主水日記。
JR亀有駅、南口側。
ここで下車しなくなって、随分経っていた。
亀有名画座のあった商店街あたりを、先日散歩した。
道路拡張で跡形も無し・・・。
あの頃にロビーで語り合った人々は、今大半がここに居ない・・・。
あな寂しや。
東映アニメフェアのときだけ掛かる「ドラゴンボールZ」観に、チャリンコで来てたこども達ももう、すっかり大きくなっていることだろう。
今年のピンク大賞、どうなるんだろう。気になる。
すぐ近く、環七の向こう側に、かなり大きなショッピング・センターが出来た。
そこの3階に、シネコン・亀有MOVIXが開店。早速行ってみる。
ここにも、知人達の姿は無い。殆どが近所のファミリー層とボーイズ&ガールズ。おいちゃん、おばちゃんも結構いる。
番組は今のところ、「ドラえもん」、「ワンピース」などお子様向け番組が入り優勢。当然だろうな。
もとより、ピンク映画がかかるはずも無し。
向こうの玩具売り場で、派手にガチャガチャいう音が。
お試し用の00テンドーDX(2種類あるらしい)にハマってる、大勢の小学生達。
売り切れ続出御免!の札あり。時代だなあ。
こちら側には「こち亀」ゲーセン。係員も中川の夏服?みたいな衣装。横の駄菓子屋に麻雀牌のキーホルダーが。両津には似合いすぎる。
どの店も大変な賑わい。また名古屋万博に来たみたいだ。
とにもかくにも、これで青戸・亀有の名画座が消えて以来スクリーン・ゼロ地帯だった葛飾区に、映画館が帰ってきた・・・。
いささか、複雑な気持ちではあるけれども。
なお、駅前北口にはケータイで、銅像の両さんと記念撮影する人が絶えないのだった。
以上。
付記。
ご当地らしい、というか。
今週の平日、亀有MOVIXへ夕方行くと、3Fのシネコン、朝の9時50分と18時55分の回で東映実写版「こち亀」が観れるぞ!少なくとも金曜までは観れます。特別料金・500円です。約90分。
アニメ版「こち亀」と「男はつらいよ」シリーズも一部作品が、500円でかかってます。今週は10日(金)まで、4作目「新・男はつらいよ」。
スケジュールは亀有MOVIXのHPでご確認の上、どうぞ。
(MOVIXのまわし者かい!の声)
実写版「こち亀」は、1976年東映、せんだみつお主演。
角刈りじゃなくて、やや長髪の両津巡査長だ。
30年前の地元商店街が観れるのが貴重。銀行の位置でわかる。
原作では最近出番が少なくなった戸塚が、大活躍。副主人公といっていい。喧嘩相手が上官だろうと目じゃない、威勢のよさ。
寺井が原作より渋い、元ドリフの荒井注。気の毒にも女房に逃げられてる。手馴れたベテラン警官の風格を見せる。
中川巡査もいるが、麗子は出てこない。
課長は龍虎。
由紀さおり、今の童謡ライブからは想像できぬムード歌謡曲を歌う。(あの頃はあのイメージで、ドリフのコントに出ていたのだ。)
歌を聴きながらバクバク食べてる両津が可笑しい。とにかく派出所メンバーは皆、食い意地が張ってる。
田中邦衛がカマっぽい浮浪者。汐路章が珍しく大ドタバタを演じる。「笑点」座布団男・山田隆夫もお調子者になって、はしゃぎまくる。
原作初期の荒っぽい、ぶちきれドタバタ調で万事進行。ボヨヨヨーン、の軽いエロ・シーンもあり。(家族連れはちょっと恥ずかしい?でも子供達は結構喜んでる・・・。わはは。)
間に女優志望の上京ヒロインをめぐる涙話も入る。
ゲストの<Gメン>登場が唐突で、笑わせる。しかもそこだけマジ芝居になる!(TVと同じ山口和彦監督だから当然か。)
これぞ、東映映画。軽妙洒脱、おもしろいぞ。
以上。
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- 2006/03/07(火) 17:28:35|
- 劇場用映画
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主水日記。
3/4(土)。
「シムソンズ」、気晴らしに渋谷で観た。
レイトショーであんなに、主婦や女性層が男性に混じって一杯入ってる映画も珍しい。
(だって、こないだ「ミラーマンREFLEX」観た劇場だよ!)
オール北海道チーム、一色な映画。
トリノ五輪が終わった今頃になってようやく、カーリングのルールが納得できた。CG解説がうるさくない程度に入る。あれ位がいい。
映画自体も「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」よりも実話色の強い、結構ストレートな地方青春友情物語ながら、じつにおもしろい。
あっちではああいう事を皆悩んでるんだねえ、と。何となくこのままよくある予定軌道行ってていいのか?って。
主役の加藤ローサ、デカレンジャー・レッドさながらの牽引キャラクター。振り回されながらも付いてくるにわかチーム一同。
よくあるよなあ、こういう強引さから起きるトラブルって・・・。ご苦労さんです。
主人公のミーハー度?と行動性から来るユーモアが、程よく利いている。追うのが松重・山本コンビ。意外に空気と合ってる。
メンバー達のコミカルなツッコミがいちいち、笑える。「渋い!」に又、笑う。
しかしチーム名、あんな由来だったとは。元のアレ、TV観たことあるのかな?
(可愛いだけのもんじゃないぞ、ありゃ。)
展開、テンポも快調。
勝負で気が張ってるといつしか、初心を忘れてしまうもの。
何でも勝ち組ならいいのか?と日頃悩んでる諸兄には、是非おすすめ。
「水曜どうでしょう」の大泉さんが、いい加減なようで、意外にも?頼もしい男に見えたのは、決して、小生だけではないはず・・・!見直したぜ。
やっぱり前向きな映画って、気分がいい。
ウィンタースポーツが苦手な人も、まずは観とくべし。
以上。
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- 2006/03/07(火) 14:09:19|
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