主水日記。
年明けの自主映画系、初詣は7日(土曜)の都内・内幸町ホール、<3to4CINEMA祭り>よりスタートとなった。
午前中諸用を済ませ、途中より客席参加。
割と近くに国会が見える。こんな所の地下に上映ホールがあったとは。
<東京国際ファンタスティック映画祭・デジタルショートアワード600sec>での常連組、梶野竜太郎監督とその映像制作チームがこれまでの作品を一挙上映する会。
入場1500円はちこっと高いが、ライブ付きならまあ、福袋だろう。
(この2日後にはシネマボカンにて[アウトプッツ福袋]上映会が催され、こちらが小生にとっての真の新年会と相成った。後述予定)
監督はCM企画をしている人だそうで、いわゆるプロ。
周囲の席は皆、見知らぬ人ばかり。やや不安。
何となくだがミュージシャンっぽい感じの、内輪らしき人達が多い。
なんでも、茶髪の司会者氏によれば「4年に一度も集まれれば・・・」という会合らしい。まるで閏年だ。
普段は主催者をはじめ皆、別行動で多忙なのだろう。
それでもたまにこうして仲間と集まれるというのは、うらやましき限りなり。
プログラムには「植物採集」「ロボ子のやり方」「ジャギュレイター」の梶野監督3作品、メンバーで各種PV・CMを撮るという船迫誠監督の「2月29日」(なんてうってつけなんだ!今年は閏じゃないけど)、および・・・酒徳ごうわく監督のご存知「頭角戦隊アタマイザー5」「リアルニ00ンドックス」(2本とも、ものすごいウケ方だった)の名がある。
これらに加え準備中の新作予告、および未知の男性ミュージシャン(あくまでも、小生にとっては・・・なり)・尾飛良幸氏による、かなり音量ある弾き語り歌唱、アコースティック・ライブが付いていた。
時間の関係できちんと観れた初見作は「ロボ子のやり方」「ジャギュレイター」のみだったが。
概ね軽いタッチの新進アイドル女優短篇映画集、といった色合いでにぎにぎしくコミカル、結構楽しめる。
「ロポ子のやり方」は評判高き新宿ファンタで見逃していた。やっとちゃんと観れた。
主役は男の子をプイ、と袖にして、けろっとしてた女子高生A。
ひょんなことから自殺を止めてやった女子高生Bがそれからというもの、恩人Aをそこらじゅう追っかけ回す。
いきなり赤い灯油の入れ物を背負って現れ「じゃ-ん!」「お助けロボです」「灯油がエネルギ-!」などと言って人目もはばからず盛り上がり、お節介を焼く。
どうやらテレビの「がんばれ!ロボコン」をどっかで知って真似してる模様。いや、ロボコンはガソリンで動いてるはずなんだけど。灯油とガソリン、間違えて使ったら危ないぞ。「燃えろ!ロボコン」になっちまう。
「便利な道具で-す」と言っては小道具を取り出すが、これがみんな、Bが拾ったAの落し物。寄席のマジシャンかアンタは!
しかし街角の変人撃退だけは、お助けロボもさすがに手こずった様だ・・・。
結局このBちゃん、寂しがり屋で誰かに自分の存在理由を認めてもらいたかったのだった。わからぬでもない。人とはそういうものなり。
B役女優全篇ドタバタ、やたらと元気いいのが取り柄で、まあ微笑ましい。
え、そこでもう終わるの、という気もしたが。友情芽生えて、でキリは丁度いいのだろうな、と。
「ジャギュレイタ-」は「ロボ子」に輪を掛けて荒唐無稽、デタラメ極まりない世界。筋などあって無きがごとく。
SWよろしく字幕で一気に魔法伝奇冒険・因縁壮絶バトル・チャンバランド・ゲ-ム世界が設定される。
主役少女2名が唐突に、互いの正体を知ってバトル開始するも、当人達はだんだんバトルしなくなり、もっぱら両者の召還するかませ犬、いやカプセル怪獣たる召還獣達に代理戦争任せっきり。
その召還獣群たるや、ネ-ミングから戦闘能力から、なまけ怪獣ヤメタランス並みの脱力感溢れる、ばかばかしきキャラ3連発で・・・
マットのワ-ム男が特に・・・もう、本筋はみだして、むちゃくちゃ。
笑う、笑う。
逸脱ぶりが完全に主役コンビを食ってしまった。
そして、故意に中途半端なエンディング。
見事に逃げられた!
