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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

ビーグル警部の絶句

主水日記。


あなたは、初対面の誰かと喋っていて、唐突に絶句してしまった事があるだろうか?
あるのだ、小生は。ごく最近・・・


12月4日、日曜。
東京・阿佐ヶ谷の某所を小生は訪れて居た。
3年ぶりの復活を遂げた<現代映像研究会>、後半の部に参加するためである。

かつて亀有名画座でよくイベント司会をされ、今なおピンク映画祭関連には欠かせぬ存在、M氏が阿佐ヶ谷で企画、開催してきたミニ上映会。
その前身たる別種の上映会が都合で終わったため、後を受け継ぐ形で数々の貴重なフィルム作品の回顧上映を中心に、主催者の方々が試行錯誤しながら続いてきた。
80年代自主映画やピンク関連、ミニコミ誌、漫画誌など多分野ゆかりの人々が数多く出入りしており小生も亀有つながりの御縁でよく参加していたのだが、ここ3年ほどはなぜか中断状態であった。

当所ブログを最近訪れた読者の方は大半がおそらく、<現代映像研究会>を知らないのではないだろうか。
最初のシネマ旅BBSや芸社スレッドの頃にはまだ、会自体の(かくも長き)不在、中断が続いていたのだから。
小生自身、前日に某所でチラシを発見するまでは「もう、行なわれないのかな・・・」と案じていたので、再開は大変喜ばしきニュースであった。

会では終わりに酒が入る。
再集合を喜んだ人々、劇団活動の話を回想される人々、中には20年ぶりの再会をされた人々の姿もあった。映画や出版関連へ進まれた人々も。
自然に話題はわれらが懐かしき70~80年代の話題に集中。勿論TV番組も含めて。
そういう話の時は、仮に酒が入らなくとも小生、後にシネマ旅と呼ぶ映画館・PFF関連イベント徘徊をはじめた当時の思い出の数々に、最早まったくの酩酊状態と相成るのだった。

そういえば昔、有楽町でルイス・ブニュエル監督特集とか観てたよなあ。その後は旧文芸座では大島渚や鈴木清順特集・・・。
青春期とノスタルジーへの傾斜。
あの若き日々にせめて、3日間だけでも帰りたい。
あの頃まだあった大井・亀有・大塚など各所の名画座を廻ってみたい。
あの頃観損ねた、松田優作ライブや千葉繁トークライブを、生で観てみたい。
あの頃やりたくてもできなかった、いろんな事をやってみたい・・・。

郷愁。強烈な。
多分そのせいだろう、ある人と早稲田パール座やACTミニシアター時代のお話をしている時ふいに、小生は・・・
感極まって、一時言葉が出なくなってしまったのだ。
何を喋っていいのか、急にわからなくなってしまう程に。
相手の方は怪訝な顔をされたが、さぞ不思議がられた事であろう。
つまりは、小生も周囲の<出来立て同期>メンバー達も、いつしか、いい年齢になっていたのだ。

多くの魅力的かつ意欲的な人々との語らいを楽しんだ小生は会を辞し、一人帰路についた。
次に会えるのはいつの日か。
そして20年後の世界は・・・?


これが、絶句の顛末である。
作品については、別の機会にゆずらせて戴くとしよう。

以上。


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  1. 2005/12/11(日) 20:41:18|
  2. インディーズムービー
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ビーグル警部の希望

主水日記。



暗い世情の事件・ニュースに、治安強化がらみでいささか<押せ押せ>ムード?の政局。
ほんの一部の長者(どこにいるんだ?)のみが、やれマンションだの株バブルだのと騒いでいる模様。
その一方で建築手抜き工事がらみの国会証人喚問・・・。
IT長者など一度もお目にかかったことも無い小生。
毎日お決まりでつぶやく、「いったい、どうなってんだ?」。

TVのデジタル放送化はいよいよ、期限付きで一方的に押し進められている。
家電店でポスターを観るたびに「大型だと、また出費が・・・」と嘆息する人々。
こうも生活不安と節制ばかり言われる世の中では、平和なファミリーアニメ「サザエさん」が視聴率上昇なのも無理ないか。
携帯にコンパクトなアナログテレビが付く時代、皆が次はデジタル放送も小さいテレビ付きのを、と言い出してる頃だろう。
一般化する頃にはあの<お茶の間>ってやつ、あるんだろうか?


こちとらはこの年末も空き時間の年賀状書きに、いろんな用事で各種時間調整に、でぶつくさぶつくさと、つぶやいてばかり・・・でもない。時折出歩いてはいるのだ。

シネマキャバレーの翌日、お台場の<デザイン・フェスタ>(この前の原宿会場はしょぼかった・・・)へ<シネマ秘宝館>参加ブースの様子を見に行ったら・・・これがなかなか面白い。

なんでも、いろんなアーティスト学院や美術学校等の学園祭・発表会を各所でばらばらにやるよりは、ということで皆で集まっていっぺんに、という企画の模様。
<アート>ならば分野は問わず、参加資格審査は特に無し、隣近所のブースの邪魔にならなければOK、ということのよう。

外国人の美術家や20代位のアートな金髪・緑髪女性達も勿論だが、意外に親子連れ・ファミリー層参加が多いのに驚く。
アートな石や皿などをファミリーで売っているブースもある。

<シネマ秘宝館>ブースではミナミユー監督の「レンジャー」シリーズが映写中。
ネットで写真観た、という人たちも結構来ていた。
宣伝部長が頬に弾痕?メイクしててちょっと、びっくり。
そういうメイクアートブースがあるという。
よく見わたせば、頬にニョッキリ角を生やしてる女性もいる。

会場内を見て廻る。
破いた?白いドレス衣装を展示してる服飾デザイナーがいる。
全身白いタイツで無言劇してるグループがいる。
他にも、フリーペーパー置いてあるだけのブースとか。
「俺は俺なのだ!」なTシャツとか手製絵葉書売ってるブースとか。
隅っこで油絵をライブで描いてたり。
シンガーソングライターがマイク立てて歌ってたり。
別なスペースではミニ・ロックバンドでファンが乗りまくってるし。
2階映像コーナーでは立体星空イメージ投影してたり。
緑色のヒーロー「Pマン」手製映像観たり。
奥のほうじゃ怪しい集団青年が逮捕?の自主映画がかかってたり。

とにかく、もう、各所てんでんばらばらなのだ。
まるっきり異なるジャンルのアート展示・コーナーが乱立している。
それでいてなぜか、会場全体にある種のトータルイメージ、<まとまり>感、すら見受けられるのが不思議。

隣り近所どうしで自然に相互交流が行なわれている。
皆、全般に表情が明るい。
静かなる中にも、発表の場をイベントとしても心地よく楽しんでいる。
シネマキャバレーやシネマボカンなどに通じる何か、を見たような微笑ましい気持ちなり。


世間も世界も依然、自由と同時に、何かとハードではあるが。
異種分野間の人的交流機会を得て、フュージョンで自由な発想とユニークなアート表現を、各自育てていってほしいものなり。
それが、人々へのささやかな希望。


以上。
  1. 2005/12/11(日) 18:27:44|
  2. アート
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