今期の「水戸黄門」も、終わったなあ。
もう1回スペシャルあるけど。
暮れの<刀の鍔職人親子>の話と、野川由美子出演・女金貸しの回は観ました。<脚本・吉本昌弘>と公式・HP等、予告にあったのです。
鍔職人の話は、ああ、何だかうらやましい親子だなあ、と。
時には行き方の選択で反発しあっていても、同じ職業だから話が通じやすいんだろうな。
惚れた女性を助けようと、野良仕事を始めるシーンが、泣けた。
やっぱり、うらやましい・・・。
野川回は、ワルをバックに人も金も動かせる女が、生き別れの娘の消息を知るも・・・という。なんという運命の皮肉。
はっはっはっ、が無い回って、あるんですね。哀話だから入れられないんでしょうね。助さん格さんが乱闘でいつもより怒って見えた。
過去にはあるんだろうけれど、小生は初めてだったです。
ほんとうは、原田龍二で又、「大江戸を駈ける!」みたいな線も観たいんですけれど、ね。OPでゴスペルやったり。
(それよりまず「かげろう忍法帖」だろーが!の声)
「大岡越前」、次のスペシャルで一応、終わるそうですね?
どういう話になるんだろう。
では又。
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- 2006/03/08(水) 11:16:30|
- 時代劇
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「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」「ムー」や向田邦子ドラマSPの名匠、久世光彦ディレクターが亡くなられました。
享年70歳。
当方、TBS系連続ドラマ「ムー」「ムー一族」の斬新なコミカル演出でハマったのが最初でした。基本は涙と笑いのちゃぶ台ホームドラマだが、一味違う。
OP映像がぺらっ、とめくれてレギュラー一同がゴーゴー(ディスコやクラブみたいなダンス)踊ってたり。仰天しました。
今週は生放送でお送りします、と池部良の板前が台詞で言ってたり。
その回の再放送では<生放送です>と<再放送です>のテロップが同時に出たり。おもしろかったなあ。
直接は観てないけど、「時間ですよ」で森繁が寝言で「ウルトラマン・・・」とつぶやくシーンがあるそうです。
(そういや、TVガイドの表紙でホームドラマ「肝っ玉かあさん」の京塚昌子と「帰ってきたウルトラマン」の新ウルトラマンが並んでたのがあったっけ。同じTBS系だから。)
「時間ですよ ふたたび」では番台のとんねるずが女風呂に進入して「メンズムース、いかがですか~!」。(売れねえって!の声)
もう、そういうのがきりなく出てきました。
いってみればあれですね、「タイムボカン」シリーズですね。お約束のパターンが随所にあるやつ。昭和40・50年当時の週1ドラマは半年から一年が普通だったからパターン化が可能だったんですね。
(3ヶ月って<打ち切り>だったんですよ・・・!今と違って。それを考えてもすごいことなんです。)
最近は文芸や終戦記念企画の2時間ドラマ演出が多かったです。
テレビ東京系「夫婦善哉」(めおとぜんざい)など、渋い文芸路線中心になってきていた。
TBS系「いとこ同志」など、「天城越え」の田中裕子にはぴったりだった。
たまに「坊ちゃん」で郷ひろみと樹木希林に往年の、<おばけのロックンロール>時代のやりとりを入れたり、茶目っ気を出してましたが。
TBS系で山口智子が向田邦子になって料理する作品など、よくぞ撮ってくれた、と感心。(「時間ですよ」や「あ・うん」脚本での漬物のかじり方、向田の女性的生活視点がないと出てこない。)
「華岡青洲の妻」では小泉今日子が、コワいような目つきで魅せた。
NHKで本木雅弘主演、「地上」の大正作家・島田清次郎の行く末を描いた作品は(金子成人の)脚本が大胆で、よくOKが出たなあ、と驚かされた。
テレビ東京で宮沢りえ出演の、廻り舞台入りのスペシャルドラマがあって。筋は一族崩壊の話で好きじゃなかったけれど、TVでこういう演出はおもしろい。
現時点での最終OA作でも、夏目漱石夫婦って晩年はこうだったのかな、と老いへの感慨にじーん、と。
生涯バリバリの現役、大往生といえるだろう。
今のテレビの弱い所をちゃんと、叱れるとしたら、まずこの人なんですけれど・・・。
また昭和が遠くなったなあ、と40年代に少年時代を、50年代に青春期を送った昭和原人の小生めはつぶやくのでした。
謹んでご冥福を御祈り申し上げます。
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- 2006/03/08(水) 09:35:33|
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