これ、<シネマ秘宝館>行き、有力。
ああ、これ以上解説しているともう、脳波が。
ゆえにこの回、以上。
[ビーグル警部の出動]の続きを読む
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- 2006/01/13(金) 21:23:25|
- インディーズムービー
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特捜調査員・ジェイの報告。
どうやら、次の戦隊&ライダー、やるようですね。
とりあえずほっとしました。
「轟轟(ごうごう)戦隊ボウケンジャー」と「仮面ライダーカブト」。
コスチューム・デザインは「メガレンジャー」とメタルヒーロー「ビーファイターカブト」に近い?
さて、悪役幹部総入れ替えで仰天させ、復活キャラ(まさかやるとは!)も出てきた「マジレンジャー」と、何となく前作「剣(ブレイド)」に終盤の盛り上げが似てきた「ライダー響鬼」。
両シリーズ、どう終わるのか?注目。
一方「ウルトラマンマックス」、そろそろカイトの正体が周囲にばれそう?なお約束の感じになってきた。
宇宙から来て少年と交流するも、宇宙人研究班にあれこれいたぶられた気の毒すぎる某友好的星人来訪の回。
カイトの正体にもすぐ気づき「君の気持ちは分かる・・・地球ではそうするしかないだろう」と理解を示す。そして後から都市を破壊に来た別の星人から人々を守って消える。
やっぱり、防衛論的な話だとこういう葛藤エピソードが出てくるもの。「ネクサス」は全篇これ絡みで通しちゃったから・・・。うーん。
しかし、それにしても・・・
再登場メトロン星人の回。
「ウルトラマンA」の星人Jr含めると3代目。(注1)
「ウルトラセブン」以来同じ街に一名残って、潜伏していたとは。
(Jrが地球破壊に来てたとき、何をしてたんだ?の声)
しかも人間姿が、寺田農。
ご丁寧にも懐かしのちゃぶ台を用意、文学的?慣用句だらけの対話して、カイト隊員とジャンケンポン遊びしてからかい、携帯の電磁波と便利な道具に頼って人類はほっといても退化し征服される、と捨て台詞を残す。耳が痛い。
そして、沈む夕日の中、まるで戦わずに去ってしまうのだった。唖然。
「俺も連れてって・・・」とつぶやく刑事は「セブン」のペロリンガ星人登場回への追想か?
実相寺監督組らしい皮肉な展開だった。
エリ-が通称<ほらふき博士>(クレージーキャッツ・犬塚弘)のユニコーン?探しを手伝わされるクリスマス・エピソードでは、最初怒っていたミズキ隊員の素早い<納得>に大笑い。ころっと変わる。
年末はエレキング再登場、これまた「セブン」以来のピット星人(注2)がまたしても美女2人組で登場。東京中にエレキングのキモい幼虫をばらまき、飼育者たちを操り脳波・エネルギーの奪取にかかる。
調査に来たミズキ隊員までがその虜にされ・・・怪しいこわーい笑みに。ぞぞっ。そして気絶。(やったね!久しぶり、の声)
カイト、変身道具を奪われ円盤内で苦戦。
戦闘に復帰したミズキを助けて男の株を上げたマックスだったが、ミズキふいに「・・・マックスって・・・?」とつぶやく。
バレかけてるな、もう。時間の問題だ。
で、正月明けの回も予期したとおり?DASH基地内で季節ものの書初め大会。わりとのんき。(「A」じゃ2月に豆まきやってたよなあ)
宇宙の全滅した星から避難してきた宇宙人少女にも、やっぱり正体ばれてるカイト。
無論追ってきた敵怪獣(公募デザイン、だそうです)はDASHチームとマックスに倒される。
やっぱりウルトラマンシリーズは、基本的にこれでいいのかな・・・。
あ、新旧「ウルトラQ」は別格で別枠ね。
(注1・注2)「セブン」のビデオシリーズ続編には、それぞれもう一本ずつ出ていた。こちらではメトロン星人が人間男女姿になります。
- 2006/01/13(金) 19:23:32|
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