主水日記。
まただ。
今朝、2時間掛けて書き上げた文章が・・・
送信途絶で丸ごと消えた!がっくり。
と思ってたら・・・
後からまた、唐突に文面が出てきて、ダブってしまった。あらら。
は、はじめから、タイムスリップだ~!
若干さかのぼる。
2/18(土)の昼下がり、京橋・映画美学校、第一試写室。
<ゆかいなマリモの上映会>。
ゆかいな、と聞けばどれだけ愉快?と気になる。性分なり。
それとケ・マリモ。
2001年、PFF観客賞で異彩?を放った3人組監督の名がプログラムにあるのも気にかかる。(その作品「虫たち」、浅くゆるいジョークの羅列であまり、おもしろくはなかったが。)
前に観た作品もあったが、とりあえず観に行ってみた。
出品監督・スタッフ・観客とも概ね、早大映研・サークル方面関係者が中心、わかりやすい集まりなり。
司会・佐藤いづみ監督。
こちらも「日向ぼこ」でPFF入賞の監督である。
途中、休憩時間にPV2本流れる。
出演、人気インディーズバンド・<HOPE THE>。
(え・・・それがバンド名なの?落ち着かない。何を望むの?)
藤田誠広監督「satellites」「going down」。
地球儀が出たり、女の子が出たり。まあ普通にTV向きのPV。ノリはいい。こういうのは編集でいかに、ノリが出せるか次第だろう。
当然、プログラムのメインは中盤上映、擬似ドキュメンタリー・タッチの姉妹再会劇「日向ぼこ」(2004年、DV,49分)で、サル山の姉妹ぼやきシーンでまたしても、プッと吹き出してしまった。お互い普段細かい話を言わなくても、言いそうな事は大体わかってる姉妹。マリッジ・ブルーだけは想定外だったようだが・・・。
こういう、よく上質に出来た<擬似ドキュメンタリーのフィクション>作品を見せられるとつくづく、じゃあ本式のドキュメンタリーの価値って一体何なの?という永遠の疑問がいやでも湧いてくる。
それ以外の作品。
若水太郎監督「彼女について」は女性と青年のプロポーズを巡る、男女両サイド・ナレーション付き静止画フォト集。
長谷智恵子監督「sizukurage」は淡い線画アニメ、入浴シーンにちょっとどきっとする。
同監督「ヨルノウタ」はCG童話絵本アニメ。
この辺はほぼ、スタンダード。まずまず基準レベルといっていいだろう。
ケ・マリモ(トリオです)監督「Mr.伸び棒 ぼくは妖精 下心じゃないよ」(うそつけ!あの男はひょうきんストーカーにしか見えんぞ!)および「虫たち`97」(PFF出品作より以前に撮られた、別の短い作品。やっぱりギャグ、ユルユル。セールスの女のみ笑える。風呂借りるのに近所の女をナンパして合コンかよ!その前に風呂屋行けよ、って堂々巡りか)は以前観たもの。
小生はどちらかといえば「スケバン刑事」や「必殺仕事人」シリーズの<技>を連想させる「Mr.伸び棒・・・」のほうが好みなのだが。
女の手からビヨヨーン、としなって伸びる杖の先が怪しい男の額にピタッ、と当たる瞬間!
やりたくならない?あれ。
(あんただけだろ!の声)
今回新作?披露は福士織絵監督「殺戮半魚人」。一部字幕付き。
おお、C級SFの世界。いいぞ。わくわくしそう。
白衣のニタニタ笑う男達にさらわれた女性が人体実験のいけにえになり、赤い卵を生まされる。
その卵から生まれて成長した息子は半魚人。母の敵をとりに研究所へ乱入、マッド・サイエンティスト達を血祭りにあげる。
だが・・・美術の安っぽさ、展開のあほらしさでガタッ、と失点。
卵は見るからにピンポン玉、半魚人の頭部はカムバック!サーモンの全身そのまま。実験室と道具は色彩が明るすぎる。せっかくの不気味さが妙にカルい印象になっている。
あげくに料理人(!)にはあっさりと敗退し、では脱力。これでは盛り上がらない。
子どもの奇想そのままのブラック風味には脱帽する。おもしろいにはおもしろいのだが・・・。シネ秘だったら許容範囲かな。「えー!」の大合唱かも。
なお、この「殺戮半魚人」、サイレントとライブ音楽付き、2バージョンが他の作品をはさんで上映されたが、あいにくとライブ音楽調整と画面のテンポがうまく噛み合わず、ややぎくしゃくし、難儀している様子だった。勿体無い。
意欲的だがやや生煮え感も残る、そんなイベントであった。
めげずに新作を出し合い、ライブも再挑戦していただきたい。
以上。
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- 2006/02/26(日) 17:05:11|
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主水日記。
その昔。80年代初頭前後。
とある焼酎CMに、カムバック・サーモン!の唄が流れていた。
河川をきれいにして鮭(サケ)を戻せ、というCMらしからぬ唄だった。
CMに出ていたのは、石X軍団の若手(当時)俳優・・・だったはず。
なぜ今頃、そんなことを思い出したのか?
それは・・・フッ。
つづく。(またそれかい!の声)
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- 2006/02/26(日) 14:04:01|
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