク(澤田?)、ヒロイン役が元・魔性の女アンデッドである事を知る者は、平成ライダー・ファン以外では少ない。当たり前か・・・。
  1. 2006/04/02(日) 12:57:50|
  2. 特撮
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