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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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スケバルマンVSヤヌスの鏡!

主水日記。


先週、やっと「ミラーマンREFLEX」を観た。
公開終了寸前だった。

何を隠そう、元のフジTV系ヒーロードラマ、70年代にリアルタイムで観ていた。
放映時間が柴俊夫(のち「西部警察PART3」「必殺仕事人・激闘篇」他レギュラー)主演の日テレ系「シルバー仮面」と重なっていて、家庭用ビデオ録画など存在しない時代だったから、毎週どちらを観るのかでかなり悩んだ記憶がある。
まさか35年も経って、CGとVTRで新作が出ようとは・・・!

TVシリーズは異次元侵略者・インベーダーのダークでクールなイメージ、エネルギーが切れると主役の体内爆弾が、とか、飛行戦艦ジャンボ・フェニックスとか、博士の「われわれには科学が在る!」が印象的な異次元SFだったが・・・


PFF出身、平成「ウルトラ」シリーズ常連、小中和哉監督の今回は設定を一新。
ズバリ、オカルト和風味。
TVシリーズのイメージとはやや違うのだが、これはこれでなかなか惹かれる?設定。

元・自衛隊ライダー・G4氏が主人公役。元傭兵の深夜短波ラジオDJ。
変身に用いられる鏡が丸い。ヤマト古墳仕様。
男の兄(俳優は初代・ミラーマン役!)の伝言に従い、その娘である助手の少女(出したがるんだよね、円谷プロは・・・)を守りつつ、<神の降臨>術をめぐり敵対する謎の人物達と戦う。
少女が夜道で鏡を掲げ、彼は緑色の光線から成る輪をくぐり西洋風の鎧武者姿に変身、剣と刃物(ブーメラン式)で戦う。巨大化も可能。
単独でも変身は可能だが、身体に負担がかかってしまう。ちょっと不便そう。
夜のシーンが多く、都市部に潜む<闇>の危なげな魅力はしっかりと表現されている。これは正解。

女性考古学者による古代文字暗号解読。ライダークウガもそうだった。
上司の博士、台詞回しがどうも・・・。(「キャバレー日記」の頃から変わらない人だ。)
発する特定の言葉自体がパワーを持つという<言霊>(ことだま)、死者の暫定的<再生>、不老不死術、神が降臨(!)する祈祷、などなど、オカルト色がかなり強くなった。降臨術の増幅設備などは多少SF寄りだが。

「これ、特撮ヒーローじゃねえじゃん!」とつぶやく観客も。
いや、オカルトドラマも、半分は特撮ドラマなんだけど・・・。
そう考えるとこれは、近年やや供給飽和状態の和製ホラードラマを、別な方角からアプローチしてみたもの、と、とらえるのが妥当かもしれない。「ウルトラQ」にも近い世界だし。
小生、「必殺」めいた画面には結構、好感を持った。
その一方で、登場する巨大怪獣は旧作のデザインを踏襲していて、ほくそ笑む。セールスをしやすいからだろうか?

そして、またしても新宿、お台場、秋葉原が登場。今や渋谷と並んでファンタジー・バトルの<聖地>、なのだった。
このパターン、当分続きそうだな。

で、長さでいえば、この約2時間の劇場版ドラマ、一時間SPを2本つないだ、という印象。
<前篇・彷徨>と<後篇・降臨>みたいに見出しで区切ってみたらどうか?と。
ある人物ががらりと、変わって出てきますから。儲け役はこの人かも?


以上。









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  1. 2006/02/19(日) 16:38:03|
  2. 特撮
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  4. | コメント:0

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