主水日記。
2/23(木)19時半過ぎ。
またも、ニッポン放送ファンタスティックシアターに居た。
<AC部まつり>。
なぜか受付嬢コンビが青いはっぴ姿。
入場料1000円払う。
並んで入場すると、舞台両袖に赤い提灯のミニ櫓(やぐら)が。
機材調整嬢が赤いはっぴ姿。どうやらVJ機器を使うらしい。かなり本格的。
いいのか?ほんとに1000円で・・・。
20時よりスタート。
いやはや、解説不能なほどに中身が濃すぎて、クラクラするイベントだった。
それはもう・・・
あの<AC部>3人組プラス、パワフルゲスト1名のせいなり。
何しろ、例の新宿・東京国際ファンタスティック映画祭、去年の見るからにポップコーンはじけてウキウキ!なデザインを担当された、CGアニメ制作メンバーズ3名が主役である。
立体的かつカラフル、特異なデザイン群。
どこか<平均値>とはズレた躍動感あふれるキャラクター達。
ハイテンポでリズミカルな動き。
豊穣満喫は約束されたようなもの。
当会場イベントではおなじみ、司会のニッポン放送アナウンサー・イイダ氏による<AC部>制作スタジオ(アトリエ、というべきか)取材映像で軽く笑わせる。
映像を観る前だと、解説にピンとこない人もいるだろうが・・・
じきに、意味がわかるのだ。観れば。
制作に使うヒップポップ・デザインは殆ど、同一の?ファッション雑誌がお手本らしい。キャラクター用の「最大公約数」なんだそうだ。
それにしては、出来上がる作品群はヒップポップの<平均値>イメージなどはるかに、越えているのだが!?
新宿ファンタのメイン・プロデューサー、いとうせいこう氏のVTRコメント、「見るからに・・・放送禁止の雰囲気がただよう・・・」(ここ、場内の皆、笑う。)
「ある程度撮り続けると洗練されてくるものだけど、AC部はその後も個性的」「個性的であり続けることは難しい・・・」と、当を得た評価にウンウン、とうなずく。
で、引き続き司会と3人のトーク。一昨日から日替わりで違う企画を入れてやっているそう。「少し慣れてきた」と言う3人。
そしてまず、5本一挙上映。
過去にあちこちで観たものが、一気に出てくる。
既にこの段階でオードブル。
DJやダンサーズの腕が関節全回転!し、宇宙をガXXムっぽいメカが踊る「ユーロボーイズ」。
独自に歪んだ?サッカー漫画キャラ、いきいき活躍、試合の勝ち方にあっけにとられる「ストライガー」。(明白にキャXXン・XXサ、だな。しかし、あそこで弁当食っていいのか?)
山下公園、情無用のヨコハマ刑事に卑怯な空手麻雀男達がからみ、容赦無しの最強?対決を繰り広げて笑わせる「麻雀国家」。(渡哲也、かな?)
エロティックさとハツラツ健康美が同居する、美女武道家修行アニメ「マグマ女王」。(スー・シオミ女史インスパイア?の模様)
勇者、ドラゴン、アルプス?のゲームキャラをインスパイアした「ロイヤルドラゴン」。(一番コロコロコミックの影響、という解説どおりだなあ)
こ、濃い。濃すぎる・・・!何度観ても。
中盤上映は、とある有名漫画家関連ですべての<豚まん>大好き人間達に捧ぐラップ調ソング(歌うはジャズオルガニスト・KANKAWA)に付けられたCGアニメ、「Butamanman」。
(これも、一度観た気がする。)
夜道で黒人ドライバー2人が車を転がしながら、リズミカルに跳ねる。なにわ名物らしく大阪風景入り。
途中に豚まんを愛して食する市民達の姿が、少年マンガのコマ入りで挿入される。おもしろい手法。
なお、この曲に合うミュージック・クリップを、3月15日までニフティの映像プロジェクト、<ネオンリパブリック>にてコンテスト作品募集中とのこと。AC部&DJ KENSEI氏推薦の配信映像を、当所で3月下旬に上映予定。面白い作品が集まりそうな予感。
更にこの夜は、<AC部>トリオ、学生時代のデビューCG作品群も上映。
卒業作品中には<文字>を使うように、という課題条件だったそうだ。
なるほど、それでピンク色の文字だけで色っぽい「キッスはまだはやいわ」が出来たのか。納得。
「オレは雀鬼」も夜の街がネオンの文字だらけ、全体は男臭さ充満、麻雀&暴力劇画調。思いっきり爆発してる。
「燃えろエナジー」も文字入り課題だったそうだけど、トークで語られてる通り、文字は、わずかだなあ。殆ど宇宙空間。
漫画、劇画、お色気、麻雀、空手、格闘技、ヒップポップ、と好きなものを何でも突っ込める自由度が、観ていてたのしい<AC部>作品群。
こうした中でお台場向き?F-1の映像だけ明るくクール。かっこいい、と評判。
勿論同じ技術なんだろうけれど、この派手派手な作品ラインアップ中においてはやや異色作?に見えるのも事実なのだった。
後半は、DJ KENSEI氏その人がゲスト。
AC部のピックアップ・ぶつ切り編集・重ね合わせCG映像とDJの音楽をコラボレーション。両者競演でVJライブ。
照明が廻る。音楽が廻る。
画面が果てしなく廻る。
しかもパワフル、ハイテンジョン。
巡る巡って、ぐーるぐるぐる。
場内は数分間、まるでディスコかクラブのごとき状態に。
ところどころ、さっき観た映像や文字、謎のへんてこキャラ等がいきなりしゃしゃり出て、笑う。
もし今ここがクラブなら、踊ってていいのか、それとも画面に見入ってればいいのか、ちょっと迷うところだろう。
何もかも一気呵成に、まっしぐら。
かくて、ライブ終了時・・・
小生はもうクラクラ、ヨタヨタ、サノヨイヨイでグロッキー、なのだった。
今宵はフルコースに満腹。
こういうパッションの夜は、今年そう何度も無いことだろう・・・。
以上。
付記:
帰りに新宿ファンタのポスターを譲って下さった方、ありがとうございます。
これからもぶっ飛んだ面白い映画を、応援してます!
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- 2006/02/24(金) 22:47:57|
- インディーズムービー
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